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邪魔
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邪魔の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.03pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全95件 1~20 1/5ページ
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不良少年、暗い過去を持つ刑事、そして一見平凡な主婦、とこの三者を冒頭で描き、その周囲と環境を描きながら物語を拡げていきます。単なる犯罪・ミステリー作品でなく、人間を描けているというのが、この作者の物語作家として優れた所で、「最悪」「噂の女」「東京物語」と満喫させてくれました。この作品も少なくとも上巻に関してはその面白さに惹かれて、どんどん読んで行くことが出来ます。特に刑事は、妙な同僚とのトラブルと、組織の中での相剋。主婦は勤務先でのゴタゴタと亭主の不審な言動に。そこは読ませるのですが、刑事がなぜ亡くなった妻とその義母にそうまで執着するのか、特に義母に・・・。その理由に少々不可解を感じるのは自分だけでしょうか?下巻が尻切れトンボにならないかと心配です。 | ||||
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警察関係の話はやっぱりねちっこくて不快なことが多い。まあ会社だって大きくなれば似てる部分もあるかな。 | ||||
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すごく迅速にご対応いただきました。 また購入したいです。 | ||||
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コミカルな作品も面白い作家さんですが、真面目な作品も本当に面白いです!特に警察内部の裏関係は、真偽は別として関心させられます。今度は、本格的なミステリーを書いて欲しいです! | ||||
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はらはらドキドキしながら最後まで読み進めた。すごく良かった一冊です。 | ||||
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2001年 大藪春彦賞 受賞作 /2015年 テレ東ドラマ化 長い導入の後、ヒリヒリするような展開が待っている。親父狩りをしている不良少年 渡辺裕輔、ごく普通のパート主婦 及川恭子、同僚の刑事の素行調査をしている 九野薫、警察組織と暴力団、それらが小さな 放火事件で少しずつ繋がっていく。 警察小説 と言ってもいい。そういった 小説を読むたびに 警察という組織は暴力団とよく似ている、と思ってしまう。(あくまでも小説上の話だけれど) 権力を盾にした揺るぎのない 縦社会。 上からの命令は絶対だ。そんな中で神経をすり減らしていく九野刑事は、7年前突然失ってしまった最愛の妻の大きなトラウマを抱えていて、PTSDの症状も出ている。この九野刑事を中心にストーリーは動いていく。 私が興味深く思ったのは、男性の作家でありながら主婦の心情や、スーパーでパートとして働く主婦たちの内輪の様子も生き生きと描けていることだ。 警察組織や暴力団という男社会 を描きながら、市井の主婦が変貌していく様がストーリーに深みを与えている。 デビューから 3作目でこれをかける奥田英朗 という作家はただものではない。それを裏付ける 一冊である。 | ||||
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いや〜、奥田先生、いつも楽しませて頂いてます。 奥田英朗独特の疾走感は、この作品にもてんこ盛りです。 特に後半、恭子が壊れていく過程は爽快感さえ漂います。 そして最後、完全に終わらせないところもいいですね。 後は読者がそれぞれ自分で完結させろと。 九野刑事、大丈夫かな‥。 子ども達、強く生きるんだよ‼️ | ||||
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この作者による他の本と同じで、最初はかったるくなるような展開だが、中盤以降は息もつかせる怒涛の流れで、読む手を止められない。 そして最後まで読むと、少し肩透かしを食らわされるようなエンディングを迎える。それでも、結構面白かった。 結局はリアリティーの問題なのだろうと思う。それが有る限り、読者はついて行く。 ただ、不思議に読後は何も残らない。主人公が成長するとか、読者が教訓を得るとかいう小説ではない。 でも、こういう小説があっても良いと思う。自分が小説の中の登場人物でなくて良かったと思えればそれで良いではないか。 | ||||
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上巻よりは失速するものの、それでもやっぱり面白くて一気に読めました。 余韻を残し読者の想像力を掻き立てる終わり方は、奥田さんらしいなと思います。 | ||||
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三つの視点からじわじわと物語の核心に引き込んで夢中にさせる術はさすがとしか言いようがない。 あっという間に読み進めてしまいます。 | ||||
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奥田瑛二さん。知人のすすめで『イン・ザ・プール』『空中ブランコ』『町長選挙』を読み、伊良部先生にハマりました。その後『無駄』や『ハウズバンド』も読みましたが、活字苦手君な私でも読みやすかったです! | ||||
