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八つ墓村の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.52pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全113件 21~40 2/6ページ
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金田一耕助の名前は知ってるし、作品のタイトルも知識としては知っていたものの、今一読む機会が無かったため、何かと家に籠る事の増えたこのご時世に読んでみることに。 今となっては古い小説にも関わらず非常に読みやすかったです。 登場人物は多いものの、キャラがしっかりと立っており、事件の中心となった辰弥さんの回顧録といった形で進むので、あっちこっちに場面が飛ばず、余分な情報が入ってこないのが良かったのでしょうか。 お話自体も、村の伝説や迷信に基づいた連続殺人から、ラブロマンス、暴走した村人に追われるパニックホラー等々飽きさせない流れとなっていて、一気に読めました。 ただ、上記したように基本的に辰弥さんの回顧録のため、行動を共にしていた場面以外で探偵である金田一耕助がどこで何をしていたかは、最後のネタバラシのシーンまで余り語られないので、「金田一耕助の推理や活躍が読みたかったの!」という方は少し肩透かしを食らうかもしれません。 | ||||
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映画化もされている有名な作品だが、読んだことはなかった。映画の印象も殺人鬼だとか「祟りじゃ~」くらいしか頭に残っていないので、新鮮な気持ちで読めた。田舎の村で起きた連続殺人事件を解決する金田一耕助であるが、辰也の目線でストーリーが進行するためあまり表に出てこない。その裏ではしっかりと事件解決に邁進しているのだけどね。鍾乳洞での村人との命懸けの対立などスリリングな展開がずっと面白い。古い作品なので、読者への話しかけがあるなど語り方に古くささを感じるものの、現代で読むとそれがかえって新鮮な感じがする。 | ||||
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高校の頃、一読したような記憶も多少あるのだが、それ以降に観た松竹映画のほうが印象強く残っていた。このたび読み終えた印象としては、やっぱり原作はいいなと改めて感じた次第。もちろん映画のほうも、ショーケンや小川真由美、山本陽子、山崎努らのキャストは元より、バックに浪々と流れるメロディーも印象深く、映画としての出来は素晴らしいのだけど、結構重要と思われる部分で原作と設定が異なっていて、原作のほうが設定に関しても自然な感じがする。展開もスピーディで、読み出すと止まらなくなる印象だ。映画に関してだが、姉役の山本陽子は、仕草、表情ともに美しい。原作ではそこまで美しい設定ではないようだったけど、雰囲気はまさにぴったりだと思う。今の女優でこの雰囲気を出せる人はなかなかいないのでは・・・ | ||||
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あの、「たたりじゃー!」のせいで怖くて未読だった本作。蓋を開けると、戦後すぐを舞台に、実にミステリあり、ロマンスありの冒険小説でど真ん中の王道エンターテインメント。息もつかせぬ展開を作り出す、緊迫感を常に保つ文章も見事。寸暇を惜しんで一瞬で読了。流石の名作。 | ||||
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映画のストーリーが印象深いですがぜひ原作も読んでもらいたい。その違いがまた新鮮です。 | ||||
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横溝正史を初めて読む人に何か一作薦めるとしたら、僕は『八つ墓村』を挙げたい。僕自身、昔とても面白く読んだ覚えがあるし、すでに映画やドラマを見て内容を知っていても、それはそれとして十分楽しめると思う。 というような記憶を頼りに、久しぶりに再読してみた。さすがに初読のような血湧き肉躍る興奮はなかったが、軽快な冒険小説であることを再認識した。映画などのイメージが先行して「おどろおどろしい」と形容されがちな本作だが、実はとても爽やかな自分探しの物語なのである。 ミステリとしては、連続殺人の構図が、クリスティーの『ABC殺人事件』のバリエーションであることが意外な発見だった。まあ、このことはウィキペディアにも書いてあるので、発見も何もないのだが、初読のときは気づかなかった。 本作でよくいわれることのひとつに、金田一耕助の存在感の薄さがある。これを正確にいえば、探偵としての役割の欠如ということになるだろうか。ラスト、金田一は犯人を最初からわかっていたといいながら、凶事を何ひとつ防げていない。「防御率ゼロ」の迷探偵としての本領を発揮している。 | ||||
