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ルパンの消息
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ルパンの消息の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.32pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全163件 101~120 6/9ページ
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おもしろい、おもしろい、おもしろい 最後まで、完璧に面白い。 何も言うことないです。非常に楽しみました。 言葉にできないです。 | ||||
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横山氏の作品は本当にはずれがない。 デビュー作からしてこんなにも面白い作品を書いているとは 本当に才能があふれている人がいるものだと驚かされる。 途中やや無理がある設定もあるが、作品としてすごく楽しめた。 | ||||
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著者の幻の処女作ということで、荒削りな部分も目立った。悪がき3人組が期末テストの原稿を盗み出す『ルパン計画』が大きな事件に絡んでいく。サンオクさんとあだ名される、3億円強奪事件の容疑者だった喫茶店ルパンのマスターが物語にどう関わってくるかがちょっと無理やりなこじつけで残念だったが、最後まで楽しく読めた。 | ||||
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スピーディな展開で物語が進んでいくので 一気読み間違いなしです。 青春や恋愛盛り込んだうえで、 巧みに伏線を張っているところも見事だと思います。 とても処女作とは思えませんね。 ラストも本当に驚きました。 | ||||
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30代、男です。とても楽しめました。警察内部のゴチャゴチャは、もうお腹いっぱいです。これは、そんな”横山アブラ”で胸やけした人にぴったりの作品です。改めて、横山氏の表現が「美味い」なあ、と何度も思いました。「文章のうまみ」「謎解き」「ドキドキ」・・・それらを求める人にお勧めします。 | ||||
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男に振られたからって、レズにはなりません!! 小さい頃はぱっとしなかった娘が、めちゃくちゃ美人になるのはいいとしても 誰もわからなかった謎を解くには、手がかりが少なすぎるんじゃない?とか。 何度も殺されかけたら、もう少しあちこちに手がかりを残しているんでは? だって、一度地面にたたきつけられたのにまた、屋上まで持って上がってもう一度落としてるんですよ?? ちょうどうまく同じ場所に落ちるとは限らんでしょ。死体とか、地面とかどこかに矛盾点はあるはずでしょ、とか。 そんなにうまく遺書の代わりになるものが部屋から出てくるかい! どうせなら英語教師だから、下訳なんかを引っ張り出すほうが良いのにな、とか。 などなど。。。気になる点はたくさんありますが、面白いですよ。 ツッパリ高校3年生のくだりは、青春小説としても楽しめます。 特に「ルパン作戦」決行中の場面はここだけ膨らませて「都会のトム・ソーヤ」にしても違和感ないぐらい。 あまり警察内部の対立もなく、やりきれなさもそれほどなく。 この作者の中では、好きなほうです。 | ||||
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ネタバレ注意。内容が少し書かれてますから・・・。 全てに無理があり無茶がある。 3億円事件と強引に結びつけたけど、実際にはその3億円事件とは何のつながりもない。ただ、犯人が狂気の果てにもう一度ってね・・・・無理だし無茶だろう。 描かれている不良3人組のステレオタイプぶりに辟易とする。著者は僕と同年代なのだが、恐らく学校で暴れたことも喧嘩に明け暮れたこともないのだろう。何故暴れるのか?何故喧嘩をするのか?何故街を斜めに見るのか?全く描かれていないし、彼らの行動にもその裏づけを見いだせない。 出てくる登場人物も全てが同じタイプで漫画の登場人物だ。 確かに警察内部には詳しいし、それなりの臨場感は認められる。だが、事件の背景も進行も、推理の組み立ても全てその場限りの場当たり的な印象を拭えない。 この人の作品が面白いといろいろな人に言われて、幾つかの作品を読み漁ったけど、そのたびに思うのは・・警察内部や新聞社の内部の知識よりも、人間の知識をもっと勉強し直したほうが良いなと思う。 残念だけど出来の悪いマンガを読まされたような気分である。 | ||||
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これが処女作ですか。流石、横山先生、はずさんな〜。良い映画は、最初の3分で分かると言いますが、良い本は最初の数ページで分かると思います。氏の作品はまさにこれ。内容的には、青春ドラマ仕立てで、現在の氏の作品に比べ若干強引な部分は見られるもの、読者をぐいぐい引きつけて読ませてしまいます。良い作品です。 | ||||
