OUT

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OUTの評価:

4.11/5点 レビュー 292件。 A ランク

Amazon書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点4.11pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全463件 61〜80 4/24ページ
No.403
(5pt)

物語が動き始める255頁、ここまで我慢して読め

かつて単行本を買ったのですが、話のじめじめさに途中放棄。ただ、やはり読むべき一冊と最近感ずる所があり、今回は順調です。やはりスゴい一書です。

「佐竹はもう二度と女と交われない体になっていた。女を殺した時の恍惚が大きく深く、その体験が自分を閉じ込めてしまったのだと気が付いたのは、かなり年をとってからだった。自分の境界線を知ったということは、夢を封じ込めたことにほかならない。…… 佐竹は夢幻の中でしか女と交われないし、恍惚を得ることもない。」(73頁)
「健司は自分が会社のマスコット的存在だったから欲しがったのだ。自分のものになってしまえば、興味は失せる。いつも幻を追いかけていたい不幸な男。それが健司だ。」(86頁)
「女の関わったバラバラ殺人事件に共通するのは、「場当たり的」だということと、女同士の「連帯感」だった。…… 女は毎日料理をするから、男よりもずっと動物の肉や血に慣れているはずだ。包丁捌きもいいし、ゴミの処理もうまい。まして出産を経験した女なら、人の生死にもっとも近い位置に自分を置いたことがある訳だから肝も据わる。」(390頁)

それにしても、145〜6頁と180頁の死体処理に関する雅子とヨシエのやりとりはシュールさを越えてもはやギャグでした。
OUT 上 講談社文庫 き 32-3 Amazon書評・レビュー: OUT 上 講談社文庫 き 32-3より
4062734478
No.402
(5pt)

今日のわが国の階級(階層)社会化を見透していた一冊

原著の出版は1997年。文庫版の解説にも書かれていますが、評者も本編読了後解説一読前の段階で、作者は知ってか知らずか先鋭な目線で今日の日本の階級(階層)社会化を予測していたんだと思いました。それが、作家的想像力の勝利であり、本書をして単なるミステリーやサスペンス、ハードボイルドというジャンルを超えた歴史に残る一冊にしていると思いますね。
OUT(アウト) Amazon書評・レビュー: OUT(アウト)より
4062085526
No.401
(5pt)

男社会へのアンチテーゼ

この社会は所詮男の持ち物。
女も当然男の持ち物。
男の持ち物にならずに女が生きていく方法はあるのでしょうか。
その方法を模索していく女性たちの物語って感じですかね。
男社会に怒ってイライラしてる方はぜひ読んでみてください。
OUT(上)-日本推理作家協会賞受賞作全集(89) (双葉文庫) Amazon書評・レビュー: OUT(上)-日本推理作家協会賞受賞作全集(89) (双葉文庫)より
457565888X
No.400
(5pt)

男社会へのアンチテーゼ

この社会は所詮男の持ち物。
女も当然男の持ち物。
男の持ち物にならずに女が生きていく方法はあるのでしょうか。
その方法を模索していく女性たちの物語って感じですかね。
男社会に怒ってイライラしてる方はぜひ読んでみてください。
OUT 上 講談社文庫 き 32-3 Amazon書評・レビュー: OUT 上 講談社文庫 き 32-3より
4062734478
No.399
(5pt)

女性の自由な生き方とは

ともすると陳腐な三文小説、下世話、エログロ、結末が陳腐、そういう意見もわからなくはないのですが。
桐野夏生さんの小説にどうして惹かれるのか、というとまあ人それぞれと思うけど。
女性の自由な生き方について真剣に考え、書かれたものだからだと私個人的には結論づけています。
乱暴ないいかたですが、
その一点さえ外してなければたとえ結末が陳腐だろうとエログロだろうとどうだっていいのです。

なにかのインタビュー(たぶん、柔らかな頬文庫化のとき)でOUTについて桐野さんが
「歌舞伎町のマフィアと主婦が戦う話が書きたくて」
のようなことを言っていて。
私は泣いてしまいました。
社会規範に縛り付けられた女性を社会規範から外れまくりのおっさんと戦わせるって
女性の生き方を問うことに他ならないからです。
こんなに真剣に女性の生き方について考えてくれて私は嬉しかったし
桐野さんもそれをとことん考えざるを得ない人生を歩いてきたんだと思って
私は泣いてしまったのだと思いました。
この作品で「女性の自由な生き方は社会規範の外にしかない」
と一旦は結論づけられたものととらえています。
OUT(下)-日本推理作家協会賞受賞作全集(90) (双葉文庫) Amazon書評・レビュー: OUT(下)-日本推理作家協会賞受賞作全集(90) (双葉文庫)より
4575658898
No.398
(5pt)

