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夜のピクニック
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夜のピクニックの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.97pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全414件 301~320 16/21ページ
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設定がなかなか面白いと思った。 伝統の歩行祭、しかも高校最後の行事、なにかが起こりそうな感じがしてワクワクした。 実際には何か非日常的なアクシデントが起こるわけでないが、主人公二人の関係が少しずつ変化し、その心の変化がうまく表現されているのかなと思った。 実際に堀内亮子のような子がいたら嫌だなと笑ってしまった。 | ||||
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この本を店頭で見つけたのは、たしか高2の時。 本屋大賞受賞らしい。かなり興味がひかれたけれど 「まぁいいや。いつか読もう」そう思い、月日は流れ、 高校を卒業した今この本を読みました。 あ〜あ、後悔。もしもあの時読んでいたら、少しでも何かが変わっていたような気がする。 退屈な高校生活、ただ時間が過ぎるのを待つだけだった私にとって、 たった一日でも、一生忘れないような貴重な時間を過ごした貴子や融たちが羨ましいです。 それとも、もうそこに居ない今だからこそ、その貴重さに気づけるのかなぁ。 でも、読んでいるときはすごく、わくわくドキドキで楽しかったです☆ 中学生や高校生の人は読んだほうがいいです。一瞬一瞬の大切さに気づけると思います。 | ||||
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著者の短編集をいくつか読んでいたが、オカルトっぽく、かつ文章がダメでNG。本書は『本屋大賞』を取ったということで、文庫化されてすぐ読んだ。うん、恩田陸の作品としては、イイ。読者自身の青春時代を彷彿とさせる作品で甘酸っぱい読書感がいい。こういう作品はいくつもかけるものではなく、おそらくこれが最初で最後だとおもうが、この路線でがんばって欲しい。 | ||||
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文章を読んでると 高校時代の あの独特な雰囲気を思い出しました。 甘酸っぱいような そんな言葉はちょっと違うような そういうもどかしい感じの感情って きっとある一定の時期だけしかもてないんだろうなー 懐かしいなぁ。。。 | ||||
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個人的にとても共感できる小説でした。 僕は大学のサークルで毎年、夏休みの1週間で日本を縦断しています。 「ただ歩く それだけなのに どうしてこんなに特別なんだろう」 まさにそのとおりです。 | ||||
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学生達が夜にひたすらに歩くだけのお話です。 殺人も密室も飛脚も出てきません。 この作者の作品は、途中まで読むと壮大などきどきする物語のようであり、最後まで読むと何もおこらない、期待と違うものによくなりました。ある人は肩透かしと言い、ある人はそこにこそ愛着を覚えるといいます。評価が分かれている、と言えます。 このお話は最初から「大きな」ことはおこらないと決まっているようにも見えます。淡々とした中で進んで行く、それほど淡くもないですがハリウッド映画のようなスペクタクルはないのです。 でも、だからこそ肩透かしにおびえる必要もなく心から味わうことができるでしょう。一度読んでからもう一度最初から読んでみると、この人物はこんな行動も発言もしていたのだな、と驚かされます。長いドラマの総集編、その物語の最初を見て新鮮な再発見をするということに似てるかもしれません。 人物が生きている、のかもしれない。 | ||||
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爽やかな風が吹き続けている本。 読みやすかった。 蒼い青い高校生の話で・・・そこそこ。ね! ただ、ラスト。 もっと、主人公の二人(で、いいのかな?)の進展? ふかい?結びつきがあったら?よかったかな?欲しかったかな?って。 勝手に期待してたから。かも。 希望を持って読み進めてたから。ね。あたし。 こーいう風にあの頃歩きたかった。 って、思いました。 高校生活の思い出としてね。 | ||||
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修学旅行や林間学校のときの夜。布団に入って「まだ起きてる?」とか、見回りの先生の目を盗んで、暗闇で友達と秘密暴露大会…好きな男の子かぶってないかとか、ドキドキしながら…でも知りたくて楽しくて。そんな思い出がよみがえりました。丸1日かけて友達と歩く。ゴールに向かって。高校生最後の特別なイベント。そんな夜だから誰にも言えなかった秘密も話せちゃう。歩行祭の名前すら知らなかった私は、本に書いてあった通り、読んでいくうちに修学旅行や林間学校の時の自分に戻って、歩行祭と重なりあって一緒に歩いている気がしました。昔に戻れる素敵なお話です。読み終わったら男女問わず大切な人と歩きたくなりました。 | ||||
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主人公が高校生なので、夜のピクニックの間に好きな子に告白でもするのかな、と思いながら軽い気持ちで読み始めたのですが、いい意味で裏切られました。 「みんなで、夜歩く。ただそれだけのことがどうしてこんなに特別なんだろう」 という主人公の親友のセリフが何度か出てきますが、 理由はたくさんあるのでしょう。 高校生最後のイベントだから。 普段は見れない景色が見れるから。 一緒に歩く相手が大切な人だから。 自分の心と向き合うことができるから。 相手が、一生話すこともないと思っていた人だから。 など… たった一晩の間に、主人公2人だけでなく、それを取り巻く人たちの 心にもいろいろな動きが見られ、それぞれの人物が「特別な瞬間」を迎えたことがわかります。 そして、読み進めるうちに心の中に広がってくる懐かしさ。 高校時代の様々な思い出がよみがえってきて、なんとなく優しい気持ちになります。 秋の夜長に虫の声を楽しみながら、読んでいただきたい一冊です。 | ||||