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読みやすい。難解な語句が多いけどキンドル辞書が頼りになった。 | ||||
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幼少の頃に観たテレビコマーシャルで「タタリじゃあ!八つ墓村のタタリじゃあ」と叫ぶ老婆の声が今も耳に残っている。今回、初めて読んだが本当に恐ろしい内容であった。最近の所謂「ホラー小説」ではなく人間本質に潜む恐ろしさを擬える作品。日本には今もこんな言い伝えの残る小さな村が未だ残っているのかもしれない。 | ||||
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TRICKファンとして一度読んでみたかった本にようやく手を出しました。途中までしか読んでいませんが引き込まれました。TRICKの元ネタも多いです。 | ||||
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映画(1977)のイメージとはかなり違いますね。映画がいかにエンターテイメント寄りに作られていたかが良くわかります。小説の方では、金田一探偵の活躍が主として描かれているわけではありませんし、津山事件を元ネタとした描写もかなり控えめです。でも、捜査側でもない、犯人でもない、第三者の視点で話を紡いでいくという困難な挑戦がさくさくっとあたりまえのように描かれているところは、流石は横溝作品です。おすすめです。 | ||||
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なんの長所も持っていない平凡な主人公が、ある日突然に大家のご子息として引き取られたことから始まる推理小説。視点は終始主人公に固定され、頭のいい探偵がでしゃばることもないので、自分の頭だけで推理できるのもヨシ。 犯人の正体とその内面を知ったときのゾッと感じも、これまで読んできた本の中でも体験したことはありませんでした。 まさに傑作 | ||||
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他の方のレビューと被りますが、原作ならではの醍醐味は、"典子"というキャスティングにあると思います。 映画やTVドラマ版には、このキャスト設定はありませんが(自身の知る限り)、祟りじゃあ!のイメージが先行し過ぎていたホラー感を払拭し、ほのぼのとさせてくれますので、原作の一読を是非お勧めします。 | ||||
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推理小説の謎解きや最後のどんでん返しみたいのはないけどとにかく読み進めるとおどろおどろしい物語でハラハラドキドキします。 | ||||
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まず素直に面白かったです。 謎を追って良し、ドラマに想い馳せて良しですね。 古い作品なんで今の流行とは全く関わりのない世界で書かれた筈……にも関わらず今時の、それこそ異世界ものにすら見られるような「王道」の形式が散見されて、物語の鉄板というのはそうそう揺るがないものなのかなと改めて知らされた思いです。 あるいは、一周回って回帰してるのか。 主人公の思考がやや利己的で、今時の作品なら小悪党レベルな気がするのは、まぁ時代だなぁという印象ですね。 | ||||
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横溝正史の作品は、昭和の50年代、石坂浩二主演の映画や古谷一行主演 のTVドラマで数々映像化され、書店でも一番目立つ場所を平積みで独占 していた。kindleを操作中に、八つ墓村を発見!!40年ぶりに再読した。 当時のイメージでは、おどろおどろしい人間関係と血縁による憎しみが、 殺人の動機で、人間関係がごちゃごちゃして読みずらい感があったが、 今回再読では、逆に、するりと読め、おどろおどろしさも感じずに、 十分に面白かった。ある意味、冒険的要素が加味されたミステリーで、 時を経ても、十分に現代に通用する作品だと思った。 本も、年齢的に昔の物を読み直ししたくなる世代なんですね~~~!! 音楽も懐メロ志向になりましたからね~~~ | ||||
