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大博打
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大博打の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.11pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全12件 1~12 1/1ページ
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読み切りましたら。また、別のを注文します。 | ||||
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優 | ||||
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脅迫された奴とその妻だけが最低だった、というユニークな誘拐物だ。 刑事と誘拐犯のコンゲームであるのは間違いないが、そこはかと漂う大阪の風情がいい。大阪人独特の韜晦と諧謔が 全編に溢れているのだ。金塊を奪い予定だったトリックも船舶に精通した著者だけあって、なるほどと唸らされた。 ただ一つ、邸宅の地下から庭に金塊を運び出す下りだけは、ちょっと無理があると感じた。 | ||||
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前半は刑事の一人称が誰なのかなかなかわからないし(結局竹内だとわかる)、展開がわかりにくくてかったるいなーと思いながら読んだんだけど、中盤からどんどん引き込まれて読み終わった今は面白かったの一言。刑事たちの描写が多いけどあまり意味がなくて、犯人が追い詰められるようであまり追い詰められないからあれらのシーンはなんなのかなとも思う。人質の爺さんのキャラが最高で、ラストも凄く良かった。破滅的なラストしか無いような題材で、あのラストはすごく好き。流石黒川博行。 | ||||
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会社社長の父が誘拐され、犯人から身代金の要求が届く。 だが社長と父はあまりうまくいっていないようだ。 捜査する警察、どことなく不穏な動きを見せる社長、そして誘拐犯。 この三つの動きに、誘拐された社長の父の破天荒なキャラクターが加わり、 物語の深みが増していく。 誘拐犯が身代金として金塊2トンを要求するアイデアはおもしろい。 その運搬方法やトリックも意外性があった。 読後感もよかった。 | ||||
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誘拐された老人のためにその息子が20億円もの金塊を用意するところから物語は始まる。黒川作品らしいユーモアとペーソスあふれる人物描写と 漫才のような大阪弁のセリフのやり取りは相変わらず面白い。そして、この誘拐作品では、WhyとHowが最後まで謎として残る構成にしている。 誘拐を扱った数多い小説の中でも、プロットの設定やストーリー展開ではトップクラスの作品だと思う。誘拐された老人と犯人の男の友情がエンディングを 飾るのも黒川らしくていい。黒川博行は、余りにも真実に近い作品を書いたということで、「グリコ森永事件」では参考人として事情聴取されて いるらしいし、最近の「後妻業」でも事件発覚前に、ほとんど現実そのものの犯罪を描いた。つまり、彼自身の経験(自分が犯罪を犯したと いう意味ではない)と情報ルートを通じて作品を仕上げていることが多い。この「大博打」でもディーテールをおろそかにしない。徹底して現実的だ。 刑事たちの描き方がコメディ風であることから、この作品を軽く見るとしたら大間違い。これはかなりハイクラスの誘拐犯罪小説である。さすが黒川博 行である。 | ||||
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作者の作品はほぼ読了しましたが、本作は帯の解説が、大袈裟だったので後回しにしてました。 しかしコンパクトな容量の中に二転三転ぎっしり詰まっていて比重で言うと金塊のようでした。 サクッと読めます。 関西の方には特に…。 | ||||
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黒川さんにハズレなし。 極道モノ好きだし、主人公のノリツッコミは最高!笑える。 | ||||
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ついに,黒川作品文庫版全読破、最後にこれ、面白いのが残ってたー、最高のヱンターティメント作品。 | ||||
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疫病神シリーズ3冊読んだあと本書を読みました。3冊に感じた冗長さは、あと少しで終わりというところまで無くて、話にスピード感がありました。その最後のところですが、そもそもの理由に何か泣かせる仕掛けがありそうに物語が進むので期待が膨らんだのに、それほどのこともなくて終わってしまったので、ちょっとガッカリ感が残りました。それで星一つ足りません。 でも、同じ星4つでも、上記3冊より良かったと思います。 | ||||
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大阪弁じゃないと出せない味が一杯。刑事同士、犯人と誘拐された被害者(?)、倉石泰三とのとぼけたやりとりは、ボケとツッコミの大阪マンザイです。中でも犯人とのバクチにのめりこむ泰三のキャラは、大阪弁じゃないと成立しないでしょう。それだけじゃなく、もちろん中身も充実している。無謀とも思える誘拐計画を、いかに実行するか、そこらのサスペンスはさすが。最後にほのぼのさせるところも、うれしいですね。犯人に見事成功させて、ついでに泰三に小遣いを持たせてやりたくなった。ありきたりの誘拐小説、ユーモアミステリーに飽き足りない方に、お勧めです。 | ||||
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この楽しみをほかの誰にも渡したくない、と思えるほどの作品。エンディングまでぎっちりおもしろさを詰め込んでいるサービスのよさ。最初は、犯人側と刑事側がそれぞれ一人称で語られる構成にとまどうかもしれないが、話はスピーディーで猪突猛進型なので、混乱することはない。やがてユーモアやギャグに何度も爆笑させられながらも、この誘拐をなんとか成功させてやりたいと読者は思うようになる。しかし……。いいじゃないですか、今宵、作者の術中にはまりこんでわくわくしてみるのも。鮮やかなキャラクターはさすがである。 | ||||
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