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(短編集)
福家警部補の再訪
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福家警部補の再訪の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.95pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全20件 1~20 1/1ページ
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定番のやり取り(主人公が警察と思われない、警察手帳が見つからない)が1冊まとめて読むと、煩雑な気もしますが、元が雑誌掲載なので仕方がないかと思います。 コロンボ警部を彷彿とさせるやり取りの短編集です。ものすごく抜きんでた名作は無いかもしれませんが、水準以上でお値段以上のお得感を感じさせる良質なシリーズだと思います。 次の1冊も読みたくなるような作品です。 | ||||
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前作を読んで、福家さんのファンになりました。この人に目をつけられたら、もう終わり。どんな言い訳も通用せず。悪い事は出来ません。「あんなんに狙われたら、犯人もたまらんぞ。」その通りです。 | ||||
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事件、犯人が最初に書かれ、以後 福家警部がなぞ解きをする。確かに女性版古畑任三郎の物語です。私個人は このパターンが好きではないので、作家ありきで購入したのが 失敗でした。 | ||||
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警備会社社長、脚本家、漫才師、玩具の企画会社社長・・・福家警部補は容赦なく犯人を追い詰めていく。今回も面白いです。しかし、『プロジェクトブルー』の犯人である新井に「いつ寝ているのか」と聞かれ、「寝ていないのです」と答える場面は笑った。 | ||||
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探偵役が犯人を追い詰めていく、ややもすると各話同じ展開となっている。伏線にもう一人登場して、ミステリーの最後に救いを作ってほしいなと思いました(個人意見) TVドラマでは主人公が警察組織のルールから逸脱しがちだったり上司との衝突でアクセントをつけていたと思いますが、このシリーズの最大の魅力である、探偵役が風変わりな女性刑事という特徴を生かすために制約が生じてしまうのかもしれませんね。 もう一冊読んでみたい。忘れられたスターみたいなお話があればいいけど。 | ||||
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犯人が明白になっている中で、自白までに追い込むプロセスを予想外の証拠、痕跡から記載する手法はユニークで興味深い。 | ||||
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テレビドラマなど最近全く見ないが、原作本として書店の目立つ所に置かれていた本書を手にし、目次を見て「おやまぁ」と思った。 収録作品4篇中、最初の作品が「マックス号事件」で4番目が「プロジェクトブルー」。 お若い皆さんはご存じないだろうが、「マックス号」と言えば、『ウルトラセブン』第4話「マックス号応答せよ」に登場した、地球防衛軍の新鋭原子力船の名前だ。 また『ウルトラセブン』第19話のタイトルは「プロジェクト・ブルー」で、この回で自称:宇宙の帝王・バド星人の妨害を受ける、地球防衛軍が地球全体を覆うバリアを作る計画のコードネームが「プロジェクト・ブルー」なのだ。 これを知っている者には、解説者の神命明氏の名前も、新命明(『秘密戦隊ゴレンジャー』のアオレンジャーの役名)に見えてしまう。 というわけで興味を覚え、買って帰って、すぐに読んだ。 作者自身が『刑事コロンボ』のノベライズを手がけた人だけあって、コロンボ風の倒叙推理としては、「マックス号事件」も「プロジェクトブルー」も、良い出来だと思う。 犯人側のミス、警部補が犯人の目星をつける手がかり、犯人を追い込む物証、いずれもキチンと描かれていて、納得できる。 しかし、収録順で2番目の「失われた灯」で、犯人が自分で自分を追い詰めることになるミスは、この作品の発表よりずっと前に『古畑任三郎』で使われたネタと同じだ。 これをオマージュと見るか、新味が無いと捉えるかで、評価は変わるだろう。私は後者の印象を受けた。 3番めの「相棒」は、情に訴えて犯人に自供を促しており、本格ミステリとは言い難い。 結局、目次で目を引いた作品が面白く、他はそうでもない、という読後感。 3巻目が文庫化された時にも買って読むかどうかは、微妙である。 | ||||
