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(短編集)
イン・ザ・プールイン・ザ・プールイン・ザ・プールイン・ザ・プールイン・ザ・プールイン・ザ・プールイン・ザ・プールイン・ザ・プールイン・ザ・プール
イン・ザ・プール
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イン・ザ・プール
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イン・ザ・プールの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.36pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全305件 181~200 10/16ページ
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「あり得ないっ」、「うそばっかりっ」、「そこまでするかっ」と叫びつつ、大笑いできる本です。 伊良部せんせいのような精神科のお医者さんがいたら……絶対かかりたくない(笑)。続編も快調ですが、「町長選挙」はちょっとトーンダウンかな。理不尽な世界に笑える方には、ぜひぜひお薦めします。 | ||||
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奥田さんの直木賞受賞作。奇人、伊良部医師が、その破天荒な性格と行動で、患者を治療?してゆきます。伊良部自体はただの、わがままな子供みたいなやつなんですけど、なぜかとても魅力的なキャラクターなんですよね。TVシリーズでは阿部寛が、映画では松尾スズキが、演じていましたが、どちらも感じが違いますね。わたしなら、間違いなく元ヤンキースの伊良部投手!読んでいて、彼の顔が浮かびました。看護婦は杉本彩かな。愉快な作品ですが、それだけなので星4つです。 | ||||
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伊良部の世界にのめり込んで読んでしまった。短編集なんだけど、毎回独特の世界にはまれた。人間の心って不思議だ。 | ||||
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舞台は「伊良部総合病院」地下1階の「神経科」 そこで「いらっしゃーい」という甲高い声とともに患者達を迎えるのは、色白で太った医師「伊良部一郎」 ただこの伊良部先生、「医学博士」という肩書きを持ちながらも、「本当にお医者さん?」どころか「本当に大人?」と思わされるような言動、行動。 神経科の治療というと思い浮かべる「カウンセリング」を一切せず、非常に独特な方法で患者と向き合っていきます。 とはいっても、先生本人は、意図的にその「独特なな方法」をとっているとは到底思えず、それが「奇想天外」であると同時に「実は天性の「精神科医」なのかもしれない」と思わせたりもします。 そして登場する患者達にとっても、読んでいるこちらにとっても、最終的になぜか憎めない存在になっているんですね。 この「伊良部シリーズ」の第二作『空中ブランコ』も読みましたが、こちらの方が伊良部先生の言動、行動がまだ抑え目ですね(こちらだけ読むと「これで本当に抑え目なのか?」と思われるかもしれませんが) また患者達の症例も、学生、会社員と、誰でも起こりうるものばかりであり、患者それぞれの話が短編として5つ収められていますが、「神経症」の症状まで行かなくても大なり小なり似たような悩み(人間関係とか)を持っている方にとっては、「こういうのあるよね」と思いながら読め、最終的にある種の癒し効果もある1冊だと思います。 | ||||
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まさに「患者さん、いらっしゃーい!」の世界だ。本書は、第2弾『空中ブランコ』で第131回直木賞を受賞した奥田氏の「伊良部シリーズ」の第1弾。順序を逆にして読んだせいか、こころなしか伊良部一郎神経科医の奇形な言動ぶりにはまだ「抑制」が効いているような印象である。それにしても、本書で扱われている神経的・精神的症状に悩んでいる人は多いのか、「なるほど、そういう症状もありそうだ」と思えるものばかりであった。 精神科医は患者の症状を丹念に聴きそれに応じた処置を講じるのであろうが、この伊良部医師はカウンセリングを全く信用しておらず、患者には想像もつかないきわめて大胆な治療法を自ら実践してゆく。そこに「迷い」や「躊躇」の念は皆無である。「伊良部の精神科医も天職だ。人を深刻にさせない天性のキャラクターだから」(278頁)という文章にはまったく同意する。この医師と付き合っているうちに、自分が抱え込んでいると思っている症状や悩みそれ自体が、もしかしたら「馬鹿らしい」とみなせるようになるかもしれない。それを伊良部医師が「計算」しているとはとても思えないのだが。 さて本書も第2弾と同様に計5作品が所収され、多様な症状をもった患者が「地下1階」の神経科を訪問する。総合病院であり外装はそこそこ綺麗なのだから、本来は患者でごった返す状況が予想できるはずだが、この神経科を訪問する患者数はきわめて少ないようだ。訪問患者もあらかじめ選抜されているかもしれない。伊良部医師と対等に付き合うだけのエネルギーと覚悟が要求されているように思うからだ。ここを訪問した時点で症状はすでに治っているんだろうか。本書では伊良部一郎医師の素性や性格が克明に描かれており、かえって「逆読み」効果によって彼により多くの親近感を抱くことができた。伊良部医師を生み出した奥田英朗氏の作家という仕事もおそらくは天職なのだろう。注目の1冊である。 | ||||
