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ダンス・ダンス・ダンス



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ダンス・ダンス・ダンスの評価: 4.38/5点 レビュー 134件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.38pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全134件 1~20 1/7ページ
No.134:
(5pt)

不朽の名作

色褪せない名作。高度成長期の資本主義の犠牲者と戦う者たちをキャラクター達を生かして上手く描いていると思う。村上春樹作品でも最も重要な作品ではないでしょうか。リズムの良い文章は読んでて飽きない。
ダンス・ダンス・ダンス(上) (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:ダンス・ダンス・ダンス(上) (講談社文庫)より
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No.133:
(1pt)

やはりsfファンタジーものは嫌いだ

昔、藤子不二雄の漫画に、劇画版オバケのq太郎、というのがあったが、これは劇画版羊をめぐる冒険、な感じ。羊がよくわからない羊男がユーモラスにでてくるのと違って、ダンスのほうは素材は羊のまま、リアリティさと深刻さをだしてるんだけど、結局なんだかわからないまま、セックスシーン以外にこれといった山場もないまま、終わってしまった。
ダンス・ダンス・ダンス(上) (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:ダンス・ダンス・ダンス(上) (講談社文庫)より
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No.132:
(4pt)

村上春樹作品の中でも秀逸。

個人的にはカンガルー日和が大好きですが、この作品も優れていると思います。
ダンス・ダンス・ダンス(上) (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:ダンス・ダンス・ダンス(上) (講談社文庫)より
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No.131:
(4pt)

「僕」の閉塞感・喪失感・疎外感と、女性たち |『ダンス・ダンス・ダンス』村上春樹

三部作と言われる『風の歌を聴け』『1973年のピンボール』『羊をめぐる冒険』。これらに続く続編。とはいえ、本作独自で読んでも十分楽しめる作品。

・・・
上巻では、「僕」が感じる「喪失感」「疎外感」がとても上手に表されていると感じました。

今回『僕』の設定は34歳。20代からすれば年は取りました。なのにまだ方向感が定まっていない。そのことに不安を覚える。また孤独も感じる。

いるかホテルに再び逗留し、周囲のサラリーマンを見渡し、自分が浮いていること、孤独であることを再認識し、改めて愕然とする。

また、羊男と再会し、自分が年を取り、可能性を失いつつあること、残された部分が多くはないことを自覚する。そんな『僕』に残された生き方は、ただ人生を愚直に『やり抜く』だけなのかもしれません。

「踊るんだよ」羊男は言った。「音楽のなっている間はとにかく踊り続けるんだ。おいらの言っていることはわかるかい? 踊るんだ。踊り続けるんだ。何故踊るかなんて考えちゃいけない。意味なんてことは考えちゃいけない。意味なんてもともとないんだ。そんなことを考えだしたら足が停まる。一度足が停まったら、もうおいらには何ともしてあげられなくなってしまう。あんたの繋がりはもう何もなくなってしまう。永遠になくなってしまうんだよ。そうするとあんたはこっちの世界の中でしか生きていけなくなってしまう(略)」(上 P.164)

このような、世間とのずれ、自分の理想との乖離、仕事に生きがいを見出せない失望、希死念慮?みたいな鬱屈が縷々表現されていると感じます。

友人五反田君の「がんじがらめ」な状況も相まって、若者が抱きがちな「閉塞感」が上手に描写され、そこに頷く人からの支持が大きいのかな、と思いました。もちろん私もその一人でありました。

・・・
あと、展開的には上巻はいまだ混沌としています。で、それもまた村上作品らしいのかもしれません。「羊をめぐる冒険」も上巻はそんなんだった気がします。

キキとは再会できず、ユキに振りまわれさ、仄かに思いを寄せるユミナリさん。メイとの官能的雪かき。

閉塞感には共感するも、やっぱり羨ましいぞ、と思うような日常。下巻では結末が少しずつ固まっていきます。

・・・
ということで初期の三部作の続編でした。
鬱屈しているのに性的に恵まれている「僕」。結論は下巻にお預けです。下巻の展開もこれまた村上流です。
ダンス・ダンス・ダンス(上) (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:ダンス・ダンス・ダンス(上) (講談社文庫)より
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No.130:
(4pt)

