翔び去りしものの伝説
- 異世界 (87)
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著者のSF作品は、それほど多くはない。 本書は、その少ない作品の中から、比較的ファンタジー色の強い作品をまとめたものである。 ミステリ風味のSFとしては「宇宙大密室」があり、そちらも近頃復刊されたようである。 併せて読むと、著者のSFに対するスタンスが良く分かる。 著者がSFマインドを持っていたのは、間違いがないだろう。 しかし、それを実作の形にするのには、なぜか今ひとつノリが悪かった。 それは、著者が徹底したリアリストであったためだろう。 そう、マインドはあったが、夢想家ではなかったのである。 著者がリアリストだったことは、現代物アクション作品を読むと、良く分かる。 今が、都会が、人混みが大好きなのだ。 著者のエッセイでは、そのあたりは、まったく違った風にかかれている。 しかし、リアリストでなければ、あのとてつもなく面白いアクションものは書けないだろう。 「暗殺教程」しかり、「紙の罠」しかりである。 そして、それがあるから、一応の本格ミステリ志向作品「三重露出」のアクションもの部分が、あれだけ面白いのだ。 だから本書は、著者の作品集としては貴重なものである。 さて、面白いかどうか。 実は私も著者同様にSFは得意ではない。 本書収載の作品も、それなりに面白いが、それだけの作品である。 | ||||
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