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リピートの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.60pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全24件 1~20 1/2ページ
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偶然に??選ばれた9人+選んだ1人が、記憶を持ったまま10カ月前に 時間遡行する。そこは、元の世界とは別の世界(パラレルワールド)だが、 自分たち以外は元の世界と同じ。そのパラレルワールドで、10人が1人 また1人と殺されていき・・・。 多くのページを使って、SFとサスペンスの両方を描いている。しかし、 サスペンスの方は、謎解き?がイマイチで、得心できなかった。 SFの方は、結構面白かった。見知らぬ人物から電話がかかって来て「○月〇日の 〇時〇分に〇〇で震度〇の地震が起きる」なんて予言?されて、それが当たったとしても、 『まぐれではないか』『何らかのトリックではないか』と疑う人が多いだろうと思う。 また、「10カ月前に戻ることができる」と言われたら、なおさら信用できないだろう。 時間遡行を勧められた9人の、そういう心理状態やその変化が上手く描かれていて、 引き込まれて読んでしまった。 ただ、過去に戻って何がしたいのかは「金儲け」「志望大学に合格する」「研究開発を 促進する」を希望した人以外については、よく分からなかった。過去に戻って単に同じ 人生を繰り返すだけなのだったら、退屈でつまらないので時間逆行を断る人がいても おかしくないのだが。 また、遡行した人達は、元の世界ではどうなったのかも気になった。元の世界からは 消滅して、失踪者として扱われるのだろうと思われたが。それだと、例えば9人の中に 社長さんもいたが、社長が失踪したら会社や社員や家族はどうなるのだろうと心配になった。 社長ではなく、「詐欺師に騙されて会社が倒産し、一家離散した元社長」という設定なら、 『今度は騙されないぞ』という決意が、時間遡行に同意した動機として理解できたのだが。 「金儲け」がしたい人にとっては、過去に戻れば競馬・株・宝くじ(ロト6、ロト7 など)で大儲けできるし、志望大学の入試問題(と模範解答)が分かった状態で入試前に戻れば、 東大などの難関大学にも合格できるので、そういう目的で過去に戻るのなら有りかと思った。 | ||||
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オチが弱い。 冒頭から中盤にかけては本当に興味深くどうなるんだろう?とワクワクして読んでいました。 ですが終わりが平凡でがっかり。 ドタバタさせないで収束させて欲しかったです。 | ||||
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1ページ目から読みやすい出だしでストーリーには入って行きやすくて好感触です。読むページはどんどん進むので面白いんだとは思う。けど、ミステリーのはずが、しまいには唐突に彼が「種明かし」を語りだしてそういう設定ということになって、何だか…イロイロとページが足らなかったか。2004年出版なのに時代設定が古いのも気になった。実際、本文中のRの説明台詞で85年とか90年と言ってる。謎。 | ||||
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SF好きの私にとって、尚且つタイムトラベルジャンルでの設定・アイデアは中々と思いながら、 こんなにページ数必要? どんどん人がいなく中での強引さに? ケイスケの最後って、 夢落ちかと。本を落としそうになりました。 | ||||
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ラストは意外性に欠けるので、もうひとひねり必要なんではと思うけど、それなりにおもしろいです。 | ||||
