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ねじまき鳥クロニクル 第3部 鳥刺し男編
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ねじまき鳥クロニクル 第3部 鳥刺し男編の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.08pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全132件 21~40 2/7ページ
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ねじまきどりクロニクル 1q84 騎士団長殺し 村上春樹作品ををみなおしました、読んでいる間とても充実していた時間を持てました。それぞれの作品にもう1冊ずつ続編希望です。 | ||||
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読後感としては、物語の中でちらちらと見え隠れするシナモンという人物について、もっと詳しく描いた作品を読んでみたいなと思いました。 全体を通しては、1・2部は比較的すんなりと読み進められましたが、3部に入っての展開に多少ひっかかりを覚え、スピードが落ちてしまいました。 また、戦争についての記述(回想という形での)はとても重く受け止められました。たくさんの人に読んでほしいと思います。 | ||||
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最後まで読めばきっと何か分かる筈だ、と必死で3巻まで読み終えましたが、 なんというか、全く理解が追い付きませんでした。 もうちょっとわかりやすい物語の方が好きですねぇ。 買ったことを後悔しています。 | ||||
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わからない部分がわからないまま読み終わった。私にはミステリーの本がいい。 | ||||
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3部から、主人公が人間臭くなるのが印象的でした。 登場人物の話し言葉に、どこか優しさや思いやりが感じられるのも良かったです。 ハッ!とさせられる言葉の数々には、毎回感心させられます。 職場に皮剥ぎボリスのような上司がいて、職場の雰囲気がガラッと暗い方向へと変わってしまった経緯もあって、個人的に大変引き込まれました。 心に囚われのような物が残り、苦心している最中だったので、この本を読んで、悪に囚われすぎることなく前に進もうという勇気を貰えた気がします。 的外れなレビューかもしれませんが、書き記しておきます。 | ||||
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物語の舞台である80年代は、ポストモダン思想によって「大きな物語の終焉」が告げられた時代でもあります。 宗教や東西対立のイデオロギーはもはや私たちの行動規範に成り得ず、表舞台から退場して行きました。 ねじまき鳥が世界のねじを巻くこの物語は、このような神なき実存世界の行方を描いています。 【「夜の国」と「昼の国」の闘い】 「それは君が僕の側の世界から、綿谷ノボルの側の世界に移ったということだ。大事なのはそのシフトなんだ。」 主人公(夜の国)と綿谷ノボル(昼の国)の対立がこの物語の構図になっています。 しかし、多様性が認められる時代にあって、聖も邪も相対的な価値基準にしか過ぎません。 「僕にはそれを証明することはできない。それが正しいという根拠はなにもないんだ。」 「でもこの場所にいる僕はそれに勝たなくてはならない。これは僕にとっての戦争なのだ。」 【笠原メイの視点】 「ねじまき鳥さん、何かあったら大きな声で私を呼びなさいね。私と、それからアヒルのヒトたちをね。」 笠原メイのエピソードは、物語の精神世界をしっかりと後ろから支えているように思えます。 魂の領域に近づく一方で、メイの視点のような外的世界の常識を失うならば、私たちの現実はたちまち破綻してしまうことでしょう。 【魂のクロニクル(年代記)】 「彼の引きずりだすものは、暴力と血に宿命的にまみれている。そしてそれは歴史の奥にあるいちばん深い暗闇にまでまっすぐ結びついている。」 私たちの過去の歴史を俯瞰すれば、戦争と暴力の悲劇を繰り返してきたことに思い至ります。 呪われた家系を背景にして起こるこの悪夢の出来事は、私たちの過去と未来を暗示しています。 【クミコの手紙】 「不思議なことですが、私はもう兄のことを憎んではいません。今の私にはただあの人の命を、この世界から消し去らなくてはならないと静かに感じているだけです。」 クミコの決断によって、呪いの遺伝子の内側から悪の連鎖は断ち切られます。 私たちの中にある根源的な悪を推し測るものは、法律や社会通念ではありません。 ましてや、旧世界の神やイデオロギーでもありません。 それは、今を生きる私たちが想像し共感する力にゆだねられているのではないでしょうか。 作者が読み解いた80年代の精神構造に、私は今でも説得力を感じています。 そして私たちが抱える問題(ポピュリズムの台頭や非寛容なネット社会)の根が大変深いものであることも。 | ||||
