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(短編集)
動機
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動機の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.23pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全81件 21~40 2/5ページ
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短編集です・・ 一つ一つ丁寧に読んでいきたい本です。 面白い・・ 生き様が夫々あり しがらみや 悔恨、などなど 人生模様が読まされます・・・ 大事に読んでいきたい作家です。 | ||||
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氏の作品は初めてでしたが、短いストーリーの中に深い人物描写があり、一つ一つが充実した短編でした。 | ||||
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一瞬とも気を抜けないハラハラドキドキ感が良かったです。でも読後はすこし くたびれています。 | ||||
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久しぶりに時間を忘れて読みました。 単なるミステリーではなく、情を感じさせる本でした。 | ||||
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動機…さまざまな動機が混在をして、物語が複雑になっている。面白く読んでいたら終わった、もったいないくらいの奥行きのある作品。主人公の父親を施設に入れて放置。担当看護士からのハガキを読んで会いに行く。息子が病室へ入ると「よっ」と一言。が、それは息子ではなく彼の妻に、かけていた言葉だった。たった一言だが愛を感じる「よっ」だった。介護で困窮した妻、刑事という職業の責務の重さ、長年同じ仕事を続けた者のそれぞれが持つ「動機」は、同一一線上へ並んだ時、この物語がすっきりと終結した。これはなかなかの出来。久々に痛快になった。 | ||||
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ひどい作品だと思う。 落ち込んだ。 こんなひどい話、無いと思う。 それほど、重く、のしかかってきた。 楽しい気持ちになりたい人には勧めません。 人生がいかにひどいものになりえるか、思い知らされたい人にはお勧めです。 | ||||
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大変面白かったです。 他の作家さんの作品などと比べても、頭一つ出てる感じ。 でも、第三の時効のほうが、更に面白いです。第三の時効は、ちょっとすごすぎる。 それに比べると、こちらは、横山作品の中では、普通です。 | ||||
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4篇の短編小説から成っている。 主人公は警官 前科者 新聞記者 判事と様々でそれぞれに味わい深いストーリーに仕上がっている。 複雑なトリックや大どんでんがえしがあるわけではない。 ある程度予測のつく展開なのだが さすがに素人には考えのおよばない結末が用意されてる。 また 登場人物の心のひだが見事に描かれている。 人間のエゴやずるさや弱さ そしてその奥にある良心 優しさ 思いやり さまざまな思いと葛藤しながら生きている彼らに共感し 考えさせられるものも多かった。 4篇共 ラストで身近な人の思いもよらない内心を知り 驚愕する。 人間の悲しさや切なさがしみじみつたわってくる素晴らしい作品です。 | ||||
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流れは、意外な展開を見せ、ついつい読みほしてしまう。45分間のサスペンスドラマを見終わった感がのこる。 | ||||
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我々のよくしらない警察の組織が よく描かれていいると感じがする また、その中にいる人間の葛藤、困惑、 競争がよく描かれていいる。しかし、 このシリーズはどうも同じ傾向があり 若干、食指気味になる | ||||