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2018年1月からドラマ版がスタート。毛利圭介役は本郷奏多だが、篠崎鮎美を演じる貫地谷しほりを“主演”として。 とっつきにくい。大手プロのタレントが5~6人居るので、見せ場を作って割り振るのに腐心しているのだろうか。マスコミとワイドショーの醜悪さは原作でもチクチク刺していた。この小説を出したのはスキャンダルを暴きまくっている文藝春秋。ドラマ版舞台裏の地獄を暴き立てる事はしないのだろうか? アダプテーションの過程で無数の変更と創作、水増し(数時間で読める内容を8週以上に拡大するのだから!)がある。鮎美に感情移入しづらくさせるためか、「ゆとり」世代への軽蔑が盛り込まれている。企みがあること、変更意図に察しがつく今でも、鮎美が心の声でブツクサ言う度に不快な気分になる。 ドラマで鮎美が凝っている夏目漱石の、人間関係について思索と逡巡を繰り返した作風は、恐らくドラマ版をデコードする鍵の役割をする。 スターを減らして脚本家を何人も集めて脚本に優れたアイディアを詰め込み、慎重に作っていたならば、『恋はデジャ・ヴ』や2002年の映画版『タイムマシン』、死と回復を繰り返しヒロインが何事かを学んで行くドラマ版『ウエストワールド』にも近づく事が出来たはずだが、「黒いオーロラ」をVFXで見せる予算も無いらしく、大きなライトで気分だけ出していた。 男ばかりを乗せたヘリコプターが黒いオーロラに飛び込む…迫力ある映像で観たい気もするが、この場面は恐らく全体的に仕掛けられた暗喩の一端。男性作家が込めた暗号はドラマでも、女性脚本家が正しく解読していると思っている。 貫地谷ファンとして思うこと。2017年の主演ドラマ放送日の直前に、『ちりとてちん』共演以来師と仰ぐ渡瀬恒彦が病死。完成していた『そして誰もいなくなった』が繰り上げで急遽放送された。その彼女が、『そして誰も~』を意識したようなドラマで(一応)“主演”を務めるのも、不思議な縁と思う。また渡瀬が学生時代から漱石に親しんでいたという話も、意識させる。殺陣や危険シーンを代役無しでこなすところまで、師匠並みに敢行するわけには行かないだろうが… (延期となったドラマ『黒薔薇』はその後九か月陽の目を見なかったが、新たな一面を見せるはずだった貫地谷はブログやインスタグラムで泣き言、恨み言の一つも言わなかった。プロ意識の片鱗。) 演技巧者や性格俳優との共演では顔つきも声も一変する彼女。残念ながら『リピート』では顔も声も助演並み。かつて主役喰いだった貫地谷が、他の出演者のような見せ場を殆ど与えられぬまま、愚鈍で迂闊な鮎美を控えめに演じている。自信が持てないとは言うがここまで消極的な性格が、一般的未婚女性像なのだろうか? 一年間ドラマに出づっぱりだった2007~8年以来、知能の優れたキャラクターを受け持つ事も、恋愛が燃え上がる事も、或いは大きく育ったバストを活かしてヌードになったりベッドシーンを見せる事も無かった。女友達と頻繁に遊ぶオフの姿や『白ゆき姫殺人事件』の役柄から、LGBTな役もサマになると想像されるのだが、セックス演技を見せると「度胸がある」と見なされるゲスな業界で貪欲に評価を上げる気は無いのか、それとも舞台女優という自覚なのか。もし役柄に飢えているなら、海外作品も志向して欲しい。 | ||||
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いわゆる時間遡行ものでミステリタッチにストーリーが展開する作品。 10ヵ月前に意識だけが過去に戻る”リピート”。ランダムに選び出された9人の男女は、主催者の誘いにのって半信半疑のままリピートを体験する(深く考えてはいけない)。 彼らは、大金持ちになるのか、人生の選択をやり直すのか。そして、主催者の目的は何?という謎に引っ張られながら読み進めることになる。 作中に言及されるケン・グリムウッド「リプレイ」は人生を感じたが、こちらは主人公が浅はか過ぎてオチが興味の中心。最後の最後でおっ!とはなったね。 | ||||
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登場人物たちが皆利己的で魅力を感じれませんでした。 むしろリアルな人間の描き方なのかもしれませんが。 最後の天童の行動もいきなり浅はか過ぎてちょっと醒めました。 唯一生き残った主人公が迎えた最期で、 宿命と運命について考えるきっかけとなりました。 | ||||
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垣谷 美雨の「リセット」が面白く、他のタイムスリップ物が読みたいと思い、本書を購入しました。 あまり詳しくは書けないが、本書で繰り返されるタイムスリップのパターンは、割と珍しいと感じました。 後半に差し掛かると、話の方向性がミステリー掛かってきて、「思わぬ展開だなぁ」と意外性。 個人的には、タイムスリップの齎してくれる、ノスタルジックな雰囲気や、ワクワク感を期待して本作を手に取ったので、 本作の、人間のダーティーな部分が強調されていたり、妙に説明掛かっていたり、どんどんミステリー化していってしまう展開には興ざめしてしまいました。 最後にももう少し捻りが欲しい所…。 | ||||
