OUT

【この小説が収録されている参考書籍】

評判

OUTの評価:

4.11/5点 レビュー 292件。 A ランク

Amazon書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点4.11pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全463件 181〜200 10/24ページ
No.283
(3pt)

桐野夏生の代表作。

直木賞作家、桐野夏生の名を一躍有名にした出世作の上巻。

言葉を発しない息子と疎遠になった夫に孤独感を感じる雅子。見栄っ張りでだらしない生活を送るうちに旦那に逃げられた邦子。寝たきりの義母の看病に疲れ果てているヨシエ。ギャンブルと女にはまり暴力まで振るうようになった夫を持つ弥生。深夜の工場で弁当詰めのアルバイトをする主婦四人はそれぞれの悩みを抱えていた。そんなある日、リーダー格でもある雅子のもとに一本の電話が入る。それは、弥生が夫を殺してしまったというものだった……。

三人称でありながら、それぞれの視線をほぼ一人称のように描いていく手法が秀逸。蛇足だが、この後、桐野夏生はこの手法で傑作を次々と生み出している。この作品は、そういう意味でその出発点とも言える小説だろう。

主婦が企てる完全犯罪。それに巻き込まれ、復讐を始めるヤクザ。裏で動く警察。仲間の裏切り。工場の人間関係。これでもかと詰め込められた要素も、すべてが話にあって絡み合っているのがすごい。

よくぞ、こんなものを書いたものだ、と素直に感心する。
やや、描写にくどいところがあるものの、ストーリーは面白いは、人間造形は魅力的だは、で最後まで飽きさせない。
一般の評価が高いと「けっ」となってしまう僕ですが、これは傑作だと思いました。

※ほか、ちょっと。
・主婦たちの口調が男勝りなのもリアル。こんな感じなんだろうなぁとついつい思わされる。
・この人は格好いい女と、嫌な女を描くのが上手い。雅子は格好いいを極めているし、邦子はとことん嫌な女になっている。上手い。
OUT(上)-日本推理作家協会賞受賞作全集(89) (双葉文庫) Amazon書評・レビュー: OUT(上)-日本推理作家協会賞受賞作全集(89) (双葉文庫)より
457565888X
No.282
(3pt)

桐野作品の代名詞。

桐野夏生の出世作の下巻。

図らずも佐竹というヤクザに罪を着せることに成功した雅子たち。彼女たちの日常は、一見すると落ち着いたように思えた。だが、金を欲しがる邦子が弥生を保証人に立てたことから事態は一変。事実を隠すために雅子とヨシエは今度は「仕事」として死体処理を請け負う。一方、警察を抜け出した佐竹は、極秘に復讐を企てはじめ……。

上巻同様、文句なしの堂々とした傑作です。
こういう作品は読んでいて心地よく、次が気になり自然とページをめくる手も早くなります。
まさに王道エンターテインメント。

未読の方はぜひ。
OUT 下 講談社文庫 き 32-4 Amazon書評・レビュー: OUT 下 講談社文庫 き 32-4より
4062734486
No.281
(3pt)

桐野夏生の代表作。

直木賞作家、桐野夏生の名を一躍有名にした出世作の上巻。

言葉を発しない息子と疎遠になった夫に孤独感を感じる雅子。見栄っ張りでだらしない生活を送るうちに旦那に逃げられた邦子。寝たきりの義母の看病に疲れ果てているヨシエ。ギャンブルと女にはまり暴力まで振るうようになった夫を持つ弥生。深夜の工場で弁当詰めのアルバイトをする主婦四人はそれぞれの悩みを抱えていた。そんなある日、リーダー格でもある雅子のもとに一本の電話が入る。それは、弥生が夫を殺してしまったというものだった……。

三人称でありながら、それぞれの視線をほぼ一人称のように描いていく手法が秀逸。蛇足だが、この後、桐野夏生はこの手法で傑作を次々と生み出している。この作品は、そういう意味でその出発点とも言える小説だろう。

主婦が企てる完全犯罪。それに巻き込まれ、復讐を始めるヤクザ。裏で動く警察。仲間の裏切り。工場の人間関係。これでもかと詰め込められた要素も、すべてが話にあって絡み合っているのがすごい。

よくぞ、こんなものを書いたものだ、と素直に感心する。
やや、描写にくどいところがあるものの、ストーリーは面白いは、人間造形は魅力的だは、で最後まで飽きさせない。
一般の評価が高いと「けっ」となってしまう僕ですが、これは傑作だと思いました。

