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魔女
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魔女の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.40pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全5件 1~5 1/1ページ
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ほかの方が書いているように、やや大味か部分はあるかもしれませんが、樋口作品をすべて読んできた中で個人的ベストの作品です。 主人公が殺人事件を追う過程で、被害者となった安彦千秋という女性の様々な姿が見えてきます。どれが本当の千秋の姿だったのか、彼女がすでにこの世にいないためわかりませんが、私は主人公が感じた彼女の印象こそが、本当の姿であってほしいと思います。 読み返すたびに、ラスト数行の切なさに涙が滲んでしまいます。 | ||||
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フリーターの主人公の元恋人が殺され、 姉のテレビレポーターからその調査を依頼されるところから物語は始まります。 特別面白かったとは思えませんでしたが、 まずまずと言ったところでしょうか。 事件の真相はちょっとアレな感じでしたが。 | ||||
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元カノの惨たらしい死について,報道キャスタの姉に調査を命じられ…という始まりで, 家事が得意な主人公や,魅力的な女性たちと,ファンにはおなじみの安心安定の一冊です. また,別れて二年,彼女のことをほとんど知らなかったことに気付く小さな動揺と, 話を聞くたびに浮かび上がる別の顔が印象的な一方,それは付き合った時間ではなく, 彼女が生まれ故郷を離れた日からの全てにあるようで,確かに聖女ではなかったものの, 幼い日から二十年,遠い地を実家と呼び続けたその真意には何とも言えない重苦しさが…. タイトルに重ねたと思われますが,魔術などオカルト要素に傾くに何度かについては, 違和感がなかったわけではありませんが,そこに逃避せざるを得なかった少女の苦しみ, そしてその『呪い』が解かれる終盤とで,バランスを取ってまとめられたように映ります. とはいえ,善人も悪人も女はみんな魔女というのが,月並みながら一番の印象でしょうか. なお,作風の変更に伴うエピソードに加え,文章や会話の『間』や『呼吸』に触れた, 『創元推理文庫版あとがき』が面白く,過去にお読みの方にも一読をお勧めいたします. | ||||
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2001年に出た単行本の文庫化。 これも樋口有介らしい作品だ。20代半ばの青年が、殺された元恋人の「正体」を探っていくというもの。女性の恐さと魅力が綯い交ぜになって語られていく。 脇役となる女性たちもみな魅力的だ。 ただ、読後は消化不良に感じた。なんというか、説明が足りず納得できない。もっと書き込んでくれないと。 樋口作品にしては、青春の苦さという要素が薄味かも知れない。 | ||||
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主人公がかつての恋人の焼死事件を調べていくうちに、彼女の知らなかった素顔がわかり、更には犯人を見つけ出していく物語。その犯人の動機や、焼死となった主人公の元彼女の過去、そして個性的な登場人物など、展開として面白い作品となっていますが、タイトルにもなっている「魔女」の描写が中途半端であるのと、事件の真相がラストに犯人から明かされますが、そのラストも呆気なく終わっているなど、欠点も少々目立つ作品でしたが、青春ミステリーとしては個性派揃いの登場人物が物語を盛り上げています。 | ||||
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