女性の自由な生き方とは

ともすると陳腐な三文小説、下世話、エログロ、結末が陳腐、そういう意見もわからなくはないのですが。
桐野夏生さんの小説にどうして惹かれるのか、というとまあ人それぞれと思うけど。
女性の自由な生き方について真剣に考え、書かれたものだからだと私個人的には結論づけています。
乱暴ないいかたですが、
その一点さえ外してなければたとえ結末が陳腐だろうとエログロだろうとどうだっていいのです。

なにかのインタビュー(たぶん、柔らかな頬文庫化のとき)でOUTについて桐野さんが
「歌舞伎町のマフィアと主婦が戦う話が書きたくて」
のようなことを言っていて。
私は泣いてしまいました。
社会規範に縛り付けられた女性を社会規範から外れまくりのおっさんと戦わせるって
女性の生き方を問うことに他ならないからです。
こんなに真剣に女性の生き方について考えてくれて私は嬉しかったし
桐野さんもそれをとことん考えざるを得ない人生を歩いてきたんだと思って
私は泣いてしまったのだと思いました。
この作品で「女性の自由な生き方は社会規範の外にしかない」
と一旦は結論づけられたものととらえています。
OUT 下 講談社文庫 き 32-4 Amazon書評・レビュー: OUT 下 講談社文庫 き 32-4より
4062734486
No.397
(3pt)

古いので仕方ないのですが

出版から時間が経つているので仕方ないのですが予想よりシミがあります。
OUT(アウト) Amazon書評・レビュー: OUT(アウト)より
4062085526
No.396
(3pt)
【ネタバレあり!?】 (1件の連絡あり)[]   ネタバレを表示する

やはりラストが…

ネタバレあります。未読の方は読まない方がいいと思います。

上巻の弁当工場の描写や主婦4人の抱える問題や闇、そして仲間の夫をバラバラにするというものが東京のどこかで本当に起きたことを書いてるように思えてゾクゾクしました。下巻もその描写は衰えることなく展開していきます。ただ、他のレビューにもありますがラストだけ別の作家が書いたようで戸惑いました。
上下巻どちらでも思ったことですが、佐竹が出てくる度にファンタジーの世界になってしまうんですよね。
最初は小憎たらしかった街金の十文字ですら最終的にナニワ金融道の時の中居くんのように思えてきた(笑)ものですが、どうにも佐竹はいただけない。
まぁ、女を嬲り殺しにすることで性的興奮を覚える男に好感を持てないのは当然ですよね。
しかしながら佐竹くらいキャラが際立ってないとあの物語は終わらないような気もします。
あと、足を引っ張るだけの邦子が殺された時は正直スカッとしました。でも、殺されるわ、解体されるわ、身につけてた勝負下着をあちこちで晒されるわで、現実で桐野さんは邦子のような女に嫌がらせにあったのかと思うほどの容赦ない描写です。個人的には責任感が無くてすぐ誰かを頼ろうとする弥生のような女もどうかと思いますが。コイツも死体の解体すればよかったのに。
自分はヨシエの家が火事になったところまでが面白かったです。
ラストの佐竹と雅子との対決は歪んだ恋愛感情は無しで闘わせて欲しかったものです。
自分の貧相な想像力が悪いのですが、どうしても佐竹がミナミの帝王の時の竹内力に思えてきて余計に萎えてしまいました…。
OUT(下)-日本推理作家協会賞受賞作全集(90) (双葉文庫) Amazon書評・レビュー: OUT(下)-日本推理作家協会賞受賞作全集(90) (双葉文庫)より
4575658898
No.395
(3pt)