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改訂されたみたいですが なかなか読ませます。 長編にはずれなしの 作家さんですね。 男っぽい作風も当初からのようで なかなかよかった。 | ||||
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たった今読み終えました。 おもしろかった! 心地いいどきどき感と、ちょっとしたハラハラが初めから最後の方まで続き、早く先が読みたくてページをめくる手が止まりませんでした。 最後はなんだかあっけなかったなぁなんて思い始めたところで、まだ終わってなかったし。 最後の最後は心がじんわりしました。和むというか。 それまで時効も迫ってたのでどきどきしてた分、登場人物と一緒になってほっと。。。 それほどのめり込んでたということですね。 刑事モノはたくさん名前が出てくるものが多いし少し苦手でしたが、この作品は全然そんなことはない。 とにかくおもしろかったです。 | ||||
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全幅の信頼を置く作家さんの、デビュー作であることを読了後に知った。 どんな作者さんであっても第一作は格別。 読者であるこちら側から、ぎりぎりと力を溜めて大きく向こう側へと飛翔する、 その想いや気負いのきらきらが、手のひらに残るような気持ちにさせられる。 半落ちやクライマーズハイなど、重厚なエンターテインメントを生み出す、 その才能は確かにここに存在している。 最初は高校生のたわいないイタズラに端を発する、取調室の攻防に終止するはずだと 勝手に思い込んでいた。 若さにかまけた怠惰な3人組の、退屈を紛らわすだけのイタズラ。 15年の時効を目前に、3人の現実は苛酷だ。 つつましやかな幸せを享受するサラリーマン・喜多の、いじらしい秘密。 不敵でせせこましい地上げ屋になった竜見の、軽薄な日常。 世を捨てた橘の、薄幸な沈黙。 この3人組を柱に進むと思われたストーリーが大きく展開する。 当時の事務員が、死亡した女教師が、自殺した仲間が、校長が、 もう一人の女教師が、当時の恋人が。 15年という時を飛び越えて溢れるように現れる登場人物たちは、 あるものは華麗に、あるものは老いさばらえ、あるものは不敵に、 物語にとびこんでくる。 篝火にとびこむ夏の虫の乱舞のような、最後の展開は圧巻だ。 そうして最後に残った、いじましいふたつのココロ。 重厚な物語にいつでも、美しくも愚かしい人間を浮かび上がらせる横山氏の才は、 最初からここまで輝いている。 処女作の青さも乱暴さもなく、凛とした作品に、思わず脱帽。 ちなみにサンオクさんの金庫のくだりは・・作品の肝であるけれど、 若干疑問が。板金が得意だから・・?? でも、それでもこの作品への評価は落ちず。 このあとの作品群と比べたときに、この時点でここまでこの作者の スタイルが完成されていたことに、震えがくるほど感動したので。 | ||||
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まさかまさかの展開の連続です。キタ、ジョージ、橘の高校生三人が計画したルパン作戦がいつの間にか多くに人たちの人生を変えることになります。15年の時を経て高校生だった三人もそれぞれの人生を歩みます。そのルパン作戦から15年目に新たな真実が発覚します。時効まで数時間という時間との勝負。真犯人はいったい誰なのか?こんなに緊張して読んだミステリーは久しぶりです。これが著者の処女作だとは、またまた驚愕です。 | ||||
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デビュー作には、読んでて「ここはおかしいではないか」と思うことがありますが、 これにはそれがありませんでした。 ストーリーはちゃんと成立しているし、 ミステリーとしての謎も、しっかりとしています。 読み応えはありました。 佳作になってしまったそうですが、いくらか改修して、原稿を出版社に持ち込めば、 ちゃんと本になっていたのではないでしょうか。 | ||||
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誰が犯人?ってのはあまり好きなジャンルじゃなかったけど 完成されたストーリーにグイグイ引き込まれて一気に読んじゃいました。 終盤、複線の繋がりはお見事。。時効がせまってドキドキハラハラ、、 無駄の無いキレイにまとまった作品に感じました。 横山秀夫さんの作品は共通して、登場人物が多くて人名漢字が難しいよね。。 | ||||
