■スポンサードリンク


我輩はカモである



新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!

我輩はカモであるの評価: 4.78/5点 レビュー 9件。 Dランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.78pt


■スポンサードリンク


Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全9件 1~9 1/1ページ
No.9:
(5pt)

何が、めでたしめでたし、なのか?

本書『我輩はカモである』は、小説です。
昔、同じタイトルの映画もありました。マルクス兄弟の主演で。
しかし、本書の小説は、映画とは無関係でした。

この小説の英語原題は、GOD SAVE THE MARK(1967年)
THE MARK って誰?
聖書に出てくる聖マルコのような人間でしょうか?
それとも、この小説の主人公の「フレッド・フィッチ」かな?

小説の原題を直訳すれば、 <神よ、聖マルコを救いたまえ>

一方、同じタイトルの古い映画の英語タイトルは、Duck Soup(1933年)

こんなにも違う英語が、同じ日本語『我輩はカモである』と翻訳されるなんて!
いくら意訳をしたといっても、わけがわかりません。
本書の翻訳者「池 央耿」の書名翻訳の意図が理解できません。

「地獄の沙汰も金しだいよ」(316頁)というガーティの言葉。
ガーティは、死んだ叔父のマットの世話係でした。
詐欺。カモでなくてサギ。これが本書のテーマでしょうか?

聖書よりも金?

本書の主人公は「フレッド・フィッチ」(5頁)、「三十一歳」(20頁)です。
「哀れなフレッド・フィッチは家に引きこもって、爪を噛みながら、またしても頭を抱えることになるのだ」(18頁)

「私がだれよりもおかしく悲しいカモだと思っている」(13頁)
「どうやら私は西半球のありとあらゆるカモ紳士録に名前が載っているらしい」(18頁)
「私は決してカモ、すなわち詐欺の被害者の典型ではない」(18頁)
「私が数えきれぬほど何度もカモにされるのを見て知っていた」(19頁)
「カモがやったっていうの? 二十年も昔の?」(75頁)
「カモはカモだ」(76頁)
「私が相変わらずのとろいカモであるかどうか」(98頁)
「私が間抜けな生まれついてのカモだと知っていたら」(291頁)
「きみは生まれながらのカモだからな、フレッド」(308頁)

こんなにたくさん何度も本書に登場する「カモ」、「カモ」、「カモ」。
原書ではいったい何という英単語になっていたのでしょう?
THE MARK でしょうか?

フィッチはフリーの「調査員」(126頁)。「調査係」(20頁)
探偵? 何を調査するのでしょう?
叔父マットを殺した犯人を探す?

本書では最後の最後まで詐欺は続き、いつ終わるのか、まったく不明です。
それなのに、本書は突然「めでたしめでたし」(318頁)で終わります。
読者は、なにがめでたいのか、結局分からずじまいでした。
我輩はカモである (ハヤカワ・ミステリ文庫)Amazon書評・レビュー:我輩はカモである (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
4150713596
No.8:
(5pt)

とってもいいカモ

ドナルド・E・ウェストレイクもののファンです。
「我輩はカモである」も期待を裏切らない出来でした。

主人公は、しがない中年調査員のフレッド・フィッチ。
彼のところにひょんなことから莫大な遺産が転がり込んで・・・。
というありがちな設定で、たださすがドナルド・E・ウェストレイク、この男にすばらしいキャラクターをつけました。

フレッド・フィッチは、10分歩く間に1つ詐欺にあるような人を信じることしかできない詐欺師にとってはまさに「カモ」な男だったのです。

おいおいと突っ込みたくなるような彼のヘマもご愛敬。
彼の頼りない様子がおかしみを誘います。
ユーモア小説を探している方に、とってもいいカモしれません。
我輩はカモである (ハヤカワ・ミステリ文庫)Amazon書評・レビュー:我輩はカモである (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
4150713596
No.7:
(5pt)