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バタフライ効果やカオス理論といったこの手の作品のお約束を説明する為に 膨大なページを費やしているので、つまらないわけではないが面白くもない話を 延々と読まされるのがやはり一番の問題だろう その辺の説明をもっとばっさりカットし、連れて行く人間も少なめにしていれば もう少し評価されただろう惜しい作品 | ||||
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先の展開が楽しみで、とても期待しながら読み進めました。時間があまりないので、「毎日決められたページ数を」と思っていたのですが、ついつい読み続けてしまうほどです。 「そういうことだったのか」と納得しながらも、納得いかない部分もいくらかありましたが、それを差し引いても面白い作品でした。 ただし無駄なシーンがやたらに多くて、途中で中だるみがあります。 食事のシーンがあります。「○○さんは天丼で、××さんはカツ丼を頼んだ」ってどうでもいいです。笑。この食事のシーン、後々、意味を持つのかと思ったのですが、全くなしでした。 後、セックスに対する記述が異様に多いです。 「そう言えば、最近、セックスしてないな」、「デートの後にセックスせずに分かれたのは初めてのことだった」、「セックスも順調だ」 何なんでしょうね。これ。全く必要ないでしょう。笑。 とまあ、こんなふうに無意味でダラダラとシーンが多いです。 そして文章は正直、うまくありません。主語の省略などがうまくできておらず、テンポが悪いです。 また人物の呼称が統一されていません。「さん」づけで読んでいたかと思ったら、呼び捨てになったり、一行前までは苗字で呼んでいたのに、その次の行ではファーストネームで呼んだり、そしてまた苗字に戻ってと・・・・・・これはもう筆者がどうというより、出版社の責任でしょうね。校正しているのか疑わしいくほどです。 物語の面白さ以上にイライラしてしまいました。必要以上にページ数が多くて、余分なところを削れば、300ページ台に治まった気がします。 この人の作品はもう読まないかなあ。 | ||||
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前半の出来の良さで最後まで引っ張っている作品です。でも読んで損したかというと楽しめました。ただクライマックスの料理の仕方が雑かな。もっと面白くできた気はします。 | ||||
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これはせっかくの面白い設定が 中途半端な構成のせいで 台無しになってしまっている作品です。 それはSF+ミステリーとはしたものの いずれの要素もパッとしないため。 そして読者があからさまに 嫌悪感を示すであろう 原因はこの物語の主人公が どうしようもない「動物」男だから。 始終そういうことばっかり考えています。 まあこんな動物には終盤付近で最悪の展開+αということで キツーイ鉄槌が下されます。 そしてリピートに選ばれた真実に関してですが これはある程度勘が鋭ければ 風間が真相を話してしまう前に なぜ選ばれたかは分かって来ることでしょう。 リピートが始まるまでも無駄にページ数を割いて テンポが鈍重、 そして矛盾が散見される等 設定の割にははずれな本でした。 | ||||
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『イニシエーション・ラブ』で一躍売れっ子作家の仲間入りを果たした乾くるみのSFミステリー。 ひどい形で要約すると、意識だけ過去に戻れたらどうするという話。 帯にやたらと「驚けます」とか「また読みたくなる」とか書いてあったので、これは『イニシエーション〜』ふたたびか、と思ったのですが全然違っていました。 今回の主役は読者ではありません。 考える余地はなく、謎解きも普通のミステリーのようにちゃんとされます。 ミステリーとしてはものすごい普通。 なので、そこら辺は期待しない方がいいです。 設定は作者が作品の中で述べているように、ケン・グリムウッドの『リプレイ』まんま。『リプレイ』同様、面白いのですが、目新しさはありません。 ただ、じゃあ面白くないのかと言われれば「面白い」と答えられる作品です。 面白いけど飛びぬけていない。 ま、前作がよすぎただけにこれはしょうがないんだと思います。 総じてわりと普通の作品かと。 | ||||
