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夜のピクニック



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【この小説が収録されている参考書籍】
夜のピクニック
夜のピクニック (新潮文庫)

夜のピクニックの評価: 3.97/5点 レビュー 561件。 Aランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.97pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全414件 381~400 20/21ページ
No.34:
(4pt)

一日に凝縮された青春

といえばいいのでしょうか。この高校のモデルは、私の地元の学校(水戸一高)ですが、この話を読んで、歩行祭に参加したい気分に駆られました。作品中に出てくる謎の少年のように。題名にも書きましたが、幾分長い間であっても青春は一瞬のように感じられるものです。この小説は、一昼夜の、人生から見れば一瞬の青春を描いた作品です。いろんなドラマや伏線が、この一日に打ち上げ花火のように、さまざまな色を見せます。もちろん、いい作品だとは思います。ただ、中学、高校、せめて大学生が読むのに適している気はします。ある程度年をとった人間は、ノスタルジックな気分に浸る部分もあれば、若干青臭さを感じてしまうところもかもしれません。だから、本屋大賞という、本の読者としてつわもの達である、書店の店員さんたちが、この本を選んだというのは、個人的にはやや違和感は感じます。 
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4103971053
No.33:
(5pt)

同じ歩幅で歩きたい

読んでいる間、彼らと一緒に私も歩行祭を歩いていた。ともにハラハラしながら、ともにビクビクしながら、ともに驚き、ともに喜んだ。ブログやウェブ日記を書いている方は、ぜひその日読んだ内容を日記に記して頂きたい。歩行祭は何よりもその過程が楽しいからだ。同じ歩幅で読んでいる人がきっといる。同じ景色を眺め、同じ場面で感情を揺さぶれている仲間に出会えたら、それはそれは素敵な歩行祭になるだろう。
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4103971053
No.32:
(4pt)

忘れていた何かを思い出させるそんな本です。

誰でも記憶がある中学、高校の頃の好奇心、臆病、胸が痛むそんな数々の思い出を思い出させてくれる本です。とにかく癒されました。昔の若き頃にタイムトリップしたそんな感じの読後感でした。
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4103971053
No.31:
(5pt)

いい本です

話しの内容は、ある高校の行事でまる1日をかけて歩き続ける歩行祭というものがあり、その歩行祭の話しである。途中で殺人事件が起こるわけでもなく、ただ高校生がそれぞれの想いを胸に秘め歩き続ける...その17、18歳男女の心の葛藤を鮮やかにえがききった名作である。登場人物がそれぞれ魅力的だし、自分自身の高校生活を思い出し懐かしい気分にひたりました。現在はサラリーマンで結婚し2児の父親としてこの本に出会えてよかったです。
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No.30:
(5pt)

たった一晩の物語

本の善し悪しとは別に、一晩の話がこんな一冊になるのがスゴイ!!と思う。よくもまぁ、ここまでのものにと、ただ感嘆するばかりです。久しぶりに電車で読んでいて泣けました。人と人が分かり合える、って人生の最大のテーマなのかもしれません。
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No.29:
(5pt)

過酷さゆえの青春群像

北海道にも、強歩遠足をしている高校が幾つかありますが、24時間は無いと思う(熊に襲われるからか?)。思い出と現実の間をピクニックする登場人物たちは、それぞれの思いを抱え、歩き続け、それぞれの途を模索します。昨年の「博士の愛した数式」も美しい作品ですが、この作品の世界も清冽で素晴らしいです。
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4103971053
No.28:
(5pt)

読後感の爽快さは随一

80キロ歩く。ただそれだけのことなのに、この本にはたくさんのことが詰まっています。それぞれの思いや悩みが雪解けのように歩くたびに解決していきます。小さな悩みや、大きな問題などを抱えながら試行錯誤した高校時代のことを思い出しながら読んでました。登場人物それぞれに感情移入ができ、読んでいると時が経つのも忘れてしまいます。貴子の賭け、杏奈のおまじない、それぞれが読んでいてどうなるんだろうとドキドキします。読後感の爽快さは格別です。心が晴れやかになるような一冊です。
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No.27:
(5pt)

最高!!

