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歳時記(ダイアリイ)



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【この小説が収録されている参考書籍】
歳時記(ダイアリイ) (黄金の13)

歳時記(ダイアリイ)の評価: 4.33/5点 レビュー 3件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.33pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全2件 1~2 1/1ページ
No.2:
(5pt)

叙述トリックネタで押し切る技巧派作品

鮎川氏の黄金の13シリーズから出た依井氏の2作目であり、作中作ネタに最初から最後まで大胆な叙述トリックを組み入れた作品。
90年代初頭の叙述トリックブームの際のリリースにしてはいまいち知名度がないのが不思議なくらいのよく出来た作品である。
叙述トリック重視系作品なので、キャラクターが平凡で描き分けられていないというハンデも作中作にしたことでうまく説得力を持たせている。
叙述トリック系作品としては隠れた名作と言えるだろう。
歳時記(ダイアリイ) (黄金の13)Amazon書評・レビュー:歳時記(ダイアリイ) (黄金の13)より
4488012450
No.1:
(5pt)

作中作に仕掛けられた大掛かりな叙述トリック


自殺した女性が遺書代わりに残した推理小説――『歳時記(ダイアリイ)』
と題された作中作――の謎を解くことで、自殺の真相を究明していく本作。

奇術愛好家グループ内での連続殺人事件が描かれた作中作――作中で実際に起きた
事件を脚色したもの――には、かなり大掛かりな叙述トリックが仕掛けられていて、その
超絶技巧には唸らされます。

また、周到に配された様々な手がかりから犯人の条件を
導き出し、クイーン流儀の消去法を行う手際もすばらしい。


人工的でマニアックな作風であるため、間違いなく読者を選びますが、堅牢な
ロジックと、奇抜な叙述トリックに興味のある方なら、一読して損はないです。





歳時記(ダイアリイ) (黄金の13)Amazon書評・レビュー:歳時記(ダイアリイ) (黄金の13)より
4488012450

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