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国銅



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国銅の評価: 4.42/5点 レビュー 48件。 Aランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.42pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全41件 1~20 1/3ページ
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No.41:
(4pt)

奈良東大寺

建造物語り。主人公国人の周りの仲間、上司の魅力が生き生きと描かれている。一気に読んでしまう。当時の日本の歴史も学べた。大いに高句麗の冶金技術に支えらいる。
国銅〈下〉 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:国銅〈下〉 (新潮文庫)より
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No.40:
(5pt)

日本人として海外で鋳造工学を教える僕には必読の書(銅鉱山・銅製錬・流通)

奈良の大仏の鋳造を巡る物語で、銅採掘から精錬、そして長門の国(現在の山口県美祢市長登)から当時の都(現在の奈良県)までの旅、大仏の鋳造、そして奈良時代の当時の鉱山、精錬から鋳造までの技術を詳しく記述されていることに、機械鉱山工学の教授として鋳造凝固の研究をしている僕には、堪らない面白さがありました。当時文字の読み書きができることや和歌や漢詩を作ることができることの意味も含めて、じわじわと感動が滲み出てくる本書。多くの人々に読んでもらいたい一冊です。

前半の上巻は、奈良時代の銅鉱山の様子や銅の精錬、そして貨幣としての鋳造と経済としての貨幣の流通のことがすごくよくわかります。そして、山口県の秋芳洞近くから日本海側の船旅の経路で奈良までい至る当時の流通の様子も趣深いものがあります。
国銅〈上〉 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:国銅〈上〉 (新潮文庫)より
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No.39:
(5pt)

奈良時代の銅の鋳造方法は現代まで通じている(大仏鋳造と和歌・漢詩、復路編)

奈良の大仏の鋳造を巡る物語で、銅採掘から精錬、そして長門の国(現在の山口県美祢市長登)から当時の都(現在の奈良県)までの旅、大仏の鋳造、そして奈良時代の当時の鉱山、精錬から鋳造までの技術を詳しく記述されていることに、機械鉱山工学の教授として鋳造凝固の研究をしている僕には、堪らない面白さがありました。当時文字の読み書きができることや和歌や漢詩を作ることができることの意味も含めて、じわじわと感動が滲み出てくる本書。多くの人々に読んでもらいたい一冊です。

後半の下巻はいよいよ銅の鋳造による奈良の大仏の製造に物語は進みます。その鋳造過程は(鋳込み時の湯流れのことや、鋳造後の欠陥の補修などを含めて)基本的には現代の砂型鋳造法やロストワックス鋳造法に通じるものがあり、僕の鋳造工学の授業でもエピソードとして紹介できるものがありました。
国銅〈下〉 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:国銅〈下〉 (新潮文庫)より
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No.38:
(5pt)

良い買い物ができました。

表品が届きました。
ありがとうございました。
国銅〈下〉 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:国銅〈下〉 (新潮文庫)より
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No.37:
(5pt)

国人のビルドゥングスロマン

国人は大仏鋳込の使役のかたわら、多くの人たちとの出会いを得る。同僚たち、衛士、上司、狩人、その妹。それぞれが彼を一段高く引き上げてくれる。大仏建立だけでなく、薬草採りや砂場での文字書きといった長門で覚えた方法も続ける。行基大僧正の葬儀、その寺にある施療院に使える僧。ひとつひとつの出来事がこころに残る。
全体としては国人のビルドゥングスロマンといえるが、風景の描写も素晴らしい。
国銅〈下〉 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:国銅〈下〉 (新潮文庫)より
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No.36:
(5pt)

国人の大仏建立物語(上)

長門周防の地から物語が始まる。主人公は国人(くにと)という青年。
長門からは銅が産出されるのだが、国人はその銅を産出する鉱山に住み、前半は銅の鉱石〈璞石(はく)〉を切りだすところから、その璞石に熱を加え、銅を抽出する過程を順に経験する。
国人は聡明で、知的好奇心が旺盛で、鉱山の近所で大きな岩に仏を刻む景信という僧侶に文字を習い、薬草の知識を得る。
次第に親方に認められ、大仏建立のための使役のために奈良に送られる。上巻のクライマックスは大仏を鋳造する場面。画像が思い浮かぶ。
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No.35:
(5pt)

食べ物

昔は、おそらく大変な生活が、想像できます。近頃、いりこかじって、つまみにしています。よりおいしく感じます。
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No.34:
(5pt)

壮大な大仏建立が目の前に広がる

大仏建立に至る壮大な物語が、作業従事する一人の若者の視点を通して語られる。
目の前に平城京の街。大仏建立に至る情景の変化。そこに、市井を生きる普通の人々が紡ぎ出す物語。
死が身近だった時代に「生きる」という根源的な視点から、「人の真の幸せとは?」を問う素晴らしい作品です。
国銅〈上〉 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:国銅〈上〉 (新潮文庫)より
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No.33:
(4pt)

