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夜のピクニック
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夜のピクニックの評価:
| 書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.97pt | ||||||||
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全421件 381~400 20/22ページ
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| 舞台となる北高は、おそらく県下有数の進学校なのだろう。国立大学理系を頂点に、双璧といわれる超難関私立大学から、はたまたスタンフォード大学までが登場する。うわっ、どんなインテリの集団やねん。これが、私の第一印象だった。ふ~ん、インテリはやっぱ違うな~、高校生の会話に大人の私が一つ一つ感心する。共学ってこんな会話をするんだぁ?いちいち私が反応する。しかし、読み進めるうちに、それらの感心が1つの疑念にぶち当たる。あれ?こういう空気、どこかで触れた気がするなぁ。女の子に都合よく流れるストーリー。。。う~ん。あっ!そうだ!そうじゃないか。これは少女漫画の世界。女の子を嬉泣きさせる世界だ。そう、気付くと、途端に顔がにやけてきた。それからは「ニヤニヤ」しながら頁をめくる。う~ん、大人には可愛らしすぎるが、それでもテンポ良く進むストーリーには好感が持てる。娘には薦めてみようか。10代の人たちには、ぜひに読んで欲しい、素敵な1冊であることは間違いない。 | ||||
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| とある高校のイベントで夜を徹して80キロを歩く、、ただそれだけ。全体としての物語はスタートからゴールまでの工程が描かれているに過ぎない。にもかかわらず、こんなにも読後感は心地よい。さすがは全国の書店が選ぶ本屋大賞に選ばれるだけはある。「夜のピクニック」 なんてセンスのない題名だろうと思った。ピクニックって。。。今時、幼稚園児でも買わない絵本の題名に出てきそうだ。でもこの小説を読み進める中で改めて「夜のピクニック」という題名を反芻した時、以前とは違った感覚が沸いてきた。一見僕たちのような大人には使い古された、恥ずかしさすら伴う言葉。でも、どこかやさしさとと温かさを持った懐かしい言葉。夜のピクニックなんて、なんていとおしい題名なんだろう。いつかそんな感覚が頭を離れなくなっていた。そうそう、僕たちにも同じように高校時代はあった。別に周りの人間からしたらどうってことはないことなのだが、自分にとってはすごく印象に残っている出来事。高校や大学時代の自分だけの特別な出来事って誰でも持ってるはず。物語中の融や貴子にとってはまさにこの「夜行祭」こそがそうだった。けど僕たちは日々をせわしなく生活する中で、やがて過去の感傷に浸ることなどなくなってしまう。ひたすら前進あるのみ。。。この小説はそんな僕らにやさしく語りかけてくれるようだ。そして、いつの間にか自身が物語の主人公の高校生として長い一日の「夜行祭」に参加していた。とにかくすごく心が温まる小説だった。本を読むだけでこんなにも幸せな気持ちになれるなんて、ほんと小説ってすばらい。 | ||||
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| 本当に久しぶりに「青春小説(ウハ!)」を堪能しました。一応「ミステリー作家」に分類されるであろう恩田さんの小説なのに、ここには最後に解かれるべき思わせぶりな謎はありません。もっとも、貴子のかけとか、杏奈のおまじないとか、ちょっとした謎はちりばめられていて、確かにそれは小説を読み進める重要な動機にはなっているのですが、恩田さんは早い段階でそれらに対してそっけなく謎解きを提示してしまいます。そういうふうに読んでほしいんじゃないんだとでも言うように。この小説は、学校行事に参加した高校生の一団がまる一日ただただ歩き続けるという話です。ふつうの青春時代がそうであるように、そこには劇的な事件は起こりません。そして、一日が過ぎた時、確かに一日分だけ変わった自分をそこに見つけるのです。その期間に融と貴子に起こったことは、劇的な出来事だった、あるいはほとんど「奇跡」と呼ぶべき事態だったと言うこともできるでしょう。しかしその奇跡には何の無理もありません。時間をかけて容器に溜まっていった水が自然とあふれるように、成長するタケノコがある日地面から顔を出すように、それは確かに彼らの「一日分」の成長なのだと、従って青春を過ごす誰にでも起こりうることなのだと、私たちは感じます。そして、かなり幸せな気分になります。小説全編を覆う善意と誠実さも自然に感じます。これは、登場人物たちを善意と誠実さがあふれる世界に置いてやりたい(たとえ小説を読んでいる間だけでも!)と願う点で、恩田さんと我々読者が共犯関係にあるということなのかもしれません。そして、それは青春小説という枠組みだからこそ実現できたことなのでしょう。 | ||||
