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百万のマルコ
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百万のマルコの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.92pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全26件 1~20 1/2ページ
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寝る前に1作ずつ読んだ。 最初はこちらもムキになって答えを考えたけど、だんだん彼らから距離を置いて見守っている感じになっていった。 やっぱり柳広司ってセンスいいな~って思う。 エンディングも余韻があって良かった。 ちょっと寂しかったけど。 | ||||
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短編をまとめたものだから、毎回冒頭はくどいのは仕方ないとして。。内容もくどい | ||||
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ジェノヴァの牢獄につながれている若き囚人たち・・・釈放されるための保釈金もない。不思議な話に興味津々。そこに小柄でボロをまとったベネチア人・マルコ・・・本人は自分を「百万のマルコ」と自称している。その彼が話す不思議な物語~その短編集ですかね。一つ一つが惹きつけられる魅力があり,自分で賢いと言わせるくらいな起死回生の逆転ストーリとして語られます。ラスト回のオチもいい~ 星3つ。著者による創造話ではありますが,なんとも憎めない男・マルコですね。なんか~「東方見聞録」を読んでみたくなりました。実際に,東方見聞録って何が書いてあるのですかね?日本=ジパングが書かれてあるということしか知りません! とても薄い本です。面白いのでお勧めします。 | ||||
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ここはレビューを書く場合にはマルコのなぞなぞを解けたがどうかを正直に告白しなきゃいかんでしょう。くだらんとか言ってないで正直に告白しましょう。私は「半分の半分」と「ナヤンの乱」だけ分かりました。いやー、難しいのなんの。最初の「百万のマルコ」が一番難しかった。 | ||||
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ジョーカーゲームを読んで著者のファンになってこの本が2作目になりますが面白かったです! | ||||
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この本を夫が探していて注文しました。ありがとうございました。 | ||||
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牢に繋がれたマルコ・ポーロが、同房の囚人達に語る冒険話を集めた短編集である。「黄金の国ジパング」の紹介者として知られるマルコ・ポーロが、まるでほら吹き男爵ミュンヒハウゼンのように見えてくる奇抜な発想の小説であるが、語りの面白さで飽きさせない。 マルコ・ポーロの語りはいつもオチのついていないところで終わるので、同房の囚人達が話のオチはどこなのかを探す羽目になるわけだが、実にそのオチが良くできている。しかも、短篇ながら伏線がしっかり張られていて、どの作品にもブレがない。 もっとも、オチは推理小説の謎解きというよりは、限りなく一休さんとんち話に近い。とんち話のオチというのは、よく言えばコロンブスの卵、悪く言えばかなりバカバカしく「なぁんだ」と思うモノなので、ジョーカー・ゲームのような小説を期待する人には向かない。一方、バカバカしいオチのとんち話を笑って楽しめる人には、この本はきっと楽しい時間を提供してくれるだろう。いずれにしても、1話ずつ気楽に読むのがこの本の最良の楽しみ方ではなかろうか。 シリアスで技巧を尽くした柳広司の作品が好きだが、こういう肩の力の抜けた作品も悪くない。 | ||||
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後半は少しマンネリ化したかな。アイデアは秀逸。マルコのイメージがちょっと違和感あり。 | ||||