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重い内容だけど面白かった。話に引き込まれる。この作者の小説は、軽くて面白い話からこの様な重い系まで、本当に幅広くて凄いと思う。 | ||||
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奥田英朗氏は最近知ったばかりで、とりあえず作風がまったく違うという4作品を購入しました。最初に取っつきのよさそうな「東京物語」を読み、2番目に手に取ったのがこの「邪魔」です。 オヤジを喝アゲしようと思ったら刑事に当たってしまった不良高校生の渡辺、その刑事、九野は交通事故で最愛の妻を亡くしたトラウマからまだ立ち直れていません。そして平凡だけれど幸せな生活を送っていたパート勤務の主婦、及川恭子。最初はこの3人の日々が平行して描かれます。この部分が結構長いため、話がどう繋がるのかわからず最初はややじりじりしました。が、彼らが繋がってくるあたりから話は一気に怒涛の展開になって目が離せなくなります。 九野が属する警察組織には、縦割りや各部署の面子、力関係重視の理不尽さなどいろいろと問題があります。そんな中で温情のある上司や彼を慕う部下に恵まれてどうにかやっているものの、彼には絶望に近いトラウマがあったことが後に明らかになってきます。 及川恭子の運命とその変貌ぶりも強烈な印象を残します。会社員の妻で、最近やっと念願の一戸建てを手に入れたばかり。スーパーのレジで家計を助け、かわいい子供が二人。ちょっと退屈だけれど平穏で幸せな毎日。それが、夫の会社で放火騒ぎがあり、第一発見者の夫が犯人の疑いをかけられたことから、過去に見て見ない振りをしていた夫の行いが次々に思い出されてきます。今までの生活が足元から崩れてしまうような不安の中で、パート勤務者の雇用問題が持ち上がり、労働争議の仲間に引っ張り入れられた恭子は、そこに今までとは違う自分を発見してのめりこんでいきます。 一方、根っからのワルではないのに、なりゆきで警察に目をつけられ、やくざとかかわってしまった高校生の渡辺とその仲間たち。学校も中退するはめになり、家も出て行き場がなくなり、やくざに殴られながら下働きをするはめに。まだ子供といってもよく何もわかっていない彼らを、やくざ組織やつるんでいる会社は利用しようとします。 この小説は、読む人の年齢や性別、立場によって、主要登場人物3人の誰に思い入れしてしまうかで感じ方が違ってくると思います。私は女性ですが、自然と刑事九野を話の中心にとらえて読んでいて、どちらかというと警察小説のジャンルだと感じました。恭子に共感しながら読んだ人は、ある女性の変貌ということで女性小説に見えたかと思います。 さまざまな人間関係がからんでいく中で翻弄される人々。作者は言わば雲の上からすべてを見渡すような神の視点で人々を描いているわけですが、もしかして自分たちの日常生活も、こんなふうに思わぬ出来事や人物が関わってどんどん変わってゆくのだろうかと考えさせられます。自分の意思に反して、事故だったり、身近な人間の行いのとばっちりを受けたり、見栄をはって抜きさしならなくなってしまったり・・そんなことで運命がごろっと変わってしまうこともきっとあるのでしょう。ラストは、3人の行く先にそれなりの希望を感じさせ、後味は悪くありませんでした。人間ドラマとして秀逸な作品だと思います。 | ||||
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刑事事件ではなく、事件を通して刑事の人間としての感情が、普通の人間(かっこいい刑事の素顔でない)として、描かれている所が 興味をひく作品。 | ||||
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平凡な日常生活の中で発生した悪事がどんどん連鎖し、破綻に繋がる様子が丹念に描かれています。 特に、登場人物達がそれぞれ所属する組織や会社、家庭と言った社会生活中で翻弄され、葛藤する様子がよく伝わってきます。感情移入しました。 タイトルが陰湿なので損をしているように思います。 | ||||
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どこにでもいる平凡な主婦。夫が放火事件の被害者になり入院した。まだ下巻を読んでいないのでわからないが、とても読みやすい。 夫が被害者のはずが、警察がやってくる。次から次へと登場人物が増えて、点が線に結びつく。ただ、主婦の恭子は、だんだんと夫の事が分からなくなってくる。果たして夫は、実は犯人なのだろうか?疑心暗鬼になってくる。まだ下巻を読んでないので、全くわからないし、上巻は謎だらけ。ただ、この作品、面白いと思っているのは、どれだけの家族がパートナーの事を本当に知っているだろうか?どれだけ分かりあっているつもりでいても家族の事の全て分かっているなんてあるだろうか?わかってると思っていても小さなほころびから疑心暗鬼になる事ってあるかもしれない。とてもリアルだと感じた。下巻が楽しみ! | ||||
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おもしろい。ページ数はかなりあるが、難なく読める。 | ||||
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最高に楽しい。 読むのをやめる時が見つからない。 | ||||
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上巻同様、引き込まれて読むのが止まらなくなる。 | ||||
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【ネタバレあり!?】 (1件の連絡あり)[?] ネタバレを表示する | ||||
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