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メルキオールの惨劇
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メルキオールの惨劇の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.97pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全26件 21~26 2/2ページ
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物語は破綻しているが、魅力ある展開だった。 人の不幸をコレクションする男の依頼を受けた「俺」は、自分の子供の首を切断した女の調査に赴く。 おお、なんという凄まじい設定!身の毛もよだつとはこのことではないか。これは心してかからねばなるまいてと思ったあなた、いやいやちょっとお待ちください。これね、読めばわかるけどホラーの体裁で出版されているにも関わらず、どちらかといえばユーモアさえ感じられる作品なのである。 ぼくは、この本読んでこの人いっぺんに好きになってしまった。 無粋を承知で言わせてもらうなら、センスがいいのである。ホラーとしてではなく、物語世界を構築するにあたってそのセンスの良さが光っている。 上記のあらすじを読むと、まったく不気味な「黒い家」系のホラーのように思ってしまうのだが、いざひもといてみると、なんとも奇妙なユーモアのあるファンタジーのようだった。それも読み手の脳髄をビンビン刺激するかなりヤバい作風だ。暴言を承知で言わせてもらうなら、もう筋などどうでもよいとまで思えてくるくらいヤバいのだ。う〜ん、この人の小説をもっと読みたい。というか、はやくもっともっと分厚い本を出して欲しいものだ。 それにしても、ピーナッツ・バターってああいう風に作るのかあ。なるほど、勉強になるなあ。 | ||||
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物語は破綻しているが、魅力ある展開だった。 人の不幸をコレクションする男の依頼を受けた「俺」は、自分の子供の首を切断した女の調査に赴く。 おお、なんという凄まじい設定!身の毛もよだつとはこのことではないか。これは心してかからねばなるまいてと思ったあなた、いやいやちょっとお待ちください。これね、読めばわかるけどホラーの体裁で出版されているにも関わらず、どちらかといえばユーモアさえ感じられる作品なのである。 ぼくは、この本読んでこの人いっぺんに好きになってしまった。 無粋を承知で言わせてもらうなら、センスがいいのである。ホラーとしてではなく、物語世界を構築するにあたってそのセンスの良さが光っている。 上記のあらすじを読むと、まったく不気味な「黒い家」系のホラーのように思ってしまうのだが、いざひもといてみると、なんとも奇妙なユーモアのあるファンタジーのようだった。それも読み手の脳髄をビンビン刺激するかなりヤバい作風だ。暴言を承知で言わせてもらうなら、もう筋などどうでもよいとまで思えてくるくらいヤバいのだ。う〜ん、この人の小説をもっと読みたい。というか、はやくもっともっと分厚い本を出して欲しいものだ。 それにしても、ピーナッツ・バターってああいう風に作るのかあ。なるほど、勉強になるなあ。 | ||||
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一気に読めます。 活字を追っている、というより 漫画を読んでいる感覚で楽しめました。 文体が醸し出すB級映画のような荒涼とした世界 が心地よいです。 ただ、中盤で張られた興味深い伏線が、生かされていないので、 そこが残念です。 とはいえ、破壊的で狂った結末は、一読の価値ありです。 ラストの寂寥を是非味わってください。 | ||||
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一気に読めます。活字を追っている、というより漫画を読んでいる感覚で楽しめました。文体が醸し出すB級映画のような荒涼とした世界が心地よいです。ただ、中盤で張られた興味深い伏線が、生かされていないので、そこが残念です。とはいえ、破壊的で狂った結末は、一読の価値ありです。ラストの寂寥を是非味わってください。 | ||||
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平山夢明氏は怪談本の方が有名なのかも知れない。 だからこそ、この『メルキオールの惨劇』を読まねばならないと思う。 怪談だけが平山夢明ではないのだ。 氏の書く物語は何故だか気持ち良い。 著者紹介などには『生理的に~』云々あって、手を出したがらない方が多いだろう。だが、私にとって、そんなことはない。 先に読み進んで、物語が終わる事が寂しいとさえ思ったのである。 全体的な感覚は無国籍/無軌道/無遠慮だろうか? 読んでいて、にやりとしてしまう。ごそごそっとした感触はささくれた 心にがちり、とハマるだろう。 星4つの理由は、もう少し続きがあればなぁ…であったのだが、実は続編の予定有りとの情報も入って来た。 凡百のベストセラーなんぞ読んでいる暇があったら、こいつを読め! そして、自分の歪みと狂気を感じとろう。 | ||||
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平山夢明氏は怪談本の方が有名なのかも知れない。だからこそ、この『メルキオールの惨劇』を読まねばならないと思う。怪談だけが平山夢明ではないのだ。氏の書く物語は何故だか気持ち良い。著者紹介などには『生理的に~』云々あって、手を出したがらない方が多いだろう。だが、私にとって、そんなことはない。先に読み進んで、物語が終わる事が寂しいとさえ思ったのである。全体的な感覚は無国籍/無軌道/無遠慮だろうか?読んでいて、にやりとしてしまう。ごそごそっとした感触はささくれた心にがちり、とハマるだろう。星4つの理由は、もう少し続きがあればなぁ…であったのだが、実は続編の予定有りとの情報も入って来た。凡百のベストセラーなんぞ読んでいる暇があったら、こいつを読め!そして、自分の歪みと狂気を感じとろう。 | ||||
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