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(短編小説)
カザリとヨーコ
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カザリとヨーコの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.82pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全171件 141~160 8/9ページ
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ある時はコメディ、ある時は寂寥感ただよう詩的な寓話、またある時はホラーと、次々と顔を変えていく為、常に新鮮な気持ちでページを捲ることが出来ました。また、一口にホラーと言っても、一般的な分類の概念から微妙に外れているようないないような。どれか1作品だけ取り上げてみても分類不能な印象があります。序盤は、まるでコントの台本を読んでいるような、スラップスティックなコメディタッチの作品から始まって、そこから徐々にミステリー感が強くなり、ついにはホラーへ。最後はシュールなコメディタッチの書き下ろしで締めとなります。各編の書かれた時期も、発表された誌面も違うので、どこまで意図されたものかわかりませんが、一枚の音楽CDのようなコンセプトを感じるのは深読みし過ぎでしょうか。とある雑誌の「プロットの作り方」というお題に、乙一氏は、技術を身に付ければ誰でも小説は書けます、ということを書かれていましたが、確かにこの作品からも技術とセンスを感じます。一見すると稚拙な文章のようにも見えますが、実は高度な技術に裏打ちされた、乙一オリジナルの世界を紡ぎ出す手法であり、乙一の自信の表れとも言えると思います。 | ||||
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はじめて乙一という人の小説を読んだ。最初、新手のギャグかと思った。すみません。「世にも奇妙な物語」にでてきそうな話だなぁと思った。 | ||||
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短編集なので軽く読める割に、内容は頭に残って離れない、そんな感じです。すべてのストーリーが私にとっては想像もできない奇抜さに満ちています。特に「血液を探せ!」は、この短編集の中で一番発想が奇抜だと思います。内容も本当は重い話だと思うのですが、読者にそんなことは少しも感じさせない書かれ方をされています。私がこの短編集の中で一番好きな作品は、「陽だまりの詩」です。乙一著書らしい、切なさに溢れたストーリーです。もちろんその他の作品もとても面白かったです。普段あまり本を読まない方でも、この短編集ならどれを読んでも退屈されないと思いますよ。お勧めの一冊です。 | ||||
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タイトルではありませんが、散歩がてらいろいろな動物を見て回っているような感覚で読みました。個人的には「カザリとヨーコ」が好き。ちょっと昔の大映ドラマか昼メロのようなノスタルジーとゾクっとする感じがいいバランスをかもしだしているような気がするからです。思わず最後は「こいつらに幸あれ!」って背中を押してあげたくなってしまった私は甘ちゃんかしら。その他の作品には特に印象に残るものがなかったのが残念。でも、他の作品も読んでみようかなという気にさせる作家さんだと思います。 | ||||
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確かにありがちな題材かもしれませんが、読み出したらやめられなくなるのは事実。そのなかでも、「陽だまりの詩」は特に美しい作品。読後、素直にもう一度よみたくなった佳作です。映像化されたらイイなー、って思えるのは、乙一のヴィジュアライズされた作風ならでは。残虐性がチラホラと出てくる…どころではないのが多少心配ですが。難解なだけでチヤホヤされるような、そんな作家にはならず、もっともっと楽しめる作品を生み出してほしいところです。 | ||||
