■スポンサードリンク
ナイチンゲールの沈黙
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
【この小説が収録されている参考書籍】
ナイチンゲールの沈黙の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.04pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全60件 41~60 3/3ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
おそらく作者は書き始めたら止まらないような、才気走ったタイプと 想像しますが、その勢いの通りテンポ良く楽しく読めました。 しかし、今作では多少キャラ造形が荒っぽくなったというか、 安直になったというか・・・なんだか目を閉じると二宮和也と 香椎由宇の顔が浮かんでは消え・・・なんというかエアロスミスを パクったときの○zを思い出し・・気のせいだと思いますが。 とにかく次作を楽しみにしています! | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
1作目の衝撃的な展開を後にして読む2作目。 キャラクターの持ち味は失われていないと思いますが、キャラクターの立ち居振る舞いが予想できる分、新鮮さが無かったのが残念です。 臨場感あふれる物語を求めるのであれば、物足りないかも・・・。 だけど、疲れている時、気分転換に読むには読みやすい本なのかなと思います。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
田口のキャラは相変わらず健在。いや、一段と磨きがかかったかもしれない。 病院内外で起こる問題はどれも深刻であるはずなのに、田口と白鳥のキャラが その深刻ささえも吹き飛ばしてしまう。この辺はちょっとドタバタすぎるのでは ないかと気になった。また、作品の中にいろいろなものが詰め込まれ過ぎていて、 どれに焦点をあわせて読むべきか迷ってしまった。枝葉ばかりが目について、 肝心の幹が見えない。加納警視正、猫田師長など田口、白鳥のほかにも個性的な キャラの持ち主が多数登場して作品を盛り上げているので、それなりには楽しめる 作品だったが・・・。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
ただ単純に筆力、という点に対して言えば前作に比べワンランクレベルアップしているように思う。田口や白鳥はやはり愛すべき存在だし、全く面白くない、なんてことはない。 安易なストーリー展開やその場限りの話題性なんかを武器に信じがたい売上部数を記録するベストセラー三文小説の類よりは断然良い。なので星三つが妥当ではなかろうか、と思う。 ただ、前作がシリアス且つスマートな惚れ惚れするくらいのセンスの良さだったの比較すると、今作の感覚の古さは誠にひどい。異常なほどに古い。少し切なくもなった。 若くてかわいいナースが極めてナチュラルに、蓮っ葉通りと言い放つ様や、歌関連のキャラのくさすぎる台詞を読まされた時、加えてラストのオチには、正直愕然とした。 あまりの衝撃に、オヤジギャグが一般化されているように、これはこれでありなのかなあ・・とすら思えてしまった。 とはいえ、個人的には伊坂幸太郎以来に好みの方なので、次回作に大きく期待しようと思う。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
2作目は、ドタバタ喜劇の要素が強かった。特に発端の救急騒ぎは、ゴチャゴチャしすぎだった。 その後も、バラバラ殺人事件とか、伝説のカリスマ女性歌手とか、シリアスな要素とうまくかみ合わず、ちぐはぐで残念だった。ハイパーマン・バッカスの設定も、ギャグとしてはしつこく引っ張りすぎた感じ。それならそれで、別なユーモア作品の重要素材として活かす手もあったのではないか。 目の癌とか、共感覚とか、魅力的な医学的素材を活かしきれなかったように感じる。前作と比較して残念がっている読者が多いだけに、別な作品にするか、前作にならってシリアス路線にするか、立脚点をはっきりしてほしかった。 でも、これだけ多くの読者がレビューを書いているということは、期待の表れでもある。次作が正念場だ。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
今回は犯人が犯行直後から特定されてるものの、アリバイ崩しなどがかなり難しい、という事件。 で、このアリバイ崩しの手法がどうにも納得がいかないというか、これってミステリー小説なのか?と思ってしまいたくなるような崩し方。これのせいで(個人的には)ミステリーとしてはイロモノだなぁという印象を抱いてしまった。 作者の好みなのか、やたらあだ名が多いのもなんかうっとうしい。それと冴子&城崎のコンビの存在も、うまく表現できないが煩わしいというか、セリフが臭くて白ける。 本作を語る上で忘れてはいけないのは、ウルトラマンの二番煎じものの特撮ヒーロー「ハイパーマン・バッカス」。これのストーリーがかなりシュールで笑える。これだけでも読む価値はあるかも(?) | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
