滝口正雄が翻訳しているのは、“ニンジュツ”修行に励む外国人ヒーローや秘術を繰り出す“くノ一”軍団が登場する日本を舞台にしたスパイ小説。

近道庸三と土方利夫、ふたりが顔を合わせるところ悪事あり。土方が設立した悪意銀行もそのひとつ。

かつては硬骨の刑事、今や恍惚の境に入りかけた父親に、現職刑事の息子が捜査中の事件を語ると、父親はたちまち真相を引き出す。

ヌードダンサーのミミイ・ローイこと漣子は八島財閥の御曹司・杉彦と恋に落ち、玉の輿に乗った。

様々なジャンルで活躍された作家・都筑道夫氏の少年小説を集めたコレクションがついに刊行になります。

天才科学者・桔梗信輔が発明した奇抜な殺人方法を闇に葬れ! 息子の信治は父の死後、出羽の山中から東京へと向かった。

ミステリ作家の「私」が住む“もうひとつの京都"。その裏側に潜む秘密めいたものたち。

時は天保。

話半ばで目を閉じ、眠ってしまったかに見える父だが、油断はできない。

“私はこの事件の犯人であり、探偵であり、被害者…”一人三役というアクロバティックな設定が、主人公の手記を通して変奏されながら明らかになっていく華麗なる本格推理。

古本屋で入手した本がどうも気になる、と推理作家の椿さん。

平将門の娘・滝夜叉姫の祟りで伯父が殺されます―まったく働く気のない心霊探偵・物部太郎のもとへ依頼人が来た。

その女は、小雨に洗われた京葉道路に横たわっ ていた──ひき逃げ現場に出くわしたチンピラ 四人と医者ひとり。

緻密な伏線と論理展開の妙、愛すべきキャラクターなどで読者を魅了する、ミステリ界の魔術師・泡坂妻夫。

本格ミステリの魅力的な要素のひとつ、密室トリック。

豊臣から徳川への歴史の転換期―。木曽の山中では、山大名・紅面夜叉の隠し財産をめぐり陰謀が渦巻いていた。

『黒死館殺人事件』で有名な博覧強記の名探偵・法水麟太郎。

江戸は神田の橋本町。

江戸は神田の呉服屋の主・幸右衛門の通夜で不可解な事件が。

スプラッタ小説に食傷気味のおとなのホラー・ファンに贈る、ほんとうにこわい話の数々。

短編は推理小説の粋である。その中から珠玉の傑作を年代順に集成したアンソロジー。

逮捕された!?殺人容疑!?相棒・直次郎は、受話器の向こうで、助けを求めている。

競馬場で男が殺された事件を皮切りに容疑者が次から次へと殺される殺人リレーが始まった――警視庁の海方&小湊の刑事コンビが挑む!

22時48分着の下りで浜松に降り23時29分発の上りで帰る、それを繰り返した女が一週間目に死体で発見された―。

逮捕された!?殺人容疑!?相棒・直次郎は、受話器の向こうで、助けを求めている。

雨がそぼ降る日暮れ時、本所を歩いていた若旦那が「おいてけえ」の声とともに消えうせた。

お前がいま手がけているのは、どんな事件だね?所在なさそうな父に訊かれて話した、写真うつりのよい女の一件。

泡坂妻夫。奇術師にして紋章上絵師そして推理作家。

顔の半分以上が顎という、なんともユニークな風貌の仙波阿古十郎。通称“顎十郎”。

血まみれの女の死体のそばで、立ちすくんだ男は奇妙な事を口ばしった。

神田の貧乏長屋に巣食う、砂絵師のセンセーとおかしな仲間たちが、江戸市中で起きた怪事件の謎を解く人気の捕物帳シリーズ。

江戸には謎が多かった。下駄常親分は、きょうも思案に余って砂絵かきのセンセーのところへやって来る…。

昨日までの『きみ』はもう居ない。 恋人、友人、知人に否定された男の奇妙な自分探し の迷宮。

悪魔に見込まれた男の“取りひき”を描く表題作ほか、ミステリー、ホラー、時代小説、SFと幅広い活躍を続け、昨年、急逝した著者の数多い短篇の中から、最も魅力ある「恐怖短篇」の傑作を全3冊にまとめるシリーズ第一弾。

はじめまして。あたしの名はシルビア、勤め先は吉原のソープランド、〈仮面舞踏会〉。

江戸は神田橋本町・なめくじ長屋に住む砂絵かきのセンセーのもうひとつの特技。

推理小説を読み、洋楽を聴き、テレビゲームに熱を上げもする。

おれか?おれは何もかもうしなった私立探偵くずれの男だ。