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その怪異はまだ読まれていません



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【この小説が収録されている参考書籍】
その怪異はまだ読まれていません

その怪異はまだ読まれていませんの評価: 4.25/5点 レビュー 24件。 Aランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.25pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全18件 1~18 1/1ページ
No.18:
(5pt)

美しい文体と最高に後味の悪い読後感

できるだけ前情報を入れずに読んでほしい
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No.17:
(5pt)

よい怪談

面白かった! 今どきはやりのギミックだけど、すごく洗練されているので、読んだ後に満足感がある。怪談はしばしば情報が主体なので、特に文章媒体では一度読んだ作品というのは用無しになりがちだけど、こちらは小説として美しいので、何度も味わいたくなる。
物語作品として隙のない美しい構成でありながら、語り口のためか怪談にありがちな「話が上手くまとまりすぎてて逆に興を削がれる」感覚が全くない。
必然的ながらあれこれ手の込んだ技巧的な題材の怪談が世に増えていく中で、こちらは内容は常にシンプルでありながら、不思議に見飽きた感じがしない。きっと作者さんの筆力のなせる業と思うが、そういう作為的ないやらしさのないのがすごく良かった。複雑な推理がぴっちりハマるような怪談も面白いですが、やっぱり怪談は怪異の息遣いを自分の生活の中に感じられてこそだと思うので。
すべてを語り尽くさない余白のかげんも心地よく、素晴らしく好みの本でした。
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No.16:
(5pt)

新感覚

まくるめさんの創作はスーパージャガイモファンタジーで知り、本が出版されると告知があった時は驚きました。ずっと小説を書かれていたので、本という形でたくさんの人の手に取ってもらえて、嬉しく思います。
内容ですが、例えば自分自身がいつもの日常を送っている時に、ふと、接触するかもしれない怪異。何かの手違いがあれば簡単に関わりを持ってしまう危うさ。それを描写しているように思いました。

私は長編を読むのが苦手なので、1話が短めで、そして読みやすい文章なので無理なく読了できました。
オチも初めて見るもので、新鮮さがありました。

叶うことなら、他のお話しも読んでみたいです。
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No.15:
(5pt)

まさかのオチ

ツイッターで有名なまくるめさんの初の著書、それもホラーということで、とても楽しみにしていました。主人公がホラー体験の取材をしに知人たちを訪れる…という話なのですが、どの体験談も不気味で、かつ、正体のはっきりわからない怖さみたいなものも強く感じます。登場人物は一癖も二癖もあり、楽しく読み進められます。そして終わりには…、と、本はキレイにまとまります。とてもいい読書体験でした。
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No.14:
(5pt)

清らかで美しく透明

ホラーで異形で怪異の話なんだけど。
なんだかとても清らかで美しく透明な感じがした。
それが居ることが怖いと言うより
それが居ない方が怖いのだ。
まるでそこにちゃんと存在しているようなのに、
誰にも見えず透明な存在として美しく恐ろしい。
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No.13:
(5pt)

映像化希望

ハピエンかと思いましたが、いや必ずしもそうでは無い。

自転車で走っている時に道端に落ちていた白い何か、後になって「あれはゴミだったかな?もしかして死体?」と気になってしまう。そんな感覚に近い作品。道端の物体は翌日見に行っても見つけられないだろうけど、書籍なので何度でも読み返せます。

Xや他の創作での作者を知らない人にも読んでもらったところ、共感した。登場人物の1人とお友達になりたい。等の感想をいただきました。

願わくば映像化して欲しい、Netflix辺りで1話ずつ順番に見たい。書籍ならではの「しかけ」を全て再現は出来ないけど、エッセンスを活かした映像作品を希望します。
どこかでそう言うご縁が繋がればと思うので、地道に布教活動頑張ります。
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No.12:
(5pt)

自分も共犯者

(ネタバレになるかもしれないです)

自分がまるで書き手になったかのように情景が浮かぶし、文章がリズミカルにスルスルと入ってくる。
敢えてもったいぶって一話ずつ。一気に読まずに、少しずつ読みました。
不思議な感覚をもつと同時に自分も共犯者となっていることに気づいたので、物語の終わりが近づくのが嫌で、名残惜しかったです。
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No.11:
(5pt)

続編か次回作をぜひ!

ネットで多数の作品を発表し続けてきた方。ファン待望の商業デビューは期待を裏切らないものでした。
読みやすいのに、良い意味で『引っかかり』を持たせる文章は巧みに読者を引き込んでゆく。
そして意外な真相。
この作品の登場人物達のその後が知りたい。続編が出ますように!
また、新作も期待しています。
KADOKAWA及び他の出版社さん、ぜひ出版企画を。
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No.10:
(4pt)

