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邪魔
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邪魔の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.03pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全26件 1~20 1/2ページ
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え? 意味不明な伏線ばらまき 引っ張るだけ引っ張って、こんな落ちで良いの? 邪魔は、一般的な“犯人探し小説”的な読み方をすると なんか違うぞと感じてしまうかも。 | ||||
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(下)は、展開が、早く ラストも なんか 中途半端な感じする。 | ||||
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市井の人々の日常生活の中でのトラブルと、それによって引き起こされる社会生活の綻びが丹念に描かれています。 ただ、やや冗長のような気もします。 特に上巻は下巻に向けての伏線の積み重ねなので、やや退屈感があります。 | ||||
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下巻を読み終え読後感の悪さが否めない。確かに物語に出てくる登場人物達は皆、個性的であり、それぞれの行動が下巻に入ってスピード感を増します。ただ、展開が読めないため非常に引き込まれていきます。ネタバレしてはいけないので詳細は記載しませんが、ここまでただの平凡な、いや、ちょっと上巻では気弱な専業主婦がこうも、変貌するのか!と驚きの連続です。ほんの夫の起こした事件が夫婦という微妙なバランス、まるでドミノのように倒れていく。ただ、ドミノ倒しなら驚きはないが、こうまでして主人公、恭子が守りたかった物はなんだったのだろうか。また、九野刑事には、まさかの事実がラストで分かり衝撃的!面白さで言えば、確かに面白い。ただ、誰かこの登場人物達に幸せを望めないまでも、平凡が実に幸せかを、また平凡であることの難しさをこれほど、訴えてくる作品はないでしょう。ただ読後感は何だか哀しい。 | ||||
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全般に、「疲れる」感じでもあった 全員もれなくひたすら断崖絶壁にひた走っている感じ 走ってる最中にハイになってしまうと、ある意味充実感は、…あるんだろうなあ かな? | ||||
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人はなくて七癖と言うけれど、犯罪に結びつくようなこずるい癖は持ち合わせない方がよい。当たり前の話だ。 生真面目さだけだと利用されて終わり、あまり考えたくはないがそんな世の中なのかもしれない。 一人一人は軌道修正しようとしてもがき苦しみ結果として人を傷つけ破滅に向かっていく事もあるだろう。 「邪魔」のようなシナリオだと残された(置いてきぼりにされた)子供が不憫でならない。 又、受け入れ難い現実もあるのだろう。忘れたい事もあるだろう。 もし続きがあるのなら2人の子供をこの刑事の優しいまなざしで見守れ素直に成長してほしい。 そしていつか主人公の主婦(子供の母)と暮らせる日がくればいい。 | ||||
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面白い・・・・ やっぱり原作のが面白いです。 おすすめです。 。 。 。 。 この人のほかの本も読みたい。 。 。 | ||||
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面白い・・・・ やっぱり原作のが面白いです。 おすすめです。 。 。 。 。 この人のほかの本も読みたい。 。 。 | ||||
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奥田氏の大藪春彦賞を受賞した長編3作目。 ミステリーっぽいコピーになっているが、いわゆる警察小説であり、複数登場人物が一つの事件に翻弄される姿を描いていく。 大長編であるが、夫が放火魔ではないかと疑心暗鬼する主婦がメインなのだが、その他の人物のエピソードも描かれていくが、はっきりあまり面白くなく、蛇足という気がする。 主夫の苦悩と疑心暗鬼からのサスペンス一本に絞ればもっとタイトな作品になっただろう。 こういう複数人物視点から一つの事件をさまざまな視点から浮かび上がらせるという手法は異常に評論家とかが評価する傾向があるが、本作はこの手法を用いる積極的利点が見受けられず、これだけのボリュームでこれで終わり?という食いたらなさ感が残る。 この突き離したような終わり方がいいんだと評論家達はいかにも絶賛しそうだが、単に終盤効果的なオチが思いつけなかっただけだろうと思う。 | ||||
