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黒猫館の殺人
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黒猫館の殺人の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.44pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全52件 41~52 3/3ページ
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作者によると館シリーズの折り返し点に位置する作品だそうです。本作のメイントリックはアマチュア時代(=館シリーズを書き始める前)から暖めて「たものなのだそうですが、作者があとがきで書いている通り、館シリーズにぴったりとフィットしています。というより、館シリーズ以外では使い物にならないんじゃない?という気もしなくもありません。アマチュア時代の構想ではこのトリックをどういう小説で使うつもりだったのか、ちょっと興味があります。 本作の主眼は「黒猫館とはどんな館なのか?」という点に尽きます。確かにこのアイディアは面白く、シリーズの他の作品に出て来る館が「殺人以外には役に立たないんじゃないの?」という気がする一方で、本作の館は「こんな別荘が実際にあったら面白いだろうな」と思いました。その分、肝心の殺人事件が弱いのはちょっと残念。 | ||||
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作者によると館シリーズの折り返し点に位置する作品だそうです。本作のメイントリックはアマチュア時代(=館シリーズを書き始める前)から暖めて「たものなのだそうですが、作者があとがきで書いている通り、館シリーズにぴったりとフィットしています。というより、館シリーズ以外では使い物にならないんじゃない?という気もしなくもありません。アマチュア時代の構想ではこのトリックをどういう小説で使うつもりだったのか、ちょっと興味があります。 本作の主眼は「黒猫館とはどんな館なのか?」という点に尽きます。確かにこのアイディアは面白く、シリーズの他の作品に出て来る館が「殺人以外には役に立たないんじゃないの?」という気がする一方で、本作の館は「こんな別荘が実際にあったら面白いだろうな」と思いました。その分、肝心の殺人事件が弱いのはちょっと残念。 | ||||
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僕も館シリーズは文庫として出版されたものは恐らくこの黒猫館の館までであろうと思いますが、すべて読んでいます。 正直この作品の評価がここでは高くないことに驚きました。 もしこれからはじめて読まれる方があったら僕は文句なしにこの作品はお勧めできます。 正直時計館の殺人までは、登場人物の名前がまるで劇画の登場人物のように 大げさでありそうも無いような名前だったり、館というのがあまりにもナンセンスな建築で 非現実的だったり、そもそも中村青司が確か40代くらいの年齢で死んだことを考えれば全国各地にこれだけ代表作が存在しているというのもちょっとうそ臭い感じがしていましたが、今回の黒猫館の殺人は割とそういう垢のようなものが落ちた非常に堂々とした作品であると思います。 人を小細工を弄して驚かせようというようなわざとらしい作為のようなものが無い、非常に巨匠的な作品だと感じました。 恐らく大多数の方が(特にコアなミステリーファンで無い方は)読みやすいと感じ、とっつきやすいと感じるはずです。 恐らくこの作品を悪く言う方というのは胡散臭いまでにケレン味にあふれた古典的なミステリーの道具立てに興奮を覚えるようなコアなファンの方たちだと思います。 館シリーズの中でもっとも感覚が当世的で洗練された作品であると思います。 | ||||
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僕も館シリーズは文庫として出版されたものは恐らくこの黒猫館の館までであろうと思いますが、すべて読んでいます。 正直この作品の評価がここでは高くないことに驚きました。 もしこれからはじめて読まれる方があったら僕は文句なしにこの作品はお勧めできます。 正直時計館の殺人までは、登場人物の名前がまるで劇画の登場人物のように 大げさでありそうも無いような名前だったり、館というのがあまりにもナンセンスな建築で 非現実的だったり、そもそも中村青司が確か40代くらいの年齢で死んだことを考えれば全国各地にこれだけ代表作が存在しているというのもちょっとうそ臭い感じがしていましたが、今回の黒猫館の殺人は割とそういう垢のようなものが落ちた非常に堂々とした作品であると思います。 人を小細工を弄して驚かせようというようなわざとらしい作為のようなものが無い、非常に巨匠的な作品だと感じました。 恐らく大多数の方が(特にコアなミステリーファンで無い方は)読みやすいと感じ、とっつきやすいと感じるはずです。 恐らくこの作品を悪く言う方というのは胡散臭いまでにケレン味にあふれた古典的なミステリーの道具立てに興奮を覚えるようなコアなファンの方たちだと思います。 館シリーズの中でもっとも感覚が当世的で洗練された作品であると思います。 | ||||