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職場の人から「これ面白いから読んでみなよ」と薦められて読んだのがこの作品と出会ったきっかけです。 そしたら見事なまでにハマリました(笑) 患者さんと神経科医「伊良部先生」とのやり取りが面白くて、気がついたら数時間で読破。 あまりに楽しい内容にシリーズ作の「空中ブランコ」「町長選挙」にまで手を出しました。 ただし伊良部シリーズを世に知らしめたという意味で、まずはこの本から読まれるといいでしょう。そうすると続けて「空中ブランコ」も読みたくなると思います。 現実に伊良部みたいな医者が存在したら、日本の医療制度も違う意味?で変わるかも知れませんね(笑) | ||||
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ある日、突然おとずれる心の病。 症状の大小は別として、きっと誰にでも思い当たる節あると思います。 伊良部先生はその病を、ある意味、すごい包容力で肯定してくれます。 ただし、受け入れ態勢はかなり幼稚。 だけど、五歳児のままの心を持つ伊良部先生に誰もが身も心も委ねていくのは、 本能として疲れた精神が癒しを求めているから? いつの間にか頑張りすぎてたり、現状に慣れすぎて変化を怖れていたり、 奢っていたりと、自分を見失ったときにシグナルが心の病として現れるのかな、 と感じました。 伊良部先生のように予断を持たない生き方が、結局は快適なのでしょうね。 「格好つけたらしんどいツケが廻ってきますよ。」と教えていただきました。 主題ほか四篇、すべて力作です。"抱腹絶倒"間違いなし!! | ||||
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誰もがみんなどこかしか病んでいて、他人には打ち明けられず、一人悶々とあがくしかない状況に追い込まれる。 単なる思い込みだと解っていても、自分を疑い、途方にくれるばかり。 そんな時、これを読むとちょっとだけ気が楽になります。 なにも無理に治そうなんてしなくていい、悩むのを少しの間サボろう、という気にさせてくれました。 | ||||
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伊良部シリーズを知らずにこの本を何気なく読んで、最初の短編「インザプール」を読んでぶったまげました。やはり最初の印象が強烈過ぎて、伊良部シリーズで最も印象に残っているのが表題作でもある「インザプール」です。伊良部は釣りバカ日誌の「浜ちゃん」を思い出しました(笑)こんな人がいたら、会ってみたい、というか、なりたいです・・。 常識的な考え方をしなくてはと思い過ぎていました。結局、他人の目を恐れるがあまり、型にはまった人間になってしまっていたんですね。 最も感動したのが「フレンズ」です。まるで自分を見ているようでした。どうしてこの人はこれほど今の若者の感覚が分かるのでしょうか?携帯のメール依存のあの感覚、ものすっごく分かります。もっともっと自分に正直でいたいと心から思いました。 | ||||
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ハチャメチャな行動で結果的に患者の症状を治してしまう伊良部に感動すら覚えました。心が病んでしまったら、自分も伊良部先生に診てもらいたいです。 | ||||
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筒井康隆先生も齢を重ねられ、往年のパワーがなくなった現在、 ああいう小説を書ける作家を探していたが、やっと見つけた。 筒井康隆ほどのパワーはまだないが、いずれ筒井康隆をしのぐであろうことは 奥田英朗のほかの作品を見ると、想像に難くないところである。 「インザプール」 映画は見ていないが、TVでアベちゃんがやっているのを少しみた。 そのイメージで読んでいたら、伊良部の体型がまったく違うではないか。 それを知ってからというもの、伊良部が出てくるたびに 米米クラブのジェームス小野田がちびになった姿が脳裏に浮かび続けている。 私の中で、伊良部がジェームス小野田のような格好で「ぐふふ」と笑うのだ。 もう声まで聞こえてきた。 あぁ、私も伊良部総合病院へ急がねば。 注意点:本書は電車などで読まないように。 | ||||
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癒されたい。 伊良部氏にうちも癒されたい。 でも伊良部だけじゃなくて看護婦さんも実は癒しキャラなの。 ちょと細かいとこに言及なんですけど。 映画では見られなかった彼女の顔に惚れてまいました。 | ||||