文章にちゃんと個性がある作家さん

村上春樹さんが読みたい時や、小野不由美さん、江國香織さんが読みたくなる時があります。お話が読みたいというより、その人の語り口が魅力的で、その人の文章で紡がれる世界観が好きだからです。
まくるめさんは、文章に「これはまくるめさんの文章だなあ」という感じがあるので、好きな作家さんです。歌声に個性があるみたいに、文章にちゃんと個性がある作家さんは素敵だなと思います。
お話の中身はもちろん面白く、その不気味で非現実的なのにちょっとありそうな感じは、読んで確かめていただきたいです。
どなたかが「洒落怖すきなら絶対好き」と仰っていましたが、私もそう思います。
君の悪さの方向性がだんだん「おやおや?そっちなのか」となっていくのが楽しかったです。
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No.9:
(5pt)

まくるめ先生、降臨って感じ

読了したので感想を。

まくるめ先生、降臨って感じ。

読んだだけで「これの著者は誰それだ」と分かることはある。小説家による作品は、特にそれが多い。文体というか、表現というか。その人らしさがにじみ出ている。なじみの、いつものあの文体に接すると、うれしくなる。

作中の白日夢の描写が、読者を「夢か現か(ゆめかうつつか)?」の世界に誘ってくる。
これは前触れか。

読み進めるにつれて、怪異に近づきつつあると感じ、ドキドキと胸の鼓動が高まる。
もう引き返せない。

あとがきが全てひらがなで書かれていて、とても読みやすいなあ。
よんで、泣けた。
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No.8:
(5pt)

文章がうまく、スッと読みやすい。怖いけど不思議な話で面白かった。

どこかこの世からズレたような登場人物が語る不思議な話は、実際の都市伝説や怪談に詳しい語り手が補足してくれるので、本当にあった出来事なんじゃないかと思わせるリアリティがあった。
登場人物のキャラクターもとっつきやすく、個々の短編として面白く読めた。
最近読書をしなくなってきた自分でもストレスなく1~2時間で終わりまで読めたし、満足感があった。
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No.7:
(5pt)

ありありと想像できる怪異の世界

ある種の叙述トリックが巧妙に仕掛けられています。文体は読みやすく想像力をかきたてられる書き方でするっと読めてしまいます。怪異のお話ですが恐怖感はほとんどなく安心して読めるでしょう。念のための注意事項?も記載されているのでだいぶ安全側に振っているので怖がりの人も恐れる必要はないと言えます。
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No.6:
(5pt)

にじみ出る怪異

面白くて一気に読んだ。

つるつると読みやすい文体に、奇妙な引っ掛かりが重なっていく。
あとがきまで到達すると、まえがきを確認しにいきたくなるはずだ。
そういうふうになっている。

人が呪われてバンバン死ぬようなホラーではなく、ツルンとした手触りの上質の怪談だった。
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No.5:
(5pt)

読みやすかった

著者のX(ツイッター)は数年前からフォローしていて、氏の書く軽快で読みやすい文体とちょっと変わった物語(や登場人物)は以前から好きでした。普段小説は読まないのですが、馴染みの語り口のおかげで一気に読めました。
小説というフォーマットを最大限に活かした作りになっていて、最後まで読んだ後もう一度読み返したくなるお話でした。

あとがきにゾクッとしました。
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No.4:
(5pt)

よかった

普通のホラーとちょっと違う
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No.3:
(5pt)

奇妙なリアリティと幻覚めいた不穏さの共存。そして驚くべきラスト

全編を通して奇妙なリアリティを備えつつ、幻覚めいた不穏さを漂わせる不思議な読み味。そしてあっと驚くラストの仕掛け。面白かった!
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No.2:
(5pt)

不思議なキャラクターたちが、空白たちを紡いでいく物語

短編小話が複数あるような本では、途中の章から読み進める人もいると思うが、この小説に関しては最初から順番に読むべき本だと思う。
この本は後になっていくにつれて全貌がわかっていく物語で、かつ途中からつまみ読みしたときは内容がわからない仕掛けになっている。
すべてを読み終わったとき、「わたし」と読者の中で縁が絡み合い、実体が生まれる。生まれてしまう。

初めて読んだときの気持ち、読み返したときの緻密さに気がついたときの気持ち、両方得られるのはとても素敵だと思う。
自分はどうしても「彼」に実体を与えたくてたまらない。誰かに本を渡して、閉じ込めなくては。
誰かに進めたくなるのも、この怪異の一種なのだろうか。
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No.1:
(5pt)

必ず二度読みしたくなる不穏で不思議な物語

「その怪異はまだよまれていません」は、ジャンル分けできないが強いて言えば怪奇小説としか言いようのない一冊である。登場人物たちは現実離れしており、彼らの非現実感が物語の怪異と相まって、いつの間にか独特の奇妙な世界へ飲み込まれてゆく。

ストーリーは最初こそ連作短編のように見えるが、物語のところどころに不調和を感じさせる描写が配置されている。読み進めるにつれてその違和感は大きくなり、時空が歪むような感覚に囚われる。そして最後の短編に辿り着いたとき、それまでの短編がこの結末に向かって編み込まれていたことが明らかになるのだ。

最後まで読み終えた時点で謎が解け、ようやく不調和の理由が明らかになるという仕掛けが施されており、もう一度最初から読み返したくなるだろう。この作品は一度では終わらない、何層もの仕掛けが重なった異質な小宇宙である。
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4048978063

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