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狼花 新宿鮫IX
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狼花 新宿鮫IXの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.19pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全63件 21~40 2/4ページ
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晶がほとんど登場しないです。すべての小説に恋愛の要素が必要とは思いませんが、登場させた以上、ある程度の役割は必要かと思ってしまいます。ちょっと残念('ー`) | ||||
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最後の最後まで面白さ満載で飽きる事なく読み切る事が出来るシリーズ最高傑作。盗品を売買する泥棒市場の壊滅のため、黒幕を追う鮫島に最大の危機が訪れる。 これまで何度かシリーズに登場している鮫島の宿敵・仙田勝の正体が少しずつ明らかになり、鮫島の前に立ち塞がるのだ。さらには鮫島の同期の香田と対立し、鮫島は四面楚歌の状態に…そんな中、鮫島の助けるのは桃井と藪だけ…宿敵・仙田との対決、同期・香田との対決…新宿鮫は生き残る事が出来るのか… 巨大な警察組織の矛盾と巨大な犯罪組織の狭間で己れの信念を曲げずに立ち向かう鮫島の姿に600ページを超える小説に全く飽きる事がなかった。晶の登場も少なく、仙田と行動をともにする中国人美女・明蘭も登場するのだが、あくまでも男の世界、男の意地、男の論理を貫いている事がその一因であるように思う。 第25回日本冒険小説大賞受賞作。確かシリーズ第10弾の『絆回廊』も日本冒険小説大賞受賞作ではなかったか。 | ||||
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香田との結着がつきこれが最終巻と思ったが、続きが、来月発売と知り、楽しみが続きほっとする。 | ||||
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シリーズ9作目で新装版としては最後になります。 今回のテーマを一言で表現するなら「決着」という言葉が当てはまる気がします。 鮫島、仙田、香田。 過去のシリーズを読んでいる事が前提ですが、シリーズベスト3に入る傑作だと思います。 ただ、終わり方がすっきりしませんでした。 今回に限っては、しっかりエピローグ的な部分を描いて欲しかった。 次に持越しという事でしょうか。 いよいよ次は初文庫化の絆回廊。 来月が楽しみです。 | ||||
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新宿鮫シリーズは鮫島に託された手紙の真相を知りたくて読み進めています。すこし前までは作品としては良く出来ているけれど面白みが減ってきてるように感じてたのですが狼花は面白かった。香田や仙田など以前からの人物も登場して国家や犯罪へのそれぞれの哲学が展開された。登場人物皆がそれぞれに真剣に自分の信念を守っていて、間違っていたとしてもその生き様は凛々しかった。魅力ある人たちが去って行ったのは残念ですがすぐに次作を読みます。 | ||||
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新宿鮫は書籍を購入して呼んでいますが、今回電子書籍で購入し読みました、面白かったです。ありがとうございました。 | ||||
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久々の新宿鮫シリーズ、第9弾だ。今回の主人公は盗品の買い付けネットワークのボスとして闇の世界を仕切る仙田。彼が 公安から派遣されたもとスパイだったことが今回のシリーズで判明する。彼がプラトニックな愛情を感じていた中国人女性、呉明蘭。 そして鮫島と同じくキャリア警察官でありながらどんどん出世街道を走る香田。さすが闇の世界を大沢は手馴れたタッチで描いて いく。外国人犯罪者たちを追放するために敢えて日本最大の暴力団組織と手を組む香田、それを許せない鮫島。明蘭を 愛しているがゆえに、自分を捨ててまで警察組織と暴力団を相手にする仙田こと間野のひたむきさ。あっという間に クライマックスに達するこの物語はさすが大沢が5年半の沈黙のあと発表した作品のことはある。 | ||||
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今の社会問題の一つである外国人による犯罪。 これを、排除するには・・・。 シリーズの中でも“かなり硬派”な作品w と、言いつつ、外国人をめぐる恋愛?はありますが。(主人公は関係ない) 「犯罪・悪」に対して、同国民なら良しとするのか、ダメというのか。 読み手に“考えろ”と、感じた作品です。 | ||||