※ほか、ちょっと。
・主婦たちの口調が男勝りなのもリアル。こんな感じなんだろうなぁとついつい思わされる。
・この人は格好いい女と、嫌な女を描くのが上手い。雅子は格好いいを極めているし、邦子はとことん嫌な女になっている。上手い。
OUT 上 講談社文庫 き 32-3 Amazon書評・レビュー: OUT 上 講談社文庫 き 32-3より
4062734478
No.280
(2pt)

話しは面白いが文章が幼稚。

友人の薦めで読みました。

ストーリーやキャラクターには魅力を感じましたが、文章があまりに単純で心に響かないものだったので、何度も読むのを止めたくなりました。

何でもくっきりはっきり言えばいいものでは無いと思うのです。人によってその書かれている深意を想像し、それぞれの解釈で受け止められるのが文学の楽しさだと思うので。事ある毎に心情の解釈がうるさいので、NHKの朝ドラを見ているようだ、と思いました。それとも、サスペンスとはこういうものなのでしょうか。サスペンスは中学の時に読んだ赤川次郎以来なのでよくわかりません。

この文章力で賞をとったと聞いてさらに衝撃でした。残念ながら私の文学欲求を満たしてくれる作品ではありませんでした。映画化等されているようなので単純にエンターテイメントとして見るべきだと思います。
OUT(アウト) Amazon書評・レビュー: OUT(アウト)より
4062085526
No.279
(1pt)

物足りない

読んでいる途中から、作者がどっちの方向へ
持って行こうとしているのかが段々と見え始め、
登場人物たちが素直に作者の指示通りに動いて
いるような気がした。出口へと駆り立てる悪魔
的な衝動を演出しようとしているが、表面的で、
肉迫してこない。単なる作り話の領域に留まって
しまっている。
OUT(上)-日本推理作家協会賞受賞作全集(89) (双葉文庫) Amazon書評・レビュー: OUT(上)-日本推理作家協会賞受賞作全集(89) (双葉文庫)より
457565888X
No.278
(1pt)

物足りない

読んでいる途中から、作者がどっちの方向へ
持って行こうとしているのかが段々と見え始め、
登場人物たちが素直に作者の指示通りに動いて
いるような気がした。出口へと駆り立てる悪魔
的な衝動を演出しようとしているが、表面的で、
肉迫してこない。単なる作り話の領域に留まって
しまっている。
OUT 上 講談社文庫 き 32-3 Amazon書評・レビュー: OUT 上 講談社文庫 き 32-3より
4062734478
No.277
(5pt)

ずばっとグロ

グロい。非常に。グロい。最後の方は息切れの感じがするが秀作
OUT(上)-日本推理作家協会賞受賞作全集(89) (双葉文庫) Amazon書評・レビュー: OUT(上)-日本推理作家協会賞受賞作全集(89) (双葉文庫)より
457565888X
No.276
(5pt)

ずばっとグロ

グロい。非常に。グロい。最後の方は息切れの感じがするが秀作
OUT 上 講談社文庫 き 32-3 Amazon書評・レビュー: OUT 上 講談社文庫 き 32-3より
4062734478
No.275
(2pt)

重い小説

非常に評判のよい本書。

しかし、私個人としてはあまり楽しいとは言えなかった。

つまらないということはなかったが、どうしてもストーリーに没入することができなかった。

なぜかと考えながら読んでいて、気が付いたのは主要な登場人物達に全くといっていいほど
共感できなかったからだと思う。

まず主人公達が死体解体という所業に手を染める動機がどうしても理解に苦しむ。
あとがきによるとこの説明しきれない動機がこの物語のもうひとつの魅力であるように
書かれていたが、納得するというよりは「色んな見方があるなあ」という感じ。

また心理描写の中で憎悪を感じた数行後に後悔したりと目まぐるしく感情が左右する。
女性とはそういうものなのだと言われれば私は男性なので共感できないのも仕方ないのかも知れないが。

解体の作業の描写も行為の凄惨さに比べるとタンパクな感じがした。

1億総中流と言われる日本ではあるがこのような底辺でもがいている人たちの
描写は鬼気迫るリアリティーがあり、暗澹たる気持ちにさせる。
読後感はかなり重い。

かなり好き嫌いを選ぶ小説だと思うが、レビュー評価の高さを見ると私が少数派なのか
OUT(上)-日本推理作家協会賞受賞作全集(89) (双葉文庫) Amazon書評・レビュー: OUT(上)-日本推理作家協会賞受賞作全集(89) (双葉文庫)より
457565888X
No.274
(2pt)

