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殺竜事件-a case of dragonslayer
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殺竜事件-a case of dragonslayerの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.06pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全17件 1~17 1/1ページ
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事件シリーズ1作目。最強かつ不死身の存在であるはずの竜が、結界という密室の中で刺殺された。戦地調停士のEDは世界中に散らばる容疑者たちと会う旅に出て、その事件の謎に迫っていく。 ファンタジーの世界観とミステリー要素を融合させた意欲作。旅の描写によってファンタジーの世界観が自然と生かされている。物語の多くが旅の場面で戦闘シーンも多く、ファンタジー要素の方が強めな印象。その中にも、ブギーポップシリーズとの繋がりを示唆する界面干渉学の存在があるのが面白い。単にファンサービスというだけではなく、物語にもしっかり関係してくる要素になっているのがいいよね。 打って変わって、終盤の解決編ではミステリーの面白さで締めくくる。人類には殺せない圧倒的な存在である竜がいかにして殺されたのか。その謎解きは好奇心をくすぐられるものがあるよね。謎解きに加えて、戦地調停士という立場であったり、このファンタジーである世界観を絡めることで、真相を単に解明するだけで終わらないところも見所。 竜の死の謎は物語のテーマにも深く関わってくる。 「死んだ竜の方が、生きている竜よりも人間にとって大きな脅威だ」 読み終わった後、この言葉の意味とその重みが心にほろ苦く残る。 | ||||
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推理小説を探していて、お勧めしているサイトがあったため購入した。 同作者の恥知らずのパープルヘイズがとても良かったため、期待していたが見事に裏切られた。 推理小説としては酷い出来で星1つも付けたくない。ファンタジー小説としてみるも中途半端でイマイチだった。 こんな中学生の黒歴史ノートの様な駄文にお金と時間を使うぐらいなら、ドブに捨てた方が明らかにましである。 | ||||
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書籍の内容自体は★5です。 ですが新しいレーベルでの発刊に伴い、Amazonから以前の講談社ノベルス版殺竜事件のページが削除されています。 旧版をKindleで購入していたのですがページが削除されているため今はもうダウンロードすら出来ません。 今後こういった読むことも出来なくなるような事象が増えるようでしたら電子書籍も考え物かなあと思います。 | ||||
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上遠野さんの作品の中でも1、2を争うくらい好きです。 この世界観がたまりません。 ファンタジーなのに事件に説得力があり、語りの魅力を堪能できます。 | ||||
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竜を殺した犯人と方法を求めて世界を旅する短編集のような冒険物語で、 ミステリ要素はおまけ程度なのであまり期待しないほうがいい ファンタジーらしい世界観に個性的かつ魅力的なキャラと、ファンタジーとして読むなら 十二分に面白い 月紫姫がラストに出て近況を報告するぐらいのサプライズがあればなお良かった あっさりしたファンタジーが好きな人にお勧めな作品かもしれない | ||||
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ミステリーとファンタジーが 融合した珍しい作品です。 一見すると違和感のある組み合わせに見えますが、 結構本格的です。 それとところどころにファンタジーに欠かせない ちょっとしたバトルがあったり もちろんタイトルどおりの 空想の生物が出てきたりと 1作品でかなりおいしい作品になっています。 見どころはなぞめいた男 EDの事実かな。 なぜああいう言動なのか… よくわかるかと思います。 そして事件は… なかなか一筋縄ではいかなく 本格的だなと感じました。 読みやすさをとるならこっち。 | ||||
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上遠野 浩平 著「殺竜事件」を読んだ。ブギーポップシリーズの著者が贈る、ファンタジーとミステリが融合した作品である。 不死身であるはずの竜が殺され、謎を追う三人組の冒険。謎解き部分はちゃんとミステリしており感心感心。 ところが、キャラクター描写に難あり。三人組の内の男二人はいいのよ、探偵役の饒舌青年と、ワトソン役には正義感溢れる騎士。しかし紅一点であるヒロインが…。「ここでこういう行動はしないだろう」「こういう台詞は言わないだろう」という、言動のちぐはぐさが頻出して、興がそがれた。ラノベ作家がキャラクター描写をおろそかにしちゃ、いかんでしょう。 ともあれ、読みやすさはピカイチである。本作はシリーズ化されているらしいし、他の上遠野作品も視野に入れてみる | ||||
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いちばん大きな謎は、タネ明かしされるまで私には分からなかったが カンの良い人には最初のうちに犯人が分かってしまう。 だが、この本が素晴らしいのは、容疑者の一人一人を尋ねてめぐる旅の どれひとつとして不必要な過程が存在しない完全さだと思う。 戦争調停士エドワードがひとつずつ手がかりを手繰り寄せて 自らの疑問に対する解答を得るまでが、見事な一筋のラインとなる。 そこまで無駄なく追求を描いてきた物語は、 クライマックス間近に唐突に無駄に長い語りに入る。 そしてこの長い語りの部分が、最も重要な読者へのメッセージで この部分ばかり何度も読み返してしまうのである。 | ||||
