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(短編集)
顔
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顔の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.20pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全85件 1~20 1/5ページ
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短編1 魔女狩り J新聞だけが,毎日のように特ダネを打ってきた。警察内部のだれかがJ新聞の記者とつながって情報を流していると疑惑が持ち上がった。警察は捜査員を密室にして情報が漏れないように仕組んだ。しかし,それでもJ新聞の朝刊には新たな特ダネが出た。瑞穂は,N新聞の大城に接近する。とうとう,警察とライバル新聞2社記者との関係が読めた。 短編2 決別の朝 犯罪被害者支援対策室に異動になった瑞穂にしおりという女性から電話がかかってきた。放火の恐怖から救って欲しいと。E暑管内で連続放火事件が起きていたのである。しおりの両親は,14年前に父親の弟つまり,叔父の放火によって亡くなった。その犯人が出所して自分を狙っているというのだった。ところが調べてみると14年前の犯人は,獄中ですでになくなっていた。連続放火の犯人も捕まり,瑞穂は新たな疑問がわき起こった。しおりと両親,叔父との関係について考察し始め,真実が明らかになる。 短編3 疑惑のデッサン N駅高架下でけんかが原因で殺人事件が起きた。目撃した主婦の供述を基に鑑識課の三浦真奈美が似顔絵を描いた。その似顔絵を手がかりに砂田という男が逮捕された。元鑑識課の瑞穂は真奈美の絵を見て,できすぎていると思った。いったい,真奈美は本当に自分で似顔を描いたのか・・・・・。どういうからくりがあったか。 短編4 共犯者 かすみ銀行で,銀行強盗の模擬訓練が実施された。訓練実施については,銀行側は支店長,警察側も数人の者しか知らない。訓練が始まって5分たったころ,別の銀行で本物の強盗事件が発生し,警察は慌てる。犯人は,訓練で警察が手薄になった状況で犯行に及んだ。 いったいだれが訓練のことを犯人に伝えたのか。訓練当時,二人の不審な人物が浮かび上がり,瑞恵は独自に調査する。 短編5 心の銃口 婦警の南田安奈が襲われ拳銃を奪われた。瑞穂は,九死に一生を得た安奈から聞き取り似顔絵を作成する。似顔絵を公開すると次から次へと情報が入ってきた。犯人は鈴木真寿美という女性だった。瑞穂は,箕田と組み捜索を開始する。鈴木を追い詰めた瑞穂は,拳銃を構える犯人と向き合う。鈴木の一発が瑞穂の肩をかすめた。しかし,瑞穂の後ろに現れた箕田の1発が鈴木の胸を打ち抜いた。鈴木は,警察マニアで警察手帳,手錠などをアパートで収集していた。その品々は本物であった。そこから新たな疑惑が浮上した。 | ||||
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読書の醍醐味は、別の人生の擬似体験ですよね。 本作で婦警の人生を経験した気になりました。 ありがたいことです。 | ||||
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理不尽とも思える境遇の中、苦悩しながらもひたむきな姿勢で頑張る主人公のような先達が、いつの時代にも悪しき考え方や慣習を打ち破り、新しい道を切り拓く原動力になってきたのだと思う。物語の中の人物とわかってはいても、その純粋さに、健気さに、読後には思いっきりエールを送る気分であった。 | ||||
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文庫新装版にて、再々再読 | ||||
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平野巡査などTVの登場人物に置き換えて 読みました。個人的には小説もTVも 切り口が好きです。 | ||||
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男社会の警察で生きながら、似顔絵描きと言う特異な業務を専門とする婦警を主人公にした建て付けは、著者の徹底的にクールなこれまでの作風とは異なって新鮮でした。これまでと変わらずにD県警内の人間模様も織り交ぜられており、大変引き込まれました。 | ||||
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軽いノリというわけでは全然ないのに読みやすく、凄いなぁ、という作品ばかりでオススメ | ||||
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女性警察官の立場などがよく分かりました。平野巡査はよくひらめく人ですね。 | ||||
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さすが横山秀夫さんの作品です。 | ||||
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警察小説では、最高レベルと思います! | ||||
