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王国記
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王国記の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.41pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全9件 1~9 1/1ページ
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修道院を舞台にしてるだけ。 キリスト教文学になるほどの宗教性も、バタイユのような反キリスト今日的な涜神も感じなかった。 キリスト教の偽善を説きながら、自分のやってることは暴力とエロでしかないという矛盾に全く気が付かない主人公。 | ||||
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芥川賞=文学。文学したぞーって気分を味わいたかったのに、気分が悪くなりました。私は、文学=訳わからんって認識ですが、訳わからんさにも上中下ってあるんですよ。これは下です。次巻のブエナビスタも買ってますが読みません。ブエナビスタはいい競走馬だったし儲けさせてもらったのに。なんてこった。 | ||||
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キリスト教を初めとする宗教等に対する不満と苛立ちとを、虐待と性描写の汚物・毒物とともに吐き出したような話。 思想的な価値はない。 えぐく、エロく、グロく、臭く、汚く、倒錯的。 仏教的に言えば、六道輪廻の修羅・餓鬼・畜生・地獄界の様相を具現化している。 このような主人公をポジティブに評価してしまうような人は、犯罪者や暴力男が時折見せる、「笑顔」や「優しさ」をステキなどと思って受け入れ体勢をとってしまう見当違いな感受性の持ち主なので注意が必要。 | ||||
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結局のところ、底の浅いステレオタイプなストーリー だね。具体的に云うと、要するにスプラッター映画程度の「衝撃」でしかない(というか、「衝撃」すら感じられない)。この程度の明らかな暴力性とか狂気が「人間性の最暗部」と思っているであろう著者の基本的な視点からして、すでに甘っちょろく底が浅いんだよな。こんなやつが芥川賞云々とは、芥川賞も実に地に落ちたものだね。 (以上、冥界の柴錬より) | ||||
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単行本には『聖母の祈り』日本語訳がのっていた。この本のそれは隠語で書かれていた。 少年達が自由意志でつくった祈祷文だった。だがその箇所は文庫本から削除されている。 オリジナル作品(単行本)は入試困難。 | ||||
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好きと嫌いとにわかれそうな本。わたしはどちらかというと「嫌い」。 まず、暴力的表現、性的表現に、例えば筒井康隆などのそれでは抱かない嫌悪感を覚えた。これは作品として欠陥品であると言わざるを得ない。たとえそのような表現をしたとしても読者に作品への距離を感じさせずに済ませる方法はいくらでもあるはずだ。少なくともひとり、そうした感想を抱いてしまい、作品が提示するもっと深いところ(恐らく作者の意図するであろうところ)へ行く気もしなくなった読者があったわけである。表現者としてもっと考えるべき点ではないか。 本とは後世に残るものである。被害者を出すようなものはよいものと言えない。まあ、好き嫌いの問題であるが、わたしの場合はこの本から何の感銘も受けずに終わった。 それから気になったのは漢字の用い方。この小説には適当と思われる漢字の用法がなされているが、はっきり言ってこの作者は他人が読む、という大前提を忘れているのではないか。「おれと同じくらい頭のいいやつにしか読んでほしくないんだよ」と言っているようでこの点も減点評価につながった。売れる作家の本を研究すべき気がする。「売れる=よい」とは言っていない。「売れる>=よい」であると信じているから言っているのだ。読者は金を払って本を買う。そんな人を失望させてはならないのだ。 | ||||
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下らない。しかし、文章力は他の芥川賞作家先生よりもあるだろう。「他が低すぎるだけだが」 修道院をエロスの薗に指定したのは、バタイユの涜聖の喜びのミメーシス(模倣)あるいはパロデーか?この書も、御多分に漏れず、露悪主義満載である。知性めかしているのは、所詮シニシズムにすぎず、まともを嘲笑しているだけです。…エロ雑誌のモノクロコーナーに載るのが最適な文章です。 | ||||
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芥川賞というタイトルだけで後悔しています。主人公や登場人物の人格は薄っぺらい表現で、イジメや殺人、異常な行為(ほかに表現しようがない)だけがひたすら執拗に書かれているだけ。事実、呼んでいる最中に何度ももよおしました。気持ち悪い物好きの人以外にはお勧めできません。最後の対談も何が言いたいのかわからない。 | ||||
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第119回芥川賞受賞作品「ゲルマニウムの夜」。花村氏の一人芝居に付合わされた感あり。ゲルマニウムの夜のゲルマニウムとは、主人公、朧が作成した鉱石ラジオを指す。題名からして朧とゲルマニウムの繋がりが物語の軸として展開することを期待するも、単なる小道具として紹介されるに留まる。以降くるくると変わる場面展開は読ませる力量はあるものの、その裏がない。終盤に差し掛かっての展開も無理矢理に閉じたのか空中分解気味だ。朧が振り回す自己の触覚とそれに振り回される教護院の人々。一番良く描かれていたのは主人公であり、それ以外は主人公が自慰行為に浸りながら朦朧とした中で描いた幻想であったと私には読めた。 | ||||
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