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ファンタジーの融合とうたわれた作品。 事件の手がかりを求めて世界中を彷徨うというファンタジーであって、ファンタジーが八割以上を閉めるかな。 だから、ファンタジー好きが買うのがいいと思うかと。ミステリの部分は気にせず読んでびっくりしたほうがいいかと。 | ||||
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ライトノベルの「ブギーポップ」で有名な方の小説です。(ちなみに私はブギーポップは肌に合いませんでした)ファンタジー的に事件が発生し、ファンタジー的にトリックが発生、最後にファンタジー的に事件が解決します。これらすべてに説得力があるところが凄いです。構成・世界観・雰囲気が独特で、結末を読むとなぜかうなりたくなります。文章がすっきりしていて読みやすいので、ライトノベルはちょっと。。という人にも受け入れられやすいのではないでしょうか。 | ||||
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読後の感想は、一言「気持ち良い」ですかね・・。とにかく、文章読むのが好きな人には、堪らない量、そして質です。余りに読みやすいので、歯止めが利かず、1回目は2時間で読破してしまいました。そのくらい、人を一気に引き込める作品です。趣味「読書」の方は是非。 | ||||
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タイトルに書いておいてなんですが、ミステリ要素はほぼありません。そもそもファンタジーですから。でもその世界観での探偵小説としては十分アリなんですけどね。上遠野作品の最初といえば「ブギーポップ」なわけで、やはり若者層がメイン。ですからキャラクターはがしがし立てて来ますね。コレが悪魔絵師、金子一馬と上手いこと噛み合っていますね。ここらへんは流石です。で、旅行記でもあるのでこの世界への導入を狙っているのが何となく分かりますね。うーん、いっそのコト、これアドベンチャーゲームでやりたかったなぁ。とも思います。世界観、そして最後にどかんと来るストーリー、などは良いのです。キャラクターの立ち方も良いのです。それでも星が4つなのは、あくまで「導入」テイストが強いからでしょうか。多分、このシリーズを全部読んだ時に正確な評価が下せる気がします。現時点では星は4つです。 | ||||
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私はどちらかというと、小説を読む事って少ないのです。この本を開いた時は正直、読みきれる自信が無かったです。見開きでざっと、作文用紙4枚分でしょうか…。すんごい量の文字です…。でも最後まで無事に読みきれたのは、引き込んで離さないストーリー展開の凄さでしょう。大変面白かったです。正直、ここまで変わった世界を見るのは初めてです。そんな異世界にすんなりと入れたのは、読者視点が、世界を旅するレーゼと共にあったからでしょうね。あまり視たことの無い世界を覗いてみたい方にはお勧めの作品です。イラストも奇妙なほどマッチしてます。私も、いまいち殺された状況が掴めていないのですが、後々になって理由が出てきそうな気がします…。とくに、竜がそうした理由が…。これからの作品に期待してしまいます。 | ||||
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ブギーポップの上遠野さんの作品なので読みました。ミステリーだと思っていたら非常に良質のファンタジーだった感じでも一応ミステリーな作りにはなってますがなにせ世界がファンタジーなのでトリックとかは本格派ミステリーファンには納得出来ないかも?・・・しかし世界感が素晴らしくキャラクターも魅力的なのでひとつの小説として純粋に面白いです。やっぱり上遠野さんは異質でハイセンスな才能の持ち主だと改めて感じました。ミステリーでもファンタジーでも良いや!とにかく面白い本が読みたいっ!って方にオススメしたい一品 | ||||
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本書はミステリとファンタジーの融合をウリにしている感じがある、しかしそれが成功しているか否かは、あまり重要ではないように思う。本書を楽しむポイントは「登場人物の魅力」と「ストーリー展開」と「世界観の魅力」であるだろう。その点において本書は紛うことなき「傑作」である。「ブギーポップ」のような登場人物の魅力が、あるいはそれ以上の魅力が本書にはある、と思われる。グイグイと読ませる力はさすが上遠野氏。 | ||||
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タイトルの通り、この話は個人的に上遠野浩平さんの文章が好みであるから面白いと感じるが、実際の内容はどうだろうか。最初に三人のキャラクターが出てくる。竜が殺されているのを目撃する。被疑者を一人一人当たる。文章が好みであるから僕は面白いと思うが、実際に話はよくないと思う。僕は殺され方が何度読み直しても納得できなかったし、それが可能だったとも思わない。これはブギーポップやダンスから入った上遠野さんファンの人じゃないと楽しめないかもしれない。 | ||||
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風変わりな仮面に過去を隠した戦地調停士。「風の騎士」と呼ばれる、伝説的な剣士。そして国から派遣された責務を負うべく、彼らに続いて旅をする女軍人。彼らが1ヶ月という限られた間にしなければいけないのは「竜の殺された理由と方法を探す」こと。竜に出会った世界各国の者たちを尋ねる3人は意外なことに気付く。そして、犯人は・・・!!ファンタジーとミステリーの調和が見事に為されたこの本を、「ブギーポップシリーズ」のファンならば読まない手はないだろう。 | ||||
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