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このシリーズはホントに面白い!!! 最近は翔とのからみがあまりでないがどうなっていくのか? | ||||
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昔から好きだったシリーズだが、 前作の風化水脈を読み終えてから暫く存在を忘れてしまっていた。 本作は何気なく書店で見かけたのをきっかけに購入して読了。 ノンストップの一気読み。久しぶりの新宿鮫はやはり圧倒的に面白く、 同時に昔の感動も蘇って来た。 ホントに面白かったよね。このシリーズは。 色々思う事はある。 晶については皆さんも書かれている通り、全然出ないのでもう使い難いのかな?とか、 仙田ってこんなに鈍重なキャラだっけ?とか、 オカマのマスターと言われて思い出した「アガメムノン」の店主は そういえば登場しなかったが、今は何をやってるんだっけ?とか、色々。 個人的には深見、毛利、明蘭の胃がキリキリするような関係に 終始心を揺さぶられ、大満足であったのだが、 同じ中国出身のヒロインと言う事で思い出される 第二作・毒猿のナミと明蘭を比べてしまった。 敵役とジルバ、タンゴ、ワルツを楽しそうに踊ったり、 自首を勧めて来る同僚の優しさに涙を流したりと、 ナミの方が人物を知らせる細かいエピソードが良く書かれていた気がして、 そういえば彼女は魅力的だったな、とつくづく思う。 その点、明蘭は、ややエピソードが省略されているのかな?という感があって、物足りなかった。 その辺りは、彼女と絡む深見や毛利についても思ったが、 ストーリーと直接関係の無いエピソードが少なめだったのかな、と。 まあそれでも、この文量でこれだけ印象的な話を書いてくれたのだから文句はありません。 | ||||
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シリーズ過去作に登場したことのある 仙田=ロベルト村上 が再登場。彼の過去が明らかになる。 前作の「風化水脈」には真壁が登場したし、シリーズ物を読んでいると、こういう再登場は楽しみの 一つではある。 中国から来た女、ヤクザ、外国人犯罪、麻薬とどこかで見たことのあるような展開ではあるが、 新宿鮫らしいと言えばらしい作品だ。なんだかんだといって最後まで退屈することはなく読むことが 出来た。 | ||||
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相変わらずのおもしろさをキープしている新宿鮫シリーズ。次作の発売を心待ちにしています。 | ||||
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これまでのシリーズのヒロイン達は、男の都合のいいように偶像化された 一言で言えば共感できない薄っぺらいキャラクターだった。 だが狼花は違う。生々しく、男たちをしたたかに利用し、男達の矛盾と欺瞞を 鋭く突く、「強く凛々しい」生き様のヒロインである。さらに言えばその生い立ちから 日本と日本人の欺瞞と矛盾も指摘している点も評価できる。 男にとっては憧れにもなりえるような悪役、仙田の無様とさえいえる本性と 惨めな末路は、その化けの皮が本作のヒロインによって剥がされた典型ではないだろうか。 実社会に男達が妄想するようなカタルシスなどは無いのだと突きつける傑作 ヒロインに共感できない、と言っている者は、それだけ妄想に浸りきって生きてきた のだろう。日本の病巣を垣間見る思いだ | ||||
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評価がくっきりと分かれる作品である。 新宿鮫は、そもそもが鮫島という犯罪者に敢然と立ち向かうカッコイイヒーローの物語だったのだが、この「狼花」においては、ヒーローである鮫島はもはやいない。 この物語の「主役」であり「勝者」は、明蘭という中国人の女犯罪者である。「女」で、「中国人」で、「犯罪者」なのである。 仮面ライダーでショッカーが勝ってしまうようなものだ。 「納得いかねーぞ!」と文句を言う人の姿が見えるようではないか。 しかし作者は奇をてらってこんな物語にしたわけではあるまい。むしろ逆であると思う。 あまりにも複雑になりすぎた新宿という闇に、鮫島はもはや打ち勝てないのである。新宿がヒーローを拒絶し始めたのだ。 これはかつてアメリカンハードボイルドが陥った隘路と全く同じである。アメリカにおいて正統派ハードボイルドのヒーローは、ついに復活することはなかった。日本はどうやら、ようやくアメリカに追いついてきた(?)らしい。 果たしてこのシリーズはこれからどうなるのだろう。私にはバッジを外したハリー・ボッシュのように、新宿を去っていく鮫島の姿しか見えないのだが・・・。 | ||||
