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感傷コンパス



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【この小説が収録されている参考書籍】
感傷コンパス
感傷コンパス (角川文庫)

感傷コンパスの評価: 3.33/5点 レビュー 3件。 -ランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.33pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全1件 1~1 1/1ページ
No.1:
(4pt)

等身大の、今までもこれからも身を置くことのない時代の物語。

あたかもラムネのような清涼感が心を通り過ぎてゆく佳品。
多島斗志之は好きな作家だが、これは最近まで未読だった。
こじゃれた女性作家などが書きそうな雰囲気のため、避けていたのかもしれない。
しかし、実際には、これは若い女性の成長物語として一本筋が通っている。
しかも、身の丈にあった、いかにも戦後間もない頃の女性の心のあり方だ。
物語に大きなアップダウンはなく、それが却って心に染み入る。
ただ、読者の年齢を選ぶ作品だとは思う。
30代以上の、かつ比較的生活の安定した人でなければ心に響きづらいのではないだろうか。
おそらく紙幅の都合なのか、後半駆け足になってしまったのは、よくできた舞台だからこそ、もったいないことと感じた。
感傷コンパス (角川文庫)Amazon書評・レビュー:感傷コンパス (角川文庫)より
4041046386

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