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7年前に亡くなった妻を忘れられない刑事の九野と、放火火災の発見者にして容疑者の及川の妻恭子が主人公で、九野の先輩後輩や暴力団、それに恭子が務めるスーパーの同僚が繰り広げる物語です。 ミステリの要素らしいものが一つありますが、明らかになる前に何となく分かってしまうようなレベルですし、驚くようなひっくり返しもありませんので、それを求める方には向いていません。 九野は妻のみならず義母をこよなく愛していて、淋しそうな姿に愛おしさをかきたてられます。そればかりか、妻に似た顔立ちの恭子の頼りなげなシルエットに、せつなさがこみ上げてくるのです。だから、”九野さんが刑事になったのは大間違いだよ。刑事はもっとすれっからしじゃないと・・・”と言われるのでしょう。でも、ワタシはしっかり共感させていただきました。 恭子は、普通のサラリーマン家庭の主婦ですが、パートタイマーの処遇改善を唱える団体に祭り上げられて、勤め先のマーケットで活動の一端を担います。団体は、会社との交渉で、処遇改善の代わりに協賛金を得て矛を収めますが、この手口は読んでて不愉快ですねぇ。恭子が思わず口に出した”強請り”が本質を言い表していて、如何にも現実にありそうです。 で、その恭子さんですが、小説の3/4(下巻の半ば)を越えたあたりで、せこい不正をやめられない夫の性癖に今更ながら耐えられなくなって、ことば使いも考え方もガラリと変わって攻撃的になり、物語も急転直下エンディングに向かいます。描写に現実感を感じ、ちびちび味わって読んだ上巻とは打って変わり、人はこんなに変われるのか?と無理矢理な感じを持ちつつ、終わりの方は斜め読みをしてしまいました。残念です。 ”オリンピックの身代金”を素晴らしいと思い、期待して読みましたが、全体的に見てかなり開きがあるように思いました。 | ||||
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ハイテックス社支店で火災が発生。 従業員が消火のため火傷を負う騒ぎに。 しかしその裏には当日経理の内部監査が予定されており、宿直の経理課長及川が負傷した。 関係書類が焼けたがこの事実に不信を抱いた九野刑事がいた。 調べると、乗用車をローン無しで購入したり、残業をしてる割に収入がすくなかったりして妻も不信を抱き始める。 ストーリー展開が非常にゆっくりでこの先とんでもない事実があるのか、それとも社費の使い込みで終わるのか、刑事、及川と妻の関係に期待したい。 一般文学通算929作品目の感想。2014/11/16 13:40 | ||||
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非常にテンポの良い小説で読みやすい。 平凡な主婦が、様々な条件が合わされば、ここまで追い込まれるのだと言う事を リアルに伝えてくれる。読んでいて非常に引き込まれた。 ただ、もちろん小説の上であるとは言え、及川夫妻の子供たちの境遇をついつい 考えてしまった。両親ともに犯罪者なんて、辛すぎますよね・・・ | ||||
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・文章自体の流れの良さや、表現力からくる読みやすさというのは、 他の奥田さんの作品と同じレベルに仕上がっていると思います。 ・そこからそれ以上に、どれだけ作品を好きになるかは、登場人物がどれだけ 好きになれるかということが重要だと思うのですが、本作の場合、いくつかの登場人物の 視点から描かれていながら、それぞれの登場人物にあまり好感を持てず、気持ちを 同化させにくいように思いました。 ・下巻に入り、そろそろ登場人物に愛着がわいてきた頃、やっぱり離れていくような展開になり、 真夜中のマーチのように読んだあとで、すっきりするということはない作品だと思います。 ・表現としては、女性を描く表現がとても上手いなと本作でも思いました。 ・作品としては、二冊に大容量で続けることを担う登場人物たちではないのが、残念でした。 ・警察官僚機構の描き方は、大沢在昌さんの新宿鮫のように暗い描き方ではないにしても、よく描けていると感じました。 | ||||
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奥田氏は,細部を書き込む作家のようだ、その愛撫がリアリティを担保している。 しかし、スト−リーにはこだわらないようだ。おそらく行き当たりで、書き進むタイプなのだろう。 物語は、プロだから破綻はしないが、想像のつく紋切り型になっていた。 私は、書評によって本の購入を決めることが多いが、 興味をもつとその周辺もまるごと購入してしまうという悪癖がある。 奥田氏の場合も、『無理』を買うときに、まとめて『最悪』と『邪魔』 も買ってしまった。『最悪』は趣味に合わなかったが、今回の『邪魔』葉。基本構造が 『最悪』と同じなので、どうも趣味に合わないのである。 既に買ってある『無理』に期待しよう。 | ||||