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久しぶりに読み直したんだが最初から最後まで安定の春樹ワールドでは無いだろうか。春樹さんのトピックに野暮ったくも感じる主人公が成長する事もあると思うんだが今作では主人公は物理的暴力に訴えるまでに至っている。春樹さんの持ち味はそれでも主人公に望んだ結果がもたらされない事か。羊をめぐる冒険やダンスの続編が読みたいという様なファンなら大満足の一気読み作品では無いでしょうか。個人的には春樹さんの作品は今作までの大半がフェイバリットと言っても良い。今作以降は性的表現などが露骨になって来てどうも個人的に違うので初期3部作を1番愛するにわか春樹ファンには今作が大きなコンマになってます。 | ||||
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主人公の内面的な世界を描写する場面が多いです。それらの場面が何を意味するのか…は,こちらが想像するしかないんですね。 「ストーリーを楽しむ」というよりも,「抽象的でもどかしい表現の意味するところを,想像力や感性で読み取る」ことが中心の小説です。 私にとっては,少々深すぎる?小説だったように思います笑 | ||||
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面白かった箇所を書き出せば、 そのまま本書になる、と思った。 どこもかしこも悔しいくらい 捨て文字のないくらい引き込まれた。 ☆5つです。 性交シーン以外は。 本当にこの手法は必要なのか??? この人は異性とつながるのに この方法しか知らないのでは? と思うくらい盛り込んでくる。 スパゲティもすてきな耳もワタナベも、それはいい。 どうして、過去でも未来でも現でも夢の中でも、H? 渡辺淳一はそれがテーマだと思えるけど、 村上春樹も実はそうなのか。 そういう目で見るなら、 渡辺淳一に軍配を上げる。 ノーベル賞の対象にならないように わざと盛り込んでいるのかな? | ||||
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最初にクミコの内面でアニムスが動き出し、混乱し、そして崩壊しクミコはオカダトオルのもとを去っていく。 絶望的な状況の中、オカダトオルはあきらめずに自分の内面にある影と戦う。ときには老賢者のアドバイスをうけ、複数のアニマと接触し、自己に迫る。そういった元型たちを、外界に投影した人々と接触する過程の中で、オカダトオルは少しづつ変わっていく。成長していく。全体性を獲得していく。井戸の底まで降りて、壁を抜けて普遍的無意識の世界まで接触することができるようになる。そのことでクミコも変わっていく。クミコも自分で成長する。オカダトオルに支えられ、アニムスの問題を自分で戦い、克服する。 そして夫婦は元の場所に戻ってくる。元の場所だが、それは以前とは少し違った場所かもしれない。 現代の夫婦の愛の問題を扱った素晴らしい物語だと思います。 このような力のある小説を書く作家(しかも同じ日本人です)と、同時代を生きられるのは本当にラッキーだと思います。 新作も楽しみです。 | ||||
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第1部、第2部と読み継ぎ、最も分厚い第3部に至って、ストーリーは一気に加速し、スピードを上げてラストになだれ込んでいく。事実、文庫本3冊は同時刊行だったが、単行本のとき、3部はかなり時間を空けての発表だったようで、その分、第3部はタッチもテンポもダイナミックになっている。という次第で、物語も登場人物も多義性を増し、いろんな想像を許す構成になっているように読めた。 ギギーッ、と啼くらしい「ねじまき鳥」はもとより、主人公が潜り込む「井戸」や、主人公の顔に突然できる「大きなアザ」、不思議な姉妹の加納クレタとマルタ、不思議な母子の赤坂ナツメグとシナモン、さらに人に不快感を与えるだけの男、牛河、シベリアの収容所の話などなど、いろいろなシーンがメタファー色強く混在し、最大のナゾともいうべき綿谷ノボルなる人物の実相も見えないまま。しかし、どんな奇妙な展開であっても「不自然な感じがしない」(どことなく必然性がうかがえる)という筆力がキープされ、とうとう全部が見通せないまま、最後まで付き合わされた。 なお、1部から3部にわたり、主人公らの食事の場面が何度も出てくる。ただ、手に取るのはパンかパスタ、ビスケット、サラダばかりで、誰ひとりとして白米を食べるシーンがないように思う。評者の見落としかもしれないが、ご飯だけでなく、お茶漬けやチャーハンを出さないところに、村上春樹らしい独特の固執があるようにも思った。 | ||||