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D県警シリーズ第1作『陰の季節』と似た雰囲気を持つ短編集。 Wikipediaでは本作も同シリーズに含めているが、 表題作の主人公宅にD県警の調査官からリンゴが届くだけで シリーズに含めるのは如何なものか? 閑話休題、収録4作品とも相変わらずの高水準。 一般には“動機”の評価が高いようだが、個人的には“逆転の夏”が強く印象に残った。 決して共感できるキャラクターではないが、塀の中に落ち、社会のレールから完全に外れてしまった主人公の 「学生時代は楽しかった。〜〜そこですべてが終わった。」の恨み節が理不尽ながらも胸を打つ。 | ||||
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週刊文春 2000年 国内第3位 このミス 2001年 国内第2位 第53回日本推理作家協会賞短編賞受賞 第一短編集『陰の季節』も良かったが、本書はより人間ドラマとしての色合いが強くなっているようだ。鬱屈し切羽詰まった心理状態の人々織り成す物語は、けっして読後感がよいわけではない。けれど、彼らの人生それからを思うと感慨一入なのである。全四編に通底するテーマは、自分自身を見つめ直すということだろうか。横山秀夫さんの追い立てるような書きっぷりに、知らず知らずのうちに一気に読みきってしまう。 ■動機 J県警本部警務課企画調査官 貝瀬警視は、警察手帳の紛失事故防止を狙って、警察手帳の一括保管を導入した。ところが、保管した三十冊分の警察手帳が何ものかに盗まれてしまう。事態は貝瀬の責任問題に留まらず、J県警の不祥事にまで発展していくのだった。貝瀬は、一括保管に反対した内部犯行を疑うが、捜査は遅々として進まない。はたして、タイムリミットの記者会見まで、警察手帳を取り戻すことができるのか。 ・・・ 警察組織という縦社会で、孤立していく主人公 貝瀬の焦燥が痛々しい。警察官であった父、そしていじめにあっている我が子との関係をバックグラウンドとしてストーリーは進んでいく。警察手帳の事件の結末と、貝瀬が自身を見つめ直していく様がリンクする。しっとりとした余韻を残す名作である。 ■逆転の夏 十三年前に女子高生を殺害し、服役した過去もつ山本は、世間から身を隠すように暮らしていた。別れた妻子へ送金を続けるだけの日々を送る山本に、ある日、一本の電話が入る。それは、人を殺して欲しいという見ず知らずの人物からの依頼だった。山本は、殺人を犯す気はなくとも依頼を断固として断り切れない。そして、妻子の送金のため、謎の人物から振込まれた金に手をつけてしまう。 ・・・ 死に立ち直ろうとしながら、それでもなお転落の道を歩まざるをえない男を描いている。主人公 山本の犯してしまった罪への悔恨と、別れてしまった妻子への愛惜がなんともせつない。社会に拒絶されるという出口のない虚しさが漂う作品だ。 その他、「ネタ元」、「密室の人」が収録されている。 | ||||
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この本は短編集です。 本のタイトルになっている「動機」を読み初めてすぐにハマって引き込まれていきました。 「動機」は警察の話でページ数の少ない中に話が凝縮されて全く無駄の無い文章に著者の力量の高さが伺えました。 この本の中で一番長い「逆転の夏」 これが凄かった!被害者と加害者の心の内が巧みに描かれていて気が付くと感情移入して読んでいました。 全ての話で驚かされて、残り2話も楽しく読めました。 最後の話の終わり方も良かった。 | ||||
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短編集だがどれも中身の濃い作品集 中でも特別好きなのが「逆転の夏」です。 妻の描写がやや人間味にかける気がするけど 本当にドキドキする内容でした。 全編素晴らしくて他の横山作品をもっと読み込んでみたくなりました。 | ||||
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「半落ち」「第三の時効」など警察小説で知られる横山秀夫さんの短編集です。 4編収録で各約70ページ、合計は312ページで所要は4時間程度です。 タイトルと主役は 動機:地方警察の警務課調査官 逆転の夏:刑期を終えて出所した殺人犯 ネタ元:地方警察担当の女性新聞記者 密室の人:再婚した地裁判事 とバリエーションがあり、飽きません。 内容は他の作品と同様、警察に絡む人間ドラマを淡々とした筆致で冷徹に描いています。 そしてストーリーは濃密です。短い中にも伏線があり、鮮やかにラストに収斂されます。 ミステリーが好きな方、特に警察関係の小説が好きな方にはおすすめの小説です。 | ||||