やはりラストが…

ネタバレあります。未読の方は読まない方がいいと思います。

上巻の弁当工場の描写や主婦4人の抱える問題や闇、そして仲間の夫をバラバラにするというものが東京のどこかで本当に起きたことを書いてるように思えてゾクゾクしました。下巻もその描写は衰えることなく展開していきます。ただ、他のレビューにもありますがラストだけ別の作家が書いたようで戸惑いました。
上下巻どちらでも思ったことですが、佐竹が出てくる度にファンタジーの世界になってしまうんですよね。
最初は小憎たらしかった街金の十文字ですら最終的にナニワ金融道の時の中居くんのように思えてきた(笑)ものですが、どうにも佐竹はいただけない。
まぁ、女を嬲り殺しにすることで性的興奮を覚える男に好感を持てないのは当然ですよね。
しかしながら佐竹くらいキャラが際立ってないとあの物語は終わらないような気もします。
あと、足を引っ張るだけの邦子が殺された時は正直スカッとしました。でも、殺されるわ、解体されるわ、身につけてた勝負下着をあちこちで晒されるわで、現実で桐野さんは邦子のような女に嫌がらせにあったのかと思うほどの容赦ない描写です。個人的には責任感が無くてすぐ誰かを頼ろうとする弥生のような女もどうかと思いますが。コイツも死体の解体すればよかったのに。
自分はヨシエの家が火事になったところまでが面白かったです。
ラストの佐竹と雅子との対決は歪んだ恋愛感情は無しで闘わせて欲しかったものです。
自分の貧相な想像力が悪いのですが、どうしても佐竹がミナミの帝王の時の竹内力に思えてきて余計に萎えてしまいました…。
OUT 下 講談社文庫 き 32-4 Amazon書評・レビュー: OUT 下 講談社文庫 き 32-4より
4062734486
No.394
(4pt)

予想通りの…

展開が楽しくワクワクしながら、最後までスラーっと読めました!
OUT(下)-日本推理作家協会賞受賞作全集(90) (双葉文庫) Amazon書評・レビュー: OUT(下)-日本推理作家協会賞受賞作全集(90) (双葉文庫)より
4575658898
No.393
(4pt)

予想通りの…

展開が楽しくワクワクしながら、最後までスラーっと読めました!
OUT 下 講談社文庫 き 32-4 Amazon書評・レビュー: OUT 下 講談社文庫 き 32-4より
4062734486
No.392
(2pt)

突然レディースコミック調になって終わる

下巻の2/3くらいまでは、それまでに出た伏線をどうやって回収していくんだろうと、わくわくしながら読んでいました。
結局回収せずにレディコミ風になって突然終わり、本をぶん投げたくなりました。
貧乏な主婦が犯罪に手を染めていく様子はリアリティがあってよかったので星2つです。
OUT(上)-日本推理作家協会賞受賞作全集(89) (双葉文庫) Amazon書評・レビュー: OUT(上)-日本推理作家協会賞受賞作全集(89) (双葉文庫)より
457565888X
No.391
(2pt)

突然レディースコミック調になって終わる

下巻の2/3くらいまでは、それまでに出た伏線をどうやって回収していくんだろうと、わくわくしながら読んでいました。
結局回収せずにレディコミ風になって突然終わり、本をぶん投げたくなりました。
貧乏な主婦が犯罪に手を染めていく様子はリアリティがあってよかったので星2つです。
OUT 上 講談社文庫 き 32-3 Amazon書評・レビュー: OUT 上 講談社文庫 き 32-3より
4062734478
No.390
(3pt)

古き名作としては素晴らしかったです(^-^*)/

弁当工場の夜勤パートで同じラインチームを組む主婦4人。
ある日、チームの若い主婦が屑な旦那を殺してしまい、思わずチームリーダーの主婦へ電話すると、リーダーは旦那の遺体処理を引き受けてくれる。
遺体処理にはチームの残り2人も加わり、皆で遺体をバラバラにして捨てるのだがーー。
非現実な闇の果てに、自由への出口を見た主婦たちの破滅の連鎖。

以上、そんな作品です。
作者の桐野夏生さんは怖いサスペンスの先駆者として興味を抱いていて、今までに2冊読んだものの、きちんとした怖い桐野サスペンスを読んだのは初めてでした。

序盤から終盤に掛けては、普段の生活の綻びの救済を報酬に求めて、チームの旦那の遺体処理に奔走する主婦たちの異常に惹き付けられ、上下巻を一気に読まされてしまうパワーが迸っており魅力的でした!
ただ、裏社会の人間が加わる=犯罪のプロが加わる点は、個人的に怖さが半減する要素であり、
加えてラストのシンパシーし合う要素は興醒めするばかりで個人的にはガッカリしました。
とは言え、約20年前の作品と考えれば面白いですし、後世に与えた大きな衝撃と影響は計り知れないでしょう。

