■スポンサードリンク
ルパンの消息
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
ルパンの消息の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.32pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全17件 1~17 1/1ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
オイオイ。。。という感じの仕掛けは所々にありますし、古い作品なだけに、この時代どうなの?と言う女性観の描写は気になりますが、時折、作者の気持ちを表すような、なるほどな。。。と思う時代考察があり、読んでよかったなと思いました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
面白いのは間違いない。が、時効直前のやり取りが、強引。おそらく、登場人物たちの心の重し? みたいなものがあったからこそだろうが、その重みが弱くて伝わらない。 とはいえ、オーラスの落ちは、いい! | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
本当にあの「臨場」と同じ作家の作品か?と、重厚さの違いに驚いたが、あとがきで、処女作と知り納得。 作家さんのいつ頃の作品かを知って読むことも大切だなと感じた。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
後半結構引き込まれてました。 でもかなり強引かな。設定とか展開とか。 著者にしても最初はこんな感じだったんですね。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
この作品は、小説としては面白い方だろう。特に、三億円事件を絡ませたのが良かったと思う。 以下ネタバレあり しかし、鮎美と橘が舞子の「死亡」を自殺に見せかけた理由が全く不可解である。(本当は死んでいなかったが)もし鮎美が押したことにより舞子が死んだとしても、鮎美は犯されそうになったのだから正当防衛が認められる可能性がある。それに、もし傷害致死で有罪判決が出るとしても、執行猶予になる可能性が高いだろう。だからこの事故に近い事件は隠す必要が無く、すぐに警察に通報すればよかったのだ。 結果として、鮎美と橘が隠蔽工作をしたことによって、まだ息があった舞子は殺されてしまい、内海は殺人犯になり、相馬は友人に疑われて自殺し、鮎美は茂吉に犯され、橘はホームレスになった。執行猶予が付く程度の事件を隠蔽したことでこれだけ膨大な不幸を呼び寄せたのだ。だから隠蔽工作こそが大きな罪だったのである。我々がこの作品から何らかの教訓を引き出すとすれば、事故や事件を起こしたら正直に通報しなければならないということである。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
就職間近で退学になった高校生とその妹がいて、兄は自殺、妹は成長して婦警になって当時の関係者と再会。の筋は良いと思った。しかしながら兄の自殺の理由が希薄なところ、妹が15年後に婦警さんになっていられるように年齢設定してある?大丈夫?と心配になる。その他は呆れる程にとってつけの後付け状況証拠のオンパレード、残りはご都合主義の自供頼みのといったところ(作中では語られていない) そもそもが、時効まで残り1日で始まったこの話、海外出張によるロスタイムで救われたって、、、結局何を主題にしたかったのか理解できなかった。地道な捜査のエピソードを省くために時効まで1日の設定を使ったのか、まさか、聞いてもいない話をペラペラしゃべる事件関係者の話を書きたかったのか? 警察、捜査の話、探偵ものであっても文章として読んで面白いものを作ってほしい。 有り余るほどの時間がある人は、暇つぶしに読めばいい。ミステリ感はほぼ無し。 卒業生が金庫を贈るってあまり聞かない話だし、かつて知ったる学校だからと言って夜中に忍び込んでその金庫を簡単に二重底に改造できるものなの?勘弁してください。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
面白くないことはない、という感想でした。数多くの伏線を回収し、綺麗にまとまったお話ではあるけど感動は薄かったです。 まずキャラクターに愛着が持てない。描き分けは出来ていますが、いまいち魅力が無く(マスターは良いキャラになりそうではありましたが。。。)、だから犯人が明かされたときも「あ、そうなんだ」程度の感想しか持てなかった。 またどんでん返しが好きな僕にしたら、小さな驚きはたくさんあるモノの、大きな驚きがなく、淡々と物語りが進んでしまった印象。 残念ながら寝るのも惜しんで読み耽ってしまう、まではいかない作品でした。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
横山秀夫の作品は大好きなのでほぼ読んでいるが、幻のデビュー作の本書は読んでいなかった。 デビュー作でありながらなかなか書籍化されず発表から15年後に書籍化された。 デビュー作とは思えないほど緻密な構成で、物語のテンポもよく、登場人物も個性的で思い入れができる。 文句なしに面白い。 ただ、ちょっと詰め込みすぎじゃないかな? デビュー作という事で肩に力が入って、サービス精神過剰ぎみでアレもコレもとはりきって詰め込みすぎた感は否めない。 特に、三億円事件は絡ませない方がシンプルでよかったと思う。 後、ちょっと都合のよすぎる展開が多いかな。 時効まで残り1日という状況下で、15年前の関係者をそんなに都合よく集められるものなのか? 特にホームレスになって家族ですら行方を知らない人物をたった1日で探せるとは思えない。 それに、関係者の供述をもとに物語が進行していくのだが、どの人物にせよ15年も前の事にしてはやたら詳しく覚えている。 普通、15年も前の事をこんなに詳細には覚えてないだろう。 