重い小説

非常に評判のよい本書。
しかし、私個人としてはあまり楽しいとは言えなかった。
つまらないということはなかったどうしてもストーリーに没入することができなかった。
なぜかと考えながら読んでいて、気が付いたのは主要な登場人物達に全くといっていいほど
共感できなかったからだと思う。
まず主人公達が死体解体という所業に手を染める動機がどうしても理解に苦しむ。
あとがきによるとこの説明しきれない動機がこの物語のもうひとつの魅力であるように
書かれていたが、納得するというよりは「色んな見方があるなあ」という感じ。
また心理描写の中で憎悪を感じた数行後に後悔したりと目まぐるしく感情が左右する。
女性とはそういうものなのだと言われれば私は男性なので共感できないのも仕方ないのかも知れないが。
解体の作業の描写も行為の凄惨さに比べるとタンパクな感じがした。
1億総中流と言われる日本ではあるがこのような底辺でもがいている人たちの
描写は鬼気迫るリアリティーがあり、暗澹たる気持ちにさせる。
読後感はかなり重い。
かなり好き嫌いを選ぶ小説だと思うが、レビュー評価の高さを見ると私が少数派なのか
OUT 上 講談社文庫 き 32-3 Amazon書評・レビュー: OUT 上 講談社文庫 き 32-3より
4062734478
No.273
(4pt)

救われないとわかっていても・・・。

なぜだろう・・・・。「どうか救われてほしい」と心で願ってしまう。主婦が常軌を逸するから? 狂気に同情せざるを得ないほど悲しい現実が往来するから?・・・・「どこかで応援したくもあり、できるならあくまで非現実のこの世界の中で逃亡を助けたくなる・・・」何はともあれ、「どうしようもない世界」。だからこそ引き込まれ連れていかれる強さが、この物語にはつきまとう。
OUT(アウト) Amazon書評・レビュー: OUT(アウト)より
4062085526
No.272
(4pt)

コワいですね、コワいですね、コワいですね。

佐藤優氏『人生相談』に取り上げられていて、
手にした本。
殺人事件を扱っているが、
いわゆる推理物ではない。
犯人側の心理描写、
登場人物が背負う各々の“過ち”と共に物語が構成されている。
臨場感に溢れ、“スゴイ”。
多くの人々によってつながり、支えあってこの世はある。
目には見えないモノに思いをいたし、
下巻に読み進む。

欲望の下に潜む得体の知れないモノが現れ、コワい。
最後の描写は作者の手法により、際立ち“コワい”。
“人を思いやる”、確かに言葉は美しい。
その人とは何だろうか。
OUT(上)-日本推理作家協会賞受賞作全集(89) (双葉文庫) Amazon書評・レビュー: OUT(上)-日本推理作家協会賞受賞作全集(89) (双葉文庫)より
457565888X
No.271
(4pt)

コワいですね、コワいですね、コワいですね。

佐藤優氏『人生相談』に取り上げられていて、
手にした本。
殺人事件を扱っているが、
いわゆる推理物ではない。
犯人側の心理描写、
登場人物が背負う各々の“過ち”と共に物語が構成されている。
臨場感に溢れ、“スゴイ”。
多くの人々によってつながり、支えあってこの世はある。
目には見えないモノに思いをいたし、
下巻に読み進む。
欲望の下に潜む得体の知れないモノが現れ、コワい。
最後の描写は作者の手法により、際立ち“コワい”。
“人を思いやる”、確かに言葉は美しい。
その人とは何だろうか。
OUT 下 講談社文庫 き 32-4 Amazon書評・レビュー: OUT 下 講談社文庫 き 32-4より
4062734486
No.270
(4pt)

コワいですね、コワいですね、コワいですね。

佐藤優氏『人生相談』に取り上げられていて、
手にした本。
殺人事件を扱っているが、
いわゆる推理物ではない。
犯人側の心理描写、
登場人物が背負う各々の“過ち”と共に物語が構成されている。
臨場感に溢れ、“スゴイ”。
多くの人々によってつながり、支えあってこの世はある。
目には見えないモノに思いをいたし、
下巻に読み進む。
欲望の下に潜む得体の知れないモノが現れ、コワい。
最後の描写は作者の手法により、際立ち“コワい”。
“人を思いやる”、確かに言葉は美しい。
その人とは何だろうか。
OUT 上 講談社文庫 き 32-3 Amazon書評・レビュー: OUT 上 講談社文庫 き 32-3より
4062734478
No.269
(5pt)

雅子の人生に対する絶望

この雅子という人は、今の世の中で、普通に存在しているのではないだろうか。こう思わせるあたりが怖い。この作品が書かれた12年前には、まだまだ特殊な人だったと思えるが今では・・・
時代を先取りした問題作だろう。
OUT(上)-日本推理作家協会賞受賞作全集(89) (双葉文庫) Amazon書評・レビュー: OUT(上)-日本推理作家協会賞受賞作全集(89) (双葉文庫)より
457565888X
No.268
(5pt)

