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大博打



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【この小説が収録されている参考書籍】
大博打 (エコノミステリー)
大博打 (新潮文庫)

大博打の評価: 7.50/10点 レビュー 2件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点7.50pt

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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
全2件 1~2 1/1ページ
No.2:
(8pt)

犯行のアイデアが光る誘拐ミステリー

1991年に刊行された、著者の初期作品といえる長編ミステリー。おなじみの大阪府警のメンバーが登場するのだが、警察捜査より誘拐犯のほうに力点がある、大阪府警シリーズのスピンオフ作品である。
チケット屋を経営する資産家・倉石達明の父・泰三が誘拐され、犯人は身代金として金塊2トンを要求してきた。2トンもの金塊を一体どうやって受け取るのか? 大阪府警は疑問を抱きながらも金塊を用意し、犯人の要求通りに小型漁船に積み込み捜査員を張り込ませていたのだが、犯人に裏をかかれ漁船は無人のまま自動操縦で淡路島へ向かってしまった。犯行が成功するかと思われた寸前、漁船は通りかかったタンカーに衝突し爆発してしまった。誰もが計画は失敗したと思ったのだが、犯人はあっと驚く手段で金塊を手に入れていたのだった。ところが・・・
誘拐事件を捜査側と犯人側から交互に描いてストーリーが展開され、途中途中に犯人と被害者である泰三とのやり取りが挿入される。全体に渡って大阪府警シリーズの特徴であるユーモラスな会話がちりばめられ、犯人も憎めないやつなので誘拐もののサスペンスより犯行手口のアイデアと人間ドラマを楽しむ作品といえる。
大阪府警シリーズのファンはもちろん、ユーモア・ミステリーのファンにはぜひおススメしたい。

iisan
927253Y1
No.1:
(7pt)

大博打の感想

著者の疫病神シリーズがおもしろく、他の作品も読もうとこの作品を読みました。かなり以前の作品なので、著者によさが出ているのか気になりましたが、この作品もおもしろかったです。
誘拐の中に人情味があり、現実的ではないのですがまとまりが良かったと思います。艀とか、現場設定もなかなか珍しいですよね。

kmak
0RVCT7SX

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