他に気になったのは舞台となった学校の教師に問題ありすぎる奴が多すぎるという点。 ・生徒を顔面変形するまでボコボコに殴る体育教師。まあこのレベルなら昭和時代ならいただろう。 ・レズビアンで女生徒や同僚女教師にレイプまがいの行為をする女教師。しかも卑猥な写真を撮ってエロ雑誌へ投稿。 ・校内に自分の隠し子がいて、その生徒の成績をあげるために試験の解答を横流しする校長。 ・更衣室や職員室など校内のいたる所に盗聴器をしかけ、そこで仕入れたネタを元に女教師を強請ってレイプする化学教師。 ・生徒とつきあってる女音楽教師。 こいつ等は全員同じ高校に勤務している。 これほど問題ある教師が勢ぞろいしてる高校なんてそうそうないだろう。 フィクションとはいえ、こんな問題教師ぞろいの高校なんてなかなかあるもんじゃない。 ちょっとリアリティに欠けるかなと思った。 でも、そうは言っても横山秀夫。 デビュー作でこれだけ面白い作品を書ける作家はそうそういない。 この作品の後の作品は、どんどん無駄が省かれて洗練されていったと思う。 厳しめの評価をしたが、それは横山秀夫だから。 普通の作家に比べたら、本書も十分すぎるほど面白い。 ただ、横山秀夫にはもっと上のレベルの作品を期待してしまう。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
作家の初期の作品ですがこれがロクヨンに繋がっていくのが解かる本です | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
内容にハラハラドキドキが少ないと感じる。もう少し駆け引きが有れば、もっと面白いと思う。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
前半おもしろくよんでいたが、中盤ぐらいから、処女作だからか、著者の作品としては、頼りなく、最後の筋には無理がありすぎる。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
雰囲気を楽しむ本だと思います。この作者は筆力が半端ないので、とにかく一度読み始めたら止められない止まらない。 3人の悪ガキのエピソードにすっかりハマって、読み進んでしまいます。真夜中の校舎に忍び込むというサスペンスとしてはほのぼの系の内容をこれほど緊張感を持って書けるのがすごい。 しかし、落ちはイマイチです。 半落ちの落ちも賛否両論ですが、私はとてもすきでした。 でもこちらの本は・・・本当にイマイチ。 ルパンの心理も???だし、女教師がある事をやらかして、その後脅迫されるのが早すぎない?とか・・・・ちょこちょこ突っ込みどころが。 第三の時効は、全編落ちが全然わからなかったのですが、これはかなり最初で誰と誰が出来てるとか、あの人にこんな性癖があるとかいうあたりがわかってしまって、最後にそれがさも重大な落ちとして展開されるんだろうなあと思いながら読むのはちょっと辛かったです。 しかしてこの筆力はやはりすごいです。 前半、特に面白いです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
娯楽作品としてはよく出来ていて充分に楽しめるし、横山秀夫の処女作として興味深く読める。 ただし、本書は現在の横山秀夫の作品に比べてリアリティに乏しい。ミステリーはありえない前提が許容されるべきであると思うが、ありえない前提が多く、ありえないことが中盤に差し掛かっても起きているのはいただけない。 具体的には、時効成立前の数時間で被疑者が集められて同時に取り調べられることや、供述としては15前の記憶が鮮明すぎること、その鮮明な記憶をもとに捜査が進められること、喫茶店のマスターの設定にも強引さを感じる。 ザムザが虫になってもリアリティがあるのは、ありえいない前提が冒頭の1回だからである。 また、改稿したことを知って読んだからかもしれないが、良くも悪くも『当時の熱っぽさと粗っぽさ(改稿後記)』と現在の緻密さが同居しているという印象を受ける。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
なかなか細かい。さすがは記者出身というところだろうか。だからか、事件の結末に関して、現実的であるがゆえに、小説、特に推理ものとしてのあの犯人の挙げられかたはありなのか? という小さな疑問があった。本格ものをよく読む私としてはもう少しきっちりとした形で会って欲しいと感じたところ。 が、作品自体はとてもしっかりしていて、処女作でありながらも決め細やかさがあり、好感を持てました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
15年前に書かれた処女作だけにちょっと強引な荒々しさが感じられます。ストーリー、心理描写などは確かに当初からさすがと思わせるところがあります。しかし、15年前のことをいくら殺人事件が絡んでいるからといってあんなに鮮明に覚えているものでしょうか?その点が一番しっくりこなかったです。それでも話しに一気に引き込まれてしまうのはさすがだなという感じがします。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
死体が出てくるのが遅いぞ!でも充分面白いぞ! | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
たれ込み元が分からない情報・・・。時効まで24時間という限られた時間の中で、はたして真実は見えてくるのか?緊迫した状況は、読み手にも緊張感を与える。次第に明らかになっていく15年前の事件の夜のできごと。死んだ女性教師の裏の顔。はたして犯人は誰なのか?ラストには驚かされた。だが、詰めが甘く、多少の疑問も残る。前半がとてもよかったと感じるだけに、後半の展開には不満が残った。けれど、作者の処女作ということで、楽しみながら読んだ。非凡な才能をあらためて感じた作品だった。 | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!