雅子の人生に対する絶望

この雅子という人は、今の世の中で、普通に存在しているのではないだろうか。こう思わせるあたりが怖い。この作品が書かれた12年前には、まだまだ特殊な人だったと思えるが今では・・・
時代を先取りした問題作だろう。
OUT 下 講談社文庫 き 32-4 Amazon書評・レビュー: OUT 下 講談社文庫 き 32-4より
4062734486
No.267
(5pt)

雅子の人生に対する絶望

この雅子という人は、今の世の中で、普通に存在しているのではないだろうか。こう思わせるあたりが怖い。この作品が書かれた12年前には、まだまだ特殊な人だったと思えるが今では・・・
時代を先取りした問題作だろう。
OUT 上 講談社文庫 き 32-3 Amazon書評・レビュー: OUT 上 講談社文庫 き 32-3より
4062734478
No.266
(5pt)

凄過ぎる作品

桐野氏の作品を読んだのは初めて(売れっ子なので名前はよく耳にしていたのだが…)。
きっかけは「主婦パート 最大の非正規雇用」(集英社新書)という新書で紹介されていたため。

この新書では主婦パートの厳しさが訴えてあったのだが、本書でも深夜の弁当工場で働く主婦達が過酷な労働条件の下で苦しみながらも一生懸命に生きる様子が非常によく伝わってきた。
冷え切った家庭(夫婦関係)、厳しい家計、介護の苦労など現代社会の問題を凝縮しているような作品であった。
かなりボリュームがあるものの、各人や心理状態などの描写が巧く非常に読み易くもある。
また、しっかりした良妻賢母型の主婦やだらしない生活(見栄をはり借金に苦しむ)を送る主婦など登場人物の設定も実在しそうなもの。
残酷な場面の描写は、新堂冬樹のようなグロさも印象的。

2日間かけて隙間時間に集中し一気に読了したが、この勢いで下巻に突入。
下巻が展開がとても楽しみ。
桐野夏生にハマりそうである。
OUT(上)-日本推理作家協会賞受賞作全集(89) (双葉文庫) Amazon書評・レビュー: OUT(上)-日本推理作家協会賞受賞作全集(89) (双葉文庫)より
457565888X
No.265
(5pt)

凄過ぎる作品

桐野氏の作品を読んだのは初めて(売れっ子なので名前はよく耳にしていたのだが…)。
きっかけは「主婦パート 最大の非正規雇用」(集英社新書)という新書で紹介されていたため。
この新書では主婦パートの厳しさが訴えてあったのだが、本書でも深夜の弁当工場で働く主婦達が過酷な労働条件の下で苦しみながらも一生懸命に生きる様子が非常によく伝わってきた。
冷え切った家庭(夫婦関係)、厳しい家計、介護の苦労など現代社会の問題を凝縮しているような作品であった。
かなりボリュームがあるものの、各人や心理状態などの描写が巧く非常に読み易くもある。
また、しっかりした良妻賢母型の主婦やだらしない生活(見栄をはり借金に苦しむ)を送る主婦など登場人物の設定も実在しそうなもの。
残酷な場面の描写は、新堂冬樹のようなグロさも印象的。
2日間かけて隙間時間に集中し一気に読了したが、この勢いで下巻に突入。
下巻が展開がとても楽しみ。
桐野夏生にハマりそうである。
OUT 下 講談社文庫 き 32-4 Amazon書評・レビュー: OUT 下 講談社文庫 き 32-4より
4062734486
No.264
(5pt)

凄過ぎる作品

桐野氏の作品を読んだのは初めて(売れっ子なので名前はよく耳にしていたのだが…)。
きっかけは「主婦パート 最大の非正規雇用」(集英社新書)という新書で紹介されていたため。
この新書では主婦パートの厳しさが訴えてあったのだが、本書でも深夜の弁当工場で働く主婦達が過酷な労働条件の下で苦しみながらも一生懸命に生きる様子が非常によく伝わってきた。
冷え切った家庭(夫婦関係)、厳しい家計、介護の苦労など現代社会の問題を凝縮しているような作品であった。
かなりボリュームがあるものの、各人や心理状態などの描写が巧く非常に読み易くもある。
また、しっかりした良妻賢母型の主婦やだらしない生活(見栄をはり借金に苦しむ)を送る主婦など登場人物の設定も実在しそうなもの。
残酷な場面の描写は、新堂冬樹のようなグロさも印象的。
2日間かけて隙間時間に集中し一気に読了したが、この勢いで下巻に突入。
下巻が展開がとても楽しみ。
桐野夏生にハマりそうである。
OUT 上 講談社文庫 き 32-3 Amazon書評・レビュー: OUT 上 講談社文庫 き 32-3より
4062734478