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憑流
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憑流の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点2.80pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全5件 1~5 1/1ページ
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中盤から、この先「苑香と真希の攻防」になるんだろうな。と期待しながら読んでたんで、ありゃ、これで終わり?みたいな感じになってしまった。 攻防戦じゃなく、蹂躙されてく過程の話だったのね。真希側で読んでたんで「一矢も報いず一網打尽」なのがストレス感大w この手の話であれば苑香側で読める話の方が胸がすくなあ。 | ||||
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旧家が迎えた非の打ちどころのない嫁、おまけに以前にもまして その家には運がつきはじめる。 民話にもよくある、家に福を呼ぶ嫁が実は‥‥という○○女房を 下敷きにしたお話。 伏せるほどのことはありませんが正体がそのまんまなので念のため。 筆もうまく読みやすく、前半は他のレビュアーの方も書かれているように 読む方をひっぱっていくものがあります。 移動中に読むには非常におすすめ。 が、件の嫁の背景が明らかになり、その一族が動き出す展開になってからが問題。 彼らにまったく恐怖がわかない。 その異質さや侮れなさがしつこく説明されはするのだが、彼らの目的が いわば非常に人間的に「普通」な上に、そのキャラクターはあまりにぱっとしない。 そして、そのぱっとしない相手に、一矢報いることもできない主人公たち。 しっかりしろよ、仮にもホラー小説の主人公なんだから!! と非っ常にイライラします。 後味が悪いだけならそれはそれと許せますが、このバランスがすべてを台無しに‥‥ 前半の調子がいいだけに非常に残念。 | ||||
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個人的には好きになれない。読み終わって後味の悪いものを覚えるのは やはり、勧善懲悪なるものを心のどこかで欲しているからでしょうか? 読んですっきりしたい人にはお勧めできません。 | ||||
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推理系の文学賞を受賞されているようなので、ミステリーかと思えば、ホラーでした。最後の方に掲載されている参考文献を見ると私の興味のある民俗学関係の本がずらりとならんでいて、楽しみにしてました。文章も吟味されているようで、読みやすかったです。話の方も、兄嫁に好感情を持っていない人々が次々に不幸になっていくことに疑念を抱いた妹が兄嫁の謎を探り対抗しようとする、という続きが気になってぐいぐい読んでしまうおもしろさがありました。本当は星4つにしようかと思いましたが……。後味が悪すぎます。ホラーものとしてはハッピーエンドでない方がいいとしても、あれは恐いというより後味が悪すぎます。(実際、恐いと感じる部分は、私は、ありませんでしたし)おもしろいけれども、あのラストでは、あまりオススメしたくない感じでした。 | ||||
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物語は、麻布の旧家を舞台に次々と起こる惨事を描いたホラー小説。麻布の旧家・朝比奈家に苑香が嫁ぎ、夫の幸宏にもツキが味方をし、一家は隆盛を誇っていくものの、その一方で苑香の存在を疎ましく思う旧家の関係者や、幸宏の仕事の邪魔をする者が次々と変死をしていく。そして、朝比奈家にも大惨事が襲うことに……。 主人公である苑香の出生の秘密から、過去の家族との関わり、そして嫁いだ朝比奈家の変わり行く様子が最初から最後まで目が離せず、ラストの惨事も想像以上で、実に恐怖感の味わえる本格的なホラー小説です。著者の作品は初めて読みましたが、松本清張賞を受賞した「輪廻」も読んでみたいと思いますし、旧家の崩壊をホラーとして描いた着眼も良かったです。 | ||||
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