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1作目でも感じましたが この作品は犯人も魅力的なのが◎ですね。 ただの憎悪犯罪より、 愛する人のために、守りたい価値のために 殺人をするしかなかった人たちです。(全員ってわけじゃないけど、多数が) そしてその愛ゆえに福家警部補に負ける。 「何とか完全犯罪になればいいのに」と密かに同情してしまう 犯人の人間らしさが、すごく好きです。 最後の自供シーンはグッと来るものが多いです。 まったく、こんな刑事に狙われたら、犯人もたまらんっすねw | ||||
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檀れいさん主演のドラマの原作ということで「福家警部補の挨拶」とともに購入しました。 まさに「女コロンボ」「女古畑任三郎」でいままで自分が読んだ小説に登場したどの女刑事とも似ていない、本当に面白いです。 続編も期待します。 | ||||
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小柄で刑事にはとても見えない女性の福家警部補が活躍するシリーズ第2弾。第1弾と同じく4つの短編が収録されている。内容的には本作品の方が読み応えがあり面白かった。毎回変わる登場人物の題材も楽しい。福家警部補の鮮やかな解決ぶりが益々快調な作品だ。 | ||||
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最初、読むテンポが掴めず、2話目の途中で断念したものの、ふた月後くらいに再び手に取ったら、一息に最後まで読んでしまった。 つまり、慣れると、読みやすい作家ということになろうか。 ただ、解決ありきの推理ものの性か、完全犯罪を目指しているであろう犯人の、この設定の人が、こんな初歩的なミスをするかな? とか、こうした場面では、これはちょっと焦り過ぎでは? とか、焦り過ぎでは? とった、犯人の側のケアレスミスが目につく。 そこだけは、単純に物語を楽しませてくれない、残念ポイントになってしまった。 それにしても、古い映画が好きで、漫才にも造詣が深く、捜査にも手を抜かない、福家警部補の1日は、もしかして24時間以上あるのではないか? と思ってしまうのは、時間の使い方が下手な輩のいい訳なのだろうか。 | ||||
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新しいタイプの警察・探偵小説です。警部のユニークさがひかります。 できれば、コンビがほしいな。 コロンボより、魅力的かも。 | ||||
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眼鏡をかけ、紺のスーツを着込んだ小柄な女性。 警察手帳を見つけられずにバッグの中を探し、ついには紐で吊して首からかけている。 そんなとぼけた福家警部補は、犯罪の綻びを見逃さない犯人泣かせの名刑事。 刑事コロンボ、古畑任三郎の正当な後継者になり得る倒叙式のミステリ作品。 偶然、書店で見つけて何となく面白そうと手にとって一気読み。あら、第2作でしたか。 コロンボへのオマージュもたっぷりの作品で、福家自身の魅力あるキャラクターも相まって面白い、面白い。 今作は、 ・鑑識不在の状況下、警備会社社長と真っ向勝負「マックス号事件」 ・売れっ子脚本化と自作自演を阻む決め手は「失われた灯」 ・斜陽の漫才コンビ甲斐性、片翼飛行計画に待ったをかける「相棒」 ・フィギュアに絡む虚々実々の駆け引き「プロジェクトブルー」 の4編。 どれも面白いですが、個人的には「相棒」がベスト。被害者となる相棒が死ぬ当日にしてきた服装の謎を伏線に、犯人との対決に挑みます。 いやぁ、本当に面白い。さっそく第1作の「福家警部補の挨拶」を購入することに決めました。 | ||||
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『福家警部補の挨拶』に続いてのシリーズ二作目,09年05月の単行本からの文庫化で, 06-07年に渡って『ミステリーズ!』掲載された,四編の中篇ミステリ作品になります. 冒頭に事件の様子が描かれ,そこから捜査,解決へと進む『倒叙式』のスタイルで, 読む側としては,その場面に注視,残されるであろうミスなどに意識が向くのですが, 実際のところ,ここだけで『答え』を見つけるのは難しく,主人公の警部補の洞察力や, 各篇,終盤に控える犯人とのやり取り,そのあたりが楽しみどころのように感じられます. ただ,犯人側の行動については,計画であることが語られながらも,ずさんさが目立ち, どの篇も,予期せぬハプニングからボロが…というのも,ワンパターンで引っ掛かります. また,警部補との対峙にしても,型どおりの抵抗からあっさり『オチる』のは物足りません. 最後の最後,チラリとのぞかせる彼らの矜持や,そこからの余韻を引く閉じられ方はよく, そのギャップを武器(?)に,鋭く,冷静に切り崩していく警部補も魅力的に映っただけに, もうちょっと犯人側を引き立たせる要素があれば,終盤での見せ場も増えたのではと思います. | ||||