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腰巻きは北上次郎氏で「なんなんだこれは!」著者の乙一(おつ・いち)は、1978年、福岡生まれ。17歳のとき「夏と花火と私の死体」で第6回ジャンプ小説・ノンフィクション大賞を受賞しデビュー。その後は、角川スニーカー文庫を中心に「切なさ」の作家として活躍していたが、2002年、『GOTH-リストカット事件』で「切なさ」を越えて大ブレークした。この『ZOO』も「切なさ」を越えた名作。 ハイジャックされた飛行機の中で、安楽死の薬を売ろうとする男と、買おうか迷う女。「墜落して苦しむよりは安らかに死んだほうが良い」「ハイジャックが未遂に終わったら損をする」やがてハイジャック犯も交えたやり取りが続き、最後に女が選んだ道は…「落ちる飛行機の中で」また、世界の終わりを見つめるロボットの切ない孤独を描いた「陽だまりの詩」、自分の声に秘められた力で次々に生物を意のままに支配する「神の声」、などなど、奇抜な展開の佳作が続く。その中で、人は簡単に殺され、血は流れ、肉は切り裂かれる。それを残虐と言えば言えるのだが、不思議とそうした読後感はない。読み終わって思うのは、「やっぱり、人間って、いい」という感覚。人が無残に殺されて、この感想。果たしてそれはどうしてか…? 実は、仕掛けは奇抜だが、小説としては実に正統的な一冊のようだ。 | ||||
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この本を読んで、作者の視点というか、着眼点の非凡さに驚いた。何でこんな話を思いつくのか。彼の頭の中を覗かなければ解かるまい。……いや、覗いてもわからないかもわからない。こちらとしてもこの本に出会って混乱した。でもとても面白かった。短編集とはいえ、同一の作者が綴るのだから、似たような話が多い、という本は数ある。しかし乙一の「ZOO」は話の数だけ新たな衝撃と面白さがあった。私の中では「SEVENROOMS」が一番印象深い話だった。グロテスクで吐き気を催したが、それでもこの話が一番気に入っているのが自分でも不思議である。 | ||||
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一般的な評価が高いようなので手に取って読んでみましたが、感想としては「……これが受ける世の中って……」というものでした。何と言うか、悲惨な題材を取り扱った小説は世の中にたくさんありますが、中でも取り分け無機質で、人間味のない、散文のようなこの小説が評価を得ているという点に、今の日本の病んだ背景を見てしまった気がして非常に暗い気持ちです。 多くの人が絶賛している文章も、上手いというより漫画的な気がしました。深みは感じられず、淡々としていると言えば聞こえは良いけれど、裏を返せば浅くてカンタンに書かれているように感じ、小説としての醍醐味を感じませんでした。確かに読み易いかもしれませんが、それは上手いからではなく、簡単だからで、頭を使わずに読めるこの本は、どうしても漫画的な感じがしてしまいます。 | ||||
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乙一は好きだ。かなり気に入っている。だから評価のハードルが高くなってしまうのかもしれないけれど、これはイマイチ。ちょっと心に引っかかる作品もあるが、玉石混交な印象が強い。そして不快感があるのだ、何故か。今までの乙一はホラーであっても、かなり陰惨な描写があっても、あまり不快な感じがしなかった。それは乾燥しているように見えて、芯に人間味が感じられる作品だったからだと思う。しかし、今回の短編からはそういう人間味を感じなかった。奇抜な設定にトリッキーさを適当に加え短く書き散らしているような技巧的で冷たい感触。もしかしたら、こちらのテイストの方が彼本来の姿かもしれないと思うが、これまでの彼の愛読者にとっては少しさびしい。 | ||||
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乙一さんの作品大好きです☆特に陽だまりの詩とカザリとヨーコがお気に入りです(゚ー゚☆本当にはまってすぐに読み終えてしまいました☆ | ||||
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死や人間のココロの闇を描いているウエットな内容にもかかわらず、どれも淡々と軽快に語られています。ところどころにあるブラックジョークにプッと笑ってしまうこともあり、自分の中にも隠されたブラックな部分を見つけてしまい、ドキッとしました。言葉の使い方も新鮮で、面白かったです。読みやすいです。 | ||||
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もう本当乙一さん最高です。大好きです。私はこの本の中の「血液を探せ!」が好きだったりしますが全てにおいてオススメです。切なさ+αみたいな感じで(αって何) | ||||
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待ちに待った乙一の最新短編集。「毒のある星新一」みたいな感じだった。(中には少々グロテスク過ぎる小説もあったが)悲劇的で救いのないものから、ブラックユーモア的なものまで、かなりバラエティにとんだラインナップ。どこか映像を意識した作りになっている。乙一の趣味が「映画を見ること」という事実と無縁ではないかもしれない。しかし「GOTH」の、なにが飛び出すのか、どこに着地するのか全くわからないドキドキ感は少し陰をひそめ、良くも悪くも作風が安定したのかな?という印象。このまままとまってしまわず、多いに驚かしてもらいたい。またそれができる作家だと思うから。 | ||||
