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(短編集)

看守眼



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【この小説が収録されている参考書籍】
看守眼
看守眼 (ジョイ・ノベルス)
看守眼 (新潮文庫)

看守眼の評価: 3.96/5点 レビュー 53件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.96pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全53件 41~53 3/3ページ
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No.13:
(5pt)

魅力あふれる6つの物語

決して格好のいいヒーローが出てくるわけではない。普通に暮らしている人々がある時に巻き込まれる事件。
事件のアイディアなども面白いが、それ以上に魅力のある人々に惹きつけられる。
看守眼Amazon書評・レビュー:看守眼より
4104654019
No.12:
(4pt)

執念を感じる人間ドラマ♪

横山作品の中でも、(私の中では)「渋くてイイ味だしている〜」な
良い短編集です。
掲題の「看守眼」と「自伝」が
衝撃的でした。
あいかわらず、人間を描くのがうまい、横山先生の筆力に感嘆♪
どちらかというと、警察機構や人間のダークサイドを書いた作品が多い傾向にある
作品集です。
警察小説好き、横山作品好きの方々は外せない一品♪
看守眼Amazon書評・レビュー:看守眼より
4104654019
No.11:
(4pt)

沢山の人間ドラマ

作者は「警察小説」で最近最も人気のある作家の一人である作者であり、彼の作品の特長は綿密な調査と広い知識を使ってパズルがどんどん埋まってくように真実が浮かび上がりそれに驚嘆する事が多い。それ故短編だと物足りないように感じてしまう。それ故私は作者の小説は長編の方が傑作だと思っている。しかしそれでも、やはり力のある作家の描いた作品は短編も面白い。
この短編集の主人公は「事務系の警察官」「フリーライター」「調停員」「新聞社の整理部」「知事の秘書」どちらかといったら表舞台には立たない、縁の下の力持ち的な仕事に従事する者たちである。そういった人々の仕事や心の内面にスポットをあてたこれらの作品はこういう人たちの仕事内容やそこにもこんな沢山のドラマがあるという事を感じさせてくれた。
看守眼Amazon書評・レビュー:看守眼より
4104654019
No.10:
(4pt)

のめりこむ面白さ

人の心理を描いたもので、どれも面白かった。なかでも「看守眼」は特に面白かった。何気ないしぐさの中に、他の人が気づかなかった何かを感じ取る。それは長い間に培われた職業的な勘なのだが、そこから真実が見えてくる。人の心に潜むものは、知らず知らずのうちに行動となって現れてくるものなのだ。作者はそれを鋭く描いている。どの作品も、読者をのめりこませる魅力があった。楽しめる1冊だ。
看守眼Amazon書評・レビュー:看守眼より
4104654019
No.9:
(5pt)

横山 秀夫GOOD!

 世間を騒がす横山秀夫作品に、この本ではじめて接しました。 評判に違わず、面白い。短編の面白さをみごとに醸し出している。一編ごとのストーリーの展開、オチがいい。これぞ短編という感じで、爽やかな読後感にひたれました。 
看守眼Amazon書評・レビュー:看守眼より
4104654019
No.8:
(4pt)

バラエティ

彼の短編集の中では、一番バラエティに富んでる一冊かもしれない。話の濃厚さという点のみで見れば、彼の他の作品よりは劣るかもしれないが、かといってこの一冊がつまらないわけではない。各話の水準は相変わらずの高レベルを維持している。それぞれの話にそれぞれの味があり、実に楽しめる。個人的には、表題作の「看守眼」に一番惹かれた。寡作な作家ではないのに、高品質で面白い作品を出し続ける横山秀夫氏。凄い。
看守眼Amazon書評・レビュー:看守眼より
4104654019
No.7:
(3pt)

わずかに失速も

今回は横山氏得意の警察官からはちょっと離れた短編集です。超人的に巧い心理描写は、イチローのヒットのごとく、もはや驚きに値しませんが、ストーリーは今までより若干劣るかもしれません。しかし、今までが異常に高品質だっただけで、本作も世間一般の基準からすれば、十分秀作と言えると思います。後半の作品ほど引き込まれましたが、横山氏にしては表題作が平凡という、珍しい作品集かもしれません。
看守眼Amazon書評・レビュー:看守眼より
4104654019
No.6:
(4pt)

