ベイ・ドリーム



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    初公開日(参考)1998年08月
    分類

    長編小説

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    ベイ・ドリーム

    1998年08月31日 ベイ・ドリーム

    ミミズの研究一筋に生きて四十数年、女性とは全く縁のなかった柿本書彦が出会った美女・中山紗十子。彼女は四選目を狙う東京都知事・横森臣太郎の側近である。東京湾岸の埋立地で奇形のミミズを発見した書彦に、紗十子が近づいた目的とは?折しも埋立地には東京都の一大プロジェクト「歴史博物館」の建設が発表され、政治家やゼネコンが利権をめぐって暗躍しはじめていた…。書彦が発見したミミズが、都庁を揺るがす大スキャンダルに発展する!物質文明とは何か、人間にはどこまで環境破壊が許されるのか?現代社会が抱える問題を鋭く、かつ軽妙に描く、書き下ろし長編小説。 (「BOOK」データベースより)




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    No.4:
    (3pt)

    ミミズからわかること

    1998年に角川書店から出た単行本の文庫化。
     ミミズの研究者を主人公に据えたノン・シリーズの社会派(?)ミステリ。
     都知事とゼネコンの汚職の世界に、ミミズ研究者が思いがけず巻き込まれて、というストーリーで、樋口さんの社会派作品に独特の重苦しさが漂っている。
     気障じゃないはずの主人公なのだが、それでも気障なのはいかにも樋口作品。
     いつものように出てくる思わせぶりな美女が魅力的だ。でも、今回はひとりだけ。
    ベイ・ドリームAmazon書評・レビュー:ベイ・ドリームより
    4048731203
    No.3:
    (4pt)

    綺麗

    使用感のない、きれいな本です。また利用しようと思えるほど、清潔な本でした。
    ベイ・ドリームAmazon書評・レビュー:ベイ・ドリームより
    4048731203
    No.2:
    (1pt)

    誤植が多過ぎる。

    尻すぼみである。発端のエピソードの数々は面白いのに、調子に乗って話を膨らませていったら紙数が足りないのに気づいて、ドタバタと慌てて風呂敷を畳んでしまった、という印象が拭えない。対立候補の人間関係と、その行動の動機もはっきりとは示されないし、紗十子の行動の理由となった過去の出来事も些か弱い気がする。主人公に至っては殆ど何もしない。解決は天啓のようにもたらされ、読者を置き去りにして物語は大団円を迎える。光るのはともかく金に汚い政治家(実はこれは畳語ではないか、という気がする)やゼネコンの、庶民の見下し具合だろうか。

     しかしそのこととは別に、本書はともかく誤植が多すぎる。何を急いでいたのか知らないが、「引き出しす」(p228)、「ジーンず」(p241)、「始末て」(p242)、「疑問をもなかったが」(p266)、「タイプいる」(p286)、「してみないないかね」(p292)、「埋まっていることこと」、(p311)「言ったではあないか」(p329)と、気付いただけでも八箇所あり、物語後半にそれらが集中しているのである。ここまで誤植が多い、いい加減な本に出会ったのは初めてかもしれない。ハードカバーで角川書店から刊行されていた時からの遺物が修正されないままなのだろうか? それとも文庫版で誤植が増えたのか。さらに、文庫版は第二版以降で誤植の修正がなされるのか、あるいはなされたのか。いずれにせよこれは本の形式としては不良品であると言わねばならない。
    ベイ・ドリームAmazon書評・レビュー:ベイ・ドリームより
    4048731203
    No.1:
    (1pt)

    目立たないまま一生を終えてほしかった

    「ぼくと、ぼくらの夏」を読んで、ミステリーとしては完成度が低いものの、独自の香気とユーモアに惹かれた。特に魅力的なキャラのウィットに富んだ会話のやりとりが好きだった。その後も何冊か青春ミステリーのような作品を読んだが相変わらず会話の切れはよいがミステリーの切れは悪く、「いっそミステリーのない話ならよいのに」と思っていた。その後、そういう作品が発表され、読んだが、ミステリー時代のような会話の切れが感じられずがっかりした。それでも図書館で見かけたり、書店にあると気になって借りたり、買ったりする作家の一人だった。本作も新刊(文庫として)で出ていたので、楽しみに読み始めた。
     しかしいったいどうなってしまったのか。話のプロットはあきれるほどつまらなく、いつもは好きになるキャラがいるのに、この話では誰一人何の魅力も感じられず、(だいたい人間としてのリアリティもなかった)会話は陳腐で香気もユーモアも感じられず、エンディングもすっきりせず、読後感も悪い。いったいどこに救いがあるのか、ため息しか出なかった。いや救いは文庫としては2012年4月新刊でも、これが書かれたのが1998年とだいぶ昔だということか?今の樋口有介は進化して、読むに値する作品を書いていることを祈るばかりである。中央公論社ともあろうものが、何故歴史の彼方で存在も忘れられようとしていたこのように残念なものを改めて世に出してしまったのか、うらめしいばかりである。本作には目立たないまま一生を終えてほしかった。

    ベイ・ドリームAmazon書評・レビュー:ベイ・ドリームより
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