2000年以降、1番内容や表現が細分化され進化したジャンルはサスペンスと感じており、『こんな事まで書いても良いんだ』と進化を促した功績を今作品に感じた次第です。
今読むには怖さが物足りなかったり、ラストが残念ですが、古き名作としては素晴らしかったです(^-^*)/
OUT(上)-日本推理作家協会賞受賞作全集(89) (双葉文庫) Amazon書評・レビュー: OUT(上)-日本推理作家協会賞受賞作全集(89) (双葉文庫)より
457565888X
No.389
(3pt)

古き名作としては素晴らしかったです(^-^*)/

弁当工場の夜勤パートで同じラインチームを組む主婦4人。
ある日、チームの若い主婦が屑な旦那を殺してしまい、思わずチームリーダーの主婦へ電話すると、リーダーは旦那の遺体処理を引き受けてくれる。
遺体処理にはチームの残り2人も加わり、皆で遺体をバラバラにして捨てるのだがーー。
非現実な闇の果てに、自由への出口を見た主婦たちの破滅の連鎖。

以上、そんな作品です。
作者の桐野夏生さんは怖いサスペンスの先駆者として興味を抱いていて、今までに2冊読んだものの、きちんとした怖い桐野サスペンスを読んだのは初めてでした。

序盤から終盤に掛けては、普段の生活の綻びの救済を報酬に求めて、チームの旦那の遺体処理に奔走する主婦たちの異常に惹き付けられ、上下巻を一気に読まされてしまうパワーが迸っており魅力的でした!
ただ、裏社会の人間が加わる=犯罪のプロが加わる点は、個人的に怖さが半減する要素であり、
加えてラストのシンパシーし合う要素は興醒めするばかりで個人的にはガッカリしました。
とは言え、約20年前の作品と考えれば面白いですし、後世に与えた大きな衝撃と影響は計り知れないでしょう。

2000年以降、1番内容や表現が細分化され進化したジャンルはサスペンスと感じており、『こんな事まで書いても良いんだ』と進化を促した功績を今作品に感じた次第です。
今読むには怖さが物足りなかったり、ラストが残念ですが、古き名作としては素晴らしかったです(^-^*)/
OUT 上 講談社文庫 き 32-3 Amazon書評・レビュー: OUT 上 講談社文庫 き 32-3より
4062734478
No.388
(5pt)

彼女たちの境界線

『OUT』の登場人物は、私たちのすぐそばにいそうな女性です。しかし彼女たちが境界線を飛び越える過程は呆気ないことに面白さがあります。
上下巻あります。
OUT(下)-日本推理作家協会賞受賞作全集(90) (双葉文庫) Amazon書評・レビュー: OUT(下)-日本推理作家協会賞受賞作全集(90) (双葉文庫)より
4575658898
No.387
(5pt)

彼女たちの境界線

『OUT』の登場人物は、私たちのすぐそばにいそうな女性です。しかし彼女たちが境界線を飛び越える過程は呆気ないことに面白さがあります。
上下巻あります。
OUT 下 講談社文庫 き 32-4 Amazon書評・レビュー: OUT 下 講談社文庫 き 32-4より
4062734486
No.386
(5pt)

緊張感が下巻まで持続する

大概の小説は上下巻ある場合ダレるのだが、これは凄い。
いささか最近の桐野には食傷気味だが、凄い小説家が居たものだと、他作品もぶっ続けに読んだ。
「桐野の最高傑作だ」といわれる方がいても不思議ではない。
OUT(下)-日本推理作家協会賞受賞作全集(90) (双葉文庫) Amazon書評・レビュー: OUT(下)-日本推理作家協会賞受賞作全集(90) (双葉文庫)より
4575658898
No.385
(5pt)

恐るべき小説家が現れた

と当時思った。
話が多少強引に進むきらいはあるが、この作家の筆力は有無を言わせない凄みがある。
一気読みだったな。
OUT(上)-日本推理作家協会賞受賞作全集(89) (双葉文庫) Amazon書評・レビュー: OUT(上)-日本推理作家協会賞受賞作全集(89) (双葉文庫)より
457565888X
No.384
(5pt)

緊張感が下巻まで持続する

大概の小説は上下巻ある場合ダレるのだが、これは凄い。
いささか最近の桐野には食傷気味だが、凄い小説家が居たものだと、他作品もぶっ続けに読んだ。
「桐野の最高傑作だ」といわれる方がいても不思議ではない。
OUT 下 講談社文庫 き 32-4 Amazon書評・レビュー: OUT 下 講談社文庫 き 32-4より
4062734486