前作『チームバチスタの栄光』がとても興味深く面白かったので 2作目にかなり期待しました。 登場人物の個性豊かな描写は楽しめましたが メディカルミステリーとしては かなり リアリティーには欠けてしまっているように思いました。 エンターテイメントですね〜。 眼球に発生する癌―網膜芽腫(レティノブラストーマ)の子供たちの看護を勤める 小夜。彼らの不運に心痛める彼女。 そのメンタルサポートに不定愁訴外来・田口公平に依頼する。 そんな中で 患者の父親が殺害されていくのですが・・・ 事件の真相は 意外なものであった。 もう少しレティノブラストーマの描写があると 前作の『チームバチスタの栄光』により迫った緊迫感が得られたように思う。 患者のメンタル表現ももっと欲しかったところです。 しかし 私は 一気に読み上げてしまいました。 登場人物の多彩さが この1冊を支えているように思いました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
チーム・バチスタの栄光という本が素晴らしかったので楽しみにしていました 結論から言うと少し力が入りすぎて散漫になって残念な作品になってしまい ました、警察庁から派遣された加納警視正のデータ管理の分析が私には どうにも最後までわからずいらいらしました、しかし読ませる力は相変わらず 凄い作家なのでこれからもぜひ頑張ってほしいです、才能あふれる海棠尊 頑張れ・・・・・ | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
バチスタの正統な続編とは認めたくないですね.今作はSF.少なくともミステリーではありません.最後まで読ませる力はあると思いますが,前作がすばらしかっただけに・・・ 次の作品で主要キャラはどうやら出揃ったようなので,2007年度新作では前作のような「論理爆発」が炸裂する作品を期待します. | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
白鳥や田口など登場人物は個性的でかなり良い感じだが…だらだらしすぎ!この程度のストーリーで400貢も使うのは如何なものか…結局面白かったのは主要キャラの言葉のやりとりだけ…皮肉だが、ミステリーと言うよりコメディーとして売ったほうが良いのでは…最後の方ではこれはセ〇チューか!?とツっこんでました…最後に一言…次回作では、いいかげん氷姫を出してくれ! | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
前作『チーム・バチスタの栄光』がとても面白かったので、 かなり期待して読んだ。 読み始めてすぐに、「あれ?」と思った。 どうも、予想していた面白さが、なかなか感じられてこない。 しかし、私は自分にこう言い聞かせた。 ──おそらく、女性の登場人物に焦点を当てているからだろう、 この著者は、意外に女性を描くのがあまりうまくないようだ、 しかし、その点を差し引いて読めば、 そのうち、きっと面白くなってくるはず──。 その期待を、私は最後まで捨てなかった。 けれど、最後の一ページをめくり終えた時、 それを見事に裏切られたことを知った。 400ページものページ数を費やして、結局、これで終わりとは。 意外性も何もないではないか。 せっかく費やした休日の数時間を返してほしい。 難点を幾つか具体的に挙げてみよう。 まず、女性の描写が生硬で、感情移入できない。 次に、途中で警察庁の人だか何だかが何人も登場するのだが、 その辺、ストーリーにほとんど絡まないし、 一人ひとりの印象が薄まるという効果しか生んでいない。 “探偵”役なら、厚生労働省の白鳥一人で間に合っている。 また、小夜という女性の持つ特殊な能力が、 この小説ではカギになっているが、 こうした特殊な能力に頼った形のストーリー展開は、 ミステリーとしては読み応えに欠ける。 それに、前作では気にならなかったが、 どうも文章力自体にも難があるように感じられる。 ゆえに、これを純粋なミステリーとしてではなく、 ファンタジーか純文学的な作品として読むということも難しい。 着想、展開、描写、全てにわたって、 まるで大学生あたりが同人誌にでも書いた小説のような印象だ。 ここで、その名前を挙げるのは避けるが、どうもこの著者には、 憧憬しているミステリー作家がいくたりかいるようだ。 しかし、憧れと、自らの適性とは、また別のものだ。 チャレンジ精神は買うが、今回の失敗を教訓として、 以後は自らの持ち味を生かすことに専心されるべきだろう。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
前作の印象が強烈。 あくの強い白鳥君に巻き込まれて、謎の深まる死因を追う息詰まる展開を期待して読んだので、ちょっと肩すかしを食らった感じが否めない。 加えて、ミステリーの中核を成す「設定」が一般的な認識とは言いがたく、かなりな違和感を覚える。加えて、ミステリーにつきもののどきどき、えっという驚きがない。 前作と打って変わって、動きの少ない展開だが、そうなると描写の細部が少々鼻につく。 と、私の読後の評価は、正直、かなり辛いものであった。 しかし、前作の大ファンの私としては、なおかつ第三作に期待している。医学領域に題材を取りながら、不気味さとか度を過ぎたおどろおどろしさを振りかざさずに、問題点をあぶり出してみせる力のある作家の誕生を心待ちにしているからである。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
前作バチスタに比べると、作品単体としては確かにボヤケ感が強いですが、でも田口センセや白鳥さんにまた会えてうれしいという感想です。 今回の中心人物である小夜がいつの間にか人格が変わってしまった感じになっており「あれ?」と思いました。 田口、白鳥の今後の活躍にむけた、(今後も活躍するよ、といった)お宣伝版って感じかな。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
