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刺青(タトゥー)白書
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刺青(タトゥー)白書の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.40pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全2件 1~2 1/1ページ
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柚木シリーズの番外編かな? 柚木が仕事の依頼を受ける雑誌編集長の娘が主人公。 ちょっと、ひととは違う、 言ってみればど天然な彼女。 子どもの頃、 いじめられてから謝られたのだが、 自分が、いじめられていたのを気付いていなかったという…。 そんな彼女は、 そのおおらかさのまま、女子大生となっていた。 久しぶりに再会した友人が、翌日死んでいた。 他殺か事故死か。 そして、全く無関係だと思われた殺人事件もまた、 被害者が同級生だった。 柚木はサポートキャラのように登場し、 独自の調査をする彼女が行き着いたのは…。 これまでのハードボイルド感は薄く、 ストーリーと、 推理を丁寧に積み重ねる。 登場人物たちのユーモアさが、 樋口作品らしさを感じさせた。 けっこうこっちはこっちで、 他の作品も読んでみたい。 | ||||
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☆☆☆☆は、シリーズのファンとしての評価。 シリーズを読んだことがない読者にとっては、この評価は高すぎと 感じるかもしれない。 女と見ればすべて口説こうとする永遠の38歳、元刑事でフリーライター兼探偵の 柚木草平は、過去のシリーズではいずれも物語の語り手だった。 彼の少し斜に構えたものの見方や、他人(とりわけ女性)とのリズミカルでお洒落な 会話が楽しめるのがシリーズの魅力でもあった。 今回も、謎を解くのは柚木草平なのだけど、視点はどちらかというと彼以外の 登場人物、特に女子大生の鈴女をメインで追う。 そのため、シリーズのファンとしてはやや物足りない。 その半面、他者の目から見た柚木草平を観察できるという、これまでなかった 楽しみがあるのだ。 ただ、なんとも特殊な鈴女のキャラといい、相変わらず織り込まれたラブロマンスといい、 容疑者を次々と浮上させておいて最後は意外な犯人というミステリの醍醐味といい、 しっかり作られた佳作だとは思う。 | ||||
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