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この本の巻末の横山秀雄自身による「改稿後記」によると、この「ルパンの消息」は、まだ彼が新聞記者をしていた当時の未刊行の作品を改稿して、ようやく出版に漕ぎ着けたのだそうだ。いくら1991年の「サントリーミステリー大賞」の佳作に選ばれているとはいえ、そんないきさつから、私は、この作品を、それほど期待して読み出したわけではないのだが、読み進めるにつれ、この作品は侮れないと思い始め、読み終わったときには、この作品を、「半落ち」、「出口のない海」と並ぶ彼の長編作のベスト・スリーに入る傑作とまで、思うに至ったのである。 さて、この作品は、「15年前の女教師の自殺案件につき、他殺の疑いが濃厚。女教師が死亡したとされる時間帯に、「ルパン作戦」と称して深夜の学校に忍び込んでいた教え子の3人が殺したらしい」という有力情報に基づき、時効まで24時間しかない捜査が開始されるという物語だ。事件の真相の解明は、「ルパン作戦」の首謀者、喜多芳夫の回想場面を中心に据えて、東京、府中で実際に起こった三億円強奪事件をも絶妙に絡ませて進められていく。そんなこの作品は、横山秀雄には珍しい堂々たる本格派ミステリであり、あっと驚く大どんでん返しも付いている。そのうえに、いかにも横山秀雄らしい、涙なしでは読めないほどの感動の人間ドラマが二段重ねで盛られているのだから、そのレベルの高さは、半端ではない。 「改稿後記」に、「書いた当時の熱っぽさと粗っぽさに驚く」という記述があるのだが、この改稿作には、熱っぽさは存分に感じるものの、粗っぽさは微塵も感じられない。横山秀雄は、この文庫本化にあたり、単行本から、さらなる加筆と修正を行ったそうなのだが、圧倒的な筆力を持つ現在の熟達した手で再改稿をしたのなら、おそらく、未刊行本とは比較にならないくらいの完成度の違いがあるのだろう。機会があれば、ぜひ、未刊行本と比較をしてみたいものだ。 | ||||
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本好きの母に勧められて読みました。 いろいろな出来事が絡み合い、でもすごく読みやすかった。 ジーンとくる部分もあり、最後まで一気に読み切りました。 すごくおもしろかった。他の作品もぜひ読んでみたいです。 | ||||
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処女作でこれだけ面白い作品が書けるってすごい。あの話題の作家の処女作!という謳い文句の作品には外れも多いけれど、これは本当に完成度が高いです。 横山さんの作品にはいつも、人間同士のしがらみがあって、泥臭くて生々しい。読後にずしりと残る重みが癖になります。 売れている人はやっぱり最初から人の心を惹きつける文章を書くんですね。そしていつもながらタイトルが秀逸。読み終わってからタイトルを見ると、こんなに作品にぴったりで尚且つカッコいいタイトル他にないな、と唸らされます。 | ||||
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高校時代の女教師殺人事件が時効直前に急展開。 当時、生徒だった不良3人組が容疑者として集められ...。 同僚教師、生徒、生徒の溜まり場だった喫茶店の店主で3億円強奪事件の容疑者、 それぞれの事件後の人生と絡めて、不良生徒の事件当時の回想で話は進んでいきます。 作者のデビュー前の「幻」の作品の出版化とのこと。 面白いです。 | ||||
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横山秀夫の処女作に後で本人が文庫本の出版に併せて手を加えた物らしく、処女作ならではの気合いとベテランの巧さが混ざり合った作品。 横山秀夫得意の警察小説でルパン作戦の成り行きと高校生ならではの青春ストーリーのミックスは途中では止められない。 ■読んで欲しい人 ・推理小説好きの人 | ||||
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横山秀夫に裏切られたことは一度もない。特に短編にはハズレがなく、もはやミステリーの枠を超えた、どれも名人芸としか言いようがない傑作ぞろいである。 そうは言っても……という不安がないわけではなかった。処女作ということは、作家になる前に書かれた作品であるということだ。なかなか文庫化されなかったのも、高すぎる読者の期待の水準にまだ達していない作品だからではないか。 しかし杞憂に終わった。 読み始めるや否や作品世界に引きずり込まれた。十五年前の自殺が殺人だというタレ込みが入り、忘年会に興じていた管轄の警察署員に緊張が走る。時効が成立するまであと二十四時間しかない。容疑者が集められ、その中の一人喜多の目線で語られる回想と、現時点での署内の動きが平行して物語を織り成してゆく。過去と現在が入り乱れながら、劇的な事件解決に向かって収斂してゆく構成は見事としか言いようがない。 むろん欠点がないわけではない。容疑者の学生時代の行動や会話には不自然さが見られるし、視点のブレや少々クサい場面もないわけではない。また三億円事件という実際にあった事件をフィクションに登場させているのも、評価が割れるところではあろう。 ともあれ単に「横山秀夫の処女作だから」というだけの理由で読むのは失礼な、優れた作品であることは間違いない。むしろ横山秀夫のその後の長編のほとんどがオムニバス形式になっていることを思えば、これほど統一性があり完成度の高い長編は横山作品随一と言えるのではないだろうか。ファンならずとも必ずや満足する極上のエンターテインメントである。 | ||||
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