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氷菓
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氷菓の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.57pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全110件 21~40 2/6ページ
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評判通り、確かに名作だった。 折木奉太郎のキャラもいいし、推理をしていく過程も好みだ。 三十三年の真相が明らかになっていく部分は胸に響くものがあって、読み終わる頃にはすこし泣きそうになっていた。 氷菓という名前には、そういう意味があったのか…。 | ||||
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もとより好きだった米澤穂信氏が ライトノベルを書いた(米澤穂信氏がインタビューでそう答えたそうです) とのことで気になって読んでみました。 すごい面白いのですが!すごい面白いのですが!! これはライトノベルなのでしょうか? ライトノベルの定義はわかりませんし、 僕がライトノベルに詳しいわけではありませんが! 物語や伏線はさすがですし、キャラクターは魅力的だし、 「人の死なないミステリー」という触れ込み通りだし、 とてもいいのですが!! 米澤穂信氏が考えるライトノベルというものへの 不思議が残りました(笑) | ||||
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「日常の謎」という決して派手ではない題材を魅力的な登場人物とエピソードで見事に描ききっている。 アニメは漫画は未見で米澤穂信先生の作品を読み漁り出してたどり着いた。 独特の乾いた現実とビターな真実の描写は流石の一言である。 面白かった。 | ||||
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省エネ主義が信条の主人公、折木ホータローが好奇心の亡者千反田えるとの出会いで新しい自分を知る話。 一番面白かったのは、普段何に対しても億劫なホータローが千反田の為に彼女の悩みを聞き、解決してあげたこと。何だかんだ、頼まれたことは断れない性格には感心した。 | ||||
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ネタバレなしでレビューします。 ちなみにアニメはまだ観てません。 この原作出版が2001年 アニメ化が11年後の2012年 映画化が16年後の2017年 出版当時、角川学園小説大賞奨励賞受賞してますが 直後に映像化などをされているわけではないので 発表直後に売れたわけではなく、続編などで 徐々にこのシリーズの人気が高まったのかと思います。 私は現時点でシリーズ3作目まで読んでますが 1作目から3作目までが文化祭三部作、となっているので 順番に&一気に読むことをオススメします。 出版当時は、ライトノベルというレッテルで ミステリファンから揶揄的にとられた向きもあったようです。 アニメ化などもされていたので 「ライトノベル」という印象でのファンも獲得していた 部分もあったと思いますが、 一方で、著者がその後 「史上初のミステリーランキング3冠に輝いた」など ミステリ作家の中で輝かしい活躍を収めてます。 なので、現時点で本作および本シリーズ(古典部シリーズ)を 青春小説だけでなく、ミステリ小説、推理小説と読んでも異論は 少ないかと思います。 また個人的には、古典ミステリが好きな人や これから古典ミステリを楽しみたい人にも良いかと思います。 過去の名作ミステリの名前が結構出てきますし、 といっても有名作品の一番のネタバレなどはできるだけしないように 配慮して書かれてます。 *とはいえ、「全く知らずに古典ミステリを読みたい」という 潔癖な人には向きませんが・・ 英題も、古典ミステリをオマージュしているので 知っている人はニヤリとすることと思います。 | ||||
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学生に戻ったような気分で、推理する場面も多数あり、面白かったです。 | ||||
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本書は古典部シリーズの第1作。物語は、男女4人が活動目的不明の部活「古典部」に入部し、その部の文集である『氷菓』にまつわる謎を解き明かしていく、というミステリ風味の内容。 刊行後10年も経ってから本書を手にとった理由は、アニメ版『氷菓』がおもしろかったからでした。原作をじっさいに読んだ印象として、かなりアニメは原作に忠実だと思います。けれどやはりアニメ版には視覚メディアならでは演出が多用されていましたが、原作はずっと淡々としており、そのぶん奥行きを感じました。 「省エネ」が信条のヤレヤレ系主人公。好奇心旺盛な天然お嬢様ヒロイン。達者な弁別に諦観がにじむ主人公の友人男子。負けん気の強い同級生女子。そのように主要な登場人物たちはライトノベル的ですが、そのなかでもきちんと感情の機微が描かれています。「日常」にありえそうな出来事を謎解きの題材にして、きちんとしたパズルミステリにも仕上がっています。 