もとい微妙。 勢いが無い。設定が吹っ飛びすぎ。最後が微妙。最初の100頁の大半を人物紹介が占める。 特に人物描写。やたらダラダラしているような感じがした。 耐性の無い人は最初の100頁の時点で読むのを止めてしまう可能性もあると思う。 前作よりも強引な説明方法だからだろうか? また、物語の肝となる部分の設定が「トンデモ」に過ぎる。 前作はあくまでも現実的。今作は非現実的。落差がすごい。 おまけに読者が容易に犯人を特定できてしまう点もちょっと・・・ 他の部分はそこそこ面白いので、前作と比較すると微妙な感じではあるけども 比較しなければ普通の作品 という感じか | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
なぜか読む順番が前作より今作品の方が先になってしまったため、「ツボ」を心得ない読み方になっていたかもしれない。 後半3分の1で、ようやく事件発生、決着となるが、それまでのアプローチが長く感じた。 「歌」から紐解かれるのは何? 犯人の手口の真意は? 登場の必然性がはっきり分からないうちに終わってしまった感は否めない。 通勤ラッシュの中、重い本を読み続けた肉体的な達成感を得られたが、それが哀しくもおかしかった。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
色々言われすぎて、考えすぎてしまったのかなあと思います。 とっちらかってて全体像がぼやけてしまった印象です。 前作のような、ガッチリとした芯のある話に、田口先生が茶々をいれるように切り崩してゆく展開がとても斬新だと思ったのですが。今回は主役の影がいよいよ薄くなり、白鳥もいまひとつさえない活躍。殺人動機にも全然共感できないし。 登場人物の関係もあるでしょうが、オッサン小説をよんでいるような気分にもなった。 医療スタッフの会話や、内部のリアルは今回も興味深く読めました。 取材して書いた!といったような気負いがないところがいいです。変に理屈っぽくも、説明臭くもないし、客観的な事実が描写されているのだと思います。 ドキュメンタリー度合いを調節して物語に組み込ませる技はとてもお上手だと思う。 最後まで「なにか面白いことがあるかも」とおもわせるような文章力も凄いと思います。 おかげで「いまひとつ・・・」と思いながらもさいごまで一気によんでしまった。 色々な方がいってますが、この作者はエンターテイナーなのだと思います。 まだ2作目ですものね、この方にしか書けない作品が絶対あると思うので、以降に期待大です。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
前作「チーム・バチスタの栄光」を読んで、やたら存在感のない主人公とやたら濃いキャラのその他の登場人物でのシリーズ化を期待していた。その願いがかなってワクワクしながら読んだものの拍子抜けという感じ。 高階病院長のたぬきオヤジっぷりは健在。藤原看護師の老獪ぶりも健在。そこに新たに猫田看護師というツワモノが加わり、脇をかためる登場人物は光っているのだけれど、肝心の愚痴外来田口の存在感は前作にも増して薄くなってきた。厚生労働省の白鳥はなかなか出てこないし、その活躍ぶりもいまひとつ冴えなかった。 小児病棟を舞台に繰り広げられる歌姫看護師の切ないミステリだった。しかし医学ミステリにつきものの、足のひっぱりあいだの悪意むき出しのドロドロ合戦がないのは救いで、エンターテインメントとして楽しむ分には読み応えがある。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
1作目の印象が鮮烈だった分、2作目はやや拍子抜けでした。白鳥以外にもうひとり濃いキャラ(加納)を登場させたため、エンタテイメント性は強まったものの、ミステリーとしての緊張感がやや緩み、散漫になった気がします。もし次回作をお考えなら、もっとシンプルな設定がいいと思います。田口センセを主人公にして、1人称形式でアイロニックに語らせながら愚痴外来を舞台にしたストーリー展開。医療界はミステリーの題材には事欠かないと思います。 私も神経内科医なので、今度はやっぱり田口センセに活躍してもらいたいナー・・・ | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
正直、トリックそのものは低レベルもいいところです。 ミステリを愛する読者にとっては、もしかしたら我慢ならないレベルであるかもしれない、それほどひどい。 でも、単純にエンタメ小説として読むなら充分におもしろいです。 現役勤務医ならではの視点が効いています。 くれぐれもミステリと思って読まないようにしましょう。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
いろいろムダが多かったように思えます。 ちょっとした人物でさえ名前やエピソードがでてくる、 聞き取り調査での比喩は重要だけど、それ以外での不必要なあだ名や通称。 話がみえなくて、序盤はホントにいらいらしました。 メインストーリーが登場するのも遅いし。 肝心なストーリーは、おもしろい・・・のかな?? 前作のように、誰が犯人かわからない!!というものではないので、比べることはむずかしいけど。 それでもバチスタのほうがはるかにのめりこめました。 白鳥さんの聞き取りでの活躍度も低いです。(そもそもやたら人はでてくるのに聞き取り対象が少ないのです) 前作のハラハラ感(?)が好きだった人は、あまり期待しないほうがいいのかもしれません。 “小児科病棟でのメンタルケア”という興味のある問題が作品の要素のひとつだたので、なんだかんだ言って一気に読んじゃったんですけど。 星は3つでもいいけど・・・ いらいらさせられたからやっぱり2つかな。 | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!