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ねじまき鳥クロニクルは 三部にはいって 急速に読むペースが落ちている。 どこか 硬質な部分 があって 引っかかるという感じだったのが それは一部 二部のつじつまあわせのところが 多いからかもしれないなと思った。 一部二部で『暗示』 をかけ過ぎたことへの 『繕い』ということなんでしょうか。 暗示に手を縛られすぎたともいえる。 奥さんである クミコ を取り戻す。 というテーマは変わらないが 加納マルタ クレタ 姉妹は どこかに消え去ってしまった。 笠原メイは どんどんと大人化していく。 かわりに ナツメグとシナモンが 登場する。 そして 『牛河』が やってくる。 この『牛河』は 1Q84 にも登場する キャラクターだ。 どうも 『現実』と『非現実』が水と油のように分離してしまっているのが このねじまき鳥クロニクルの特徴かもしれない。 自分の経験したものをベースに作り上げられている 現実 自分の想像したものをベースに作り上げていく 非現実 現実と非現実の境界線を明らかにしないのが 作家のテクニックであるのだが それに 成功しているとはいえない。 クミコは明らかに実在している人物をベースにして作り上げている。 マルタ、クレタは 想像の中で作り上げられた人物なので 存在感が 不確かで、行動も不確かである。 クレタなぞは オカダトオルのベットで 素裸で眠っていて セックスしてくれという・・・はい、はい。 ムラカミハルキさん そんな都合のいい話はないのですよ。 それでもって オカダトオルは 夢の続き・・と現実を同じ次元にしてしまう。 現実と非現実が区別できなくなっているのではなく それは もともと非現実なんですよ。 混乱するのがおかしいのだ。 ムラカミハルキの性の系譜は渡辺淳一 宮本輝なのかも知れない。 中国では 渡辺淳一 が最も人気ある作家で その次が ムラカミハルキだ。 宮本輝は どうして落っこちてしまったのだろう。 オカダトオルと1Q84の天吾は 同じミームを持っている。 1Q84の天吾は 予備校の数学の教師であり、小説家を目指している。 生活を自分で成り立たせているところが オカダトオルとは違う。 オカダトオルは『何をしたいのかわからない』うえに、 法律事務所もやめて無職である。 この設定からは つながりは 希薄なものしか生まれない。 つながりを つくろうとするが、 現実的なものではない、井戸やノモンハンでつながっていく。 それは 無理というものですよ。 牛河にこだわっているのは ムラカミハルキの付き合っている 編集者に このようなタイプのヒトがいるのだろう。 それをモデルにして、 ムラカミハルキテイストをたっぷりつけている。 この牛河のしゃべりは じつに 比喩が多く、 ムラカミハルキが 乗り移っているような気がする。 ひょっとしたら、一番好きな個性なのかもしれない。 それが 1Q84に ふたたび登場することになる。 | ||||
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3巻は思った以上に面白かった。安く購入できて満しています。状態もすごく良いと思いました、 | ||||
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多くの読者の評価の高い作品だけあって、堪能できた。いつもながら、終盤の盛り上がりには、わくわくさせられた。傑作であるが、個人的には「世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド」には及ばなかったと感じた。 | ||||
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3巻目。どの巻も面白いのだけれど、3巻は特に何度も読んでしまう。 というのも、主人公が悪を倒す部分があるから。 決して、勧善懲悪くさくなく、ただ、自分が運命的に巡りあった悪と闘うというシーンが、とても印象的。 妻も主人公自身も、自分に自信はないのだけれど、勇気を出して妻を取り返そうとする。 ここまでいくつかのシーンでは、悪が勝ってきたので、そのカタキ討ちのような気がした。 | ||||
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迅速なご対応有難うございました。 商品も予想以上にきれいで満足しています。 今後ともよろしくお願いします。 | ||||
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橇の音が聴こえ、モニターが点滅している…パソコン通信を使った会話 ここが最大に盛り上がります すごいっす | ||||
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三部通しての感想です。 これは、もし完全な悪というものが存在するなら、それが人間の形をしていようと破壊、つまり殺していいと言っているとしか思えなかった。 以上。 | ||||
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高一です。 面白いというより、考えさせられる 物語...上手く言えませんが読後は 芸術作品を見た後のような気分でした。 | ||||
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