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「はじまりの島」、「新世界」、「ザビエルの首」、「シートン(探偵)動物記」に続いて本作を読んだ。歴史上の人物の事蹟とミステリ的趣向・作者の思惟を巧みに組合わせた本シリーズは高水準にあると思う。本作の対象はマルコ・ポーロ。ジェノヴァの牢獄で、老境のマルコ・ポーロが同房の仲間に東方見聞中の<ホラ話>を語って聴かせるという体裁の連作短編集。シリーズの中では底抜けに楽しい作品である。 本作の特徴は、マルコの主張に一見矛盾があり、仲間がその解釈に首を捻った後、最後に真相が明かされるという形式にある。チェスタトン的逆説とアシモフ「黒後家蜘蛛の会」の味を組み合わせた感がある。二律背反論理を扱ったものも多い。 例えば冒頭のタイトル作では、黄金の国ジパングが登場するが、マルコは「黄金を捨てる事によって莫大な黄金を手に入れた」と言う。次作「賭博に負けなし」では、大ハーン・フビライとの「勝てる筈のない賭けに勝って財宝と栄誉を手に入れた」と言う。これらの逆説的言辞を解き明かすのだが、手掛かりは全て語りの中に含まれており、作者はフェアー・プレーで闘っている。だが、そのアイデアは一休さんの<トンチ話>と紙一重なので、短編集となったのは"むべなるかな"という印象を受けた。しかし、そのアイデアの活かし方が巧みなのである。特に「色は匂へど」は笑えた。逆に「輝く月の王女」、「ナヤンの乱」には滋味を感じた。各編の舞台の地名の付け方にも笑いを誘うものがある。 マルコの<ホラ話>が総じて明るく陽気なので些末事は気にならず、刑人の暇潰しのためにマルコが語るという形式が、重層的に読者への語りとなる趣向は気が利いていると思った。読者に夢を与える爽快短編集と言えよう。 | ||||
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「はじまりの島」、「新世界」、「ザビエルの首」、「シートン(探偵)動物記」に続いて本作を読んだ。歴史上の人物の事蹟とミステリ的趣向・作者の思惟を巧みに組合わせた本シリーズは高水準にあると思う。本作の対象はマルコ・ポーロ。ジェノヴァの牢獄で、老境のマルコ・ポーロが同房の仲間に東方見聞中の<ホラ話>を語って聴かせるという体裁の連作短編集。シリーズの中では底抜けに楽しい作品である。 本作の特徴は、マルコの主張に一見矛盾があり、仲間がその解釈に首を捻った後、最後に真相が明かされるという形式にある。チェスタトン的逆説とアシモフ「黒後家蜘蛛の会」の味を組み合わせた感がある。二律背反論理を扱ったものも多い。 例えば冒頭のタイトル作では、黄金の国ジパングが登場するが、マルコは「黄金を捨てる事によって莫大な黄金を手に入れた」と言う。次作「賭博に負けなし」では、大ハーン・フビライとの「勝てる筈のない賭けに勝って財宝と栄誉を手に入れた」と言う。これらの逆説的言辞を解き明かすのだが、手掛かりは全て語りの中に含まれており、作者はフェアー・プレーで闘っている。だが、そのアイデアは一休さんの<トンチ話>と紙一重なので、短編集となったのは"むべなるかな"という印象を受けた。しかし、そのアイデアの活かし方が巧みなのである。特に「色は匂へど」は笑えた。逆に「輝く月の王女」、「ナヤンの乱」には滋味を感じた。各編の舞台の地名の付け方にも笑いを誘うものがある。 マルコの<ホラ話>が総じて明るく陽気なので些末事は気にならず、刑人の暇潰しのためにマルコが語るという形式が、重層的に読者への語りとなる趣向は気が利いていると思った。読者に夢を与える爽快短編集と言えよう。 | ||||
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東方見聞録で有名なマルコ・ポーロ。彼が捕虜として牢獄で語った話を世に送り出した作家を主役としてマルコを描く短編小説の数々。 全て法螺吹きマルコがフビライ・ハーンの命により行った先々での不思議な出来事。しかし、その話にはオチがない。肝心な部分が不明。そこで、居合わせた捕虜達があれこれと謎解きをするが、、、、。 パラドクスやなぞなぞの類、古典などを下敷きにした柳氏の謎にあなたも挑戦してみませんか。私はほとんど分かりませんでしたよ。頭が固いのかな。 | ||||
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東方見聞録で有名なマルコ・ポーロ。彼が捕虜として牢獄で語った話を世に送り出した作家を主役としてマルコを描く短編小説の数々。 全て法螺吹きマルコがフビライ・ハーンの命により行った先々での不思議な出来事。しかし、その話にはオチがない。肝心な部分が不明。そこで、居合わせた捕虜達があれこれと謎解きをするが、、、、。 パラドクスやなぞなぞの類、古典などを下敷きにした柳氏の謎にあなたも挑戦してみませんか。私はほとんど分かりませんでしたよ。頭が固いのかな。 | ||||