知人に紹介したくなる一冊です

昔読んで内容がとても気に入ってます。その本は何度も知人に紹介しぼろぼろになったので、職場も替り知人に貸すために買いました。とにかく内容が素晴らしいです。
国銅〈上〉 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:国銅〈上〉 (新潮文庫)より
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No.32:
(5pt)

古代についての知識がすごいです

奈良の大仏の造立をめぐる物語ですが、当時の時代背景について、作者は、学術書を含めた資料を相当広く、深く読み込んでいると思います。仕事上の関係でそれが分かるのですが、和歌についての作歌事情も正確で驚きます。主人公がなぜ歌を作れるのか、文字が読み書きできるのか、そのあたりの設定が無理なく描かれているのは、よほど当時の時代背景を知っていないと書けないのです。仏文出身で、医学部を経て作家になられたということですが、国史・国文の知識もすばらしいと思います。
・・・だから、物語がリアルで、読みごたえがあるものとなっているということです。
国銅〈下〉 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:国銅〈下〉 (新潮文庫)より
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No.31:
(5pt)

奈良の大仏

私の読書レパートリーでは数少ない奈良時代を物語る面白い大仏製作のストーリーでした。
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No.30:
(5pt)

大仏を見て『昔の人はどうやって造ったか?』と驚く人は多い。その答えが有る。

隣県のため(大阪府)の東大寺には時々伺うが、その大仏が如何にして造り上げられたか? そのための銅がどうのように造られたかが、一人の人足視点から描かれている。長門の国・奈良登り(現・山口県美祢市長登)には『大仏のふるさと』として国指定史跡があり、資料館があるそうだ。いずれ訪れてみたい。
国銅〈上〉 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:国銅〈上〉 (新潮文庫)より
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No.29:
(5pt)

史実に裏打ちされた筆致は流石

当時の都(平城宮)の様子なども丹念に描かれている。今、平城宮跡を訪れただけではイメージしにくかった人々の営みが見えてくるようだった。また当時の長距離の移動(旅)が、如何に過酷で、危険を伴うものだったが如実に描かれている。本書(上下巻)を読み、興味を持って周辺資料・最近の発掘結果を少し調べたが、著者が描く世界が史実に裏打ちされたものであり、それを見事な小説に仕上げている事にも敬意を表したい。
国銅〈下〉 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:国銅〈下〉 (新潮文庫)より
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No.28:
(5pt)

奈良時代の壮大なプロジェクト

1300年も前の大仏の制作(鋳物)過程や庶民の生活、大仏の鋳造に従事した名も無き人々の苦しみ、喜びなどがよく分かった。
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No.27:
(4pt)

よかった

水銀中毒については作者が医師なのであるから、もう少し詳しく書いてもよかったのかもしれない。それ以外については、満足できる濃い内容です。
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No.26:
(4pt)

よかったです

水銀中毒についてはもう少し詳しく書いてもよかったのかもしれない。それ以外については、満足できる濃い内容です。
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No.25:
(5pt)

歴史小説で異彩を放つ物語。一読の価値あり!

帚木ワールド全開の象徴と言えると思います。奈良時代をベースにしたダイナミックな物語です。
奈良の大仏を作るために各地から銅などを収集させる、いわゆる苦役をしていた長門(現・山口県)の集落に住む主人公・国人をめぐる物語。奈良時代は常に死と隣り合わせであることがよくわかり、特に国人の兄は苦役で死んでいった。
実は、苦役には都での苦役もあり、それに抜擢される国人と集落の仲間たち。しかし、当時、移動は命がけ。しかし、奈良に着いて都の様子や大仏を作成する様子などが文章から脳裏に焼き付いていく。結局、都での苦役を終えた国人は長門への帰路で仲間をすべて失うことになる。
誰もヒーローでもなく、明るさもない。ただひたすら奈良時代の青年の様子が描かれています。
それでも、読めば奈良時代の様子が想起できるダイナミックをもっています。
国銅〈下〉 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:国銅〈下〉 (新潮文庫)より
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No.24:
(5pt)

これだけの過去が蓄積されている風景

水神も国銅も本当に素晴らしい。
風景を見る目が変わる。変えないといけない。
過去のこれだけの人の命が、今の風景には蓄積されている。
国人の魅力に憧れる。
国銅〈上〉 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:国銅〈上〉 (新潮文庫)より
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No.23:
(5pt)

もう会えないと思ってすべてを賭す

最後に会いたい人に会えなくて、会えたらどんなに幸せだったかと思ったが、改めて考えてみると、会うか会わないかの問題ではないことに気づいた。
文字や風景として、意味を持たせることで、忘れないことができる。
自分の中に、愛するものを活かし続けることができる。
それは相手が生きていても会えなくても同じ事。
風景の話から、人の生きるすべてまで、本当に面白かった。
国人が被ってしょうがないが。
国銅〈下〉 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:国銅〈下〉 (新潮文庫)より
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No.22:
(5pt)

まさに国銅

良い状態でした。喜んでいます。
以前にも購入しました。これは友達へのプレゼントです。
国銅〈上〉 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:国銅〈上〉 (新潮文庫)より
410128816X

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