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百万のマルコ
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百万のマルコの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.92pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全26件 21~26 2/2ページ
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イタリア語で「百万」には「嘘八百」の意味もあるそうで、マルコ・ポーロがイタリアに帰ってから話したことといった設定になっています。 なお、この本は創元推理文庫の一冊です。つまり推理小説ということなのですが、一休さん並のトンチ小説というのが妥当でしょう。 さまざまな無理難題を知力で見事に解決していく「オチ」が面白い。しかも一編が20ページほどなので、「オチ」の前にあれこれ考えるのが楽しい。通勤時間に読むのに適した本といえるでしょう。 | ||||
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イタリア語で「百万」には「嘘八百」の意味もあるそうで、マルコ・ポーロがイタリアに帰ってから話したことといった設定になっています。 なお、この本は創元推理文庫の一冊です。つまり推理小説ということなのですが、一休さん並のトンチ小説というのが妥当でしょう。 さまざまな無理難題を知力で見事に解決していく「オチ」が面白い。しかも一編が20ページほどなので、「オチ」の前にあれこれ考えるのが楽しい。通勤時間に読むのに適した本といえるでしょう。 | ||||
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ミステリというよりも、とんち=頓智の世界♪ マルコ・ポーロが、足利義満ならぬチンギス・ハーンの命令(ワガママもあり!)によって生じてしまう様々な難問を、ひらりひらりと上手く交わしていく... お見事!!と声をかけたくなるくらいです。 更にお茶目な設定なのは、それを語る場所が、捕虜として収容された牢屋の中ということ。 すっかり悲観的な他の捕虜達が放つ「ほら吹き野郎」との言葉や視線をものとはせずに、明るく話す様子は、読んでいても楽しいものです。 そして、話の途中でマルコ・ポーロが「さて、私がどうしたかおわかりですか?」と聞く場面では、捕虜達と同様に一瞬考え込んでしまったりします。 そしてその後に語られる解決方法に膝を打ったりする読者は、あながち私だけではないでしょう〜。 ちょっと気分が晴れない時に読む本として、意外にオススメかもしれません(笑) | ||||
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ミステリというよりも、とんち=頓智の世界♪ マルコ・ポーロが、足利義満ならぬチンギス・ハーンの命令(ワガママもあり!)によって生じてしまう様々な難問を、ひらりひらりと上手く交わしていく... お見事!!と声をかけたくなるくらいです。 更にお茶目な設定なのは、それを語る場所が、捕虜として収容された牢屋の中ということ。 すっかり悲観的な他の捕虜達が放つ「ほら吹き野郎」との言葉や視線をものとはせずに、明るく話す様子は、読んでいても楽しいものです。 そして、話の途中でマルコ・ポーロが「さて、私がどうしたかおわかりですか?」と聞く場面では、捕虜達と同様に一瞬考え込んでしまったりします。 そしてその後に語られる解決方法に膝を打ったりする読者は、あながち私だけではないでしょう〜。 ちょっと気分が晴れない時に読む本として、意外にオススメかもしれません(笑) | ||||
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推理小説作家という肩書きの柳氏だが、これは、いわばパズルを解くような軽い短編連作集。読みながら、ついホロリとしたりなるほどと唸ったり。「新世界」(角川文庫)に始まる連続文庫化されて以来の読み手だが、他の作品と共通するのは、作者の人間に対する温かい眼差し。登場人物に語らせる思想や価値観、死生観のようなものに、ふと心が安らいでいるのに気づきます。ガチガチのミステリファンにはツッコミ所満載かもしれないが、普通の小説として読んでも、きっと何か感じるものがあると思います。『新世界』の他、『はじまりの島』、『黄金の灰』もお勧めです。 | ||||
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推理小説作家という肩書きの柳氏だが、これは、いわばパズルを解くような軽い短編連作集。読みながら、ついホロリとしたりなるほどと唸ったり。「新世界」(角川文庫)に始まる連続文庫化されて以来の読み手だが、他の作品と共通するのは、作者の人間に対する温かい眼差し。登場人物に語らせる思想や価値観、死生観のようなものに、ふと心が安らいでいるのに気づきます。ガチガチのミステリファンにはツッコミ所満載かもしれないが、普通の小説として読んでも、きっと何か感じるものがあると思います。『新世界』の他、『はじまりの島』、『黄金の灰』もお勧めです。 | ||||
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