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この小説は5編の短編集からなり、登場人物は皆程度の差はあれ心身症だ。原因不明のストレスで呼吸困難になる出版社勤務のサラリーマン、被害妄想のコンパニオン、携帯電話中毒の高校生などなど。 彼らが治療のため訪れた伊良部総合病院の神経科の医師は、この病院の跡取り息子のようで金には不自由していないようだが、30代なのに40代に見える肥満で冴えない容姿の上、性格は我儘で自分のやりたいことしかやらないような幼児性を残している人物だ。 5編の患者達は皆この風変わりな医師に程度の差はあれ振り回され、どたばたが繰り広げられるが、その中で最後には何らかの形で病気と折り合いをつける方法を見出していくことになる。 心身症の患者本人は大真面目に悩んでいるのが、その行動は第三者が客観的に見ると客観的に見るとどこかおかしくて、読んでいる最中に思わず吹き出すこともしばしばあった。最後まで面白く一気に読んだが、その後わが身を振り返ってみると、程度の差はあれ本書の登場人物の心身症の要素を自分が有していることに気づいてちょっと背筋が寒くなった。 | ||||
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患者はみな異常ではあるが現代人たる異常なのかもしれない。そしてそれは誰もが見覚えのある事柄だと思う。 伊良部みたいの純粋な考え方を持てる人がいるなら心理学なんてものは案外いらないのかもしれない。伊良部みたいになつっこい先生がいたらいいなと思う。 | ||||
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伊良部医師はとんでもない名医である。 初めて病室を訪れた患者は間違いなく、引く。 が、そのうちというか気付かないうちに伊良部に対して患者は抵抗感を全く感じなくなってゆく。それどころか親しみ、もしくは好感さえ抱くようになる。 これはすごいことだ。医師との信頼関係こそが治療を進める。 みごとな名医である。が、伊良部自身はそれに気付いているのだろうか。 医師としての自信はあるのかもしれないけれど、自分自身の存在が一番の特効薬になっていることに気づいてはいないのではなかろうか。 人間味あふれる伊良部医師がたまらなく好きになった。 | ||||
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「最高」とか「めちゃくちゃ」といった形容詞は抽象的で使いたくないけど、本書の感想を一言で言うと「最高に面白い」とか「めちゃくちゃ面白い」になります。精神科医の伊良部一郎は名医なのか迷医なのか?しかし誰よりも人間らしく生きている先生です。自分の思ったことを発言し行動する。そして失敗もする。反省しつつも新たな興味に対して行動し、実行しそして失敗する。そんな伊良部先生の患者達はいつの間にか先生のファンになり、いつの間にか病状が改善している。電車の中で何度も笑いそうになり、周りの目を気にしてしまいました。本書の続編的な本で直木賞受賞作品の「空中ブランコ」も是非購入したいです。 | ||||
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さらっと読めてしまう本。漫画よりもお手軽。 患者以上に患者らしい精神科医の伊良部が、患者達を突き放しながら、治癒したような治癒しないような話。 プール依存症、携帯電話依存症の高校生などが患者として登場。 私は、どの患者も現代人である自分自身の一部を映し出していると感じました。笑い飛ばしつつも、振り返ってみたり。 主人公の伊良部のように、他人の目ではなく、自分自身の視点だけで、という風に吹っ切れることにあこがれます。 | ||||
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『空中ブランコ』も読ませていただきましたが、伊良部先生を考えだした、奥田英朗さんにただただ感激です。このような時代に笑わせてくれて、勇気や力を与えてくれます。疲れない小説を書き続けてほしいです。伊良部先生、本当にあんな人がいたらいいですね。 | ||||
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神経症の医師、伊良部一郎を訪ねる患者たちの物語。 出てくる病状はそんなに深刻ではないですが、その分 人と競争したり(自分では気付いていなくても)、仲良くしていかなければいけない社会のなかで 誰もが少しだけ持っているストレスを認識します。 患者たちよりもずっと変な伊良部のキャラクターが救いになって 何となく元気を与えてくれる1冊です。 | ||||
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朝のニュース番組でおすぎがべた褒めしていたのを見て興味を持ち購入! 感想は・・・最高!!! 小説ってこんなに楽しいもんだったんですね!?っていうのを教えてくれた作品です。 初めての奥田作品だったのですが、これ以来熱狂的な奥田ファンですハイ。 小説を普段読まない人も、ぜひ一度読んでみてください^^。 読み終わった後の心地よさがたまりません! | ||||
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