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ダンス・ダンス・ダンス



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ダンス・ダンス・ダンスの評価: 4.38/5点 レビュー 134件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.38pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全7件 1~7 1/1ページ
No.7:
(3pt)

変わりゆく時代への戸惑いを描いた上巻

簡潔に言うと、バブルの時代、凄まじい社会の変化に翻弄されている主人公が様々な人と出会い、事件に巻き込まれていく話です。(上巻の時点では。)あの「羊男」も変わり果てた(?)姿で出てきます。
また、この時代(設定では1983年)における新・旧の楽曲名が挟みこまれているので、知らない曲をYouTubeで検索したりしながら読んでいました。(13歳の少女がヘッドホンで聴いている音楽も今や古典です・・・。)
いろいろと発見はありましたが、やはりこの時代のリアルタイムで読めば良かったかないう気はしました。
ダンス・ダンス・ダンス(上) (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:ダンス・ダンス・ダンス(上) (講談社文庫)より
4062749041
No.6:
(3pt)

フォースの導きがあらんことを

おかしなな人間ばかり出てくるが、最終的にはみな一つの部屋へと集まっていく。 時代が狂っているとまともな人間は生き残れないんだ ギャグがおもしろい
ダンス・ダンス・ダンス(上) (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:ダンス・ダンス・ダンス(上) (講談社文庫)より
4062749041
No.5:
(3pt)

高度資本主義社会の1988年,では今の日本は何度資本主義社会だろうか?

主人公は時代(発行 1988年)を"高度資本主義社会"と連呼し,
"無駄遣いが最大の美徳”であり,それを政治家は”内需の洗練化"と呼ぶという.
全く驚いた.
無駄遣いなんて悪としか感じないのに,27年前,美徳だったなんて…
それが”内需の洗練化”だとしたら,今は”何度資本主義社会”で”内需の何化”だろうか?
しかし,当時の意識のままのヒトもいらっしゃるのでは??という疑念もある…
ダンス・ダンス・ダンス(上) (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:ダンス・ダンス・ダンス(上) (講談社文庫)より
4062749041
No.4:
(3pt)

んー・・・・・・・まあまあというところ。

丁寧な包装で、良かった。しかし、ちょっと、アーバン傾向が強く、いかにも、中古という感じが気になった。
ダンス・ダンス・ダンス(上) (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:ダンス・ダンス・ダンス(上) (講談社文庫)より
4062749041
No.3:
(3pt)

あーおもしろかった

いやはや、うん、面白いね、これは。「羊」よりも「カフカ」よりも退屈せずに読めたと思う。特に「僕」が映画館に入ったあたりはからは面白いぐらいにページが進んだ。まずこの作品の特徴は主人公がいつもに増して前向きで、饒舌で、行動的な所だろう。基本的な性格は前「三部作」と大した変化はない(むしろ「僕」が自らを振り返って内省する場面は前作を凌いではるかに多い)のだが、羊男の啓示を受けてから、主人公はことあるごとに「踊る」ことを意識する。考えても意味がないなら、やってみるだけさ、と言わんばかりに。そしてこの作品全体にわたって彼と行動をともにするユキという名のツンツンな女の子が何ともいえずナイスキャラで、作品にとっていいスパイスとなっている。一度でいいからキレイな女の子に「ふん、馬鹿みたい」なんて言われてみたい草食男子は一読の価値はあるだろう。
 ただ主人公とそれを取り巻く世界が騒々しく、饒舌で、風刺的な作風である分、作品そのものの奥行が失われ、より漫画的、エンタメ的になってしまった嫌いは認めざるをえない。羊やノルウェイが「静」だとすれば、これは明らかに「動」な作品だ。またこの作品が明るいだけでなく、「死」という暗く、本質的な問題提示をしていることは他の作品同様で、何らかの示唆を与えはするけど、答えは決して示されず、これまでの一連の春樹作品の中でも「途上」的な意味合いはひと際強い印象を受けた。そういった意味では夏目漱石の「それから」にも似ていると言えるかもしれない。
ダンス・ダンス・ダンス(上) (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:ダンス・ダンス・ダンス(上) (講談社文庫)より
4062749041
No.2:
(3pt)

「世界」の「闇」のコンパクトさに注目

 僕は80年代の幾つかの作品を読んで、そのひたすら感傷的なところ(=例、主人公がヤマ場でやたら泣くこと等)が鼻について長い間、春樹作品を放ったらかしにしてきた。春樹作品の読書を再開したのはここ2年程だが、そんなライト層の感想を以下に記します。
 この作品の主人公が感じる「世界」は、イメージによる死者とのコミュニケーションが可能な場所と現実の世界の二つがある。この二つを繋いでいるのが自我の深層意識に居る「羊」であり、自我と死の世界の行ったり来たりを登場人物達は行っていくストーリーとなっている。こう書くと暗い話のようだが、ポップなリズムが読者を飽きさせないし、ほのかに明るい愛情に溢れた終盤は若々しくて好感が持てると思う。
 ケチをつけるとすると、この作品の時点では作者は「世界」の「闇」を主人公目線の死のイメージで完結して捉えていたため、「闇」の広がりはコンパクトに収まっている。しかし、その後に作家自身が紡いだ幾つかの小説や「アンダーグラウンド」のような随筆でしばしば取り上げるように、「世界」の「闇」はもっと圧倒的で不可解である。そのような「闇」に踏み込んでいったというのは作家が進化していったということなのだが、20年前に挫折して以来、21世紀になってからやっと本書を読み終えた僕は、その後に春樹が辿った進化の過程も知ってしまってるので、少し物足りなさが残っている。
 また、過度に感傷的なのもやはり気になった。この小説が書かれたのはバブル景気の入り口くらいなので非常に優雅なモラトリアム生活を主人公は送っているが、今の時代にはこの優雅な感傷はそぐわない。(もはや泣いてる場合じゃないのだ。)以上の点で星を削りましたが、上手な作品だとは思います。
ダンス・ダンス・ダンス(上) (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:ダンス・ダンス・ダンス(上) (講談社文庫)より
4062749041
No.1:
(3pt)

会議は踊る、されど進まず・・・

 知人のおすすめで村上春樹をはじめて読みました。とても才能溢れる作家だと思いました。他を読んでないので分かりませんが、唐突に終わってしまうこの物語は、次の物語への序曲なのでしょうか?
ダンス・ダンス・ダンス(上) (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:ダンス・ダンス・ダンス(上) (講談社文庫)より
4062749041

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