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牢獄につながれたマルコ・ポーロが獄中で仲間に、フビライ・ハーンに命じられ、さまざまな国へ行ったときの不思議な出来事を語るという連作もの。 謎ときもあって楽しいがやっぱり、彼の小説の良さは長編にあるように思う。短編だと、あまりにも技巧的過ぎて、読んでいて入り込めない感じがした。ただ、とっても論理的で緻密なストーリーはそれはそれで楽しめるんだけど、彼の隠れた情熱があまり伝わらない。 でも、面白い。 | ||||
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牢獄につながれたマルコ・ポーロが獄中で仲間に、フビライ・ハーンに命じられ、さまざまな国へ行ったときの不思議な出来事を語るという連作もの。 謎ときもあって楽しいがやっぱり、彼の小説の良さは長編にあるように思う。短編だと、あまりにも技巧的過ぎて、読んでいて入り込めない感じがした。ただ、とっても論理的で緻密なストーリーはそれはそれで楽しめるんだけど、彼の隠れた情熱があまり伝わらない。 でも、面白い。 | ||||
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楽しい短編集です。 そういえば、世界史で習った『東方見聞録』って、嘘八百だったなぁと思い出しながら読むと、この嘘とも本当ともつかない語りが、ますます味わい深く感じられることでしょう。西洋から見たオリエンタリズムって、確かにこんな感じですよね。 さらに、最後に待っていた意外なオチは……。 単行本で出版されずに、いきなり文庫になった、お買い得の1冊です。 | ||||
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楽しい短編集です。 そういえば、世界史で習った『東方見聞録』って、嘘八百だったなぁと思い出しながら読むと、この嘘とも本当ともつかない語りが、ますます味わい深く感じられることでしょう。西洋から見たオリエンタリズムって、確かにこんな感じですよね。 さらに、最後に待っていた意外なオチは……。 単行本で出版されずに、いきなり文庫になった、お買い得の1冊です。 | ||||
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13篇を収めた短篇集。 主人公はマルコ・ポーロ。イタリアに帰国して、中国や日本といった旅先での不思議な体験を語るという形式になっている。まさに『東方見聞録』の世界だが、そのなかに「謎」が混ぜ込まれるという趣向になっている。 しかし、出来は良くない。『東方見聞録』を持ち出したアイデアは面白いし、方向性としては間違っていないと思う。しかし、「謎」のレベルが低すぎる。ほとんどは下らないオチで、笑うに笑えない。小学生の「なぞなぞ」といった感じだ。 人物造形もいまいち。 | ||||
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13篇を収めた短篇集。 主人公はマルコ・ポーロ。イタリアに帰国して、中国や日本といった旅先での不思議な体験を語るという形式になっている。まさに『東方見聞録』の世界だが、そのなかに「謎」が混ぜ込まれるという趣向になっている。 しかし、出来は良くない。『東方見聞録』を持ち出したアイデアは面白いし、方向性としては間違っていないと思う。しかし、「謎」のレベルが低すぎる。ほとんどは下らないオチで、笑うに笑えない。小学生の「なぞなぞ」といった感じだ。 人物造形もいまいち。 | ||||
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13世紀、ジェノヴァの牢の中。 新入りの囚人、マルコ・ポーロが、フビライ・ハンに仕えていた頃の体験を語ります。 黄金の国ジパングや常闇の国での出来事など、現実にはあり得ない話ばかりです。 でも、他の文化の情報が入ってこない当時は、全てが驚きの対象だったと思います。 マルコの話は、一休さんの“とんち”のようで、囚人たちの暇つぶしになります。 マルコと囚人のやり取りを通じて、当時の情勢が伝わってきます。 この本を読むと、「ピンチは最大のチャンス」という言葉を思い出します。 | ||||
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13世紀、ジェノヴァの牢の中。 新入りの囚人、マルコ・ポーロが、フビライ・ハンに仕えていた頃の体験を語ります。 黄金の国ジパングや常闇の国での出来事など、現実にはあり得ない話ばかりです。 でも、他の文化の情報が入ってこない当時は、全てが驚きの対象だったと思います。 マルコの話は、一休さんの“とんち”のようで、囚人たちの暇つぶしになります。 マルコと囚人のやり取りを通じて、当時の情勢が伝わってきます。 この本を読むと、「ピンチは最大のチャンス」という言葉を思い出します。 | ||||
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