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切れの良い文章。スピーディーな展開。納得の結末。警察小説の味わい。 | ||||
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横山さんはやはり短編が実に美味い。一気に読ませるし、この作品は一人の婦警が主人公で進んでいきます。ただ、うーん?何かちょっとしっくりこない!なぜかといえば、この女性主人公が、なんだか主人公として、弱い。やっぱり、横山作品の短編ものは男性が主人公の方が面白い。女性が主人公になると、なんだか、優しく書き過ぎと言うか、やっぱりしっくりこない。 | ||||
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私が現存の作家で誰が好きかと問われれば東野圭吾。その中でもっとも好きなのは新参者である。 いわゆる刑事物の、短編集と思いきや、一つ一つの作品が伏線を交えながら見事に繋がっていく。その筆の力は見事としか言いようがない。 横山秀夫の2003年の「影踏み」は、横山版新参者と言えるような、短編集でありながら、その一つ一つが綺麗につながった作品で、主人公は司法試験を受ける程度までの学力のあったエリートであったにもかかわらず、転落してノビとなる。彼の周囲で起こる問題を見事に解決していくという異色の作品で面白かった。 この作品は2002年のもので、主人公は似顔絵婦警。5つの短編がつながっているという点では、前述の2作品に共通するところが多い。 女性目線で書かれており、警察という圧倒的に男性が支配している国家権力集団における女性の働き方という点では興味深いと感じました。ただし、伏線が少なく、一つ一つの作品の力は弱いので星は3つとします。 影踏み、もしくは東野圭吾の新参者の方がオススメできます。 女性もしくは婦警さんは一度読まれたらいいと思います。 | ||||
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黒い線で失踪した婦警が主人公の小説が出てると知り直ぐ読みたくなりました。 女性目線で気持ちや戸惑い警察での男女差別など上手く表現さてます。 警察物にしては読みやすいと思うし好きですが、最初と最後のエピソードは良かったですが少々中だるみというか中盤のエピソードは物足りない感じがあります。 | ||||
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この本を先に読んでしまうと完全ネタバレとなります。まず『陰の季節』を読んで『黒い線』の登場人物に興味があればこちらを、で良いと思います。 | ||||
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警察ものとしては異例なかんじの話ですが、ロクヨンほどのスリルもなく、普通の作品ですね | ||||
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面白く拝見させていただきました。似顔絵という視点からの推理小説、楽しませて貰いました。 | ||||
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横山秀夫さんの書き上げる警察物は、良いですね。 女性警察官の悩み・苦しみが、少し強調されているかなと感じますが、それ以外は、素晴らしい! ストーリーの展開、几帳面に積み上げてきた物語の転調、全て、計算され尽くした小気味よさがあり、思わず、読み切ってしまう、素晴らしい作品に仕上がっています。 また、主人公の人物描写も、以前の作品に登場した時に味付けをしたことを、何度も繰り返すような、無駄なこともなく、読者の皆さん、あの作品の警察官を覚えていますかという感じで、自然に物語が展開していくあたり、只々、参りましたとしか言えません。 素晴らしい作品を提供ただき、老人の夜長が、短くなります。 心から、感謝申し上げます。ありがとうございます。 | ||||
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海外旅行の空き時間で読み切ってしまいました。 横山英夫のD県警シリーズは、読み易いし面白いですね。 今回は同じ婦警さんの話で、こんな事が立て続けで起きる? という事は置いとけばお薦めです。 | ||||
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「陰の季節」がとても面白かったので、そのスピンオフ小説という事で読んでみた。 犯人の似顔絵を描くのを仕事としている婦警が主人公というのは新鮮だった。 ただ、横山秀夫の短編警察小説という事での評価となると普通かな。 並の作家の作品なら★5個でいいのだが、短編の名手、横山秀夫だからね。 「陰の季節」「第三の時効」「動機」といった短編警察小説があまりにも素晴らしすぎるから。 他の作家よりも期待値が高い分、評価のハードルが高くなる。 もちろん平野瑞穂という婦警は魅力的だし、平野婦警を主人公とした作品はこれからも書き続けて欲しいと思う。 | ||||
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