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| 息子の高校にも夜間歩行があり、何を見て、感じながら歩いているのだろうと、考えながら読んでいました。(自分の高校生の時も思い合わせて)大人になると集団で何か一つの事をただ黙々とすることって少ないんだよね。ただ歩いているだけなのに、それぞれの高校生達のいろんな思いが交錯していてまさしく青春だなと思って読み終えました。息子にはさり気なく読ませようと思ってます。 | ||||
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| 綺麗な文章だったと思います。ストーリーも良いと言えば良いのですが、何となく全体的に薄もやがかかったような、詩のような小説でした。なかなか書けないタイプの文章だと思います。 | ||||
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| 図書館でたまたま借りたこの本、読めば読むほど自分の高校時代に重なってしかたがなかった。重なるのも無理はない、調べてみるとなんと自分の高校がモデルになっていた。80キロの道のりを歩くということ、体験したことのない人は想像もつかないだろう。今となってはよい思い出なのだが、歩いている最中は本の中の人物たちと全く同じ気持ちだった。できることならあの頃に戻りたい、そう思えて仕方がない本だった。 | ||||
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| 甲田貴子や西脇融たちが通う高校には、一晩中歩き続ける”歩行祭”がある。貴子と融の関係はただの同級生というわけではなく、ある事情から共犯めいた雰囲気と緊張感が漂っているのだが、高校最後の歩行祭を通してその関係に変化が生じる・・・。私自身の高校生活を振り返ると、もったいないことをしたと思いました。貴子を避けていた融がずっとそうだったように、その時にしか感じられないことを無意識におろそかにしていた気がします。成人してから10年以上経った今の自分は嫌いじゃないけど、もっとあの頃を大事にできていたらよかったとこの本を読んで強く思いました。貴子と融をとりまく友人達がまた、みんな個性的で魅力的で読んでいてとても楽しかったです。読後感がすっきりでとても好きな本のひとつになりました。 | ||||
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| といえばいいのでしょうか。この高校のモデルは、私の地元の学校(水戸一高)ですが、この話を読んで、歩行祭に参加したい気分に駆られました。作品中に出てくる謎の少年のように。題名にも書きましたが、幾分長い間であっても青春は一瞬のように感じられるものです。この小説は、一昼夜の、人生から見れば一瞬の青春を描いた作品です。いろんなドラマや伏線が、この一日に打ち上げ花火のように、さまざまな色を見せます。もちろん、いい作品だとは思います。ただ、中学、高校、せめて大学生が読むのに適している気はします。ある程度年をとった人間は、ノスタルジックな気分に浸る部分もあれば、若干青臭さを感じてしまうところもかもしれません。だから、本屋大賞という、本の読者としてつわもの達である、書店の店員さんたちが、この本を選んだというのは、個人的にはやや違和感は感じます。 | ||||
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| 読んでいる間、彼らと一緒に私も歩行祭を歩いていた。ともにハラハラしながら、ともにビクビクしながら、ともに驚き、ともに喜んだ。ブログやウェブ日記を書いている方は、ぜひその日読んだ内容を日記に記して頂きたい。歩行祭は何よりもその過程が楽しいからだ。同じ歩幅で読んでいる人がきっといる。同じ景色を眺め、同じ場面で感情を揺さぶれている仲間に出会えたら、それはそれは素敵な歩行祭になるだろう。 | ||||
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| 誰でも記憶がある中学、高校の頃の好奇心、臆病、胸が痛むそんな数々の思い出を思い出させてくれる本です。とにかく癒されました。昔の若き頃にタイムトリップしたそんな感じの読後感でした。 | ||||
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| 話しの内容は、ある高校の行事でまる1日をかけて歩き続ける歩行祭というものがあり、その歩行祭の話しである。途中で殺人事件が起こるわけでもなく、ただ高校生がそれぞれの想いを胸に秘め歩き続ける...その17、18歳男女の心の葛藤を鮮やかにえがききった名作である。登場人物がそれぞれ魅力的だし、自分自身の高校生活を思い出し懐かしい気分にひたりました。現在はサラリーマンで結婚し2児の父親としてこの本に出会えてよかったです。 | ||||
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| 本の善し悪しとは別に、一晩の話がこんな一冊になるのがスゴイ!!と思う。よくもまぁ、ここまでのものにと、ただ感嘆するばかりです。久しぶりに電車で読んでいて泣けました。人と人が分かり合える、って人生の最大のテーマなのかもしれません。 | ||||
