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ねじまき鳥クロニクル 第3部 鳥刺し男編
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ねじまき鳥クロニクル 第3部 鳥刺し男編の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.08pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全132件 121~132 7/7ページ
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1通のメールがアメリカから届いた。本作品について書かれてある長いメールだった。アメリカ人の薦める村上春樹の本。そういう不思議な縁で、この本に巡り合った。猫と水を求めるストーリーから始まって、タイトル通りクロノロジカル(年代順)に行き来する物語。作品の中で読者はきっと、多くの人に出会い、彼らと同じように、何かを奪われ失い、また手にすることとなる、ミステリアスな村上3部作。文庫本で1度読み、どうしても単行本も欲しくなって買い求めました。 | ||||
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自分の語彙力の無さを痛感しつつ感想をひとつ。なんて入り組んで深くて、威圧感にあふれ、読者の心を乱す物語だろう。自分の前から消えた妻を必死に探す主人公。その失踪の“本当の”理由を知りたい、そして彼女の抱える恐怖から彼女を解き放ってあげたいと切望し、そのために必死にもがき続ける。第二次大戦や猫のこと、知り合った少女による日常に対する哲学的考察などが入り混じり、周りに起きる不可解な出来事を組み合わせ意味を繋げた結果、ついに彼は妻の抱えた恐ろしい問題と対決することになる。人間の奥に潜む、熱くいやらしく恐ろしい部分がじわじわと描かれ、読み始めたら一気に引き込まれてしまった。疲れたから途中で読むのを休む、なんてこともできなくなるほど面白いです。!一読の価値ありすぎ! | ||||
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あらかじめ断っておくと私は猛烈な村上春樹ファンという程ではなく、「海辺のカフカ」を読んだあと、その読者達とのやり取りをまとめた「少年カフカ」に目を通し、その中で「ねじまき鳥」の評判がとても高かったので今回「ねじまき鳥」を読んだという程度の俄かファンです。「海辺のカフカ」を読んだときの最初の読後感と同じように、今回も他の小説家達の作品とは比較が難しい非常にオリジナリティのある作品、まさに「春樹ワールド」だなぁと強く感じました。主題になっているテーマは、人の存在や意識、暴力や死と言ったとりたてて珍しいものではないのだが、作者の軽妙な筆致とテンポのよさでファンタジー?というか非常に読み物として面白い。私は夏休みに離島リゾートの浜辺でゆったりと読んだが、私のようににわかファンという方にもオススメできる作品です。 | ||||
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この物語は、家出した妻を取り戻したいといういたって単純なものです。しかし、過去と現在という時間軸と、登場人物と歴史的事実という関係性を通じて、物語が複雑に多様に構成されています。同時に、歴史を語ることによって、人間が本能的に持っている暴力を描写することで、人間を描ききった力作となっています。どれだけの不可思議な人物が、現象が描かれたでしょう。第1部、2部の現象や事物は、すべて第3部の謎解きにつながっていく伏線であり、最後の「闘い」のための序章だったのです。もちろん、これまでに描かれた数々の暴力も、「闘い」を描くためのお膳立てだったと考えられます。最終ページ近くに、主人公と妻との思い出が綴られています。この物語の原点を思い出させてく!れることによって、この複雑な物語を静かに終わらせることができたのだと思います。 | ||||
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妻を取り戻す鍵が、井戸にあると考えた主人公は、井戸のある土地を買い取ろうとします。しかし、それには莫大な資金が必要です。そんなことを考えていると、町の中で、ある仕事を見つけることになります。それは従来とは全くかけ離れた仕事でした。仕事に就き、ローン形式で土地を手に入れ、井戸の中に入って頻繁に思考する主人公。そして主人公は、妻を取り戻す核心に迫ります。そして奇妙な綿谷家の秘密を知ります。果たして主人公は、妻を取り戻すことは出来たのでしょうか。 | ||||
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素晴らしい読後感。強烈に物語引き込まれ、同時にそれに引きずりまわされ諦観とと共に押し流されていった。にもかかわらず最後にわずかばかり差し込んでくる何かに感情が激しく揺れてくる。 何年か先にもう一度読み返した時、また別な発見がきっとある作品。 | ||||
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完璧な作品である。ある種、完結している。ねじまき鳥は、主人公の家の近くにすんでいた、ねじを巻く音に似た泣き声の鳥である。少しづつ変容していく主人公の周りの世界。さまざまな疑問に駆られながら、ついに第三部まで、やってきた。やはり、鍵はねじ巻き鳥なのか? クロニクルとは年代記という意味で、読み終わると一見意味不明な題名の真の意味に感銘を受けるだろう。 | ||||
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春樹パラレルワールドの最高峰。多彩で不可思議な登場人物、複雑で重層的な謎、ノモンハンにまで遡る時空の拡がりはまるで雄大な交響曲の様に読者を陶酔させる。この最終刊では従来と異なり謎が全て解明されておらず(世界の終わりとハードボイルドワンダーランド)の様な満足感は残らないかも知れない。ただ、この長大な物語は主人公の勝利で終結しており未来への希望が感じられるし、何より重厚でファンタスティックなハルキワールドをこれほど堪能出来る作品は他に無い。日本文学史上に名を残すべき村上春樹の最高傑作にして最大の問題作である。 | ||||
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さまざまな謎は幽冥混沌としながら、激しい暴力を経て静かな収束に向かう。暴力は真実に満ちて、違和感は感じない。なぜと問うても答えきれない。春樹世代の感覚で言えばかすかな透明な光の元、ただそこに風が吹いているだけ。私はアイアグリーと答えたい。 | ||||
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『クロニクル』を読んだ人の中で何人の人が私と同じ捉え方をしただろうか。私はこの小説を「戦い」だと捉えた。もしかしたら的外れかもしれない。 主人公の体験していく出来事はかなり現実から離れている。しかし、彼の苦しみは事実だ。その苦しみを乗り越え、もう一度自分を取り戻そうとする努力、つまり「戦い」は紛れもない本物だ。 その「戦い」は四六時中続く。意識、無意識の中、そして戦う対象のないところでさえも。それは想像を絶する苦しみであるだろう。 しかし、主人公は最後に何かを勝ち取る。私は彼を祝福したくなった。 最近衰えかけた日本純文学を裏切る、本物の文学作品である。 | ||||
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無意識に入り込んだリアリティが倒錯する 現実と意識の次元で、主人公がハッキリと状況を 知覚し認識してゆく様は読者を唸らせること 間違いなし。この本を読むと絶対に心の奥の 潜在意識について考えさせられるはず。 | ||||
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