とにかく読後感がいいです。一晩のうちに主人公・融と貴子の間にあった複雑な想いが、いろんな要因によって溶け合った瞬間はもう、すっきりすること間違いなしです!「上と外」といい、恩田陸の作品の中では、さわやかにストン、と落ち着かせるラストが個人的に好きですね。あと、自分の高校にも長距離を、天候に左右されずに完歩する行事があったので、体力的に辛いときの心理状態にも共感する箇所が多くあり、さすがと言わざるを得ません。
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No.26:
(4pt)

過ぎ去っていくことを受け止める大切さ

高校生活最後のメインイベントとなる「夜間歩行」をテーマとした物語ゆえ、読み始めは、「ただの青春小説なんじゃないの?」と軽く考えていました。しかし、読み進めるうち、物語の全体に現れる「過ぎ去ること」への不安や、むなしさという感情が、物語の中で高校生たちが抱くそれとは明らかに違うけれども、なんとなく自分が普段日常生活の中で抱くそれに似た感情とクロスさせて読み進んでいました。そんな思考を読者に持たせる作品だからこそ、幅広い層の読者を楽しませ、かつそれぞれの年代に違った深度で問いかけることができるのではないしょうか。たんなる青春小説と片付けず、一つの哲学的側面をもった物語だと思いました。
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No.25:
(5pt)

とてもよい!

恐らく昭和50年代の進学高校という設定。きわめて叙情的な作品で、同じ世代に同様な高校生活を送った私としては、とても懐かしい気持ちになる。若い頃はこんなだったかも知れない、と思ってしまう。 文体は奇を衒うことなく、とても素直。筋書きも紆余曲折なく、一本道で清い。登場人物がsmart過ぎる気もするが、これくらいが良いのかもしれない。著者と同世代の人はぜひ読んでみてください、感動すること請け合いです。 違う世代、或いは違う生活を送ってきた人は、この作品(の設定・登場人物や筋書きなど)にどのような感想を抱くのでしょうか、とても興味があります。読んでみてください。
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No.24:
(4pt)

「いいハナシ」です

いいハナシです。ただ、ここまで騒がれ過ぎなければ、もっと好きになったかも知れないが、ここまで騒がれなければ、読まなかっただろうから…。(ちょっとフクザツな気持ち…)。本屋さん大賞って、「いいハナシ」にでるんだなーって(「博士が愛した数式」に出た賞なので納得)このハナシが好きで、マンガを読む人なら、講談社(アフタヌーンKC)の「反町君には彼女がいない」(そりまちくんには かのじょがいない)(全6巻)は、おすすめです。(題名がヘンで、損をしてる本ですが、 これも「いいハナシ」です)
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No.23:
(5pt)

いまのところ

現在までの、恩田陸の最高傑作。これは設定、人物の書き分け、心情などすべてが上手くかみ合っていて、一気に読むことができます。この作家のほかの作品は、なにか足りないというか、当人の情熱が空回りしているような感じがしたのですが、これはおすすめ。本屋さん大賞も納得です。恩田陸は、ミステリーは下手だから、もうそっちは書かないほうがいいんじゃないか。
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No.22:
(5pt)

爽やかな読後感が心地よい秀作

 物語の主人公である甲田貴子の通っている高校では、修学旅行の代わりに、約八十キロの道程を一昼夜をかけて歩く「歩行祭」と呼ばれる行事を、毎年一回行っていた。貴子は、卒業を控えた最後の年の歩行祭で、三年間ずっと胸の中にわだかまっていた思いを清算しようと、ある決意を胸に当日を迎える。 物語は、歩行祭のスタートからゴールまでを描いています。淡々と進行する話の中にも、複雑な人間関係が絡んでいたり意外な展開があったりして、とても面白いお話でした。読後感が爽やかでした。自分も一緒に歩行祭を歩き終えたような気分になれました。
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No.21:
(4pt)

いいですよ

本当に高校時代の一つの行事をリアルに体感できる小説。友人達との関わり方とか未来への思いだとか、当時のさまざまなものがよみがえります。「こうゆう奴クラスに一人はいる!」ってキャラがでてきたりして。読後感もいいです。でも主役二人の悩みばかりがクローズアップされていたのが残念。だったら、この作者の「ネバーランド」のほうが好きです。登場人物それぞれが自分の悩みを乗り越えていく姿が、もっとよく描かれていたので。
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No.20:
(5pt)

