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探偵は眠らない
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【この小説が収録されている参考書籍】
探偵は眠らないの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.80pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全1件 1~1 1/1ページ
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最近、都筑道夫の著名なミステリ評論『黄色い部屋はいかに改装されたか?』を読んだ。ところが僕は、実作者としての都筑道夫を知らない。つまり、この人のミステリを読んだことがないのだ。というわけで、本屋で探して本書をゲット。 しかし、本書は別に都筑道夫の代表作というわけではない。「これを真っ先に読んじゃダメだよ」と都筑ファンからお叱りの声が聞こえてきそうだが、どういうわけか、現在最も手に入りやすい作品であることは間違いないのだ。 と、どうでもいいことをウダウダ書いているということは、実は取り立ててこれという感想もないのである。ちょっと古い、でもそれなりに味はある、というタイプの小説で、それ以上でも以下でもない。スカッとしない終わり方はハードボイルドといえばそうなのかもしれないけれど、少し歯切れが悪い。ホテルが舞台ということと、装丁の写真には心ひかれるものがある。 ほらね、どうでもいい感想ばかりでしょ? 要は、本書を読んだだけで都筑道夫を理解した気になってはいけない、ということだろう。次は、作家活動の初期である70年代に書かれた連作短編集『退職刑事』を手に取ってみようと思う(これも創元推理文庫から復刊されていて手に入りやすい)。なお本書『探偵は眠らない』が書かれたのは1991年、創作時期としては晩年になる。 | ||||
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