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第25回日本冒険小説大賞受賞作。 単行本やノベルス判でのこの作品に関しては、賛否両論入り乱れている。 それだけ、このシリーズが愛されており、読み手がいろんな人に感情移入している証拠だろう。 私は、この「狼花」に大沢在昌の進化を見る。 確かに、「シリーズに一区切りつけたい」という思いありきという点が出発点であるように思えるが、 このシリーズが始まった頃からの日本の犯罪事情の変化を考えると、致し方ないと思う。 今度はどう衣替えして登場するのか楽しみである。 さて、進化についてであるが、 大沢在昌は、いろんな登場人物に自分の思いを語らせることが多く、 私は、彼の思いに共感することが多いのだが、 その思いがどんどん進化しているように思うのだ。 それが高じての、「シリーズを一区切りつけたい」ということになったということだろう。 それには、仙田と香田をはずすことはできない。 彼らに落とし前をつけずして、このシリーズは区切りがつかない。 そういうことだろう。 この本自体は、結末が性急過ぎるというレビューが多いようで、私もそれには同意するところがある。 ただ、作品自体のプロットはしっかりしているし、冒険小説協会大賞に恥じるものではないと思う。 やっぱり、小説は読んで面白いものでなくっちゃ。 私自身は、「新宿鮫」デビューが遅かったので、 かなり冷静に、距離を置いて作品自体を楽しめている。 鮫島にスーパーヒーロー的のものを求めず、人間くささを楽しんでいる。 そういうスタンスで読んで、面白いのだから、やっぱり面白いのである。 なにはともあれ、読んで見ることをおすすめする。 | ||||
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愛についての物語であります。 終わりを予感しながらもお互いを思い、尊重しあう恋人達 愛する者を踏みにじられた男 愛する者をその手で守ろうとする男 無償の愛で己を裏切った女を守ろうとする男 語られぬ彼らの心情に思いをはせることができれば、 新宿鮫は今も珠玉のハードボイルドであると確信いたします。 | ||||
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待望久しい新宿鮫シリーズ。 単行本はどうも身構えてしまうし、文庫版までは待てないので、カッパノベルスになるのを、首を長くして待っていた。 読後、なんというかな。悲しい思いが先に立った。 シリーズものには当然、主人公以外に、回りを固めるおきまりの脇役から、大事な敵役。そんな人たちが、各巻を別の話にしながらもどこか一つ流れを作っている。 だから、イヤなヤツでも、何とはなく愛着がわいてくる。 本作品では、そういった敵役に、別の展開が現れる。 それらは、そう、やがて悲しき流れになって。 新宿鮫のいいところは、どこか漂うペーソスというか、何とも言えないやりきれなさ、哀愁がある。 終盤のまとめ方がちょっとせっつきすぎな気がするし、晶がほぼ全く現れなかった事など不満が残る。 とはいえ、やはり新宿鮫。やはりまたすぐ会いたくなるんだなぁ。コレが。 | ||||
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ただ、最後の決着の付け方は少し強引過ぎた感あり。もう少し流れに乗せながら最後の中華街のシーンへ持っていきたかった。 | ||||
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ハードカバーが嫌いなので、2年も我慢してやっと先ほど読み終えましたが、 1000円は高くなかったです。一挙にノンストップに ハマれました。 前前作の「風化水脈」は読んだあと、即ゴミ箱へほうりこんでしまうほど 失望し、正直あまり期待はしてなかっただけに、かなり満足です。 1.新宿鮫 ☆☆☆ 2.毒猿 ☆☆☆☆☆ 3.屍蘭 ☆☆☆☆☆ 4.無限人形 ☆☆☆☆ 5.炎蛹 ☆☆☆ 6.氷舞 ☆☆ 7.風化水脈 ☆ 8.灰夜 ☆☆ 9.狼花 ☆☆☆ 当社比でこんな感じです、ご参考に | ||||
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著者の作品はハードボイルド路線ゆえかこれまでのシリーズでは、あまり実生活で女性に縁のない男が好みそうな類型的なヒロインが登場することが多かったのですが今回は違います。きちんと「我」をもったある種生々しいヒロインが魅力的です。男にとって「ちゃんと不快な部分」があるのが素晴らしいポイントです。ヒロインに感情移入できないというレビュアーはおそらく上記に挙げたような類型的な「妄想ヒロイン」しか受け入れられないタイプの人たちなのでしょう。ヒロインに関しては氷舞などと違い、凝った設定で誤魔化したりしていないところも今回の作品は好感が持てました | ||||
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