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QED ベイカー街の問題
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QED ベイカー街の問題 の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.94pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全13件 1~13 1/1ページ
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QEDとしては日本の歴史から離れた別格のものでした。楽しみました。 | ||||
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汚れもキズも問題にするほど見当たらない | ||||
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この作品は、決して主役の二人は危険に見舞われません。 犯人も比較的早期に判明しますし。 ただし、犯行の経緯に関してはとてつもなく闇があります。 救いようのない歪み、とでもいえましょうか。 シャーロキアンというフリークの集まりから起きた一連の事件は 犯人の歪がもたらしたものと言えましょう。 その歪は犯人の過去から起きてしまい その歪を引きずったまま成長していき、さらに歪をこじらせるのです。 そして取り返しのつかない時点にまで来てしまうのです。 必見はシャーロック・ホームズに関してのある種の仮設。 私は残念ながらディープには読んでいないので詳しくは知りませんが そんな説もあるんだな、と思いました。 ちょっと展開が特殊な今作です。 | ||||
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小、中学校の時、夢中で読んだ「シャーロック・ホームズ」。 ホームズの人物像の変化や物語の矛盾点の説明、推察に、十分納得、感心させられた。 小説としても面白かった。 | ||||
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殺人事件は起こってその謎は解かれるものの、 主眼はうんちく話、という毛色の変わったミステリーのシリーズ第三弾、 古代の日本史が舞台の前々作・前作とうって変わって うんちくの対象はシャーロック=ホームズ。 ホームズを久しぶりに読み直したくなったということは 作者の狙いが成功したと言えるでしょう。 事件も謎が明かされてしまえば またも犯人のやや狂った姿が晒されるのですが、 謎や経緯は前々作・前作と比べると一番まともだったと思います。 ホームズを読んだことがある方はぜひご一読を。 | ||||
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実際に起きた事件と、シャーロック・ホームズに関係する謎を解いていくストーリーが同時進行していくこのミステリーは、結末の意外さもある意味、ホームズの謎と同じく嘘だろ的なものだったけど、先が気になる構成でページをめくる手が止まらなかった。 時間潰しにと思って買ったのでハードルが低かったのかもしれないけど、満足できた。 面白いミステリー小説だ。 | ||||
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QEDシリーズ三作目。2000年1月発行ということで、およそ15年ぶりの再読であります。 シャーロック・ホームズシリーズの描写の矛盾を一種の歴史上の事実に見立て、整合性のある「真相」を作ってしまおうという考証ゲームの究極形。歴史ミステリーの変則形ともいえます。 もっとも、タタルの「結論」はシャーロキアンの研究として有名な大ネタの数々を繋ぎ合わせたもので、個々のネタの説得力はともかく、「繋ぎ」の説明が粗雑な印象。 むしろ感嘆したのは抱き合わせとなる現代の事件の方でして、本格ミステリーとしてクオリティがとても高い。三つの事件のそれぞれに工夫が凝らされており、約270ページのページ数、登場人物が少ないということもあって、さまざまな手がかりが無駄なく、ぽんぽんと一つの形に収まっていく真相の解明が実に気持ちよい。ホームズの「真相」が現代の事件にも密接に関わっているところもポイント高いです。 後発のQEDシリーズから失われてしまった要素があれこれと多く、ある意味、シリーズの分水嶺に位置づけられる一作ではなかったでしょうか。この頃のQEDシリーズは本当に面白かった。 | ||||