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美しいものを描いてなにが悪い、世の中醜いことだらけじゃないか、というようなことを言っていたのはルノワールだったか。 なるほど世の中には『邪魔』に描かれているような醜いこと、せせこましい悪事で溢れている。 なにもわざわざそのようなことを自ら時間をかけて鑑賞しなくても、そこらに転がっているし、後味も良いものではない。 それでも先が気になって一気に読んでしまうのは、やはり私もこんな世の中の一員であり、野次馬根性が発揮されるからであろう。 読み終わったあとに、人の悪口や井戸端会議での噂話を聞いた後のような嫌な感じが強く残ったが、 それがこの作品の持ち味なのだと思う。 個人的には『空中ブランコ』のようなコメディ作品の方が好きだ。 | ||||
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奥田さんの本、最新刊の「無理」から入ったのですが、同書のオビに書名が出ていたこの「邪魔」 も手に取った次第。ふつうの生活を送る市民が段々とドツボに・・・というプロットの骨子は同じ テイストですが、読者の興味を煽りたて、先へ先へと鞭をふるうような筆致、という点では「無理」 のほうが数段完成度が高い、と感じました。 人物の描きこみもちょっと浅い感じです。決してつまらないわけではないのですが「無理」で感じた カタルシスとどうしても比較してしまい、結果この評価です。読む順番が逆のほうが良かったかも。 | ||||
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奥田さんの本、最新刊の「無理」から入ったのですが、同書のオビに書名が出ていたこの「邪魔」 も手に取った次第。ふつうの生活を送る市民が段々とドツボに・・・というプロットの骨子は同じ テイストですが、読者の興味を煽りたて、先へ先へと鞭をふるうような筆致、という点では「無理」 のほうが数段完成度が高い、と感じました。 人物の描きこみもちょっと浅い感じです。決してつまらないわけではないのですが「無理」で感じた カタルシスとどうしても比較してしまい、結果この評価です。読む順番が逆のほうが良かったかも。 | ||||
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どうしても、「最悪」との比較になってしまうが、 「最悪」のほうが文句なしに面白い。 この作品とて、決して面白くないわけではなく、むしろ標準以上の出来と思うが、 私は不幸にも、「最悪」を先に読んでしまったため、上記のような感想しかもてなかった。 これを読んだのは、もう5年近く前だが、 作者がこんなにBIGになるなんて、思いもよらなかった。 | ||||
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話自体は、幾人かの人間に降りかかる出来事が絡み合い読み手を飽きさせることがありません。実際私も、読み始めたら夜中を過ぎてもやめられないほどでした。そういった意味では素晴らしい小説なのかもしれませんが、読後感が本当に悪いです。私は主人公のひとりと同じ主婦なので特にそう感じるのかもしれませんが、読み終わった後に残るのは虚しさばかりです。結末も中盤盛り上がったわりには適当に決着をつけたような感じで、読後感も含めて評価をするなら星2つだと思います。ただ、結末までの話の運びは息つくひまもないほどの面白さなので、星3つで。 | ||||
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犯罪小説というよりも、「放火犯は・・・夫?」と疑惑を抱いた主婦の、苦悩と変容を描いた物語。 市井の人間の「普通の幸せ」が、あまりにもあっさりと壊れていく様子は、つい「もしうちの夫が・・・」と妄想してしまう。「誰にでも起きうる」「人ごとではない」と思われて恐ろしい。彼女の心の動きは本当にリアルだと思う。読むのがしんどくなるくらい。 もう一人の主人公の話も同時進行するのだけれど、こっちは不必要とまでは言わないけど、まあ、添え物。こちらにも比重をおいて読めれば「犯罪小説」「大藪晴彦賞受賞」というのもわかる。 長い物語だけど、飽きることなく読みやすく、時間つぶしには最適。ただし、読後感は爽快!とは言いがたし。筆力のある作家の、リアルな話だからこそ、疲れる。・・・おもしろくはあるんだけど。 | ||||
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