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私にとって名前こそ知りながら読む機会のない有名作品のひとつだった本作を読むきっかけになったのは、『つけびの村』というノンフィクション作品でした。そこで登場する村が、作品内で"平成の八つ墓村"とも呼ばれていたことで、改めて現実の出来事も形容するような作品の雰囲気を一読しておきたいと思い、目を通しました。 物語は、岡山の鳥取との県境に近い山中にある八つ墓村にまつわる、村人たちによって惨殺された落ち武者たちの祟りと埋蔵金の伝説と、祟りを証明するかのような二十八年前の連続殺人事件を、プロローグにおいて読者に知らしめることに始まります。母を幼い頃に失くし、昭和二十年代の神戸で孤児同然に会社員生活を送る二十七歳の寺田辰弥は、ある日、八つ墓村からの使者の訪問を受け、自身が実は村内で最も裕福な家系の相続権を持つ人間であり、実質的な家長である双子の老婆によって家督の相続を望まれていることを知ります。使者であった母方の祖父が毒物により突然死する不可解な事件を経て、美しい未亡人に伴われて向かった八つ墓村は、辰弥の到来を歓迎しない村人も含んだ、人びとの思惑の渦巻く不穏な空気に満ちた土地でした。 作品の特徴として特筆すべきはやはり、山中に隔離された住まう村人たちの排他的な様子を描き、"八つ墓村"の村名の由来ともなる祟りの伝説が、おどろおどろしい雰囲気をより深めている点でしょう。かつてテレビで放映さたドラマ『トリック』シリーズでは、その多くのエピソードで僻地の寒村を舞台として村人たちの姿を滑稽に描いていましたが、本作のようなミステリ作品の影響を受けたパロディーとして作られたものだったのだろうと、今さらながら腹に落ちるところがありました。また、作中では祟りの伝説をなぞるように村人たちから次々と犠牲者が発生することや、落ち武者たちによる埋蔵金とそれを示す宝の地図の存在、そして主人公である辰弥のロマンスなど、娯楽作としてサービス精神旺盛であることも言えます。同時に、多数の人死にが描かれるにも関わらずグロテスクさがないことや、エピローグが章名どおり"大団円"となっていることも、読み手を選ばない間口の広さと言えるでしょう。もう一点、通読して意外だったのは、探偵・金田一耕助シリーズのうちのひとつとして、その名を広く知られている本作でありながら、肝心の金田一耕助の活躍がかなり限定的だったことも挙げておきたいと思います。 読了後の感想としては、作品の雰囲気そのものは事前に予期したものと近いものでした。次に、良し悪しに関わらず予想を裏切られた点としては、前述の通り名探偵の活躍の機会が少ないこと。そして、村が醸し出す独特の雰囲気のなかで立て続けに起こる殺人事件だけでなく、ロマンスや落ち武者の埋蔵金探しをも含むサービス精神の豊富さと表裏するように、重厚な本格派ミステリ作品というわけではなく、どちらかと言えばドラマチックな展開をお手軽にを楽しむべきものだと感じました。 余談ですが、冒頭で触れた『つけびの村』については、そこで取り扱う事件の関連として昭和十三年に起きた「津山三十人殺し」が参照されますが、本作も同じ岡山県を舞台として同事件から着想を得ているという点でリンクする部分がありました。 | ||||
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40年ぶりに原作を読み直しました。 横溝先生の作品中では、一番の傑作と私は思っています。 映像化された作品も見た上で、原作を読むのも楽しいです。 他の作品と一味違うのが、鍾乳洞という大自然が事件の重要な舞台だったり 戦国時代の埋蔵金だったりと冒険的要素もあり、それでいて実は 実際に起きた大量殺人事件がモチーフになっていたりします。 暗い気持ちが残らない作品が読みたい方にお薦めします。 | ||||
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落人伝説と無差別殺人の過去を持つ閉鎖的な村で起こる新たなる連続殺人事件。昭和時代の閉鎖的な村の生活をうまく描いている。一人称の主人公が自身の体験を読者に伝える形式をとっているためか、ミステリというよりは冒険小説に近い。犯人は誰かと想像に力が入り、その分読むスピードが遅くなってしまった。それだけに犯人とその動機には肩透かしを喰らった気分になり残念だった。本書とは関係ないがそろそろコロナ禍鎮まってほしい。 | ||||
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横溝正史の作品の中でも、過去の無差別連絡殺人と鏡映しとなる猟奇性、そして落人伝説に結び付けられた神秘性に圧倒される点で特筆されるべき傑作。 | ||||
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まず、推理小説ではありません。金田一も出てくるシーンはわずかだし、謎解きもほとんどありません。金田一自身が語るように、彼がいなくても自然に快活している話です。じゃあ、何かというとサスペンスですね。出生の謎、過去のおどろおどろしい情念、過去現在に渡る男女のもつれ、そしてダンジョンの冒険譚。 肝が冷える展開が夏にぴったり。推理小説ではないけど、名作です。 ちなみに映画で有名になった「祟りじゃぁ」は登場しません。 | ||||
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