展開は陳腐?改めて感じるタイトルの奥深さ |『ダンス・ダンス・ダンス』村上春樹

三部作と言われる『風の歌を聴け』『1973年のピンボール』『羊をめぐる冒険』。これらに続く続編。とはいえ、本作独自で読んでも十分楽しめる作品。

・・・
上巻お疲れさまでした。下巻ですね。
下巻でも、「閉塞感」が五反田君を通じて代弁されていましたね。

このあたりは共感できるかもしれませんね。もちろんスターなのではないのですが、お金や事情に縛られて死ぬ以外に逃げ場がないという念慮です。

・・・
展開としてはただ、いわゆる近年のエンタメ小説からすれば、ちょっと短絡にすぎる部分はあったかもしれません。

これまで探していたキキの声。そのキキを手にかけたのが、なんと近頃唯一友人といえる五反田君だった。しかもそのことを察したのが、「中学生だったら恋に落ちていただろう」13歳の美少女ユキ。その後程なく、「経費で落ちる」マセラティと共に海へ沈む五反田君。

当然ではありますが、既存の登場人物数人できれいに物語が終結に向かいます。

・・・
「僕」の恢復もまた、何というか村上流と謂えたかもしれません。

五反田君が逝き、ユキも自らの道を歩み、再び独りぼっちになった「僕」。事が片付き、その「僕」の胸にぽっかり空いた穴を埋めるのは、もちろん女性。

メガネのユミナリさんです。

ユミナリさんとの心の通った激しい交わり(しかも彼女の勤務先で!)は、「僕」の再生・恢復の象徴なのでしょうが、なんかちょっと、ねえ。

今度は離さないように、しっかり掴んでおきなさい! みたいな小言も言いたくなりますが笑

・・・
ということで、ダンス・ダンス・ダンスを無事読了。

改めてタイトルとか展開とかを考えると、なかなか深いかも、と感じました。

ダンスって一人では普通踊りませんし、ルールもありますし。そんなダンスを何も考えずにうまく踊れって言ったのが「僕」の映し身たる羊男なのですよね。

タイトルや内容を色々に解釈する人も出てきそうです。それを楽しめるのもまた、作品の懐の深さといえるかもしれません。
ダンス・ダンス・ダンス(下) (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:ダンス・ダンス・ダンス(下) (講談社文庫)より
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No.129:
(1pt)

吐き気がする

40年ぶりに読む、ぐんぐん引き込まれながら面白いなぁと、でも下巻、ハワイへ行ったあたりから、この13歳の少女、設定から気持ちが悪い、学校や警察を描くといつもこうなるけど、不愉快極まりない、2流の女子大とかくだらない音楽とか、読んでて吐き気がしてきた、捨ててしまおうかな?くだらない時間の無駄、いつもこうだな、笠原メイもそうだけど、気持ちが悪い、おれはついていかないわ。
ダンス・ダンス・ダンス(上) (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:ダンス・ダンス・ダンス(上) (講談社文庫)より
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No.128:
(4pt)

村上春樹ファンでなくても楽しめる。

風の歌を聴けを読まなくてもダンスダンスダンスの世界に没頭できる素晴らしい作品です。
登場キャラクターのユミヨシさんが凄く魅力的なので大好きです。
ダンス・ダンス・ダンス(下) (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:ダンス・ダンス・ダンス(下) (講談社文庫)より
406274905X
No.127:
(5pt)

とても良かった。

上巻の感想にも書きましたが、主人公よりもずっと年上の今、読んで良かったと思う。あまり若いうちでは、この内容はわけがわからなかったでしょう。まあ、今でも全てわかるわけではないけれど。とても良かった。深く暗い話なのだけれど、所々になんともいえないユーモアがあるところが、他の村上作品とはちょっと違う気がした。またすぐに読み返したいくらいです。
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No.126:
(5pt)

