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さえずる舌



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【この小説が収録されている参考書籍】
さえずる舌 (光文社文庫)

さえずる舌の評価: 3.33/5点 レビュー 6件。 Dランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.33pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全2件 1~2 1/1ページ
No.2:
(2pt)

かなり期待はずれ

真幌という成功した女性のもとで、芽衣という美しく、頭のいい、カリスマ性のある女性が働くようになる。ところが――という話なのですが、期待したようなことは起こりません。じつは芽衣は常人には理解できないモンスターのような女だった、理解不能の悪魔、規格外の問題児……と看板ばかりが大きくなるのですが、実際にやったのは、アルバイトの女の子を混乱させて、辞めさせただけ。あとはひたすら芽衣はこういう人だという説明ばかり。それでもいつか、芽衣が本性をあらわして、悪事を働くかなと思って期待していたのですが、結局、悪い男に適当にあしらわれるだけだという。はあ?という感じで終わってしまいました。看板通りの悪女だったらおもしろかったんですけどね。真幌や真幌やまわりの女性たちが大騒ぎしていたのも、あまりの空騒ぎぶりに馬鹿っぽく感じました。真幌一人が芽衣のことを調べれば十分だと思うのですが、僕も調べた、私も調べた、と同じ話の繰り返しだし。それよりなにか事件を起こしてくれよ〜と思ってしまいました。やっぱり文庫書き下ろしはそれなりの作品になってしまうのかな、というのが正直な感想です。
さえずる舌 (光文社文庫)Amazon書評・レビュー:さえずる舌 (光文社文庫)より
4334745601
No.1:
(2pt)

もっと怖いのかと思った

魅力的な容姿、明晰な頭脳、輝きを放ち、いつでも人に好かれる女性。そんな理想的とも思える女性が、天使の外見とは裏腹に、悪魔の心を持っていた。この悪魔に狙われたのは、これまた容姿端麗、賢さも優しさも兼ね備えた才女だった…。この悪魔VS聖母のような対決、途中までは、夢中で読みました。幽霊の怖さではなく、人の心の黒い部分がにじみ出てくるような怖さがあって、一気に読んだのですが…。中盤を過ぎ、様々なアクシデントが降り掛かる中、さぁこれからどうする!?という時に、えっ?まさか、これで終わらせるの!?と思っているうちに、無理やりラストにされたという感じでした。比べてはいけませんが、貴志祐介の「黒い家」のように、後に行けば行くほど狂気が増すような緊張感と怖さは、この作品には感じられませんでした。前半4/5に☆×3、ラストの1/5が☆×1という感じです。
さえずる舌 (光文社文庫)Amazon書評・レビュー:さえずる舌 (光文社文庫)より
4334745601

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