謎が明らかになるにつれ、ともすると美化されがちな「青春」の苦い裏側が、ある時代のある人物をめる物語をとおして、巧みな筆致であぶりだされていきます。「正義」や「情熱」の陰に隠された欺瞞は若さゆえのものだ、と言い切ってしまうにはあまりに残酷な答え。けれど最後に、それを忘れ去るのではなく、知り、語り継ぐことではじめて死者を弔うことができる、という救いの可能性も残されています。歴史のメタファーが込められているようで、じんわりとした余韻にひたることができました。 *ちなみに本書あとがきで、作者は自身の経験したエピソードを途中まで語り、話の続きは次巻でと予告していますが、それは守られていません。ですが、その小噺はシリーズ三作目『クドリャフカの順番』の作中エピソードのひとつとして活かされることになります。 | ||||
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さすがは氷菓、少しユニークな内容で本当に面白かったです。ぜひともアニメと合わせて見てほしいです。 | ||||
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言葉の進むリズムと音、他にあまり見ない独特の表現だったり言い回しが私の好み。その上でのミステリー要素はそそられますね。 | ||||
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当然題名が小説の内容に大きく関わるヒントになる。 何故に氷菓? 最後の最後に 「あぁ・・・。」 そういうことか。ってことに。 人の心を深く描く素敵な作家さんです。 (って、わたしが言わなくても皆さんは よくご存じだと思います。) 家庭でも、会社でも表面をなぞって生活している私には 大変勉強にもなる小説でした。 映画も押さえておきたいです。 | ||||
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もう今からずいぶん前、アニメ「氷菓」を見ました。最近になって、Kindle版の氷菓を購入しました。 アニメの内容を全て覚えている訳ではありませんが、京都アニメーションが原作に忠実な作品を作り上げていたことが分かりました。 原作であるこちらの本は非常に読みやすく、3日程度で読み終えました。世界観が常に穏やかであり、それでいてクスリとなるような謎を解き明かす学生物語。背景にある世界は現実世界に近く、そこがまた個人的に良かったと思える点です。 既刊作品は全て読んでいこうと思います。 | ||||
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の第一弾。 やの 源流となった作品らしい。 最近の作品と違って、少し展開が甘い感じがするので、 サクサクと読み進んでいかなかったが、第二弾・第三弾と進むにつれて、 とても楽しくなってくる。 著者のファンは必読の作品だ。 | ||||
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TVアニメ『氷菓』でこの古典部シリーズを知り、アニメの続編を原作小説で読みました。 時系列順ではこの”氷菓”が最初の作品となるわけですが、回り回って最後の方に辿り着きました。 これから読まれる方は必ずしも最初から順を追って読まなくともよいと思いますが、古典部の原点に突き当たるのかこちらの原作小説”氷菓”になりますのでどこかで読了されて欲しいと思います。 内容は、日常生活のミステリーというカテゴリーだそうですが、私は登場人物である千反田えるや折木奉太郎らのパーソナリティがとても好きで、彼女らの性格描写が細かく行われているところが気に入っています。 Kindle版で購入してから数時間で一気に読み終わってしまいました。とても読みやすく、また引き込まれるようなストーリー展開だったと思います。 アニメでは45年前の人だった関谷純が、小説では33年前の人として描かれていますが、この作品が世に出てから既に12年以上の年月が流れたのですね。 来年2017年には実写版映画が作られるそうですが、この小説”氷菓”をベースにすると発表されていて今から公開が楽しみです。 | ||||
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推理モノはよく人が死ぬから嫌いだが、これなら気持ちよく読める。 こういう推理モノは大好物です。 | ||||
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※若干のネタバレを含みます まず、この作品は「氷菓」という文集を基点にした主人公である奉太郎の成長と関谷純という過去の人物によってあらわされる青春を考えさせる物語です。 この作品の謎解きは日常にある出来事から始まり、与えられたヒントから答えを類推して奉太郎と一緒に解いていくイメージが正解だと思います(そのため情報は後出し) かつて青春の中で一人の優しい英雄という名の犠牲になった男が何を想い、何を成したのか。そしてその「古典」が主人公やその周囲にどう影響を及ぼすのか。青春時代について考え直させられる素晴らしい作品だと思いました。 | ||||