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待ち望んだ文庫化。 恩田陸のストーリーテラーとしての才能が爆発している。 一歩間違えれば陳腐な青春譚になる設定を、 心のどこかに響く物語へと昇華している。 忍のクールに見せて熱いところや、 美和子の「女の子っぽさ」がキャラとしては好き。 恩田陸の描く高校生が好きなら間違いない。 | ||||
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読んでいて、自分の高校時代がな懐かしくなってきた。早く大学に入り、親の元を離れ、大人になりたいとおもっていた。だから文化祭とか、あほらしくて、あまり乗り気になれなかった。そんな自分が主人公にかさなって見えた。 今になって、高校の時に戻りたいとまでは思わない。でも、もっと違った楽しみ方ができたかもしれない、そんな郷愁がわいてきた。それは懐かしく、それでも気持ちいい感じものだった。それは幸福感にも近かった。このような読後感は久しぶりだ。 読んでよかった、そんな本だった。 | ||||
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奇をてらわないストレートな青春物語。高校時代の甘酸っぱいワンシーンを歩行祭というイベントを舞台に見事に書ききった秀作です。キャラクター描写もさることながら最後まで一気に読ませる文章はなかなか。映画化されますが今から楽しみです。 | ||||
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24時間で80kmを歩くという学校行事のお話です。 ただ歩くだけなのですが、その間、主人公である貴子と融は様々なことを話し、感じ、考えます。 ひたすら歩き、そして話、考えることにより、友情は深まっていきます。 「博士の愛した数式」同様に派手な展開ではありませんが、同じく、人の優しさを感じながら噛み締めて読みたい作品です。 一緒に80kmを歩いているかのような感覚になります。 | ||||
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独特の高揚感と静寂感,真夜中に歩くという非現実感. たった一晩のひとつだけの夜が生み出すさまざまな雰囲気の中, 長くも短い時間のあいだで揺れ動き,成長していく学生たちの姿に, ほろ苦さや甘酸っぱさを感じ,そして爽やかな気分になります. どちらかといえば同世代よりそれを過ぎてしまった人たち, 物語のようにいい青春ばかりではなかったかもしれませんが, だからこそわかる懐かしさや悔しさがこの作品にはあります. 心身ともに辛いはずなのに『ピクニック』とつけられたタイトル. 読み終えればきっとその意味がわかると思います.おすすめです. | ||||
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読後感爽やか。 たった一日の歩行祭での高校3年生の一断面が描かれているのだが、受験前、そして大人の入り口の時期の未来への希望や不安、焦燥感を胸にしつつ無償の友情や若さゆえのかたくなさなど、微笑ましく感じた。 昨今は過剰な暴力や性衝動に傾斜しすぎの小説も多いが、ここにはそれは皆無。登場人物みんな変な悪意がないのが良い。 時間が不可逆であることを真に実感する年令で読むと、この小説の貴重さが身にしみる。 | ||||
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映画公開の前に読んでみた。これは凄い。 夜を徹してひたすら歩くという学校行事に主人公達は、高校生活最後のイベントとして参加する。80kmを歩きぬくという過酷な催しではあるものの、クラス単位から親しい友人とともに苦労を共にしながら、語り合う機会というものが、様々なドラマを紡ぎ出していく。 本作は構成が実に巧みである。時系列の変化に伴う思考の流れを、男女二人の主人公を立てて相互の視点で語っているのだが、これが実にリアリティがあって、良い。主人公二人は異母きょうだいで、相互に没交渉。周囲にもそれとは知られていないままクラスメートになってしまったのだ。その微妙な距離感を中心に、互いの友人関係と、年齢相応の恋愛感情のマトリクスを、叙情豊かに綴った青春小説の傑作なのだ。 ミステリ作家としても実力派の作者はごく自然な「秘密」と「謎」をさりげなく配置し、その緊迫感や解消されたときのカタルシスを最大限に描いてもいるのだ。そしてそれは、少年少女が大人になるイニシエーションにもなっている。まぁ小説として当然といえば当然なのだが、全ての解決となるゴールではなく、新たなスタートであることをさりげなくだがしっかりと強調している点が素晴らしい。 途中途中で挿入される、冷酷なまでの表現を用いたモノローグを効果的なアクセントとし、地方高校の学校行事をモチーフとしながら、当事者だけのドラマで完結させない、開かれた物語となっている。無理の無い非日常の設定が、読者個々が持つ「思い出の相似形」のノスタルジーに落としていない一方で、瑞々しい感情描写が絶妙の塩梅で年齢を超えた感情移入を読むものに即す。これが、青春小説の傑作の所以である。 | ||||
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恩田陸作品は初めてだけれど面白かった。 「歩行祭」というイベントから自分を見つけ出す主人公、って感じかなー。 キャラも素敵で良かったです。ストンと読めました。 | ||||
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シチュエーションがとにかくうますぎる。異母兄妹、幽霊、賭け、噂、一夜を通して延々と歩くだけ、という行事だが、そこにからんでくる高校生たちの思惑が非常にうまくかけている。 現代では通じない話かもしれないから、ある意味ノスタルジック調か。普通にいい話。 | ||||
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ずいぶん前に買ったにもかかわらず本棚に眠らせていた本書を 何気なく喫茶店に連れて行ったところ、あっという間に読了! 外に出るとはすっかり暗くなっていたが、心は明るくなれる青春小説。 再読しても同じ感動は得られないだろうなぁ、と思いつつ もう一度読み返してしまいそうな今日この頃。 | ||||
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ボクは66年生まれ。作者(64年生まれ)と近いこともあってか、とても懐かしい気持ちで読む事ができました。この物語、ケータイもメールもネットもDSもiPodも出て来ない。舞台設定はいつなんでしょう。自分たちの高校生の頃を近くに感じてしまうのはそのためなのかなあと思いました。 アメリカのロードムービーのように一緒に行程を進んでいく中で成長していくそんな過程がとても面白かったです。どうなるんだろうってわくわくしながら読み進めました。読む時間をとても楽しめる小説です。 | ||||
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