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短編4作品。 どの作品も内容が濃く読みごたえがあって、 じっくり丁寧に書かれているなと感じます。 登場人物の心の内側の描写が巧みで、感情移入しやすく、 また、読後感の悪い作品も無し。 横山秀夫作品は、短編にも一切手抜きを感じさせず、 完成度が高いため、がっかりすることなく安心して読めます。 むしろ短編の方が真骨頂なのか。 | ||||
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第三の時効の面白さにハマり、横山さんの本をアマゾンで、まとめ買いしました。その中で、まず手に取ったのがコレ。【動機】署内で一括保管されている、30冊の警察手帳が紛失。外部の犯行か?もしくは、内部犯?警務課と刑事部のあつれきやや、その他様々な人間関係が主人公の貝瀬の脳裏に纏わりつく。この主人公の疑心暗鬼に、読み手も心がザワつく。犯人は一体誰なのか?犯人が判明した後も、読後は悪くありません。【逆転の夏】女子高校生殺しという過去を背負った主人公。出所後、真面目にひっそりと暮らしている日常に殺人以来の電話がかかる。何故、自分なのか?その謎が解けた時、驚愕の事実が浮かびます。この作品は、すごい!一読の価値有りです。【ネタ元】地方紙の女性記者物。さすが、元記者だけの作者だからこそ書ける、臨場感。男尊女卑の体制が今も根強い仕事で起こる女性記者の内心の葛藤が巧い。【密室の人】裁判中に居眠ってしまった、判事の私生活を絡めての話。最後の愛妻の手紙が、全てを語ります。4編、どれも面白いですが、やはり群を抜いて「逆転の夏」がイイ。横山さんの描く登場人物達は、みな硬派であり仕事に対峙する真摯な姿勢が好感を持てます。一体最後はどうなるのか?硬質な文面ではあるけれど、読み手を決して飽きさせない。最後まで息をつかせない展開は、さすがです。 | ||||
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4つの異なる味わいのある短編集です。 真面目に生きてきた人たちが、ささいな事をきっかけに、じわじわと困った状況に追い込まれていく様があり、、、 「誰の日常の中にも、危うさがある」そう思わずにいられません。 主人公は、困った状況をなんとか分析して脱しようと、周囲で起こる出来事の不確実な部分に推理を重ね、行動していきます。 その極めて慎重を要する流れの中で共通していたのは、【周囲への猜疑心】と【人生を踏み外すことへの恐怖】でした。 人の不幸を活字で読む。 ちょっとした時間で、十分に堪能し、ふっと本を閉じれば、自分は無傷。 けれども、そこに余韻が残る。そんな小説です。 | ||||
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四篇とも、読み応え抜群でした。 あれ、これって伏線かな・・・と漫然と思っていたものが、 予想外かつ衝撃の展開を遂げて、目も覚めるようでした。 やはり、横山作品は何が起こるのかまったくわかりません。 それに描写のしかたもすごい。 「勢い」があって、引き込まれずにはいられません。 「動機」に収録された作品は、どれも男らしさ(一部女性が主人公のものもありますが)が 存分かつ大胆に描かれていて、そのせいで読んでいる側が興奮を覚えてしまいます。 しかもその陰には、人間の悲哀や苦悩といったものが濃厚に描かれている。 作品内のトリックも、ただ読者にこびを売るためではなくて、そうした「人間らしさ」を 描くための小道具にすぎません。 それが、たった70ページほどの短編小説たちの作品世界をうんと広くしてしまう。 「逆転の夏」が特にそうだと思います。まるで長編小説を読んでいるような感覚に浸れました。 余談;「クライマーズ・ハイ」で横山作品が気に入った方は、 ぜひこの小説も読むべきだと思います。 横山秀夫の短編小説もまた、すばらしいということがわかるでしょう。 | ||||
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長編でも短編でも横山秀夫の魅力は十分発揮できることが分かりました。特に短編だからこそ、人間の心の移り変わりがはっきり描写されており、ドキドキ感が高かったような気がします。本書は4編で構成されていますが、お得意の警察ものだけでなく、弁護士や新聞記者、そして元犯罪者まで色々あります。特に元犯罪者が主人公の「逆転の夏」は絶品です。横山ワールドを堪能したい方必読です。 | ||||
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