流石

物語に没入感です。文学的な小説家ですね。
ダンス・ダンス・ダンス(下) (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:ダンス・ダンス・ダンス(下) (講談社文庫)より
406274905X
No.125:
(5pt)

今読んで良かった。

今さらながらに、昔の村上春樹を読んでいるわけですが、この内容の魅力は若い頃には理解できなかったんではないかと思う。いい。すごくいい。どう生きていけばいいのかわからない。でも。踊るんだよ。村上作品の中でも、好きな方に入ると思う、下巻を読むのが楽しみです。
ダンス・ダンス・ダンス(上) (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:ダンス・ダンス・ダンス(上) (講談社文庫)より
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No.124:
(5pt)

初期作品

中古で買ったが、字が薄いのと文字型が読みづらい。
本の内容は、文句の付けようがないぐらい良い、現在文学。
ダンス・ダンス・ダンス(上) (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:ダンス・ダンス・ダンス(上) (講談社文庫)より
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No.123:
(5pt)

生きているのだから年を取らなくてはならない

本作「ダンス・ダンス・ダンス」は「風の歌を聴け」「1973年のピンボール」「羊をめぐる冒険」、いわゆる「鼠三部作」の続編にあたる。そもそもその三部作の四作目というはぐれものの立ち位置が素晴らしい。「僕」の物語を書きたいから書く、語らねばならないから語る、しかし前三作とは少し違うところから。そういう存在理由を内包している。
 「風の歌を聴け」の頃は二十歳だった「僕」も既に三十代の半ばに差し掛かっている。自ら「文学的雪かき」と揶揄する、やりがいはないが誰かがやらねばならぬ仕事をこなし、決して貧しくはないものの、妻には去られ、ガールフレンドにも別れを告げられた都会暮らしの男。彼は自分としては普通に生活しているのに、どうしてか月世界人のように遠くに思われている。およそ普通とは言い難い経験をした人間は、自己定義に関わらず、他者からすれば異様な存在になってしまうのだろう。だからこそ「僕」はいるかホテルに魅入られた「ユミヨシさん」、親や同年代とはうまく付き合えない、第六感に優れた美しい少女「ユキ」、消費主義の芸能界にいながら庶民的思想をもつ俳優「五反田君」らと親交を深めていけるのだ。彼らもまた異様な存在であり、その立場への共感こそが「僕」との絆だ。
 「僕」は「失われた心の震え」を取り戻したい。それはティーンエイジャーの心であり、社会がまだ単純だったころの感性であり、多くのものを失う前の完全な自分なのだろう。そんな願いは叶わないと知りながら、「僕」はまたも奇妙なうねりに飛び込むことになる。
ダンス・ダンス・ダンス(上) (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:ダンス・ダンス・ダンス(上) (講談社文庫)より
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No.122:
(4pt)

少しだけ考察

下巻の後半くらいから怒涛の展開で面白く読みました。ハッピーエンドと思われる終わり方も良かったです。
気になった点をいくつか(ネタバレあり)。

・五反田君が死ぬ前、ユキが過去形で話し、さよならと言ったので、残る2つの骨がアメとユキではないかと思わされたが、そうではなかったのでほっとした。

・「僕」が札幌に移住するとなると、ユキはどうなるのか心配。家庭教師がつくからもういいのだろうか。彼女の行動力があれば、札幌にくることくらいはできるだろうが、ユミヨシさんと共にいる主人公には、会いづらいのではないだろうか。ユキには幸せになってほしいと思いました。

・羊男は、主人公が一定の結論というか、混乱からの脱出を果たしたので、役割を終えたのではないだろうか。そして、羊男がいなくなった暗闇の部屋は、主人公がこれ以上惑わなくてよい、羊男の助言をこれ以上必要ないところに至った、と解釈できる。そして、残された白骨死体は、羊男で、主人公が混乱の中で別れることになった人々が、ホノルルの部屋に集められたのだろうと思う。