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日本にもシャーロキアンが増えて、協会までできているなかに、敢然と切り込んで成果をおさめた(と思う)異色作です。 シリーズの中でこれ一作だけ、題材の毛色が違うので、どうして?と思いましたが、読んで納得しました。 コカイン中毒で薬理に通じ、化学実験にいそしむ初期のホームズは、薬学部出身の著者には好個の題材だったわけですし、探偵役タタルはじめ奈々や外嶋などメインの登場人物はすべて薬剤師で、さしはさまれる人間の生理や漢方薬等々の蘊蓄には今回も迫力があります。タタルの謎解きを聞いていると、彼とホームズはかなり近い人物像かと思われてきました。 今回、奈々は大学時代の友人緑川に誘われて、シャーロキアンの集まりに出席、歴史上の人物ならまだしもフィクションの人物に血道をあげる会員たちにちょっとへきえきさせられますが、このあたりの濃さも読んでいて楽しいです。 奈々がコナン・ドイルは凄いですね、とやっと言うと、会長に「ホームズ物語を書いたのはワトソン博士で、ドイルは『ロストワールド』その他、荒唐無稽な話を書き綴っていた心霊学者。一時期ホームズ殺害未遂犯人の疑いももたれていた危険人物」と返されてしまいます。 そんな変人奇人たちの集まりの中で起きる殺人も、ホームズ物の暗号や事件がらみ。警察がわはひたすら謹聴するしかありません。 ホームズ二人説を始め、タタルが展開する論は今回は対象がフィクション、小説であるだけに、歴史物の衝撃の重さはありませんが、ホームズ物語の新たな分析と解釈という評論の醍醐味を十分に味わわせてくれます。最後のどんでん返しにつぐどんでん返しも、ホームズ物語の解釈の中にうまく溶けこんで、読ませられました。 巧いなあ、と今回も舌を巻きました。実際の犯人がだれかということ以上に、その水面下にある氷山の巨大さこそがミステリ(神秘)。 明石散人にはまっていたころ以来の興奮を覚えます。 | ||||
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日本史ネタがメインのQEDシリーズの中で唯一の海外ネタでシャーロックホームズが取り上げているとあっては読むほうはもう期待するなという方が無理な話だが、意外と地味に終わってしまったかなという印象。やはり日本史ネタではないとしっくりこないですねこのシリーズは。作者もそれを自覚してかこれ以降、海外ネタは一切やらなくなりましたから。 日本史ネタだと強引さを感じないのですが、今回のホームズの解釈は何故か強引さが目についてあまり、納得ができない感じがします。まあ、雑学や周辺知識もかなり書き込まれているので、ミステリー好きなら読むべき。 | ||||
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日本の黒歴史ミステリというシリーズのイメージを打ち破って、突然のシャーロックホームズ。 確かにおもしろかったのだが、やっぱり何となく違和感がある。これは、読者の勝手な欲望なのか…。 その後のシリーズが日本の歴史物に回帰したことを考えると、やっぱりあまり評判はよくなかったのかも。でも、十分に楽しめます。 | ||||
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QEDシリーズは日本の歴史(裏歴史とでもいいましょうか・・・)を題材にしているのが多い中で、 この作品はシャーロックホームズの謎についての考査となってます。 子供の頃にポプラ社のシャーロックホームズしか読んだことの無かった私に、 もう一度、シャーロックホームズを読むきっかけを作ってくれた作品です。 なるほど、この本を読んでからシャーロックホームズを読むと、一段と面白く読めます。 | ||||
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その後10作以上続くシリーズですが、本作では売り物の歴史上の謎解きに依らない、 キャラクター自身、あるいはストーリーの設定や構成力だけでも魅せてくれます。 各章の名前が作品名から採られるなどテーマとされているシャーロックホームズシリーズに寄せる作者の愛情が伺えますが、 一方で作者自身も薬学部卒ということもあり、薬剤師である主人公がその専門的、学術的視点から語る謎解きの説得力、 あるいは理数系ならではと思わせる数式の解のような謎解きの鮮やかさから「Q.E.D」というシリーズ名の持つ意味を再確認できます。 が、しかし巻末の解説を読めば解る通り、作品に通じている精神はやはりその後のシリーズにも通じるものがありますね。 | ||||
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シャーロックホームズファン(シャーロキアン)では無い私ですが、楽しんで読めました。この本を読む前にホームズを少し読んでいたので抵抗無く読めましたが、本格的なシャーロキアンが読むとかえって抵抗があるかもしれません。作者(或いはタタルさん)の証明するホームズの謎、読んで損はさせないと思います。 | ||||
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