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真珠郎
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真珠郎の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.64pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全25件 21~25 2/2ページ
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「真珠郎」と呼ばれる美少年の殺人鬼が出てくる 恐怖のミステリーです。 ある教授は偶然出会い、友人となった乙骨と浅間へ行きます。 そこでゆったりした休日を送ろうとしたのですがそうはいかない。 二人は「真珠郎」という殺人鬼の凶行に翻弄される羽目になります。 最初は浅間だけにとどまっていましたが、 やがて真珠郎は東京までその牙をむきに来るのです。 なんだかぞっとさせられてしまいます。 でもこのお話、最後は寂しいものがあるのです。 怖いんだけれども切ないのです。 なぜ切ないのかは浅間に着いた頃からをじっくりと読めば 良くわかるかと思います。 | ||||
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表題作「真珠郎」は、昭和11年に発表された作品であり、「蔵の中」「鬼火」に代表される耽美的、幻想的で異様ともいえる世界を描いた作品を発表していた頃と同時期に発表されたものである。「真珠郎」とは登場人物の名前であるが、名前からして現実的ではない。しかし、非常に効果的な名前のつけ方である。 この作品には、由利先生(金田一耕助以前の探偵役)が登場しているので、「鬼火」等に比べて謎解きの要素が濃いのだが、それが、現実にはありえないような幻想的な真珠郎の世界と合わさることによって、異様な迫力を持つ作品に仕上がっている。間違いなくこの時期の著者を代表する作品のひとつである。 横溝正史が昭和50年代ブームになったのは、角川文庫と犬神家の一族をはじめとする角川映画の功績である。そして、角川文庫で忘れてはいけないのは、ほぼ全作品の表紙絵を描いた杉本一文である。この「真珠郎」の表紙絵はその彼が描いた表紙の中でも傑作の一つである。 そして、この表紙絵には謎解きの最大のヒントが隠されている。お気づきの方もいるとは思うが、そうでない方は是非見つけてください。 | ||||
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病気療養の為に一時筆を断っていた横溝正史は1935年に『鬼火』で復活を遂げました。この『真珠郎』はその翌年に発表された作品で、由利先生が探偵役を務めています。『鬼火』が持っていた幻想的なムードを引き継ぎつつも、やや本格推理的な方向に移行しつつあることを感じさせる作品です。蔵の中に閉じこめられて殺人鬼として育てられた真珠郎という美少年が連続殺人を犯すという設定には、江戸川乱歩の通俗ものを彷彿とさせる趣きがあります。しかし、きちんと論理的な結末をつけてあるところはさすが横溝です。ちなみに、TBSのドラマ化では探偵役を金田一耕助に変えていました。 | ||||
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作者お得意の美少年をベースに事件が起きる「真珠郎」。映画化はされていないが、怪しい耽美な世界を満喫できる。今となっては現実味に乏しいが、情報量の少ない戦後間もない頃の山奥では、こんなことがあっても不思議ではないかも。金田一耕助は出てこないが、風情ある作品です。 | ||||
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作者お得意の美少年をベースに事件が起きる「真珠郎」。映画化はされていないが、怪しい耽美な世界を満喫できる。今となっては現実味に乏しいが、情報量の少ない戦後間もない頃の山奥では、こんなことがあっても不思議ではないかも。金田一耕助は出てこないが、風情ある作品です。 | ||||
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