まれに見る青春小説

 最近では珍しいほどに爽やかな青春小説でした。 友情、恋愛、得体の知れない苛立ち。青春の要素がこれでもかというほどに盛り込まれています。しかし、普通ならばそれだけ盛り込んでしまうと話がくどくなったりしてしまうものですが、「夜のピクニック」はそれを爽やかに、流れるように書けています。その筆致は鮮やかであると言わざるを得ないでしょう。 ただ一つ気になるのが忍と順弥のキャラ設定でしょう。どうもこの二人は微妙なところでその個性を潰し合っているように思えます。 まあ、それでもちょっと気になるくらいです。全体的に見れば秀作である作品であると思います。 学生のころのこんな思い出はいつまでも心の中に残るものでしょう。それがその後、どんなにも自分を助けてくれることになるか。それを強く感じました。
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No.19:
(5pt)

完璧です。

20年前、国文科の学生(中退・笑)だった僕は、古今東西、小難しい本に、「何か」を求めていた。それが、何だったのか、もう忘れてしまったし、思い出そうとも思わない。ただ、こんな奇跡的な本に当時、出合わなかったことが残念です。映画化は、無理でしょう?この、絡まり、交差し、ピュアで意地悪でやさしい感情を表現できる役者なんて、どこを探したっていやしない。10代の時に読みたかっなぁ・・・。二人の娘が、高校生になるまで、大切に取っておきます。
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No.18:
(4pt)

青春小説の秀作

目黒孝二さんがおすすめしていたので読みました。さわやかな読後感が残る青春小説の秀作です。私も現在30代後半ですが高校3年生のときに38キロ夜間歩行という行事があり、ノスタルジーをかきたてられました。ただ男子校だったのでこういった男女間の思い出は無いので別物ですが。。恩田さんはまるで最近まで高校生だったのではないかと思わせるほどうまくその心情をとらえ表現していますね。主人公の母親が友達に告白するあたりや留学した親友のちょっとしたトリックなど、物語にうまくスパイスを与え飽きさせません。読み終わって、とにかく高校時代を懐かしく思い出し、あいつもいいやつだったよなあと親友と酒を酌み交わしたくなりました。今よりも確実に感受性が豊かだったし、まっすぐだったしなあ。小説としての出来はあくまでも秀作、傑作5つ星はあまいでしょう。ね、目黒さん。(私は泣けませんでした)
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No.17:
(4pt)

どの世代にもおススメします

転勤で住むことになった家から一番近い高校にも1晩かけて歩く行事があることを知り「うわ、私こんな行事のある高校卒でなくてよかった」と思っていました。が、この本を読んで、もしかしたら実際にもこんなこと(自分の中で何か変化するという意味で)もあるかもしれないんだなあ、と少しうらやましくなりました。私は子持ちの母ですが、なんだか育児に追われて忘れていた懐かしさを感じながら読みました。出てくる人物がみんな生きています。感情移入もしやすかったです。読後感はさわやかでした。
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No.16:
(4pt)

世代を超えて楽しめる

 未来が開けている進学校の高校生ならではの、昔も今もこれからもありそうな青春群像。そういえばいたいた、こんなやつ。駆け足で大人になりたがってるヤツ。自己中でまわりをふりまわすヤツ。信頼し合えると思う友人。どこからみてもお似合いのカップル…。 訳ありな因縁をもつ二人のわだかまりがとけるという、ただそれだけのストーリーが胸にしみる。 単調な行事だから、ひたむきになれる。だれとゴールするかなんて、大したことじゃないんだけど、とても大切に思う彼らの気持ちがわかる。 ロックンロール大好きっていいながらオフコースを聴いてるズレてる少年も、実は真っ直ぐな少年なんだなあ。 世相の先端部分の話題をあまり取り入れていないがゆえに、むしろ10年後20年後にも通用しそうな作品である。
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No.15:
(5pt)

久しぶりにこんな本読んだ

新聞やテレビでこの本を知りました。前から恩田さんの本をずっと読んでましたが、今のお気に入りはコレですね。自分が今学生だからかもしれないけど、すごい親近感を持って読めてます。まさに『青春』です。目に浮かぶようなカンジです。あまりに面白いストーリーだからスラスラ読めちゃいます。先が気になって授業中にも・・・。それぐらい面白いんです。学生さんからはもちろん、たくさんの人に読んで欲しいですね。学生さんは自分を照らし合わせたりすると、もっと面白く感じられますよ。学生さんじゃなくても、学生だった頃を思い出しながら読むと面白いですよ!  (^_^)
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