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光と影の微妙なバランス。 ある階から階段の踊り場を眺めている。 リノリウムの床にぼんやり反射する外光、窓から見える隣の校舎。 普段賑やかなはずの校内(日常)の人気のない一場面(非日常)(夏休みか授業中か、はたまた放課後なのか) 私はこの表紙が好きだ。実を言うと表紙に惹かれて購入したといっても過言ではない。 氷菓(アイス)の無意識な刷り込みのせいか本棚に買ってはあったものの未読のまま眠っていた本書がふと目に留まり夏に読み。 細かい私的な謎は残ったが概ね楽しめた。 この枚数(ページ数)にしては読みごたえはあったのではないかと思う。 学校、学生という属性から離れて何年にもなるが当時の記憶が(作中の校舎やら図書室が何故か自分の通っていた学校のイメージとなる)呼び起こされ懐かしさの中で読み終わった。 | ||||
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アニメを数話見て、本を読んでみました。 他の方がおっしゃるように、原作に忠実で、映像から感じる「青春」の雰囲気も小説から感じ取ることができました。 わたしはもともと、ミステリーを読みたくてこの本を手に取ったのではなく、青春小説を求めてこの本を手にしました。なので、私としてはとても満足しています。氷菓だけでなく、この先続くシリーズもあつくるしくない、日常的な雰囲気のなかで物語が進んでいくのでとても楽しめました。 頭が良すぎる高校生たちだな〜という印象はあります。ただ、その彼らの渋い言葉の選択や言い回しが好みでした。 | ||||
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この本をミステリとして読んではいけません。 大きな事件も起こりませんし、ド派手などんでん返しがあるわけでもありません。 言ってしまえば、是が非でも解決されなくてはならないような問題がテーマになっているわけでもありません。 しかし、それゆえに感じられる小さな痛みこそ、この作品の真骨頂といえるのではないでしょうか。 アニメになった際のキャッチコピーに「青春は甘いだけじゃない」という文言がありましたが、まさにそういうことなのだと思います。 はじめは堅い文章や言葉に面喰らうかもしれませんが、それを越える何かがこの作品にはつまっています | ||||
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(読了後に知りましたが)神山高校古典部シリーズの第一作。折木奉太郎に千反田える、福部里志、伊原麻耶花の掛け合いは冗長なところもありましたが、面白く読み終えました。ラスト、「氷菓」の謎解きにはハッとさせられましたね。(読者の世代如何により評価は異なるとは思いますが)学園推理モノとして、主人公の成長譚を含めまずは正統派の佳作かと。(昔、予備校の授業で英語の講師が「scream」の意味を覚えさせるために挙げた例文「I scream for ice cream.」をふと思い出しました。また、「氷菓」の語には関谷純の自己「評価」という意味も織り込まれているのではないかと。そう云えば、評者の出身高校も学生運動華やかりし時代に校舎が原因不明の火事で一部焼失したという歴史があります。) 最後に一点だけ、文集の創刊号が欠けていた(126頁)理由が、評者のなかでは謎として残っています。 | ||||
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本書は古典部シリーズの第1作。物語は、男女4人が活動目的不明の部活「古典部」に入部し、その部の文集である『氷菓』にまつわる謎を解き明かしていく、というミステリ風味の内容。 刊行後10年も経ってから本書を手にとった理由は、アニメ版『氷菓』を観たからでした。じっさいに読んだ印象として、かなりアニメは原作に忠実であったと思います。けれどやはりアニメ版には視覚メディアならではの扇情的な演出がほどこされていましたが、原作はずっと淡々としており、その分奥行きというか余韻を感じました。 たしかに、「省エネ」が信条のヤレヤレ系主人公、好奇心旺盛な天然お嬢様ヒロイン、達者な弁別に達観が見え隠れする主人公の友人男子、負けん気の強い同級生女子、と主要な登場人物たちがいかにも “キャラもの” 的というか、ライトノベル的。ミステリとしても “日常” にありえそうなレベルの出来事を題材にしており、読者が自らの経験の延長線上で読むことがきるため、ほとんどの人が関わることのない殺人事件をあつかったミステリと比べると、どうしてもご都合主義的なところが目についてしまいます。 しかしながら謎が明らかになるにつれ、ともすると美化されがちな “青春” の苦い裏側が、ある時代のある人物のある物語をとおして、肯定的というわけでも否定的というわけでもなく適度な距離をとって、すなわち多様な解釈可能性を持つひとつの “古典” として、端正に描出されていく過程は見事でした。 “正義” や “情熱” の陰に隠された欺瞞は若さゆえのものだ、と言い切ってしまうにはあまりに残酷な “答え”。だけれど最後、それを忘れ去るのではなく、知り記憶することではじめて死者を弔うことができる、という救いの可能性も残されています。歴史のメタファーが込められているようで、うまいなと感心させられました。 *ちなみに本書あとがきで、作者は自身の経験したエピソードを途中まで語り、話の続きは次巻でと予告していますが、それは守られていません。ですが、その小噺はシリーズ三作目『クドリャフカの順番』の作中エピソードのひとつとして活かされることになります。 | ||||
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