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奇妙に簡潔な文体。思わず考え込んでしまう衝撃の結末。グロテスクではあるが、垣間見える人間心理のアヤについつい惹きこまれる。著者の本ははじめてだが、なんともカテゴリ分けのしにくい小説だと感じた。ただ、小説である事は確かで、面白い事も確か。全ての短編それぞれの味があるので、ぜひ一読して欲しい。個人的には、著者が何か遊んでいるような感さえある最後の短編に一番好感を持った。 | ||||
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良くも悪くも登場人物に「人間らしさ」があるような気がした。「GOTH」は本当に冷めた視線しか感じなかったし、その空気がよかった。「ZOO」はカラフルになった感じ。いろんな空気の話があって、お買い得なのかもしれないけど、乙一好きな人は軽く感じてしまうかも。中にはこれだ!と思う話もあるけど、ネタばれの感も少しあるし、あの「GOTH」の世界を貫くのは難しいのかなぁ・・・。 | ||||
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まさに動物園。ZOO。様々なジャンルの彼しかかけない物語(動物)がたくさんちりばめられている。特によかったのは、so-farの衝撃的な結末である。僕のお気に入りの本です。 | ||||
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不思議な小説集である。ミステリーともホラーとも純文学ともいえないさまざまなストーリー。強いていえばSFか(science fictionでなくspeculative fiction)。テッド・チャンの「あなたの人生の物語」が似た雰囲気を持つ。ある特殊な状況が設定され、その設定の中で登場人物たちが動く。その特殊な状況の実在性とか現実性とかに疑いをはさむ間もなく、話は展開し、いつのまにか読者は登場人物と同じ視点に立つ。さまざまな特殊状況を考えつくこと自体も大したものだが、それ以上に、読者をそこまで引っ張れるだけの筆力がこの若い作者にあるということに驚愕した。すでに他作もあるので、この作者の才能は本物なのだろうと思った。 | ||||
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ホラーテイストな小説には少し抵抗があって、今回初めて読んだのですが、この先どーなるのっ?と気になってアッという間に読み終わってしまいました。全体的に退廃的なムードが漂っていますが、何気に人間の愛憎がテーマになっていたりして、ホラーなだけでなく、思わず考えさせられてしまうような深みがありました。文章もまわりくどくなく、静かに進行していくので、ジワジワと効いてきます。追いつめられた時に見える人間の本音が、時に残酷に、時に切なくさらなる恐怖心をあおります…。 | ||||
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乙一の本は初めて読んだ。GOTHはけっこう前から買ってあって本棚にあるのだが、気分が落ちる様な気がしてついつい保留されたままになっていて、結局ZOOを先に読むことになった。乙一評判を散々聞いていたのに失望なし。帯に書かれいるような「何なんだ」という評価に納得がいった。様々なジャンルを独特の表現でぶつかり合うことなく混ぜ合わせてある。個人的にはホラーやミステリーより現代小説等の方が好きなのだが、面白い作家が出てきたなとワクワクさせられた。他の人が書いているように「ネタ」としてはどこかで見た事があるようなものが確かに多かった。でも僕はトリックや謎解きより、それに向ける視点の独特さの方を重視するので全然問題はなかった。個人的に良かったのは「陽だまりの詩」で単純なのに感動した。あまり感動できないタイプの僕としては、こんな純粋な感動は久しぶりだった。創り出せない痛みと窓の飾りの音の美しさが絶妙に染みてきて良かった。他には「SO-far」「神の言葉」「SEVEN ROOMS」が面白かったと思う。派手で特異な設定の中で、単純で純粋な人間の痛みや優しさが見えてくるギャップが、きっといいんだろうと思う。全然カラーが統一されてない短篇集なので、それぞれに別の当たりがあると思います。好きなジャンルじゃないなと思っている人も買ってみて損はないと思います。 | ||||
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