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| 北海道にも、強歩遠足をしている高校が幾つかありますが、24時間は無いと思う(熊に襲われるからか?)。思い出と現実の間をピクニックする登場人物たちは、それぞれの思いを抱え、歩き続け、それぞれの途を模索します。昨年の「博士の愛した数式」も美しい作品ですが、この作品の世界も清冽で素晴らしいです。 | ||||
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| 80キロ歩く。ただそれだけのことなのに、この本にはたくさんのことが詰まっています。それぞれの思いや悩みが雪解けのように歩くたびに解決していきます。小さな悩みや、大きな問題などを抱えながら試行錯誤した高校時代のことを思い出しながら読んでました。登場人物それぞれに感情移入ができ、読んでいると時が経つのも忘れてしまいます。貴子の賭け、杏奈のおまじない、それぞれが読んでいてどうなるんだろうとドキドキします。読後感の爽快さは格別です。心が晴れやかになるような一冊です。 | ||||
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| とにかく読後感がいいです。一晩のうちに主人公・融と貴子の間にあった複雑な想いが、いろんな要因によって溶け合った瞬間はもう、すっきりすること間違いなしです!「上と外」といい、恩田陸の作品の中では、さわやかにストン、と落ち着かせるラストが個人的に好きですね。あと、自分の高校にも長距離を、天候に左右されずに完歩する行事があったので、体力的に辛いときの心理状態にも共感する箇所が多くあり、さすがと言わざるを得ません。 | ||||
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| 高校生活最後のメインイベントとなる「夜間歩行」をテーマとした物語ゆえ、読み始めは、「ただの青春小説なんじゃないの?」と軽く考えていました。しかし、読み進めるうち、物語の全体に現れる「過ぎ去ること」への不安や、むなしさという感情が、物語の中で高校生たちが抱くそれとは明らかに違うけれども、なんとなく自分が普段日常生活の中で抱くそれに似た感情とクロスさせて読み進んでいました。そんな思考を読者に持たせる作品だからこそ、幅広い層の読者を楽しませ、かつそれぞれの年代に違った深度で問いかけることができるのではないしょうか。たんなる青春小説と片付けず、一つの哲学的側面をもった物語だと思いました。 | ||||
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| 恐らく昭和50年代の進学高校という設定。きわめて叙情的な作品で、同じ世代に同様な高校生活を送った私としては、とても懐かしい気持ちになる。若い頃はこんなだったかも知れない、と思ってしまう。 文体は奇を衒うことなく、とても素直。筋書きも紆余曲折なく、一本道で清い。登場人物がsmart過ぎる気もするが、これくらいが良いのかもしれない。著者と同世代の人はぜひ読んでみてください、感動すること請け合いです。 違う世代、或いは違う生活を送ってきた人は、この作品(の設定・登場人物や筋書きなど)にどのような感想を抱くのでしょうか、とても興味があります。読んでみてください。 | ||||
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| いいハナシです。ただ、ここまで騒がれ過ぎなければ、もっと好きになったかも知れないが、ここまで騒がれなければ、読まなかっただろうから…。(ちょっとフクザツな気持ち…)。本屋さん大賞って、「いいハナシ」にでるんだなーって(「博士が愛した数式」に出た賞なので納得)このハナシが好きで、マンガを読む人なら、講談社(アフタヌーンKC)の「反町君には彼女がいない」(そりまちくんには かのじょがいない)(全6巻)は、おすすめです。(題名がヘンで、損をしてる本ですが、 これも「いいハナシ」です) | ||||
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| 現在までの、恩田陸の最高傑作。これは設定、人物の書き分け、心情などすべてが上手くかみ合っていて、一気に読むことができます。この作家のほかの作品は、なにか足りないというか、当人の情熱が空回りしているような感じがしたのですが、これはおすすめ。本屋さん大賞も納得です。恩田陸は、ミステリーは下手だから、もうそっちは書かないほうがいいんじゃないか。 | ||||
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| 物語の主人公である甲田貴子の通っている高校では、修学旅行の代わりに、約八十キロの道程を一昼夜をかけて歩く「歩行祭」と呼ばれる行事を、毎年一回行っていた。貴子は、卒業を控えた最後の年の歩行祭で、三年間ずっと胸の中にわだかまっていた思いを清算しようと、ある決意を胸に当日を迎える。 物語は、歩行祭のスタートからゴールまでを描いています。淡々と進行する話の中にも、複雑な人間関係が絡んでいたり意外な展開があったりして、とても面白いお話でした。読後感が爽やかでした。自分も一緒に歩行祭を歩き終えたような気分になれました。 | ||||
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