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判断に悩む作品。物語の当然の帰結ぶを考えればそうなるが……。いまひとつ。前半はすごく面白かったです。よって、前半は星5つ。後半は星1つ。中間をとって3と評価します。「イニシエーションラブ」との比較対象にしてはならない作品。 | ||||
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アイデアは秀逸、読み出したら先が気になってしかたがない。しかし、主人公が利己的すぎて感情移入しにくいのと、後半にかけてだんだんパワーダウンして尻すぼみな感じがした。前半の緊迫感はすごい。イニイエーションラブが好きな人は次にこれを読めばいいかなと思います。 | ||||
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文庫の帯に「イニシエーションラブよりも驚きます!」とあったので期待して読んだが、そうでもなく残念な気がした。 でも、単行本の表紙の折り込みに結末が描かれているのには読み終わって気づき、そこに1番驚いた! 主人公も最後、前回の経験の失敗から学んで行動したことが仇となるなんて、なんとも報われなかった話でした。 むしろ、作中に出てきた、ケン・グリムウッド「リプレイ」とアガサ・クリスティー「そして誰もいなくなった」に興味を持ちました。 | ||||
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イニシエーション・ラブに続いて読んでみました。心だけがタイムトリップして,すでに経験したはずのことを再経験できるというアイデアは,肉体そのものがタイムトリップするよりも矛盾が少なくなるように思えますが,実際には明らかな矛盾が生じてしまいます。それをうまく生かしたストーリー展開です。さらにミステリーの要素を加え,最後にはこういうことになるのかという場面まで引き込まれて一気に読んでしまいました。ただし,イニシエーション・ラブの時も感じたのですが,乾くるみさんは,ストーリー展開は緻密なものの,描写力が浅くて軽いように思えます。これが一気に読めるところにもつながるのですが,後々まで残るような深さや重さがありません。また,これもイニシエーション・ラブの時も感じたのですが,反論されそうですが,女性からは反発されそうな男性中心的な女性の描き方が散見されるように思え,私にはマイナス要素だと思えました。 | ||||
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“イニシエーション・ラブ”の時も思ったけど、 なんで最初に力入れてて最後てきとーなんだろう。 前半に関しては文章の取捨選択ができないのか、作者の文章力がないのか、 やたら設定や説明がウダウダ長くて本当に読むのが辛かった。 後半はアガサ・クリスティの“そして誰もいなくなった”が基盤となっていて、 それなりにおもしろく読めた。 でもその作品を読んでいない人には“刑殺官”のところは理解できないんじゃ? また、“そして誰もいなくなった”では“十人のインディアンの童話”があったから殺人が起きて盛り上がったのに、 この作品では誰が殺されても衝撃性も薄く響かない。 そして終盤は、盛り上がっていたのがこのまま一気にいくのかと思いきや・・・ 終わり方はまぁいいとしても、そこまでの過程が よく言えばアッサリ。悪く言えばいまいち。でした。 | ||||
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初めてこの作家さんの本を読みました。 本屋で平積みになっていて かなり面白いような宣伝がうってあったので じゃあ読んでみようか、と思い。 途中まで面白く読みました。 ただリピーターの一人一人が死んでいっても あまり感情移入できなかったし、 最後の方で池田が風間の仲間だったと言われても 「えー、ああそうなの」ぐらいにしか思えませんでした。 あまり入り込めない本でした。 終わり方も「こういう話の場合大体こうなるな」という 予想範囲を超えない本でした。 またこの作家さんの本を買って読みたいかといえば いえ、別に。というのが私の感想です。 でも比較的早く読み終わったので それなりに読者をひっぱる力はあるんだと思います。 なので☆は3つ。 | ||||
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