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朝日殺人事件
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【この小説が収録されている参考書籍】
朝日殺人事件の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.89pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全3件 1~3 1/1ページ
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朝日がダイイングメッセージだがつまらない。 | ||||
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この「朝日殺人事件」は、光彦の母、雪江がJR電車に同じ車両に同席した島田という男がさかんに「アサヒのことをよろしく」と携帯電話をかけていたのを訝ることから始まる。この島田という男が、目白の「四季」ホテルの一室で殺される。誰が彼を殺害したのか? 他方、杉並区松庵にある女性専用のアパートでも奇妙はことが起こっていた。雑誌「旅と歴史」の記者だった宮崎しずえの隣に越してきた女性。その部屋は、その前に暮らしていた女性が忽然と消えたいわくつきのそれであった。しずえは、その女性に不信感をもち調査を思い立つ。 しかし、そのしずえも新潟県の調査先で何ものかによって殺害される。一連の事件をめぐって、光彦はキーワードの「アサヒ」をたよりに愛知、三重、富山、新潟、山形を彷徨う。そして、光彦はついに連続殺人事件の脈絡をとき、事件解決に貢献した。島田を殺したのは竹間建設の田岡という常務取締役であった。田岡は島田をホテル「四季」の一室でトラブルのさなか、犬乗り童子の置物(土人形)で殴り殺してしまったのだった。 複雑な人間関係のなかの連続殺人事件で、迷宮入りの様相を呈していたが、筋はみだれることなく、伏線もしっかり設定され、最後の事件解明の解説にいたっては見事という他ない。 | ||||
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列車内で「アサヒ」という謎の言葉を発していた男が都内のホテルで殺されてしまう。 御存知内田康夫の小説に登場する浅見光彦が活躍する物語だ。 切っ掛けは光彦の母親が偶然居合わせた列車内で、その言葉を耳にしていたことにある。 「アサヒ」の意味を追って、各地に飛び回る浅見光彦の活躍が旅情的な趣を伴って面白い。 一方、光彦の知り合いの雑誌編集者が取材先で殺される事件が発生し、二つの事件には関連性があることが分かってくる。 全体的には非常に良く出来上がったストーリーだと思うが、物語の印象度に於いてあまりスリルが感じられないのが惜しい。 ストーリーを切りつめてもう少しテンポのある内容になっていれば、読後感もさらによく感じられたであろう。 | ||||
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