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『福家警部補の挨拶』に続いてのシリーズ二作目,09年05月の単行本からの文庫化で, 06-07年に渡って『ミステリーズ!』掲載された,四編の中篇ミステリ作品になります. 冒頭に事件の様子が描かれ,そこから捜査,解決へと進む『倒叙式』のスタイルで, 読む側としては,その場面に注視,残されるであろうミスなどに意識が向くのですが, 実際のところ,ここだけで『答え』を見つけるのは難しく,主人公の警部補の洞察力や, 各篇,終盤に控える犯人とのやり取り,そのあたりが楽しみどころのように感じられます. ただ,犯人側の行動については,計画であることが語られながらも,ずさんさが目立ち, どの篇も,予期せぬハプニングからボロが…というのも,ワンパターンで引っ掛かります. また,警部補との対峙にしても,型どおりの抵抗からあっさり『オチる』のは物足りません. 最後の最後,チラリとのぞかせる彼らの矜持や,そこからの余韻を引く閉じられ方はよく, そのギャップを武器(?)に,鋭く,冷静に切り崩していく警部補も魅力的に映っただけに, もうちょっと犯人側を引き立たせる要素があれば,終盤での見せ場も増えたのではと思います. | ||||
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本作はストーリの最初に、犯人を明示して主人公の福家警部が、犯人を追い詰めるという趣向の小説です 刑事コロンボと同じ構成なので、あらすじを記載しただけで、犯人と殺害手口がわかってしまうというレビューの難しいミステリーです 今回は冒頭から犯人逮捕は出来ない?と思わせるストーリーから始まりなかなか楽しめました。 福家警部の個性もますます磨きがかかり人を食ったようになりました。前作を読んだほうが取っつきやすいと思われます。 後半の中だるみで星4個とさせて頂きます | ||||
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コロンボや古畑フォーマットの正当な倒叙推理ものの系譜を受け継ぐシリーズ。この倒叙ミステリーってかなりあるのだが、純粋にコロンボや古畑っぽい作品ってのが殆どないんですよね。で、福家警部補シリーズは数少ないこのフォーマットを踏まえている作品として有名です。 いずれも読んでいると映像が浮かぶようなドラマ向きの作品となっているが、やや地味な印象を受ける。最後の最後でそれまでの完全犯罪が覆る大ドンデン返しはなく、犯行の一部の矛盾点やアリバイの不審点を指摘され、自白する・・・というパターンが多い。楽しめたが、犯行の一部の矛盾点やアリバイの不審点がラストで・・という趣向ものならメフィスト賞作家の蘇部健一の「動かぬ証拠」の方が個人的には好きだなあ。 | ||||
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ミステリ短編集。以下の四編収録。 マックス号事件 失われた灯 相棒 プロジェクトブルー 題材は豪華客船、警備会社、脚本家、骨董品、漫才、フィギュアなどさまざま。福家警部補シリーズの第二弾だそうです。第一弾『福家警部補の挨拶』は未読ですが本作だけで十分楽しめます。 全作倒叙形式。作品冒頭で犯行の様子が描かれ、主人公が現場のわずかな手がかりから犯人を追いつめてゆきます(刑事コロンボとか古畑任三郎のパターン)。 主人公の福家警部補は小柄で眼鏡をかけた若い女性。犯人との最初の対面の場面では刑事と分かってもらえず軽くあしらわれる、というのがお決まりの微笑ましいパターンとなっています。だけどその後徐々に犯人を追いつめて行くとぼけていながら鋭い感じは、まさにコロンボ、古畑の系譜上です。 軽く読めますが、軽く読むのがもったいないくらい細部はリアル(と思わせる)で、秋の夜長一編ずつゆっくり楽しみたいですね。シリーズものとして長く書きつがれ、テレビドラマ化されることも望まずにはいられません。単発ではNHKですでにドラマ化されているそうです。主演は永作博美。悪くないキャスティングだと思いました。 | ||||
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前作でも色濃く反映されていたコロンボの魂は本書にもしっかりと息づいている。例えば、本書収録のある作品の中に「傘」というアイテムが登場しますがコロンボをご存知の方は思わずニヤニヤしてしまうでしょう。また初期コロンボにあった「倒叙ものは究極のフェアプレイを実行する装置」という「本格」に対する愛もしっかりと受け継がれています。早く第3シリーズの出版を楽しみにしています。(早く福家警部補出張編を読んでみたい!) | ||||
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前作でも色濃く反映されていたコロンボの魂は本書にもしっかりと息づいている。 例えば、本書収録のある作品の中に「傘」というアイテムが登場しますがコロンボをご存知の方は思わずニヤニヤしてしまうでしょう。また初期コロンボにあった「倒叙ものは究極のフェアプレイを実行する装置」という「本格」に対する愛もしっかりと受け継がれています。 早く第3シリーズの出版を楽しみにしています。(早く福家警部補出張編を読んでみたい!) | ||||
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