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ミステリには、各々の作品にトリックがあり、その謎解きがあり、結末(終わり方)がある。たまたまこの作品を読む前に読んだアガサ・クリスティ作品の美しい終わり方を読んだ後で私には幸いしました。この作品にはこれでもかと伏線が散りばめられてます。読者は、どの言葉、どの仕草で、犯人やトリックを見破るか。。感受性と知識を動員して、鑑賞しましょう! | ||||
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ミステリには、各々の作品にトリックがあり、その謎解きがあり、結末(終わり方)がある。 たまたまこの作品を読む前に読んだアガサ・クリスティ作品の美しい終わり方を読んだ後で私には幸いしました。この作品にはこれでもかと伏線が散りばめられてます。 読者は、どの言葉、どの仕草で、犯人やトリックを見破るか。。 感受性と知識を動員して、鑑賞しましょう! | ||||
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この本は、館シリーズの第6作目です。 トリックに関しては、アリスをモチーフにしていることに注目です。 本の内容に関しては、手帳から事件を推理するかたちになっています。 いずれも興味深く、読者への挑戦とも見受けられました。 しかし、やや伏線の張り方が露骨なような気がします。なので、星を1つ減らしました。 ただ、雰囲気はそのままなので、十分楽しめると思います。 | ||||
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この本は、館シリーズの第6作目です。トリックに関しては、アリスをモチーフにしていることに注目です。本の内容に関しては、手帳から事件を推理するかたちになっています。いずれも興味深く、読者への挑戦とも見受けられました。しかし、やや伏線の張り方が露骨なような気がします。なので、星を1つ減らしました。ただ、雰囲気はそのままなので、十分楽しめると思います。 | ||||
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綾辻の館シリーズはどれも結構驚かせてもらっている。個人的には迷路館が一番好きだけど、黒猫もそこそこ好き。 流行作家に多く見られる軽さがなく、ほんと本格って感じ。海外の古典と化した推理小説もいいが、訳の過程で生じる不自然さがどうも苦手。自分の言葉に直しながら読まなくてはいけない。でも、日本の古典推理はちょっと気持ち悪さを感じてしまうし、今の流行作家一般に見られる完全娯楽化した軽い推理小説は論外。推理小説はもっとずっしりとしたものであってほしい。 その点で綾辻行人の作品は結構いい。 古典作家の真似もかなり多いが。それはどの作家にも言えること。 その中でどの作品も綾辻独特の味を出している。 | ||||
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綾辻の館シリーズはどれも結構驚かせてもらっている。個人的には迷路館が一番好きだけど、黒猫もそこそこ好き。流行作家に多く見られる軽さがなく、ほんと本格って感じ。海外の古典と化した推理小説もいいが、訳の過程で生じる不自然さがどうも苦手。自分の言葉に直しながら読まなくてはいけない。でも、日本の古典推理はちょっと気持ち悪さを感じてしまうし、今の流行作家一般に見られる完全娯楽化した軽い推理小説は論外。推理小説はもっとずっしりとしたものであってほしい。その点で綾辻行人の作品は結構いい。古典作家の真似もかなり多いが。それはどの作家にも言えること。その中でどの作品も綾辻独特の味を出している。 | ||||
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真相の意外さでは十角館に比肩する作品。館シリーズとしては異色の作品で過去に起こった事件を本作は扱っています。依頼人の老人は記憶を失っており、彼の手記が真実であるかどうかを主人公は探ることになる。真相の鍵となるのは当然その老人が残した手記となるのだが・・・ 綾辻ミステリーの中ではその張られた伏線の数の多さという意味で特筆すべき作品だと思います。しかも犯人の意外さではなく、もっと意外な真相が用意されています。伏線が多いので、注意して読めばその真相に気づく方も多いのでは?特に水の流れなどは、、、読みやすく、真相看破も比較的容易であるので、綾辻作品の入門編として最適の作品ではないかと思います。読後感も爽快です。 | ||||
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真相の意外さでは十角館に比肩する作品。館シリーズとしては異色の作品で過去に起こった事件を本作は扱っています。依頼人の老人は記憶を失っており、彼の手記が真実であるかどうかを主人公は探ることになる。真相の鍵となるのは当然その老人が残した手記となるのだが・・・ 綾辻ミステリーの中ではその張られた伏線の数の多さという意味で特筆すべき作品だと思います。しかも犯人の意外さではなく、もっと意外な真相が用意されています。伏線が多いので、注意して読めばその真相に気づく方も多いのでは?特に水の流れなどは、、、読みやすく、真相看破も比較的容易であるので、綾辻作品の入門編として最適の作品ではないかと思います。読後感も爽快です。 | ||||
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