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ウルチモ・トルッコ 犯人はあなただ!
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ウルチモ・トルッコ 犯人はあなただ!の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点2.88pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全26件 21~26 2/2ページ
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今までのミステリーで唯一実現不可能と言われてきたトリック「犯人は読者」 この前人未踏のネタに果敢にチャレンジした作品だが,衝撃的なラストを迎える事はできなかった。 ちょいと小粒な出来だった。 | ||||
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著者の推理小説への新たな挑戦は分かりますが、実験的で強引な試みとあまりのフェアプレイの欠如は読んでいて、疲れるだけで、全く引き込まれるべき魅力が無かったと感じざるを得ませんでした。確かに、名作推理の中にも科学的には疑問を感じるトリックもありましたが、読書を娯楽とすればこそ、滅茶苦茶で無い限り受け入れられ、意外性が賞賛され、私なども楽しませてもらえましたが、本作は、それらの揚足を取ったかのように思え、これを新感覚の推理ものとするのであれば全く受け入れられないと感じました。 | ||||
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このミステリの肝はタイトルからわかるように犯人が読者だって事。つまり読んでいる「私」が犯人。著者はある意味最初からネタバレしているわけだ。しかも、読み手が犯人なんてえらく難しいハードルに果敢に挑戦。犯人になりたくない人はくれぐれも読まないように! それでも読もうとする将来の共犯者の皆さん。 犯人のあなたはどのようにしてあの人を死に至らしめるのか? これが最大の謎となりますので、考えながら殺人を犯してください。 またトリックに目を奪われがちですが、ちりばめられたエピソードはどれも魅力的で、 それぞれのエピソードを単独で読んでも楽しめます。 そしてそれら一見ばらばらに見えるエピソードがすべて有機的につながるラストは感動的。 | ||||
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新聞に連載小説を書いている作家のもとに見知らぬ男から一通の速達が届く。「読者が犯人」という究極のトリックを思いついたので、ぜひそのアイデアを買い取ってほしいという手紙だ。「読者が犯人」という筋書きをもった小説は果たして可能なのか。作家は半信半疑ながら、この男の申し出に興味を持たずにはいられなかった…。 「ウルチモ・トルッコ」という一見コミカルなタイトルは、「究極のトリック」という意味のイタリア語。読者である私自身が真犯人になるという奇想天外な小説が成立するのか。登場人物である作家先生ならずとも、汲めども尽きぬ興味に突き動かされて私も、この300頁の本を一気に読み終えました。 この小説には言語や天文学、超心理学など、一見脈略がなさそうな様々な事柄に関する該博な知識が、決して衒学的ではない言辞で散りばめられていて、一体どこへ読者を導くつもりなのかとわくわくしながら頁を繰るのは楽しい体験でした。 そしてたどり着いた果てに待ち受けていた真相は、エドガー・アラン・ポー以来連綿と続く古今東西のミステリー史上かつて誰も思いつくことがなかった究極のトリック…というほどのものではありません。 結論から言えば、それは私の「そこそこの期待値」通りのものでした。その「期待値」は実のところさほど高いものではありません。なにしろ本書は講談社ノベルズの一冊であり、講談社が精力を傾けて世に問うという類いのものではそもそもないことは容易に想像がつきます。ですから本格ミステリーというものを期待していたわけではありませんし、まぁお手並み拝見という程度の心持ちで臨んだ書です。 それでも全く楽しめなかったわけではなく、私としては敢闘賞ものだと評価してもよいかなと思わせるエンターテインメント小説でした。 | ||||
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「読者が犯人」という推理小説はある意味、究極の意外な犯人である。 その不可能トリックに挑んだ作品であり、推理小説マニアにはそれだけでも意味がある…… と、言いたいんだけど、正直読み終えた感想は「ふ〜ん」といった程度のものでした。 いや、トリックには「なるほど」とも思ったのですが、最初のページから帯から「読者が犯人」であることが明記されているので、どうしてもその不可能トリックにだけ興味が行ってしまってストーリーや登場人物に気持ちが行かないのですね。なんだか推理クイズを突きつけられて、回答ページを読み終えたような感触。 ちょっと期待はずれだったかなぁ。 | ||||
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タイトルにある「ウルチモ・トルッコ」はイタリア語で「究極のトリック」の こと。「究極のトリック」とは大きく出たもんですが、タイトルで宣言してい る通り読者を犯人に仕立て上げることができたら、あながち大ぼらでもありま せん。 読者=犯人に挑戦したミステリは数こそ少ないですがこれまでにもないことは ありませんでした。しかしながら、どれも読者が心底「自分が犯人だ」と思え るようなものではありませんでした。本書はどうでしょうか。 確かにこれなら読者=犯人と言ってもおかしくはないかもしれません。でも、 これはなあ、あんまりだよなあ。過去にもこのトリックを考えついた作家はい たはずです。でも、実際に使ってみようと思う勇気のある作家がいなかったに 過ぎない・・・・とそう愚考します。そういうたぐいのトリックだということです、 これは。 そのトリックを成立させるためのトリックがまたアンフェアなのも気になりま す。そこのところがもう少し上手に出来ていたらメイントリックの不自然さも 気にならなかったかもと惜しまれます。 | ||||
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