とってもいいカモ

ドナルド・E・ウェストレイクもののファンです。
「我輩はカモである」も期待を裏切らない出来でした。

主人公は、しがない中年調査員のフレッド・フィッチ。
彼のところにひょんなことから莫大な遺産が転がり込んで・・・。
というありがちな設定で、たださすがドナルド・E・ウェストレイク、この男にすばらしいキャラクターをつけました。

フレッド・フィッチは、10分歩く間に1つ詐欺にあるような人を信じることしかできない詐欺師にとってはまさに「カモ」な男だったのです。

おいおいと突っ込みたくなるような彼のヘマもご愛敬。
彼の頼りない様子がおかしみを誘います。
ユーモア小説を探している方に、とってもいいカモしれません。
我輩はカモである (ハヤカワ・ミステリ文庫)Amazon書評・レビュー:我輩はカモである (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
4150713596
No.6:
(5pt)

笑った!!

このふざけたタイトルに大して期待も掛けていなかったのに、大爆笑させられながら、ハラハラさせられてしまった。
人にお勧めできるけど、この面白さを独り占めしていたい!!
我輩はカモである (ハヤカワ・ミステリ文庫)Amazon書評・レビュー:我輩はカモである (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
4150713596
No.5:
(5pt)

笑った!!

このふざけたタイトルに大して期待も掛けていなかったのに、大爆笑させられながら、ハラハラさせられてしまった。
人にお勧めできるけど、この面白さを独り占めしていたい!!
我輩はカモである (ハヤカワ・ミステリ文庫)Amazon書評・レビュー:我輩はカモである (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
4150713596
No.4:
(4pt)

まるでコメディ映画

全編とおしてまるで映画のようでした。主人公のところに心当たりのない遺産が転がり込みそれの謎解き、正体不明の襲撃者からの逃亡。その話のなかでしょっちゅう主人公はだまされ「カモられ」ています。ストーリーも気になるなか、一人一人の新たな登場人物が全部怪しいのです。それなのに人の良い主人公はまた「カモられ」てしまうのです。笑った笑った。友達にこんな人がいると心配です。気軽に読めて、気分も爽快になります。オススメ!
我輩はカモである (ハヤカワ・ミステリ文庫)Amazon書評・レビュー:我輩はカモである (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
4150713596
No.3:
(4pt)

まるでコメディ映画

全編とおしてまるで映画のようでした。主人公のところに心当たりのない遺産が転がり込みそれの謎解き、正体不明の襲撃者からの逃亡。
その話のなかでしょっちゅう主人公はだまされ「カモられ」ています。ストーリーも気になるなか、一人一人の新たな登場人物が全部怪しいのです。それなのに人の良い主人公はまた「カモられ」てしまうのです。笑った笑った。友達にこんな人がいると心配です。
気軽に読めて、気分も爽快になります。オススメ!
我輩はカモである (ハヤカワ・ミステリ文庫)Amazon書評・レビュー:我輩はカモである (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
4150713596
No.2:
(5pt)

笑った

笑いました。小説で声を出して笑ったのは初めてです。
基本は一人称のハードボイルド小説なのですが、そのおもしろい事おもしろい事。頭の中に場面場面のビジュアルが浮かんできます。まるでコメディ映画のように。そして笑う楽しさだけじゃなく内容自体もしっかりとした造りでおもしろいのです。
この本を読んで作者の大ファンになってしまいました。
我輩はカモである (ハヤカワ・ミステリ文庫)Amazon書評・レビュー:我輩はカモである (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
4150713596
No.1:
(5pt)

笑った

笑いました。小説で声を出して笑ったのは初めてです。基本は一人称のハードボイルド小説なのですが、そのおもしろい事おもしろい事。頭の中に場面場面のビジュアルが浮かんできます。まるでコメディ映画のように。そして笑う楽しさだけじゃなく内容自体もしっかりとした造りでおもしろいのです。この本を読んで作者の大ファンになってしまいました。
我輩はカモである (ハヤカワ文庫―ミステリアス・プレス文庫)Amazon書評・レビュー:我輩はカモである (ハヤカワ文庫―ミステリアス・プレス文庫)より
4151000860

スポンサードリンク

  



新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!