・ホノルルの娼婦とキキ(の幻影?)が残した電話番号が一致したのは、死んだ後のキキが、ホノルルの娼婦に乗り移ったのかもしれない。娼婦のふるまいは、キキとは異なるが、娼婦としていつもと違う自分を演じることがキキにもできたのではないだろうか。キキが殺すことを許容した、というところは五反田君の妄想なんだろうが、キキという人物は、主人公をイルカホテル、羊男、鼠のところに導き、五反田君との再開に導き、イルカホテルを通じて、ゆみよしさんとの出会いにも導いた、大活躍の女性である。そんな彼女も主人公に好意を抱いているが、主人公が幸福な人生を取り戻すためには、自分は身を引かなければならないことを理解していた。そして、せめてもの慰めとして、娼婦に乗り移って主人公に会いに行ったのかもしれない。キキと再開してハッピーエンドという筋はないとは思っていたが、もう死んでいたというのは、悲しかった。
ダンス・ダンス・ダンス(下) (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:ダンス・ダンス・ダンス(下) (講談社文庫)より
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No.121:
(5pt)

すぐ発送されました

商品も綺麗でした
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No.120:
(5pt)

すぐ発送されました

商品も綺麗でした。
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No.119:
(5pt)

若人に手に取って欲しい1冊!

この作品に20歳くらいの時に出会い、経済の仕組み、休日の過ごし方、女性との逢瀬、人生のいろんな局面を学ばせて頂きました。いろんな小説を読みましたが、これほどの作品にはまだ出会いません。(僕と鼠3部作も素晴らしい)昭和の終わりの世の中の仕組みはまだアナログな描写がまた令和に読むと感慨深い。ちなみに村上作品の活字の書体はやっぱり単行本と改訂前の文庫のタイプが好きです。
ダンス・ダンス・ダンス(上) (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:ダンス・ダンス・ダンス(上) (講談社文庫)より
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No.118:
(5pt)

悪の姿

村上春樹の作品には「悪を倒す」描写が多いです。この作品では「悪」が後の作品に見られる異形の怪物等として独立した存在ではなく、五反田君という人間に潜む影の人格という形で描かれている。「僕」はそれを、自分ではそう意図してなかったつもりだが結果的に駆逐してしまう。それも「僕」の影の人格が成したことかもしれない。表の人格は互いに引かれ合い、影の人格は反発する、という関係かと読み取りました。他作品に出るSFぽいキャラクターに少しついていけないと思う私にはよい物語でした。羊男はいますけど。
ダンス・ダンス・ダンス(下) (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:ダンス・ダンス・ダンス(下) (講談社文庫)より
406274905X
No.117:
(5pt)

不思議な世界

村上さんの描く非現実的な世界に引き込まれて2日間で読了。色んな人間が死んだけど、最後は心地よい結末で一安心。
ダンス・ダンス・ダンス(下) (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:ダンス・ダンス・ダンス(下) (講談社文庫)より
406274905X
No.116:
(5pt)

今読んでも古くない

鼠三部作に連なる続編。前作の『羊をめぐる冒険』もかなり面白かったが、今作も中々の力作に仕上がっている。主人公のぼくは何故か魅力的な女性ばかりに遭遇する『文化的雪かき』専門の34歳ライター。でも一番会いたい女性にはまだ再会出来ていない。そして殺人事件にも巻き込まれた。この先どのように物語が展開するのかは全く予想もつかないまま読了。下巻への興味が増幅するだけの終わり方でした。
ダンス・ダンス・ダンス(上) (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:ダンス・ダンス・ダンス(上) (講談社文庫)より
4062749041
No.115:
(5pt)

死は心の深い部分を揺さぶる

知人・友人の死を通して、主人公が心の震えを取り戻す。
少しミステリーホラー要素があり、特にラストはハラハラドキドキした。深夜に読んでいてから尚更。
もうこれからは「月に帰りなさい、君」みたいなことを言われることも、きっと無いだろう。

人は他人に自分を投影する。他人は自分の影に過ぎない。けっこうドキッとする。
他人に優しくなれるときは、即ち自分に対しても優しくなれているということなのかも。
ダンス・ダンス・ダンス(下) (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:ダンス・ダンス・ダンス(下) (講談社文庫)より
406274905X

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