姑息との駆け引き

横山秀夫の人物描写が緻密なだけに、収録6作品共主人公のもがく心理が旨い。自分の人生に投げやりになっている自分の仕事にやりがいを見つけられずにいる自分の人生から這い上がろうとしている自分の立場を守ろうとしている・・・・・それぞれの状況の中で、逃れようと姑息な手段が頭をよぎる。主人公が闇から抜け出すに、頭を駆け巡る姑息な手段とのやりとり。あまりにもの、リアルな焦燥感に主人公達のもがく息がページから聞こえてくるよう。主人公達の決断を通して、横山秀夫の人生感が出ている気がした。
看守眼Amazon書評・レビュー:看守眼より
4104654019
No.5:
(4pt)

市井の凡人の推理録

横山秀夫の書く小説の主人公にエリートはいない。日の目を見ない凡人や、この道一筋の苦労人ばかりである。本書も、そう。ごく普通に生きてきた人間が初めて謎と向きあうという言うならば人生のハイライトの瞬間を集めた短編ばかりだ。トリックの部分は綿密に考えられており、特級の出来。惜しむらくは、読み終えた時のカタルシスがあればね。少々貧乏たらしいのが、玉に疵か。それでも、ぐいぐい読まされてしますところは凄い、の一語。
看守眼Amazon書評・レビュー:看守眼より
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No.4:
(5pt)

巧みな心理描写、静かな謎解きに満足です。

 やっぱりうまいですよ、横山秀夫は。ただ、個人的な好みから言えば、次々と読み続けていると食傷ぎみになって、しんどくなってくる作家です。『半落ち』も『クライマーズ ・ハイ』も『影踏み』もすごかったんですけど、この『看守眼』は、第一線で戦う強い男のぎらぎらしたところがなりをひそめて、静謐な燻し銀のような感じです。「看守眼」は、最後がちょっと物足りなかった。「口癖」は大事件ではないけど、駆け引きと謎解きにうなります。一番好きなのは「秘書課の男」。小心者、いいじゃないですか。心理描写が絶妙です。
看守眼Amazon書評・レビュー:看守眼より
4104654019
No.3:
(2pt)

ワンパターン

最近人気の横山氏だが作品構成にパターン化を感じてしまう。興味をひく題材、事態。       (1)登場人物を主人公の眼からみた主観。 (2)それを裏付ける事態やエピソード。  (3)ところが実はこうでした。      (4)今考えれば(2)が間違いでした   (5)作品の途中で掛けられる人物観のトラップを素直に受けいることによる「ややどんでん返し」もうこのパターンも読者に通用しないのではないか。作者には期待していただけに進歩の無さにガッカリです。厳しいですか?こんな感想って? 
看守眼Amazon書評・レビュー:看守眼より
4104654019
No.2:
(5pt)

主人公のギリギリの精神をうまく描いた短編集

本書は6つの作品が収録された短編集。刑事になりきれず、29年間看守として過ごしているうちに、人を殺めたかどうかを見抜く力を持った警察官を描いた表題作「看守眼」を始めとして、どの作品も主人公のキリギリの精神をうまく短編小説として描いています。派手な展開はないものの、横山秀夫らしさといえる人間味溢れる作品集で、期待を裏切らない作品でもあります。
看守眼Amazon書評・レビュー:看守眼より
4104654019
No.1:
(5pt)

ハイアベレージを維持した良質な短編集

非常に完成度の高い短編集である。今更作者の作品の善し悪しを議論するのは、イチローの打率が3割3分か3割3分1厘であるかを論ずるがごとく、意味がないと思う。常にこれだけのスピードで作品を発表しながらハイアベレージを維持し、年に一回はすごいホームランを放つ、あらためて、作者のすごさに驚かされるばかりである。「看守眼」死体なき殺人の容疑者が隠す秘密を、刑事になることを夢見ながら看守として定年を迎えた近藤の「眼」があばく。「自伝」特に人生の目的もなく30をすぎたライター只野のもとに、気難しい立志伝中の人物、兵藤の自伝執筆の依頼が届く。「わしは人を殺したことがある」という兵藤の告白の裏にひそむ秘密は?「口癖」家事調停委員、関根の手がけた離婚調停の申立人は、昔、娘の不登校の原因となった菊田好美だった。今は玉の輿に乗った娘と比較して感じた関根の優越感が驚愕に変わる。他、警視庁情報課警部を主人公にした「第五時の侵入者」、地方紙の整理記者を主人公にした「静かな家」、知事公室秘書課員を主人公にした「秘書課の男」の六編。本作品は、作者にとって「クライマーハイ」のようなホームランではないが、ハイアベレージを維持した良質な短編集である。個人的に、今年度の作品では「影踏み」の方が好きかな。
看守眼Amazon書評・レビュー:看守眼より
4104654019

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