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風化水脈 新宿鮫VIII



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風化水脈 新宿鮫VIIIの評価: 4.24/5点 レビュー 51件。 Aランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.24pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全4件 1~4 1/1ページ
No.4:
(3pt)

これまでのハードボイルド感が薄く感じました

久しぶりに新宿鮫シリーズを読みました。
これまでこのシリーズ作品を読んできましたが、この作品はハードボイルドな内容が比較的抑えられている印象を覚えました。これまでの新宿鮫シリーズ作品から受けた、心臓の鼓動が速くなるようなドキドキ感はあまりありませんでした。
ただ、人間の考え方、思いがとてもよく伝わる作品でした。
最後の場面では真壁がどうなるのかがとても気になって一気に読みましたが、終わり方は少し拍子抜けした感がありました。
風化水脈―新宿鮫〈8〉 (カッパ・ノベルス)Amazon書評・レビュー:風化水脈―新宿鮫〈8〉 (カッパ・ノベルス)より
4334074618
No.3:
(3pt)

新宿は生きている街。鮫島のニンゲンぽさ。

鮫島の 警察官としてのポリシーが
理解できてきた。
人情ぽくなく 人間ぽい ところに
信頼感が あるのだろう。
上からの圧力や組織のトップからの評価が低くても
自分のすべきことは何かという 自立的な姿勢が
際立っている。

高級車を窃盗する集団の洗い場を
探す中で、ヤクザ 藤野組とのつながり
そして、真壁という男の因縁。
真壁を大切に思う 雪絵。その母親。
命のやり取り というのが 一人の人間を支える。

大江なる独特の生き方をしている。
その中には、複雑な思いがあるはずだが、
拳銃を奪われた警官という負い目が 一生を支える。

鮫島の周りにいる人たちは
一筋縄では いかないが それぞれ 意地を持っている。
その意地が 自分を支えている。

新宿に 井戸があり、その歴史が深く考察されていることに
新宿が 生きている街だと痛感させる。
風化水脈―新宿鮫〈8〉 (カッパ・ノベルス)Amazon書評・レビュー:風化水脈―新宿鮫〈8〉 (カッパ・ノベルス)より
4334074618
No.2:
(3pt)

新宿

新宿鮫シリーズの8作目です。
今回は新宿に舞台が戻ってきます。
それに合わせてってわけでもないんでしょうけど、事件とはあまり関係のない部分で、
新宿の生い立ち、歴史が延々と描かれる部分があって、そこで若干ダレるかなと感じました。
お話としては、過去作に出てきた人物たちがたくさん出てくるので、
いきなりこの巻を読むのはおすすめできません。
シリーズの中では、一番面白くないかもしれません。
風化水脈―新宿鮫〈8〉 (カッパ・ノベルス)Amazon書評・レビュー:風化水脈―新宿鮫〈8〉 (カッパ・ノベルス)より
4334074618
No.1:
(3pt)

どうしたんだ、大沢在昌? 栄養ドリンクでも飲んでがんばってほしい。

はじめに断っておくが、わたしは新宿鮫シリーズ1作目からの大ファンだ。特に2作目の「毒猿」はあまりの娯楽性にクラクラしたものだ。
だが、8作目のこの「風化水脈」は、到底そのレベルには達していない。
説明調の文章、特に警察機構の構造的矛盾に関するものが多すぎ、物語自体の勢いを殺いでいる。それに伴い、鮫島というキャラクターも以前の激しさを失っている。
だいたいハールドボイルドにしてはアクションシーンが少なすぎやしないか? 今作品では、張りこみと、駐車番の爺さんを思いやるのに終始していた印象だ。
また、鮫島と恋人・晶の関係も、相当なマンネリ。男女の関係は理屈ではないはずだが、この二人、たまに顔を合わせるとあいまいな議論ばかりしていて、まるで中年夫婦のよう。不良警部とロック歌手という設定が死んでいる。真鍋と雪絵もしかり。さらに言えば、どうも登場人物全員、リビドーが希薄な感じで、それが作品自体のセクシーさの欠如につながっている。
それでも大沢作品、決して悪くはないのだ。以前の星6つレベルが星3つレベルになった感じか? しかしファンには痛手である。
どうしたんだ、大沢在昌? 栄養ドリンクでも飲んでがんばってほしい。
風化水脈 新宿鮫VIII (光文社文庫)Amazon書評・レビュー:風化水脈 新宿鮫VIII (光文社文庫)より
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