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(短編集)



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【この小説が収録されている参考書籍】
顔 FACE
顔 FACE (徳間文庫)
顔 FACE 〈新装版〉 (徳間文庫)

の評価: 4.20/5点 レビュー 85件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.20pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全85件 81~85 5/5ページ
No.5:
(4pt)

テレビドラマ化もされましたが、女性警察官が主人公です。

本作は『陰の季節』の「黒い線」という短編で登場する平野瑞穂巡査が再登場するひとりの婦警の成長物語と言えそうです。警察という典型的な男社会の中で、所属部署の移動なども含めて葛藤して生きて行く姿を赤裸々に語ってます。ストーリー自体は1編1編面白いのですが、横山さん特有の力強い文体と女性が主人公というのが少しミスマッチな気がして、どうしても割引して読まなければ仕方ありませんでした。主人公が少し繊細な性格過ぎるのが余計にそう思える部分かもしれませんね(笑)
顔 FACEAmazon書評・レビュー:顔 FACEより
4198615861
No.4:
(3pt)

平均点かな

第5回松本清張賞受賞作である「陰の季節」の作品中に登場した、平野瑞穂を主人公とした短編集である。2003年春、フジテレビ系列で、ドラマ化された。作者の他の作品と同様、警察を舞台とした作品であるが、一人の婦警を主人公に据えた短編集は、初めての試みである。他の横山作品を読んでこの作品を手にされる場合は、同レベルを期待しない方がよいと思う。平野巡査の成長を描く作品と割り切って読んだ方がよい。2編目以降はままあなので、1編目「魔女狩り」で挫折しないで読み通して頂きたい。個人的な意見としては、ミステリーとしては今ひとつである。とはいえ、作者のレベルからすれば今ひとつということで、一般的にいえば星4つでもよいかもしれない。ドラマをきっかけに本作で初めて横山作品に触れる方は、是非、他の横山作品もお試しください。
顔 FACEAmazon書評・レビュー:顔 FACEより
4198615861
No.3:
(5pt)

横山節がうなりをあげる

陰の季節『黒い線』の似顔絵婦警平野を主人公にした連作、彼女は似顔絵を描き直しそのショックから半年間休職し現在広報室に席を置く特ダネを連発するJ新聞に情報を流した者を探す『魔女狩り』、連続放火の続く中怯える女性から電話相談を受ける『決別の春』、口論の末相手の頸動脈を切り裂き逃走した犯人、その顔を目撃した主婦の証言から平野の後輩三浦の描いた似顔絵は、あまりにも犯人に似ていた『疑惑のデッサン』、実際の銀行を使った銀行強盗の訓練中別の銀行が襲われた『共犯者』、婦警を襲い拳銃を奪った犯人を追いかける『心の銃口』人間味あふれる婦警が主人公という一見軟弱なストーリー展開になりがちな素材をぐいっと引き締める横山節、よくもこんなにどんでん返しのネタが続くものだと感心させられる一品でした
顔 FACEAmazon書評・レビュー:顔 FACEより
4198615861
No.2:
(5pt)

青春小説の傑作です

本書は“陰の季節”の中の“é»'い線”のその後のD県警の平野ç'žç©‚の物語だが、è'-è€...å¾-意の連作短編形式ã‚'とっており、どの話もサスペンス性ã‚'もたせながら、最後にはほろっとさせられるå'³ä»˜ã'がã-てある。私は、“第三の時効”の後に本書ã‚'読ã‚"だのだが、最初は、æ¯"較ã-て物足りなさã‚'感じたが、第二話あたりから平野ç'žç©‚に完å...¨ã«æ„Ÿæƒ...ç§»å...¥ã™ã‚‹ã"とができた。特に最後の“心の銃口”は本書最高のできであり、秀逸である。サスペンスと一人の若い正義感あふれた婦人警官の成長物語が見事にマッチã-ており、横山秀夫版é'春小説といえよう。また、七尾友子係長、二渡調査官(ほã‚"のちょっとだが)ä»-D県警シリーズおなじみのメンバーも登å 'ã-て楽ã-める。ぜひ、またD県警シリーズの連作短編も読ã‚"でみたいものã! ã€‚ç„¡è«-その中に今よりå°'ã-成長ã-た平野ç'žç©‚ã‚'登å 'させるというã"とで。
顔 FACEAmazon書評・レビュー:顔 FACEより
4198615861
No.1:
(5pt)

まずは『陰の季節』を読んでから

 女性似顔絵捜査官・平野瑞穂の活躍を描いた連作短編集。ところが、なぜか左遷されていて、広報課でクサッています。 本書は作者の短編集『陰の季節』に収録されている『黒い線』の後日談となっています。左遷の詳しい理由を知りたい方は、まずはこちらを読んでから。さすれば感動倍増です(いきなり読むと星4つかな?)「平野瑞穂。巡査を拝命して五年目の22歳。今風の小顔美人だが、淡い印象の娘である。だが芯は通っている。婦警に憧れ、人のために役立ちたいという思いに嘘も遊びもない」--『黒い線』で紹介されている平野巡査像です。 社会人になって会社のしがらみに嫌気がさした、なんてお嘆きのあなたにお勧め。
顔 FACEAmazon書評・レビュー:顔 FACEより
4198615861

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